ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

メイン

お知らせ・ニュース アーカイブ

<<前へ 8788899091929394959697

今週の見どころ(1/9~1/11)

2016年1月 8日(金)

 年末年始の開催で実施された3つの重賞、ヤングチャンピオンシップ(ホクショウディープ)、帯広記念(オレノココロ)、天馬賞(キサラキク)とも勝ち馬の手綱は鈴木恵介騎手。昨年11月以降に実施された重賞のうち、騎乗機会があった7レースで6勝、2着1回の好成績を収めています。騎手リーディングも2位まで順位を上げており、今季残りの6開催でも大いに注目したいところです。

コース使用方法についてのお知らせはこちら

【第21回開催1日目】
 1月9日(土)のメイン第10レースは、カシオペア特別(オープン-1組・18:05発走予定)。出走する8頭すべてが賞金別定重量15~35キロを課されているという、好調馬揃いの一戦です。
 ニュータカラコマに期待します。今回のメンバー中5頭が出走していた前開催の重賞・帯広記念では1番人気で7着。第2障害で体勢を崩し体力を使ったためか、息切れしてして、逃げ切りはなりませんでした。昨年のばんえい記念で2着がありますが、高重量よりは700キロ台のほうが力を発揮できるようです。出走機会で3連勝中の特別戦なら巻き返して当然でしょう。
 トレジャーハンターは、オープン昇級初戦の師走特別(12月7日・オープン-1組)で逃げ切り勝ちを収めると、続くホワイトクリスマス賞(12月19日・オープン-1組)では4着とはいえ、逃げて見せ場十分の走り。前走の帯広記念は実績のない高重量戦だけに9着も仕方ないところで、こちらも特別戦なら上位進出が見込めそうです。
 キタノタイショウは、ホワイトクリスマス賞、帯広記念と連続して2着で、完全復活と言ってよさそう。それでも賞金別定重量の加増が15キロで臨めるのは有利で、ここも勝ち負けでしょう。
 コウシュハウンカイは、ホワイトクリスマス賞6着、帯広記念10着と凡走していますが、出走取消明けを二度叩かれて、変わり身があるでしょうか。

【第21回開催2日目】
 1月10日(日)のメイン第10レースは、ガーネット特別(A1級混合・18:05発走予定)。オープン4頭とA1級6頭が争います。
 傑出馬不在で混戦模様ですが、4頭いるA1級の5歳馬からカンシャノココロに注目します。前開催に行われた5歳重賞・天馬賞の3着馬で、勝ったキサラキクにはちぎられましたが、2着ハクタイホウをコンマ9秒差まで追い詰めています。オープンで勝ち負けを続けているハクタイホウと同重量で互角に渡り合えたのは自信にになったでしょう。好位で流れに乗れれば、勝機も十分と見ます。
 A1級のアアモンドマツカゼは、末脚不発に終わることが多い近況です。しかし、先行力を武器にA1級で圧倒的な成績を収めていたサクラリュウが昇級した今回は、展開も変わるはず。見直せそうです。
 スギノハリアーにも同じことが言えそう。4戦連続で先着されていたサクラリュウがいない今回は、障害を早めにまとめられれば、決め手を武器に上位進出が狙えます。
 オープンの牝馬ナナノチカラは、馬体が回復傾向にあるのが歓迎材料。次開催の1月24日に重賞・ヒロインズカップが控えていますが、勝ちに行く競馬をすれば、先行勢をまとめて差し切る場面もありそう。
 天馬賞8着のアアモンドセブンは末が甘い面は否定できません。とはいえ、早めに障害を越えることができた3走前はゴール前で抜け出し快勝しており、今回も流れがカギを握りそうです。

