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今週の見どころ(9/3~9/5)

2016年9月 2日(金)

 今開催には重賞は組まれていませんが、4日(日)には、次開催の19日(祝・月)に実施される岩見沢記念の前哨戦・マロニエ賞が行われます。ぜひご注目ください。

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【第11回開催1日目】
 9月3日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯(B2級-1組・20:10発走予定)
 直近のB2級-1組特別は、前開催のベガ特別。雨中の一戦で、軽量の4歳牝馬3頭が上位を独占する、やや波乱の結果となりました。今回は一転、重めの馬場が予想されることで、同4着◎カネサエイショーが巻き返し必至。第2障害を2番手で越えると、逃げ切り勝ちを収めたサンノハヤヒメとの差を徐々に詰め、ゴール前で30キロ軽い2着馬、25キロ軽い3着馬に差されたとはいえ、勝ち馬と3秒2差、2・3着馬(同タイム)とも1秒4差という惜敗でした。今回は流れも向きそうです。
 ○サンノハヤヒメは、初のB2級特別だったベガ特別が鮮やかな逃げ切り勝ち。6番人気でしたが、障害巧者らしく特別戦で変わり身を見せました。
 ▲アグリナデシコは、前開催のB2級-2組・アルタイル特別勝ちを含め3戦連続連対と好調です。課題の障害も安定しており、牝馬らしい切れ味でここも決着をつけてしまうかもしれません。
 ベガ特別5着で決め手ある△オレモスゴイ、同3着で障害巧者の△ウメノスピードを押さえます。

【第11回開催2日目】
 9月4日(日)のメイン第10レースは、マロニエ賞(オープン混合・20:10発走予定)
 前開催のJRAジョッキーDAY記念(オープン混合)を使われた馬が5頭いますが、2着惜敗だった◎コウシュハウンカイに注目。第2障害3番手クリアから、残り30メートルで2番手フジダイビクトリーに並びかけてから追い比べに。その両馬が、逃げ粘るトレジャーハンターをゴール前で捕えて突き放し、フジダイビクトリーにコンマ2秒だけ先着されたもの。最大40キロ差のトップハンデで、フジダイビクトリーとも20キロ差あったことを考えれば、負けて強しでした。今回はそのフジダイビクトリーが不在。引き続きトップハンデでも勝機十分でしょう。
 ○トレジャーハンターは、JRAジョッキーDAY記念では、決して脚が上がったわけではなく、1、2着馬に格の違いを見せつけられた格好。3着でもこの馬の力は出し切っていました。今回は前走の勝ち馬が不在。ここも逃げてどこまで食い下がれるでしょうか。
 JRAジョッキーDAY記念が1番人気だった▲ソウクンボーイは、障害を4番手で越えるとそのまま4着。とはいえゴール前では末脚を発揮しており、A1昇級初戦としては悪くありませんでした。クラス2走目なら上積み必至。
 △セイコークインは、オープンの牡馬一線級が相手では劣勢ですが、ハンデ差を生かせれば、見せ場以上がありそうです。

【第11回開催3日目】
 9月5日(月)のメイン第10レースは、スターホース16周年記念(A1・A2級混合・20:10発走予定)
 前開催の不知火特別(A1・A2級決勝混合)は、同開催からA2へ昇級したホクショウサスケが制しています。今回もA1・A2級の混合戦ですが、今開催には5歳限定の特別戦が組まれている関係で、半数以上が入れ替わり、メンバーレベルがやや上がっています。
 注目は不知火特別3着の◎ダイコクパワー。逃げて残り10メートルまでは単独先頭でしたが、末脚を伸ばしてくる後続馬との決め手比べでは分が悪く、それでもホクショウサスケと1秒0差に持ち込んだということは、よほど状態が良いのでしょう。昨季オープンで勝ち負けしていた底力発揮の場面がありそうです。
 ○アオノレクサスは、不知火特別では6着とはいえ、ホクショウサスケとは2秒8の僅差。3走前の重賞・ばんえいグランプリで、第2障害で大きく崩れた影響が心配されましたが、近2走とも障害はキレています。前走の2秒8差は展開次第で挽回も十分。重めの馬場になれば、逃げ切りも視野に入りそうです。
 ▲アサヒリュウセイは、今季開幕から7月までは、A1・A2級混合の特別戦を含め9戦連続3着以内(4勝、2着4回、3着1回)の快進撃。その後の近2走では8、10着ですが、敗因は障害ではなく前半で置かれてしまっていること。昨季終盤、オープン-2組戦で連対していた実力を考えると、流れに乗れさえすれば、巻き返して不思議ありません。
 △ホクショウサスケは、不知火特別では障害でやや手間取ったものの、7番手で越えると持ち前の決め手を発揮しています。勝ち切ったとはいえ、もともと障害次第の面があることを考慮すると、前走の内容はやや不安なところ。もし基礎重量が10キロ増えるここでも好勝負できるようなら、さらにクラスが上がっても活躍できそうです。
 障害さえまともなら△サクラリュウにも警戒が必要でしょう。

