6月5日(月)のメインには、4歳オープンによるライラック賞が組まれています。前回の4歳オープン特別戦・すずらん賞(5月1日)の1着馬タフガイ、2着馬タカラシップはともに3歳三冠レースへの出走はなし。7月2日に実施される4歳シーズン三冠の初戦・柏林賞へ向け、2、3歳重賞勝ち馬たちが前哨戦のここでどんなレースをするのかにも注目です。
【第4回開催4日目】
6月3日(土)のメイン第10レースは、水無月特別(B1級-2・3組決勝・20:10発走予定)。
B1級-2組予選の2着馬◎チヨノタカラに期待します。2走前の同条件戦・エメラルド特別では離れた3着でしたが、勝ち馬がカネゾウ(続くA2昇級初戦の特別戦でも勝利)では相手が悪すぎました。予選で、切れ味勝負のウメノスピード(今回は回避)に最後まで食い下がった走りは好調さの証。障害力が生かせる特別戦に替わり、しかも2走前より相手が楽になるここは主役を演じてくれそうです。
○シンエイパワーは、2組予選では3着だったものの、スピード負けせず先行。障害をひと腰でクリアし、8番人気の低評価を覆す見どころ十分の走りでした。障害巧者で、特別戦なら前進が期待できます。
3組予選で3着の▲サダノワークスは、特別戦のペースを歓迎。流れに乗れれば連争いに加わること必至。
2組予選5着△オメガグレートは、サダノワークスと同タイプ。展開がカギを握っています。
3組予選5着△ライデンティダは、昨季A2級の特別戦で上位争いしていました。実力ではヒケを取りません。
【第4回開催5日目】
6月4日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季のリーディングサイアー(3歳以上)上位5頭の種牡馬産駒による選抜戦です。オープン4頭、A2級4頭、B2級1頭により争われます。
今季開幕から3、1、1着と好調な◎セイコークインに期待します。近2走とも早めに障害を越えて抜け出す安定したレースぶり。負担重量600~700キロ台でのスピード勝負はこの馬が最も得意とするところで、昨年のこのレースの勝ち馬でもあります。
○ニュータカラコマは、昨年のこのレースの2着馬。その後の1年間では16戦して5勝を挙げていますが、2着6回、3着4回と勝ちみに遅い面は否定できません。スムーズに流れに乗れれば、あとひと押しがきくかもしれません。
▲フジダイビクトリーは、ばんえい記念1着以来、今季初出走。昨年のこのレース3着馬で、次開催の重賞・旭川記念への叩き台でも軽視は禁物でしょう。
条件級馬では△ソウクンボーイに注目。ばんえい十勝オッズパーク杯の4着馬で、前走A2級の特別戦では先行して鮮やかな差し切り勝ち。決め手はここでも通用しそうです。
【第4回開催6日目】
6月5日(月)のメイン第10レースは、ライラック賞(4歳オープン・20:10発走予定)。
5月1日のすずらん賞(4歳オープン)を使われていた馬が6頭いますが、注目は同レースが競走除外だった◎ホクショウディープ。前走A1級-2組戦では鋭く2着に伸びています。昨季最終開催に行われたクリスタル特別(4歳オープン)を勝った実績もあり、仕切り直しとなるここは主役を張れそうです。
○マルミゴウカイは、今季初戦のすずらん賞こそ詰め切れず4着でしたが、続く4歳決勝混合戦(5月7日)では追い込みを決めて快勝。叩かれて動きが良くなっています。ここは、トップハンデでも勝ち負けでしょう。
▲タフガイは、5連勝で特別戦初出走だったすずらん賞を制覇。その次の開催からB1へ昇級し、5、9着と勢いが止まりましたが、障害で崩れたわけではありません。4歳馬同士で巻き返せるでしょうか。
すずらん賞3着、4歳決勝混合戦4着の△キタノリュウキや、すずらん賞6着△プレザントウェーは障害巧者で軽視できません。