【第21回開催3日目】
 1月11日(祝・月)のメイン第10レースは、ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:05発走予定)
 11月29日に行われた重賞・ばんえいオークス(9頭立て)の7着馬以外が参戦し再戦模様ですが、同レースは670キロの定量戦。今回は重量格による別定重量で争われます。
 シリウスは、ばんえいオークスでは第2障害3番手クリアから伸びきれず4着も、逃げ切ったホクショウモモと4秒4差なら悪くありません。12月20日の重賞・ばんえいダービーでも牝馬で最先着の4着と善戦。前走のA2級-1組特別は8着でしたが、障害では崩れていませんでした。同世代の牝馬同士で、ハンデ差が最大20キロなら実力を見せつけそうです。
 タキニシサンデーは障害巧者で、ばんえいオークスでは2着。ホクショウモモとの差はわずかコンマ2秒でした。今回はそのホクショウモモと10キロ差つくことで逆転も十分でしょう。
 メムロコマチは、ばんえいオークスが3着でしたが、末脚の伸びもよく、1、2着馬とは障害でもたついた分の差が出ただけでしょう。引き続き好勝負できそうです。
 ホクショウモモは、ばんえいオークスで逃げきり勝ちを収めていますが、続く近2走の内容がイマイチ。同世代限定戦で立て直せるでしょうか。

今週の見どころ(1/1~1/5)

2015年12月31日(木)

 年始のばんえい十勝は、1月1日(祝・金)~5日(火)の連続5日間で、前半3日間はデイ開催、後半2日間は薄暮開催として実施されます(レースの発走予定時刻等はこちら)。2日(土)には4歳以上による帯広記念、3日(日)には4歳シーズン三冠の最終戦・天馬賞と重賞が2つ組まれています。ご期待ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら
各直営場外発売所でのイベントはこちら
川崎競馬場でのイベント(1/2・3)はこちら

コース使用方法についてのお知らせはこちら

【第20回開催1日目】
 1月1日(祝・金)のメイン第10レースは、ニューイヤーカップ(A1級混合・16:40発走予定)
 サクラリュウに注目します。前開催のオリオン特別(A1級混合)では1番人気に応えて快勝。今回有力視される馬の多くをそこで破っています。今回はA2級との混合で、相手関係を考えても負けられないところです。
 アオノレクサスは、近5走が1、2、2、5、3着の堅実行進。3着だった前走オリオン特別は、第2障害を2番手で越えると、逃げるサクラリュウを一旦は交わしたものの、終いに踏ん張れませんでしたが、力は出し切ったはず。今回はサクラリュウとのハンデ差が5キロから10キロに広がるので、なんとか食らいつきたいところでしょう。
 ヤマノウンカイは、A1昇級2戦目で、特別戦に替わった前走オリオン特別で変わり身を見せて2着に好走。引き続いての特別戦出走なら侮れません。
 11月にはA1級特別でサクラリュウの2着があるコウシュハクィーンも、すんなり逃げられれば差はありません。
 明け4歳は、今開催から特別戦では減量が20キロから10キロに減らされ、明け5歳と同じ負担重量となります。ここにはホクショウモモコウリキが出走していますが、ともに前走のばんえいダービーよりもさらに重い重量を課されており、厳しそうです。

【第20回開催2日目】
 1月2日(土)のメイン第9レースは、重賞・第38回帯広記念(16:10発走予定)。基礎重量890キロから、今季の収得賞金80万円につき10キロ増となる別定重量戦で、フジダイビクトリーが30キロ増の920キロ、オレノココロ、コウシュハウンカイが20キロ増、ニュータカラコマ、キタノタイショウ、トレジャーハンターが10キロ増での出走で、最大30キロ差のハンデがつきました。
 昨年のこのレースの3着馬フジダイビクトリーに注目します。10月25日に行われた重賞・北見記念では第2障害、離された4番手クリアからそのまま4着でしたが、しっかり歩き続け、先行した1~3着馬との差を着実に詰めていました。当時と同様、今回も最大30キロ差のトップハンデを課されていますが、基礎重量が40キロも増えていることを考えれば、障害巧者のこの馬にアドバンテージが見込めそうです。
 コウシュハウンカイは北見記念で2着。障害を3番手で越えると、ゴール手前10メートルでは先頭へ抜け出す場面もあり、見せ場十分。初の870キロに対応できたことも収穫でしょう。特別戦の荷物では追走に苦労する面も見られ、前開催のホワイトクリスマス賞(オープン-1組)は6着でしたが、重賞へと替わる今回は、障害力を生かし巻き返してくるでしょう。
 キタノタイショウは北見記念の覇者。障害を2番手でクリアし、早めにインフィニティーを捕えると、コウシュハウンカイに一旦は交わされたものの、最後に底力を見せています。前走のホワイトクリスマス賞は追い込んで2着。夏場に比べると障害のキレに良化が見られるので、4着だった昨年以上の結果が望めるかもしれません。
 インフィニティーは北見記念でも逃げましたが、やはり詰めを欠いて3着。障害には絶対の自信を持っており、ここも押さえには必要でしょう。