今週の見どころ(8/27~8/29)

2016年8月26日(金)

 8月28日(日)のメインには、3歳・4歳混合による重賞・はまなす賞が組まれています。3歳と4歳でハンデ差は基礎重量の10キロしかなく、キャリアで勝る4歳が断然有利かと思いきや、過去5年では、3着以内に入った15頭中、3歳が6頭と健闘を見せています。今年は、昨年3歳でこのレースを制したコウリキが1993、94年のコーネルトップ以来となる連覇なるのか注目です。

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【第10回開催4日目】
 8月27日(土)のメイン第10レースは、不知火特別(A1・A2級決勝混合・20:10発走予定)。A1・A2級-1組混合(8月22日)、A1・A2級-2組混合(20日)の両予選上位馬による一戦です。
 注目は1組混合予選で2着と好走した◎ダイコクパワー。台風の影響で馬場水分3.2%の軽馬場が懸念されたか、ブービー人気でしたが、悠々と逃げると、ホクショウサスケにこそ差されたものの連対を確保しました。軽馬場の平場戦でこれだけの走りができたのは収穫。3走前のしし座特別(8月8日・A1・A2級-2組)4着など善戦傾向があるA1・A2級混合の特別戦なら、勝機ありとみます。
 ○カイシンゲキは、1組混合予選では4着。障害で後手を踏み離れた7番手クリアながら鋭く伸びてきました。今季、A1・A2級混合の特別戦では、5戦してすべて4着以内。特別戦のペースは歓迎といえます。
 ▲フェアリードールは、しし座特別2着、2組混合予選3着を含む近4走すべて勝ち馬からの差は1秒台という惜敗で、ひと踏ん張りきけば久々の勝ち星を手にする可能性も十分。障害力に加え、スピードもあるので軽めの馬場も向く印象です。
 △アオノレクサスは、1組混合予選では障害2番手クリアから詰めを欠き5着。得意の軽馬場で結果が出なかったのは残念でしたが、ペース次第で前残りがありそうです。

【第10回開催5日目】
 8月28日(日)のメイン第10レースは、重賞・第28回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:10発走予定)。3歳、4歳世代で唯一のオープン馬センゴクエースの登録はなし。A2、B1、B2、B3級の混合戦で、ハンデ差は最大30キロとなっています。
 4歳の前哨戦・山鳩賞(8月7日・4歳オープン)は断然人気のセンゴクエースが第2障害で転倒し最下位に敗れる波乱の結果。同レース3着の◎キンメダルに注目します。4歳一冠目・柏林賞(7月3日)9着など今季は障害で苦戦するレースの連続。しかし近4走では立て直され、前走山鳩賞が3着と復調は明らかでしょう。3歳三冠のばんえい菊花賞、ばんえいダービーとも2着という実績を考えれば、そろそろ勝ち星をつかむかもしれません。
 ○バウンティハンターは、山鳩賞では第2障害2番手クリアから先頭に立ちかけたところ、決め手あるアスリートの強襲に遭いましたが、同じく2着だった柏林賞(勝ち馬はセンゴクエース)と同様、障害はひと腰で切っていた巧者。今回は両レースの勝ち馬が不在なら、巻き返して当然でしょう。
 ▲コウリキは、柏林賞、山鳩賞とも8着と精彩を欠く走り。とはいえ、3歳三冠ですべて3着、昨年のはまなす賞では、強烈な決め手を発揮し勝利している実力は確か。ここも障害次第ということになりそうですが、一発を秘めています。
 △タキニシサンデーは、柏林賞、山鳩賞とも障害を2番手以内で越え4着に善戦。終いの踏ん張り次第では前残りに警戒が必要でしょう。
 3歳の前哨戦・ばんえい大賞典(7月31日)は、△マルミゴウカイが障害3番手クリアから楽に抜け出して、重賞初挑戦での制覇を果たしました。ただ、同レースには2歳シーズンの重賞勝ち馬が1頭も出走していなかったことを考えると、4歳のトップクラスが相手のここで強気にはなれません。

