6月18日(日)のメインには、今季の古馬重賞第2弾・旭川記念が組まれています。古馬重賞第1弾・ばんえい十勝オッズパーク杯(4月30日)は昨季の収得賞金順での編成のため、条件級馬の参戦もありましたが、ここにはオープン一線級が顔を揃えました。今年はコウシュハウンカイがこのレース3連覇なるかに注目です。
【第5回開催4日目】
6月17日(土)のメイン第10レースは、ジュノー特別(A1級・20:10発走予定)。
◎サクラリュウは、特別戦のほうが勝ち切れる印象もありましたが、前走のA1級-2組の平場戦では先行して流れに乗ると、決め手あるニシキエーカンを振り切って快勝。よほど状態が良いのでしょう。3走前のさつき特別(5月7日・オープン・A1級混合)では、オープン馬セイコークインの2着惜敗でしたが、今回はA1級限定の特別戦。順当に連勝で決めてくれそうです。
○トレジャーハンターは、さつき特別3着のあともオープン混合の特別戦を使われて4、3着。いずれもA1級馬として最先着を確保しています。相手が下がるここは当然前進がありそう。サクラリュウとの一騎打ちが予想されます。
さつき特別4着の▲ホクショウユウキは、前走の大雪賞(オープン・A1級混合)では5着(トレジャーハンターが3着)。A1級同士なら道中息が入り障害もひと腰で切れるはずで、連争いには欠かせません。
追い比べなら、4歳の好調馬△ホクショウディープや、前述の△ニシキエーカンが浮上してきそうです。
【第回5開催5日目】
6月18日(日)のメイン第10レースは、重賞・第48回旭川記念(20:10発走予定)。牡馬770キロ(牝馬750キロ)から今季の収得賞金70万円につき10キロ増となる別定重量戦。ばんえい十勝オッズパーク杯を制したコウシュハウンカイが唯一10キロを課され780キロでの出走です。
注目は◎オレノココロ。昨季のばんえい記念の勝ち馬ですが、700キロ台のスピードも要求されるレースにも対応できる器用さがあります。このレースでは2015年9着、16年3着でしたが、両年ともばんえい十勝オッズパーク杯を勝っていたためハンデを課されていました。今年はばんえい十勝オッズパーク杯で僅差2着からの臨戦。巻き返しの期待をかけられそうです。
○ニュータカラコマは、ばんえい十勝オッズパーク杯の3着馬。前開催のスタリオンカップ(3歳以上選抜)では、逃げ切って今季初勝利を収めています。重賞の荷物になると詰めの甘さを見せることも多いものの、このレースでは、14年4着、15年3着、16年2着と年々着順を上げています。今年こそ勝利なるでしょうか。
▲フジダイビクトリーは、14年のこのレースが古馬重賞初制覇。それから2年足らずで、ばんえい記念(16年3月)を圧勝するにまで成長しました。しかし、シーズンの初勝利は14年・5月、15年・7月、16年・8月と徐々に遅くなっており、本領発揮はもう少し基礎重量が増えてからかもしれません。連争い候補でしょう。
過去、同一年度中に、ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念とも勝ったのは11年カネサブラック、13年キタノタイショウの2回だけ。もし今年△コウシュハウンカイが勝てれば、快挙といえそうです。
【第回5開催6日目】
6月19日(月)のメイン第10レースは、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季の勝利数が多い馬による選抜戦です。
B1級の◎フクトクは、2走前には特別戦ながら障害をひと腰でクリア(4着)すると、A2級との混合だった前走は骨っぽいメンバーに入って勝ちに等しい2着。なかなか勝ち切れませんが、好調を維持しています。今回は同格か格下のメンバーが多く、もう少し前で運べれば、決め手を生かして上位争い必至でしょう。
A1級の○ソウクンボーイは、フクトクと同じ「障害次第だが末脚は切れる」タイプで、重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯4着をはじめ今季は好走続き。格下が多い今回もまず勝ち負けでしょう。
B1級の4歳馬▲タフガイは、前走のライラック賞(4歳オープン)では先行し障害ひと腰クリアから僅差4着に踏ん張りました。今回は前走より10キロ軽い640キロで出走できるのは恵まれた感があります。
A1級の△アサヒリュウセイは、今季未勝利ですが、ここに入れば地力上位の存在といえます。