【第20回開催3日目】
 1月3日(日)のメイン第10レースは、重賞・第9回天馬賞(5歳・16:40発走予定)。4歳シーズン三冠の最終戦で、定量760キロ(牝馬740キロ)での争いとなります。
 4頭いるオープン馬からハクタイホウに注目します。世代限定の重賞では上位人気に支持されることが多いものの、タイトルは3歳11月のばんえい菊花賞のみですが、第2障害で大きく崩れたのは4歳シーズン一冠目・柏林賞(6月28日・8着)くらい。その柏林賞を含め、春シーズンは障害のキレがイマイチでしたが、夏場の休養を経て変わり身を見せ、3、2、2、2、1着。前走の冬月特別(オープン・A1級決勝混合)で古馬オープン初勝利をマークと、障害巧者ぶりが復活しています。重量経験があるのも強みで、逃げ切りが濃厚でしょう。
 キサラキクは、2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスと2つの世代女王決定戦を勝利。3歳12月のばんえいダービーでは、ホクショウマサル、ハクタイホウと接戦の末、2着に入っています。重賞・ドリームエイジカップ(11月22日・4歳以上選抜)は5着でしたが、730キロでも障害は崩れていませんでした。今回はさらに10キロ重くても、同世代同士の戦いなら流れも楽なはず。抜群の決め手を見せつける場面もありそうです。
 A1級のカンシャノココロは、4歳シーズン二冠目・銀河賞(9月20日)で2着の実績馬。端枠の10コースに入ったものの、障害はひと腰でまとめていたのが印象的でした。勝ち味に遅い面は否定できませんが、障害力が生かせるここで前進を期待します。
 A2級のシンザンボーイは、メンバー中最多の今季9勝を挙げている好調馬。銀河賞では8着でしたが、大口泰史騎手への乗替わりで、変わり身はあるでしょうか。
 同じくA2級のホクショウメジャーも障害巧者。この世代最初の重賞・ナナカマド賞を制している実力発揮の場面があるかもしれません。

【第20回開催4日目】
 1月4日(月)のメイン第10レースは、新雪特別(A2級-1組・18:05発走予定)
 A2昇級初戦でもオメガグレートに期待します。断然人気に推された前走のオッズパーク賞ファイナルカップ(B1級-1・2組決勝)では、逃げ切って2着を7秒5もちぎる圧勝を収めています。昨季終盤はA2級で好勝負していた実力馬だけに、ここに入っても格負けはないはず。障害のキレも文句なしの近況で、いきなり好勝負できそうです。
 カツオーカンは、11月にはA2級-2組の特別戦で2連勝しています。その後、勝ち星はありませんが、A2級同士で、障害力が生かせる特別戦の今回は、変わり身が見込めるでしょう。
 センゴクイチは12月にA2へ昇級し、その初戦のターコイズ特別(12月6日・A2級-1組)で、いきなり3着を確保。相手強化されたA2級では、なかなか先手が取れませんが、それでもその後も4、5、5着(いずれも平場戦)と崩れていません。競り合いになるとしぶとさを発揮するので、好位で第2障害を越えられれば勝機もあるでしょう。
 ターコイズ特別5着のサカノテツワンは、その後の3走でもセンゴクイチと同じレースを走り3、2、3着と堅実な成績。特別戦ではテンに置かれがちなため信頼度は下がりますが、流れがハマれば鋭い末脚が炸裂するかもしれません。