【第10回開催6日目】
 8月29日(月)のメイン第10レースは、H2Oフレンドシップ特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B1級-1組(8月21日)、B1級-2組(22日)の両予選上位馬による一戦です。
 直近のB1級特別である前開催のデネブ特別(B1級-1・2組決勝)は、ホクショウサスケが長くいい脚を使い完勝していますが、同馬は今開催からA2へ昇級。それなら同2着で1組予選3着の◎マゴコロが注目を集めそう。今季、B1級の特別戦には2度出走してともにホクショウサスケの2、2着。早めに障害を越えながら、ひと押し不足で勝利を逃していますが、その強敵不在の今回は勝ち星をつかむでしょう。
 ○コウシュハクィーンは、2組予選では、逃げるカツオーカンを、第2障害2番手クリアから早めに捕えて完勝。降級による相手緩和と、障害で腰の入りがよくなったことで、昨季まであった勝ち味の遅さを払拭しています。マイペースの逃げに持ち込めれば、連勝も十分。
 ▲ファイトガールは、1組予選の1着馬。逃げるサカノテツワンを2番手から追いかけ、ゴール線上で捕えての今季B1級初勝利。軽馬場が向いた感はあるものの、ひと押し不足の近況を打破する価値ある勝利でした。ここは逃げの一手でしょう。
 2組予選の2着馬△カツオーカンは、詰めに課題がありますが、デネブ特別で3着と好走。押さえには必要です。

今週の見どころ(8/20~8/22)

2016年8月19日(金)

 8月22日(月)には、今年で区切りの10回目となる「JRAジョッキーDAY」が実施されます。当日は、JRA現役騎手が帯広競馬場へ来場し、エキシビションレースへの騎乗や、レース協賛などで盛り上げます(詳細はこちら)。

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【第10回開催1日目】
 8月20日(土)のメイン第10レースは、ベガ特別(B2級-1組・20:10発走予定)。今週は、B2級の特別戦が2鞍組まれていますが、こちらは好調馬揃いの1組です。
 直近のB2級-1組特別戦・ユリウス特別(7月23日)の勝ち馬フクトクは回避したものの、7頭中4頭が同レースを使われていました。
 注目はユリウス特別6着の◎ウメノスピード。B2昇級初戦がいきなり1組の特別戦と見込まれましたが、障害もスムーズで着順ほど悪くないレースでした。続く前走のB2級-3組戦では障害3番手クリアから抜け出して楽勝。このクラスの特別戦も2度目なら変わり身がありそうで、障害力を生かす積極策で上位をうかがいます。
 ○オレモスゴイは、5連勝でB2へ昇級して以降勝ち切れなくなり、4走前のルビー特別(7月16日・B2級-1・2組決勝)は3着で、3走前のユリウス特別が4着。しかし、続くB2級-1組、2組戦を連勝して、クラス慣れを感じさせます。決め手はあるが、障害次第というタイプ。特別戦に替わることがプラスとは言えませんが、連勝の勢いを買います。
 ▲カネサエイショーは、今季B2級の特別戦に2度出走して、ルビー特別が5着で、ユリウス特別では3着。勝ち切るまでの凄味はありませんが、ひと押しきけば連争いに加わってきそうです。
 △ヨシノイチバンヒメは、ユリウス特別で8着。テンに置かれる面が出てしまい見せ場がありませんでした。しかし、特別戦の流れのほうが合うはずで、巻き返しがあるかもしれません。

