6月26日(月)のメインには、5歳牡馬オープンによる瑞鳳賞が組まれています。5歳世代は、今季開幕からそれまであった若馬の減量がなくなったこともあってか、近況がイマイチという馬も多い組み合わせ。どの馬も同世代同士で戦えるこのチャンスをモノにしたいと意気込んでいるはずです。
【第6回開催1日目】
6月24日(土)のメイン第10レースは、ムーンストーン特別(A2級・20:10発走予定)。
◎カネゾウは、2開催前の旭岳特別(A2級)の勝ち馬。昇級初戦でしかも大外10コースでしたが、スムーズに追走し、障害もひと腰2番手でクリアすると、早めに抜け出す完勝でした。3連勝中で、昨季までの勝ち味の遅さを払拭しています。今回から特別戦では賞金別定5キロが課されるものの、勝ち残りの一戦なら大崩れは考えられません。
○サカノテツワンは、旭岳特別の3着馬で、前開催の鹿追町競馬会杯(A2級-1組混合)では5着でしたが、ともに障害はひと腰で切っており、調子落ちは感じられません。
障害巧者の▲フェアリードールは、鹿追町競馬会杯では4着とサカノテツワンに先着しています。好走には「置かれずに追走できれば」という条件がつく馬だけに、特別戦の流れは合いそう。しぶとく馬券圏内に入ってきそうです。
△ファイトガールは、旭岳特別が7着とはいえ障害はひと腰でクリア。復調気配を感じさせて臨んだ前開催のシルバーカップ(A2級-2組)では鮮やかな逃げ切り勝ちを収めています。再び相手強化のここで同じ競馬ができるか、試金石といえます。
【第6回開催2日目】
6月25日(日)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン混合・20:10発走予定)。オープン5頭とA1級3頭が争います。
◎ニュータカラコマは、ここ1年で3着以内を外したのは今季初戦の青葉特別(オープン混合)での5着だけという堅実派。雨馬場だった前々走のスタリオンカップ(3歳以上選抜)を逃げ切って今季初勝利を挙げると、前走の重賞・旭川記念ではあわやの3着と、馬場や重量を問わないのが安定感の要因でしょう。ここも引き続き期待できそうです。
○セイコークインは、前走の旭川記念では750キロに苦戦しましたが、今回と同じA1級との混合戦では、さつき特別(5月7日)を勝っています。スピードを生かせる600キロ台のレースなら首位争い必至といえます。
▲サクラリュウは、前開催のジュノー特別(A1級)を含め2連勝中。4走前のさつき特別では、セイコークインにコンマ2秒差まで迫っての2着と地力強化中です。
△キサラキクは、今季開幕週の青葉特別を逃げ切って、ここにも出走しているニュータカラコマを問題にしませんでした。障害にムラがあるので半信半疑の面はあるものの、一発の魅力があります。
△ソウクンボーイは、重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯で4着に健闘すると、スタリオンカップ2着など、今季2勝、2着2回と力をつけています。今開催からA1へ昇級し負担重量は増えますが、目が離せません。
【第6回開催3日目】
6月26日(月)のメイン第10レースは、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:10発走予定)。
オープン馬センゴクエースの680キロから、B1級4頭の650キロまでハンデ差は最大30キロしかつかないのなら、◎センゴクエースが負けられません。若馬の減量がなくなった今季は苦戦も予想されましたが、重賞2戦を除けば好走続き。さすがは世代限定重賞10戦10勝の怪物といった力を披露しています。
○バウンティハンターは、A1級スタートの今季はなかなか勝てませんが、障害力を武器に善戦を続けています。もともとは、センゴクエース不在とはいえ昨年8月には重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)を勝っている実力馬。連争いでは筆頭格といえます。
▲イノリノチカラは、なかなか流れに乗れず凡走続きの今季でしたが、前走の平場戦では鋭い末脚を発揮して勝利。いざ流れに乗れたときには、これくらいの競馬はできる実力があります。今回は5歳馬の限定戦だけに、楽しみは十分です。
△キンメダル、△コウリキは、近況がイマイチですが、2歳時から同世代限定戦で上位争いしてきた実績馬。無印にはできません。