【第20回開催5日目】
 1月5日(火)のメイン第10レースは、準重賞・ばんえい十勝金杯(オープン・18:05発走予定)
 ニシキエーカンは、目下、オープン(1組)特別で3戦連続3着に好走。追い込み一手という不器用なタイプですが、相手関係を考えればよくやっています。今回はこの馬にとっての3走前・知床賞(11月23日)の勝ち馬オイドンがいますが、障害のキレに課題がある近況。その他6頭はオープンでも2組程度のレベルなので、ニシキエーカンに勝機到来といったところでしょう。
 ショウチシマシタは近2走のオープン-2組混合戦、オープン-2組戦(12月21日)を連勝中。前走で前述の2頭以外の5頭を破っています。3走前の知床賞では、3着ニシキエーカンとほぼ同時に第2障害を越えると、併走のままコンマ4秒だけ競り負けての4着で実力差は感じません。こちらのほうが先行力があるので、障害を越えるタイミング次第では逆転もありそうです。
 ナナノチカラは、前走のオープン-2組戦(12月21日)が1番人気で5着でしたが、降雪で軽めの馬場を意識して積極的に仕掛けていった結果。ゴール寸前まで2番手をキープと悪くないレースでした。今回は馬場が落ち着きそうなので、巻き返しが期待できます。
 同じくオープン-2組戦(12月21日)で7着と凡走しているダイコクパワーも、時計のかかる馬場なら見せ場以上がありそうです。

今週の見どころ(12/27~12/29)

2015年12月25日(金)

 年末年始のばんえい十勝は、12月27日(日)~29日(火)と1月1日(祝・金)~5日(火)の開催です。帯広競馬場の開門時刻、レースの発走予定時刻などにつきましてはこちらでご確認ください。
 28日(月)のメインは、2歳シーズン三冠の第2弾・ヤングチャンピオンシップ。11月に実施された十勝、北見、釧路、南北海道、北央の各産地別特別の上位2頭ずつが争います。

帯広競馬場でのイベントはこちら
各直営場外発売所でのイベントはこちら

コース使用方法についてのお知らせはこちら

【第19回開催4日目】
 12月27日(日)のメイン第10レースは、地吹雪賞(3歳以上選抜・19:05発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減、4歳10キロ減)で争われる、スピードスター賞(来年2月8日)の予選第3弾です。
 注目はもちろんオイドン。一昨年のこのレース勝ちをはじめ、同条件では6勝、2、3着各1回と一度も馬券圏内を外していない現役屈指の快足馬です。先行力に加え、決め手もあるためゴール前での競り合いに強いことが定量500キロの特別戦での安定した成績につながっているようです。
 昨年8月の同条件特別・稲妻賞の2着馬サクラリュウ、昨年2月のスピードスター賞で2着のホクショウサスケは、この条件で実績があり、まだまだ成長が見込める5歳馬。オイドンを苦しめるシーンがあるかもしれません。
 シンザンボーイはこの条件初参戦ですが、降雪のなかスピード勝負となった3走前の勝ちっぷりが鮮やか。4歳の10キロ減も魅力です。

【第19回開催5日目】
 12月28日(月)のメイン第10レースは、重賞・第17回ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜・19:05発走予定)。今季の収得賞金50万円につき10キロ増となる別定重量戦で、10月の重賞・ナナカマド賞を勝っている牡馬フウジンライデンのみ20キロ増での出走です。
 釧路産駒特別1着のホクショウディープに注目します。デビューから6戦未勝利のあと、約2カ月半休養したことが功を奏し、大変身。釧路産駒特別を含め、目下5連勝と快進撃を続けています。前走の2歳A級-1組戦(11月23日)では、ハイレベルな十勝産駒特別1、2着のアラワシキング、キタノリュウキも下しており、向かうところ敵なしといった感じ。6連勝で重賞制覇を成し遂げるのか楽しみです。
 ムサシブラザーも目下4連勝と好調。青雲賞(2歳牡馬オープン)、北見産駒特別と、特別戦で2戦2勝というのも心強いです。ホクショウディープとの連勝馬対決を制し、昨年のセンゴクエースに続く北見産駒によるこのレース勝利を目指します。
 ナナカマド賞の勝ち馬フウジンライデンは、最大35キロ差のトップハンデを背負った南北海道産駒特別でも貫録勝ちを収めています。ホクショウディープ、ムサシブラザーといったナナカマド賞には不在だった実力馬が今回は参戦し、トップハンデも微妙ですが、重賞ウイナーの地力を見せることができるでしょうか。
 ナナカマド賞4着、釧路産駒特別2着のツルイテンリュウは、2歳A級-1組戦(11月23日)では、ホクショウディープにこそ差されたものの、第2障害先頭クリアから2着に善戦。3着キタノリュウキには10秒以上の差をつけており、ここでも好勝負が期待できそうです。
 キタノリュウキはデビューから3連勝し、その後やや足踏みしていますが、十勝産駒特別2着など障害巧者らしい大崩れの少ない戦績。出走全馬の前走がナナカマド賞か2歳A級と強者揃いだった十勝産駒特別と比べれば、今回の相手は楽で、上位進出が期待できます。

