今開催には重賞は組まれていませんが、4日(日)には、次開催の19日(祝・月)に実施される岩見沢記念の前哨戦・マロニエ賞が行われます。ぜひご注目ください。
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【第11回開催1日目】
9月3日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯(B2級-1組・20:10発走予定)。
直近のB2級-1組特別は、前開催のベガ特別。雨中の一戦で、軽量の4歳牝馬3頭が上位を独占する、やや波乱の結果となりました。今回は一転、重めの馬場が予想されることで、同4着◎カネサエイショーが巻き返し必至。第2障害を2番手で越えると、逃げ切り勝ちを収めたサンノハヤヒメとの差を徐々に詰め、ゴール前で30キロ軽い2着馬、25キロ軽い3着馬に差されたとはいえ、勝ち馬と3秒2差、2・3着馬(同タイム)とも1秒4差という惜敗でした。今回は流れも向きそうです。
○サンノハヤヒメは、初のB2級特別だったベガ特別が鮮やかな逃げ切り勝ち。6番人気でしたが、障害巧者らしく特別戦で変わり身を見せました。
▲アグリナデシコは、前開催のB2級-2組・アルタイル特別勝ちを含め3戦連続連対と好調です。課題の障害も安定しており、牝馬らしい切れ味でここも決着をつけてしまうかもしれません。
ベガ特別5着で決め手ある△オレモスゴイ、同3着で障害巧者の△ウメノスピードを押さえます。
【第11回開催2日目】
9月4日(日)のメイン第10レースは、マロニエ賞(オープン混合・20:10発走予定)。
前開催のJRAジョッキーDAY記念(オープン混合)を使われた馬が5頭いますが、2着惜敗だった◎コウシュハウンカイに注目。第2障害3番手クリアから、残り30メートルで2番手フジダイビクトリーに並びかけてから追い比べに。その両馬が、逃げ粘るトレジャーハンターをゴール前で捕えて突き放し、フジダイビクトリーにコンマ2秒だけ先着されたもの。最大40キロ差のトップハンデで、フジダイビクトリーとも20キロ差あったことを考えれば、負けて強しでした。今回はそのフジダイビクトリーが不在。引き続きトップハンデでも勝機十分でしょう。
○トレジャーハンターは、JRAジョッキーDAY記念では、決して脚が上がったわけではなく、1、2着馬に格の違いを見せつけられた格好。3着でもこの馬の力は出し切っていました。今回は前走の勝ち馬が不在。ここも逃げてどこまで食い下がれるでしょうか。
JRAジョッキーDAY記念が1番人気だった▲ソウクンボーイは、障害を4番手で越えるとそのまま4着。とはいえゴール前では末脚を発揮しており、A1昇級初戦としては悪くありませんでした。クラス2走目なら上積み必至。
△セイコークインは、オープンの牡馬一線級が相手では劣勢ですが、ハンデ差を生かせれば、見せ場以上がありそうです。
【第11回開催3日目】
9月5日(月)のメイン第10レースは、スターホース16周年記念(A1・A2級混合・20:10発走予定)。
前開催の不知火特別(A1・A2級決勝混合)は、同開催からA2へ昇級したホクショウサスケが制しています。今回もA1・A2級の混合戦ですが、今開催には5歳限定の特別戦が組まれている関係で、半数以上が入れ替わり、メンバーレベルがやや上がっています。
注目は不知火特別3着の◎ダイコクパワー。逃げて残り10メートルまでは単独先頭でしたが、末脚を伸ばしてくる後続馬との決め手比べでは分が悪く、それでもホクショウサスケと1秒0差に持ち込んだということは、よほど状態が良いのでしょう。昨季オープンで勝ち負けしていた底力発揮の場面がありそうです。
○アオノレクサスは、不知火特別では6着とはいえ、ホクショウサスケとは2秒8の僅差。3走前の重賞・ばんえいグランプリで、第2障害で大きく崩れた影響が心配されましたが、近2走とも障害はキレています。前走の2秒8差は展開次第で挽回も十分。重めの馬場になれば、逃げ切りも視野に入りそうです。
▲アサヒリュウセイは、今季開幕から7月までは、A1・A2級混合の特別戦を含め9戦連続3着以内(4勝、2着4回、3着1回)の快進撃。その後の近2走では8、10着ですが、敗因は障害ではなく前半で置かれてしまっていること。昨季終盤、オープン-2組戦で連対していた実力を考えると、流れに乗れさえすれば、巻き返して不思議ありません。
△ホクショウサスケは、不知火特別では障害でやや手間取ったものの、7番手で越えると持ち前の決め手を発揮しています。勝ち切ったとはいえ、もともと障害次第の面があることを考慮すると、前走の内容はやや不安なところ。もし基礎重量が10キロ増えるここでも好勝負できるようなら、さらにクラスが上がっても活躍できそうです。
障害さえまともなら△サクラリュウにも警戒が必要でしょう。