【第10回開催2日目】
 8月21日(日)のメイン第10レースは、アルタイル特別(B2級-2組・20:10発走予定)。前走がB2級戦だった6歳以上の6頭と、山鳩賞(4歳オープン)組の4歳馬3頭が争います。
 6歳牝馬◎アグリナデシコに注目します。競走除外明け初戦こそ9着でしたが、続くB2級-2組、2組戦とも障害をひと腰クリアから1、2着。負けた前走も、末脚切れるオレモスゴイと互角の追い比べの末、コンマ1秒先着されただけという、勝ちに等しいレース内容でした。B2級の特別戦では3着が最高ですが、2組と相手が手ごろな今回は、勝機も十分ありそうです。
 山鳩賞組の4歳馬では、○イノリノチカラに期待します。格上馬も相手だった前走こそ6着でしたが、それまでB2級-3組、1組戦と2連勝していた実力馬。B2級の特別戦へは初出走ですが、山鳩賞から20キロ軽くなる660キロで、しかもB2級でも2組なら勝っても驚けません。
 ▲ライデンティダは、アグリナデシコと同じ前走B2級-2組戦(8月15日)が5着。とはいえ、変わらず障害での腰の入りもよく、上位馬との差は仕掛けが遅れた分でしょう。前々走で今季初勝利を挙げ、体重も増加傾向。調子は上向きの印象を受けます。
 △レインボーライデンは、B2昇級後が6、4着ですが、決め手の差が出ているだけで、内容は悪くありません。障害力が生かせる特別戦で変わり身があるかもしれません。
 △ユウトウセイは、前走B2級-1組戦で4着。平場戦でも特別戦でも勝ち切れませんが、相手が楽になったことで上位食い込みが期待されます。

【第10回開催3日目】
 8月22日(月)のメイン第10レースは、第10回JRAジョッキーDAY記念(オープン混合・20:10発走予定)。前開催で重賞・ばんえいグランプリ(8月14日)を使われた馬が5頭いますが、1、2着馬は不在となっています。
 注目は別路線組でA1級の◎トレジャーハンター。昨季はオープン-1組の特別戦で勝利し、準重賞・ウィナーズカップでも2着があるバリバリのオープン馬でした。前走のA1・A2級決勝混合戦(8月14日)では断然人気に推されながら2着も、逃げて、勝ち馬にわずかコンマ4秒差されただけの惜敗。トップハンデでもこの馬のレースはできていました。今回は相手強化ですが、ハンデが楽になります。今度こそ逃げ切りがあるかもしれません。
 ○オイドンは、ばんえいグランプリの5着馬。障害次第の面があるため、前走より100キロも負担重量が軽くなることが何よりの好材料です。出走機会で3戦連続3着以内と安定している特別戦なら巻き返しがありそうです。
 ▲コウシュハウンカイは、ばんえいグランプリでメンバー中最先着の3着。逃げたものの、ややオーバーペースだったか、詰めを欠きました。今回はトップハンデの730キロで、楽な展開は望めませんが、この馬の地力を考えれば軽い評価は禁物です。
 ばんえいグランプリ4着△フジダイビクトリーが続きます。重賞でも特別戦でも善戦続き。ややズブい面が出てきた印象もありましたが、前々走のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)では、逃げて2着し今季初連対。調子は悪くありません。
 △ソウクンボーイは、オープンからの降級馬。B2スタートの今季はやはり力が違い、13戦8勝、2着4回、3着1回の快進撃で、A1までクラスを戻してきました。ただ、オープン-2組で善戦止まりだった昨季を考えると、相手強化となるここが試金石になりそうです。

今週の見どころ(8/13~8/15)

2016年8月12日(金)

 8月14日(日)のメインには、今季初のBG1競走・ばんえいグランプリが行われます。ファン投票1位センゴクエースの回避は残念ですが、フルゲート10頭が夏のチャンピオンを目指し集結しました。なお、重賞に騎乗する騎手の意気込みが聞ける、好評の"ジョッキーシャウト"ですが、今回はレース前日13日(土)の第2レース入場行進後(15:00ごろ)に帯広競馬場パドックにて実施されます。

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【第9回開催4日目】
 8月13日(土)のメイン第10レースは、デネブ特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B1級-1組(8月8日)、B1級-2組(8月7日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-2組予選の勝ち馬◎スギノハリアーに注目。積極策の第2障害3番手クリアから、ゴール前3頭による接戦を制しています。春シーズンは天候不順で軽めの馬場のことが多く、流れに乗れず、不発続きでしたが、馬場水分0.8%の前走で今季初勝利をマークしています。引き続きパワー重視の馬場になりそう。展開が緩くなる特別戦なら、堅実な末脚が生きるでしょう。
 B1級-1組予選勢では2着○ホクショウサスケに期待。障害次第というタイプですが、特別戦での基礎重量が20キロ増から30キロ増となった第8回開催(前開催)のさざなみ特別(B1級-1・2組決勝)でもふた腰でまとめ、僅差3着と成長を感じさせます。決め手比べに持ち込みたいところです。
 ▲マゴコロは1組予選の3着馬。B1昇級初戦の3走前・文月特別(B1級-2組)では、追い込みを決めたホクショウサスケの2着に踏ん張って、いきなりクラス通用のメドを立てました。
 △チヨノタカラは、2組予選ではスギノハリアーからコンマ1秒差の2着。逃げ切りこそならなかったものの、見せ場十分の走りでした。