【第19回開催6日目】
 12月29日(火)のメインで最終第11レースは、'15ファイナルカップ(B1級-1・2組決勝・19:40発走予定)。B1級-1組(12月21日)、B1級-2組(20日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-1組予選の勝ち馬オメガグレートに注目。第2障害2番手クリアから、逃げたカネゾウを残り20メートルで捕えてからは独走に持ち込んでの完勝でした。今季、B1級特別(混合戦を含む)では1、3、2着と好走を続けており、特別戦の負担重量もマイナスにはなりません。
 カネゾウはB1昇級初戦のB1級-1組予選が5着。とはいえ、障害ひと腰先頭クリアから、ゴール寸前まで2番手をキープと見せ場十分の走りでした。クラス2走目での上積みもありそうです。
 B1級-2組勢では、今季、B1級特別(混合戦を含む)で4着2回、5着1回というコサカコブラに注目。勝ち味に遅いところがありますが、予選での圧巻の逃げ切りは体調の良さを示すものでしょう。

今週の見どころ(12/19/~12/21)

2015年12月18日(金)

 12月20日(日)のメインには、3歳三冠のラスト・ばんえいダービーが組まれています。過去5回で3着以内に入った15頭中11頭が1~3番人気と、上位人気馬が力を示すことが多い一戦。一冠目・ばんえい大賞典のシリウス、二冠目・ばんえい菊花賞のセンゴクエースが、2009年キタノタイショウ以来となる二冠制覇なるか。それとも違う馬が勝ち、三冠を分け合うのか。見逃せない一戦です。
 なお、来週のばんえい十勝は、27日(日)~29日(火)までの変則3日間となっていますので、ご注意ください。

コース使用方法についてのお知らせはこちら

【第19回開催1日目】
 12月19日(土)のメイン第10レースは、ホワイトクリスマス賞(オープン-1組・19:05発走予定)
 前開催の師走特別(オープン-1組)から6頭が参戦。注目は2着だったホクショウユウキでしょう。第2障害ひと腰3番手クリアから、インフィニティーを交わすと、逃げ切り勝ちを収めたトレジャーハンターに1秒0差まで迫りました。これで特別戦に限れば、9月以降、3、1、1、2着と崩れがありません。今開催から基礎重量が10キロ増えますが、現在の障害のキレなら心配なし。ハンデも有利なので、引き続き上位をうかがってきそうです。
 ニュータカラコマは、11月の重賞・ドリームエイジカップ2着から1開催空けての参戦です。前々走のオータムカップ(オープン-1組)では逃げ切って完勝するなど、こちらも特別戦での安定感が目を引きます。オータムカップ時と同じく賞金別定10キロ増での出走なら、こちらも好勝負の期待が高まります。
 オープン昇級初戦の師走特別をあっさり逃げ切ったトレジャーハンターは障害巧者。前走より相手が揃う今回も好走できれば、終盤戦での活躍が楽しみになりそうです。
 オイドンは師走特別では1番人気にこたえられず6着。10月の北見記念で大敗してから、再び障害にムラが出てきたのが気になりますが、スムーズに越えられれば、勝ち負けは当然でしょう。

