5月28日(日)のメインには、大雪賞が組まれています。次開催に行われる重賞・旭川記念の前哨戦です。今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯を快勝したコウシュハウンカイがひと開催空けて出走予定。トップハンデを課されていますが、次につながる走りを期待したいところです。
【第4回開催1日目】
5月27日(土)のメイン第10レースは、黒岳特別(B1級-1組・20:10発走予定)。
◎ホンベツイチバンは、前開催のスーパートレーナー賞(B級選抜)では障害を降りた順番のまま2着。決め手に乏しいため、逃げた40キロ軽いミノルシャープには完敗でしたが、この馬の持ち味は発揮しました。今回は同じB1級同士の対戦でハンデ差がありません。今開催から基礎重量が10キロ増えるのも障害巧者のこの馬に有利。巻き返しが濃厚と言えます。
○メトーイチバンは、前走のエメラルド特別(B1級-2・3組決勝)では逃げて2着も、勝ったカネゾウ(今開催からA2へ昇級)が強過ぎました。こここなら見直しができます。
▲カツオーカンは、5月6日の極ウマくん賞(A2・B1級決勝混合)3着で、前走のA2・B1級決勝戦が4着。好位からレースを進めれられれば大崩れがありません。B1級馬が相手なら互角以上の戦いが可能でしょう。
スーパートレーナー賞3着馬△カクセンキングや、決め手自慢の△フクトクも侮れません。
【第4回開催2日目】
5月28日(日)のメイン第10レースは、大雪賞(オープン・A1級-1組混合・20:10発走予定)。オープン4頭とA1級5頭が争います。
前開催のサテライト石狩記念(オープン・A1級-1組混合)で2着に追い込んだ◎センゴクエースに期待。前々走の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯では掲示板を外しましたが、スピードと切れ味が生かせる負担重量の特別戦なら信頼できます。今回は前走で接戦を演じた1、3着馬が不在だけに、まず勝ち負けでしょう。
○キサラキクは、前開催はカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)を使われて2着に伸びました。これで重賞以外ではシーズンをまたいで5戦連続3着以内と好調を維持しています。今季初戦の青葉特別(オープン混合)では鮮やかに逃げ切って、センゴクエースを4着にしりぞけています。
▲コウシュハウンカイは、ばんえい十勝オッズパーク杯を勝ったため唯一、賞金別定10キロを課されています。とはいえ実績では断然の存在だけに崩れるシーンは考えにくいです。
△トレジャーハンターは、サテライト石狩記念ではA1級馬として最先着の4着に健闘。先行して流れに乗れれば、オープン馬の上位独占を阻止するシーンもありそう。
障害が切れている△ホクショウユウキも僅差の戦いが可能でしょう。
【第4回開催3日目】
5月29日(月)のメイン第10レースは、旭岳特別(A2級・20:10発走予定)。
B1級を4連勝で突破してきた◎サカノテツワンが昇級初戦でも断然の存在。春競馬の軽量でのスピード勝負に滅法強く、連勝継続が濃厚でしょう。
○メムロコマチは、A2昇級初戦の前走カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)でオープン馬を相手に僅差4着と力をつけています。テンに置かれなくなったことで成績にムラがなくなりました。
▲ヤマノウンカイは障害巧者で、このクラスの上位安定勢力。第2障害で好ポジションにつけられるかがポイントです。
△カネゾウは、B1級を2勝、2、3着各1回でまとめて今回がA2昇級初戦。いきなり1組の特別戦に組まれてしまいましたが、見せ場以上が期待できます。