今週からいよいよ2歳戦がスタート。4月8日に行われた第1回能力検査を突破した若駒たちが続々とデビューを迎えます。1番時計の1分27秒7をマークしたジェイエース(牡・松井浩文厩舎・父ウンカイ)は、6日(日)第5レースに出走予定。
明日のスーパースターたちがどのような走りを見せてくれるのか期待が高まります。
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【第2回開催4日目】
5月5日(祝・土)のメイン第10レースは、「菖蒲特別」(B1級-1・2組決勝、20:10発走予定)。
◎ホクショウメジャーは前走コンマ2秒差の2着惜敗。しかし、障害ひと腰からゴール寸前まで先頭とこの馬の競馬はできていました。前走僅差で先着されたサカノテツワンが出走を見送ったのでここは負けられないでしょう。
○アアモンドロシアは今季2、2、1着と安定感抜群。この3戦の内容は障害を早めに仕掛け、そのままひと腰かふた腰で上げられているというもの。その分終いの脚は甘くなってしまいますが、このような競馬ができるようであれば負担重量が軽いシーズン前半戦は崩れにくいと思われます。
▲オメガグレートはレースぶりにムラがありますが、今年3月にA2級を勝利しているように実力は確か。前走1、2着馬に離された3着でしたが、展開一つで流れ込みは可能.
△ブチオは今季2走してともに2着。同型の先行馬が多い今回のメンバーですが、障害をひと腰で越えられているように好調をキープしていますので、前走先着されたアアモンドロシアを含め、逆転まであります。
【第2回開催5日目】
5月6日(日)のメイン第10レースは、さつき特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン馬はトレジャーハンター1頭のみで、6頭はA1級馬、残り3頭はA2級馬です。
注目は今季初出走でも近2戦とも2着の◎アサヒリュウセイ。前走の陽炎特別は、のちに今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)で2着に入るセンゴクエースに完敗でした。昨季終盤は強敵相手と戦ってきたこともあり勝ち切れていませんが、年度が替わりクラス改編によるオープンからA1への降級もあったということで今季初戦から勝ち負けに期待できます。
○トレジャーハンターは出走メンバー中唯一のオープン馬。昨季はオープンでも善戦しており、その先行力はメンバー中上位でありますが、ゴール板手前で止まる場面が多々あります。このメンバーなら障害を先頭で越えてそのまま押し切る場面は容易に想像できますが、ここは相手まで。
▲フウジンライデンは、近2走は世代限定戦で、マルミゴウカイといったこの世代を代表する馬に完敗でしたが、3走前の深雪特別ではほかの馬が第2障害でひと息入れている間に障害を突破。最後は2着ニシキエ-カンに詰め寄られたものの強い競馬でした。今季初戦でも期待十分です。
以下、展開次第ではありますが、△キンメダルや△ニシキエ-カンの流れ込みにも警戒しておくべきでしょう。
【第2回開催6日目】
5月7日(月)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(3歳以上選抜・20:05発走予定)。昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。
巻き返しを狙う◎ハクタイホウに注目です。前走のミズバショウ特別では1番人気に推されるも、勝ち馬コウリキの早仕掛けにつられていってしまった結果、障害を苦戦し7着大敗。実力はメンバー中トップクラスですからここで何とか勝ち癖をつけたいところ。
○ヤマノウンカイは前走春駒特別で6着だったものの、障害はひと腰で越えている障害巧者。前で競馬をする馬が少ないこのメンバーなら持ち前の障害力で逆転まであるでしょう。
▲ライデンティダは前走春駒特別で5着。今季3走は1、3、5着と安定した成績でいます。どちらかというと末脚で勝負する馬なので、先行馬が障害で苦戦するようであればチャンスは十分にあります。
△サクラダイチは前走8着に敗れましたが、前で競馬ができるのが魅力です。前述したとおり、同型が少ないので障害をスンナリ越えられれば逃げ残りまであるでしょう。