【第9回開催5日目】
 8月14日(日)のメイン第10レースは、重賞・第28回ばんえいグランプリ(20:10発走予定)。6月の旭川記念、7月の北斗賞は賞金別定重量戦でしたが、今回は重量格の別定戦のため、オープン810キロ(牝馬790キロ)、A1級800キロ、A2級790キロとハンデ差がほとんどありません。
 それなら◎オレノココロに期待できそう。今季の古馬重賞第1弾・ばんえい十勝オッズパーク杯を制し、トップハンデでの出走となった旭川記念、北斗賞でも崩れず3着に入っています。オープン馬に重量差がつかない今回は中心視できそうです。
 相手筆頭は○コウシュハウンカイ。旭川記念を逃げ切り快勝して臨んだ北斗賞でも2着。オレノココロと同様、他馬より10キロ重いハンデでも力を示しました。昨年のこのレースでは、フジダイビクトリーにちぎられての2着でしたが、雪辱を果たすシーンも十分でしょう。
 このレース2連覇中の▲フジダイビクトリーが続きます。北斗賞、前哨戦のオッズパーク賞サマーカップと連勝して臨んだ昨年よりややテンションは下がりますが、相性の良さは見逃せません。パワーの生きる重馬場なら差のない戦いが可能と見ます。
 △ニュータカラコマは、北斗賞ではコウシュハウンカイ、オレノココロを従え逃げ切り、2014年の同レース以来となる重賞制覇を果たしました。続く前走のサマーカップでは一転、末脚を生かしたレースで完勝。上昇度ではナンバーワンといえるでしょう。
 △カイシンゲキは、ばんえい十勝オッズパーク杯で5着と善戦。夏場が得意なので、早めに障害を越えられれば、見せ場以上が望めるはずです。

【第9回開催6日目】
 8月15日(月)のメイン第10レースは、稲妻賞(3歳以上B4級以上選抜・20:10発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減、3歳20キロ減、4歳10キロ減)で争われるスピード決戦です。
 同条件特別初参戦でも◎サンノハヤヒメに期待します。抜群の先行力を武器に、下級のB3とはいえ今季16戦して、うち14戦が3着以内(11連対)と好走を続けています。4歳牝馬で30キロ減の470キロで臨めるのは有利。逃げ切りなるでしょうか。
 相手は6歳牝馬の3頭が有力です。実績重視なら○セイコークイン。同条件では4戦2勝、2、5着各1回と好成績を収めています。2勝はともに470キロだった4歳シーズンに挙げており、今回の480キロでは勝利まで届いていませんが、経験値の高さが魅力です。
 上昇度なら▲コウシュハクィーンでしょう。昨年の稲妻賞の2着馬。前半は溜めていき障害に重点を置く競馬のため、勝ち味に遅い面がありましたが、近走では逃げ馬に変身。ここ3戦が1、2、3着と好調です。
 先行力があるのは△ファイトガール。過去2回の稲妻賞では2014年3着、15年5着と、この条件での走りはある程度計算が立ちます。

今週の見どころ(8/6~8/8)

2016年8月 5日(金)

 今年度26開催のうち、早くも約1/3を終え、今週からは第9回開催がスタート。B4格付以上の3歳馬にとって平場戦では、これまで20キロの減量がありましたが、今開催からは4歳と同じ10キロ減でレースに臨むことになります。B級下位、特にB4では3歳の活躍が目立っていましたが、それに変化があるかもしれません。