【第19回開催2日目】
 12月20日(日)のメイン第10レースは、3歳三冠の最終戦・第44回ばんえいダービー(19:05発走予定)。定量730キロ(牝馬710キロ)で3歳ナンバーワンの座を争います。
 オーブン馬センゴクエースの二冠達成に期待します。3歳二冠目のばんえい菊花賞(11月1日)では、トップハンデ720キロを課されましたが、逃げ込みを図るキンメダルを猛追し、最後に捕えてコンマ1秒差で勝利。一冠目・ばんえい大賞典が競走除外だった無念を晴らしました。前走のオープン特別は5着でしたが、今回と同じ730キロで障害に重点を置いたレースぶり。無理をさせなかったような印象もあります。ここは同世代限定で、しかも経験がある730キロでの定量戦だけに、負けるシーンは想像しにくいものがあります。
 相手筆頭はもちろんキンメダル。ばんえい菊花賞惜敗後、自己条件のB1級戦で1、2、1、1着と好調キープ。しかも近2走は特別戦で、積極的な競馬からともに楽勝と充実一途です。障害は巧者ではありませんが、立て直しが上手いので、おそらく730キロもこなせそうです。
 コウリキはばんえい菊花賞が3着で、前走のB1級-1組特別(12月12日)ではキンメダルから5秒9差の4着。ともに勝ち馬には完敗という内容でしたが、持ち味である長く使えるいい脚は披露しています。もう少し前で立回ることができれば、連争いに加わってくるでしょう。
 コウシュハスパークは、前走こそ大敗しましたが、それまでは早めの障害クリアから好走を続けていました。もともとは明け3歳チャンピオン決定戦・イレネー記念3着の実績馬。終いの踏ん張り次第では、馬券圏内に粘り込むシーンがあるかもしれません。
 4頭いる牝馬では、ばんえいオークス2着馬タキニシサンデーに注目。その後2走がともに余裕十分の逃げ切りで、体調の良さを感じさせます。

【第19回開催3日目】
 12月21日(月)のメイン第10レースは、オリオン特別(A1級混合・19:05発走予定)
 A1昇級後6戦して、2勝、2着1回、4着2回と好走を続けているサクラリュウに注目。その2勝のうちの1勝が五稜郭特別(11月21日・A1級)で、3着ダイコクパワー、4着トレジャーハンター(ともに現オープン)らを従えての逃げ切りと価値ある勝利でした。前開催の冬月特別(オープン・A1級決勝混合)は4着でしたが、1、3着はオープン馬で、2着が前述のダイコクパワー(当時A1級)。その3頭がいないここは巻き返しが期待できます。
 アオノレクサスは冬月特別5着で、連続連対が3で途切れたものの、相変わらず障害のキレは文句なしでした。こちらも相手関係が楽になることで、前進がありそうです。
 アアモンドマツカゼは、前々走の五稜郭特別は流れに乗れず8着も、3走前のトドワラ特別(11月14日・A1・A2級決勝混合)では一騎打ちの末、サクラリュウを2着にしりぞけ勝利している実力馬。テンに置かれる面があるので勝ち味に遅いですが、展開がハマれば勝機もあるでしょう。
 カンシャノココロは、トドワラ特別5着、五稜郭特別7着、冬月特別8着など結果が出ませんが、9月の4歳重賞・銀河賞で2着など能力は秘めています。アアモンドマツカゼと同型で、流れに乗れるかどうかが巻き返しへのカギです。

今週の見どころ(12/12~12/14)

2015年12月11日(金)

 12月14日(月)のメインには、4歳以上牝馬による準重賞・レディースカップが組まれています。昨年のこのレースの覇者ニシキエース、古馬牝馬限定では唯一の重賞・ヒロインズカップ(今年1月25日)を制したクインフェスタ、同2着ダイリンビューティなどが昨季限りで引退。大きく勢力図が変わった今季の古馬牝馬勢ですが、今回の出走馬のなかから、女傑と呼ばれるような存在が出てくることを期待したいところです。