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【第9回開催1日目】
 8月6日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(A1・A2級-1組混合・20:10発走予定)。オープン、A1、A2級の混合戦です。
 前開催のオッズパーク杯(7月24日・A1・A2級-1組混合)を勝ち、4連勝を決めた◎ソウクンボーイに引き続き注目。4連勝のうち、逃げ切りではなかった2走でも、早めに障害をまとめ、軽ハンデ馬に競られても負けない勝負強さが光っていました。引き続き賞金別定10キロ増で、条件は近2走と同じA1・A2級-1組混合なら、連勝が伸ばせそうです。
 ソウクンボーイの近4走中、3走の2着馬は○アサヒリュウセイ。その3走中で、最も着差が小さかったのは7月2日の拓成湖特別(A2・B1級決勝混合)。ゴール寸前まで先頭をキープしながら、決め手発揮のソウクンボーイに並ばれ0秒2だけ先着された惜敗でした。5走前のB1級-1・2組決勝混合戦(6月19日)では逃げ切って、2着ソウクンボーイを0秒8差しのいでいるように、勝つためには、先に障害を越えることが絶対条件でしょう。
 ▲トレジャーハンターは、対ソウクンボーイでは、7月10日のわし座特別(A1・A2級-1組混合)で5秒4差の3着があります。競り落とされてから失速し、アオノレクサスにまで捕まりましたが、複勝圏内には残しました。前走ビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜)で怪物センゴクエースに冷や汗をかかせたように、ここも逃げてどこまでやれるでしょうか。
 前走オッズパーク杯で4着の△カイシンゲキは、展開が向けば末脚発揮の場面もありそう。近2走が7、6着の△セイコークインも、流れに乗れさえすれば巻き返しが期待できそうです。

【第9回開催2日目】
 8月7日(日)のメイン第10レースは、山鳩賞(4歳オープン・20:10発走予定)
 4歳シーズン一冠目・柏林賞(7月3日)の勝ち馬にして、この世代唯一のオープン馬◎センゴクエースが出走してきました。今回は最大50キロ差のトップハンデとなりますが、5月2日のすずらん賞(4歳オープン)では、最大70キロ差で快勝していることを考えても不安はなし。懸念材料といえば、初めて大外10コースに入ったくらいしかなく、世代限定戦での連勝を16に伸ばしそうです。
 B1級の○バウンティハンターは柏林賞の2着馬で、続く自己条件戦でも3、3、1着と好調です。今回は賞金別定重量の加増がなく、しかも重量格による別定戦のため、格下B2級とも同ハンデで出走できるのも有利。積極策から、ハンデ差をいかしどこまで食い下がれるでしょうか。
 同じくB1級の△アスリートは、6月6日のライラック賞(4歳オープン)では障害2番手から抜け出し快勝。センゴクエースは不在でしたが、同世代限定のオープン特別での初勝利をマークしました。先行できたときは好走、置かれたときは凡走というタイプですが、明け4歳になり大崩れが少なくなってきたのは成長の証といえます。
 B2級の△イノリノチカラは柏林賞3着のあと、近2走の自己条件B2戦ではともに長くいい脚を使って連勝しています。ペース次第では不発もありえますが、連争いできる力はあるはず。
 A2級の△コウリキはライラック賞の2着馬。昨年の3歳三冠ではすべて3着と、センゴクエースを除けば実績上位の存在です。イノリノチカラと同様、決め手勝負型ですが、今開催からA2へ昇級したことで、ハンデ面で不利なのが気になるところです。

【第9回開催3日目】
 8月8日(月)のメイン第10レースは、しし座特別(A1・A2級-2組・20:10発走予定)
 オープンからの降級馬◎ダイコクパワーをひとまず中心視します。A2級スタートの今季は初戦のA2級混合の特別戦を制して以降、オープンやA1級との混合戦も多いなか、10戦して4着5回、5着2回など善戦を続けています。ペースが落ち着き、追走で置かれなければ強靭な末脚を発揮できるタイプ。近況に精彩を欠く馬が多い今回のメンバーに入ると、動けているほうで、A2級の限定戦なら今季2勝目が期待できます。
 ○イッキフジは、先行スピードが魅力です。前走のA1・A2級-2組混合戦(8月1日)が今季初戦で5着。1番人気にこたえることはできなかったものの、障害はスムーズで、約4カ月ぶりにしては悪くない走りでした。当然叩かれての上積みがあるはずで、変わり身が見込めるてしょう。
 ▲カゲホウトウは、早めに障害を越えることができれば、しぶとい末脚で上位争いに加わってきそう。前述のイッキフジをはじめ同世代の5歳が5頭と多いので、戦いやすそうというのもプラス材料です。
 5歳牝馬△フェアリードールは、前走8月1日のA1・A2級-2組混合戦で第2障害2番手クリアからそのまま2着に激走。軽めの馬場が向いた感はありますが、障害巧者らしい走りには好感が持てました。ここはノーマークにはできません。

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