コース使用方法についてのお知らせはこちら

【第18回開催4日目】
 12月12日(土)のメイン第10レースは、カトレア特別(B1級-1組・19:05発走予定)
 3歳馬キンメダルに注目します。B1へ昇級し平場戦1、2着から挑んだ前開催の暑寒別岳特別(11月28日・B1級-1・2組決勝)を逃げ切り楽勝と、このクラスでは底を見せていません。ここで4着以内に入れば、次開催から早くもA2昇級となりますが、ぜひとも勝って決めたいところでしょう。
 ファイトガールは暑寒別岳特別が3着。強力な同型キンメダルに障害を先に越えられたものの、馬券圏内には踏みとどまりました。今回、逆にこちらが逃げる展開になれば、前走とは違った結果もありそうです。
 オメガグレートは、9月12日の長月特別(B1級-1組)でシンザンボーイ(現A2級)を完封した実力の持ち主。その後は勝ちきれないレース続きですが、流れひとつで勝利も望めそう。
 障害さえまともなら、決め手自慢の最軽量牝馬アサヒメイゲツの一発があるかもしれません。

【第18回開催5日目】
 12月13日(日)のメイン第10レースは、冬月特別(オープン・A1級決勝混合・19:05発走予定)。オープン-2組混合(12月6日)、A1級混合(5日)の両予選上位馬による一戦です。
 注目は、A1級混合予選の勝ち馬サクラリュウ。前々走の五稜郭特別(A1級)から2連勝中です。ともに逃げ切りで、2着とのタイム差は3秒1、2秒6ながら完勝といえるもの。今回はオープン混合で相手強化となりますが、障害力を生かしてどこまでやれるか楽しみです。
 ダイコクパワーはA1級混合予選の5着馬。サクラリュウとは5戦連続で対戦して2度先着しています。先行力がつき、以前のような追い込み一手という印象は薄れたものの、大崩れがなくなり、成長がうかがえます。
 アオノレクサスは、A1級混合予選では残り20メートルまではサクラリュウに食らいついて2着。障害巧者なので特別戦へ替わるのも悪くありません。
 オープン-2組混合予選勢では、2着ハクタイホウに期待します。逃げ切り勝ちを収めたショウチシマシタ(今回は回避)をコンマ5秒差まで追い詰めての惜敗。これで3戦連続2着と勝ちきれませんが、障害を越えるタイミング次第では白星ゲットの可能性も十分でしょう。

【第18回開催6日目】
 12月14日(月)のメイン第10レースは、準重賞・レディースカップ(4歳以上牝馬選抜・19:05発走予定)。4歳、5歳、6歳、7歳、8歳以上の各世代の通算収得賞金上位各2頭を選抜し争います。
 5歳のナナノチカラに注目。昨年のこのレース4着馬で、今年1月の重賞・ヒロインズカップが3着。3月の重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)では第2障害2番手クリアから圧勝しています。その後休養入りし、7カ月ぶりの前走を叩かれ気配アップは間違いのないところ。狙いは年明け1月24日のヒロインズカップでしょうが、本番へ向け収穫のあるレースにしたいところでしょう。
 同じく5歳のセイコークインは、ヒロインズカップ4着でポプラ賞2着。今季、オープン-2組で好走を続けており、牝馬のなかで実力上位は確か。決め手比べではナナノチカラに分がありそうですが、先行力を生かす積極的な競馬で、勝機をうかがいます。
 11月8日に行われた4歳牝馬重賞・クインカップ1、2着馬も有力。逃げ切り勝ちを収めたフェアリードールは8月下旬以降、7戦連続3着以内と好調を持続しています。クインカップでは追い込み届かずコンマ7秒差2着のキサラキクは、ハンデ差を考えれば負けて強しといえそう。クインカップ時と比べ負担重量では、フェアリードールが20キロ増なのに対し、キサラキクは据え置きになることが、結果にどう影響するか。
 7歳のアアモンドマツカゼは、5月のカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)で接戦をモノにして勝利。同レースでセイコークイン(5着)、キサラキク(9着)らを破っており、再び年長馬の意地を見せる場面があるかもしれません。

<<前へ 8788899091929394959697
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.