6月28日(日)のメインには、4歳シーズン三冠の初戦・柏林賞が組まれています。2013年度にはホクショウユウキが、このレース、銀河賞、年明けの天馬賞も制し三冠達成。昨年はダイコクパワーが重賞初制覇しています。4年連続で負担重量690キロのB級馬が勝利しているというやや波乱傾向もあるレースですが、今年はどうでしょうか。
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【第6回開催4日目】
6月27日(土)のメイン第10レースは、拓成湖特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級混合(6月22日)、B1級-1組(21日)の両予選上位馬による一戦で、A1、A2、B1級の混合戦です。
B1級-1組予選3着のトモエエーカンに注目。昨季A2級-1組特別で勝ち星があり、B1級スタートの今季は9戦すべて掲示板を確保しています。特別戦では障害がポイントになりますが、近走はまずまずキレており、ここは一気の末脚で決着をつけてくれるでしょう。
A2級混合予選勢では1着ニシキエーカンに期待します。2走前の鹿追町競馬会杯(A2級混合特別)は9番人気でしたが、障害をひと腰でまとめると鮮やかに抜け出して快勝。予選でも障害ひと腰クリアから差し切って連勝しており、復調は疑いなし。トモエエーカンと同型ですが、こちらのほうがクラスハンデで10キロ重いので、決め手比べでは不利かもしれません。
鹿追町競馬会杯が2着で、A2級混合予選が3着のアアモンドマツカゼも有力でしょう。
A2級混合予選4着スギノハリアー、同5着グランドペガサスは特別戦に替わっての変わり身に期待です。
【第6回開催5日目】
6月28日(日)のメイン第10レースは、重賞・第9回柏林賞(20:10発走予定)。4歳シーズン三冠の第1弾です。
注目はB1級のカイシンゲキ(690キロ)。これまで重賞に5度出走して、3歳一冠目・ばんえい大賞典を勝利し、2、3、4着各1回。大敗したのは定量戦のばんえいダービーだけです。前走のB1級-1組混合特別が、ばんえい大賞典以来、約9カ月半ぶりの勝ち星。詰めの甘さも見せず一気に逃げ切って、収穫の大きい一戦でした。もともとは決め手自慢なので、競り合いにも強く、この世代の一冠目は、4歳シーズンもこの馬が奪取する可能性が高いとみます。
同じくB1級のカンシャノココロ(690キロ)は、2走前のライラック賞(4歳オープン)が2着で、4歳馬が5頭出走していた前走のゴールドトロフィー(3歳以上選抜)では逃げ切って快勝。近走では終いの脚も確かで好走を続けています。重賞では、ヤングチャンピオンシップ、ばんえい大賞典での3着が最高ですが、今回はそれ以上を目指します。
A1級のハクタイホウ(710キロ)は3歳二冠目・ばんえい菊花賞をトップハンデで制している実績馬。ライラック賞もトップハンデでしたが、離れた障害クリアながら猛然と追い込んで5秒8差の6着、前走のシルバーカップ(オープン・A1級混合)では年長のオープン馬相手に2着と好走しており、力があります。ハンデをはねのけ、実力どおりの走りができれば、勝機も見込めそうです。
ライラック賞3着を含む今季6戦すべて複勝圏内というホクショウメジャー(B1級・690キロ)、ゴールドトロフィー2着カゲホウトウ(B1級・690キロ)が続きます。
【第6回開催6日目】
6月29日(月)のメイン第10レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:10発走予定)。
4歳女王決定戦・クインカップ(昨年11月9日)を制したナナノチカラが不在で、2着クインフェスタが引退したとなれば、3着セイコークイン(660キロ)に期待が集まります。オープン格付でスタートした今季は馬券に絡めていませんが、5月10日のカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)ではトップハンデながら5歳で最先着の5着と善戦しています。
相手も、クインカップ4着コウシュハクィーン(650キロ)が有力。今季、セイコークインと4度対戦し2度ずつ先着と互角の成績。3着だった前走のシルバーカップ(オープン・A1級混合)は、ゴール前10メートルまで2番手をキープする好内容でした。セイコークインより先に障害を越えられれば、追撃を振り切ってしまう場面もありそうです。
以下は差がある印象ですが、アグリナデシコ(630キロ)はカーネーションカップでは、5着セイコークイン、7着コウシュハクィーンに割って入る6着。障害を早めにクリアできれば、前述両馬に食い下がれるかもしれません。
ファイトガール(620キロ)は今季9戦して2勝、2着4回、3着1回などすべて掲示板キープの堅実派。初の同世代一線級が相手の今回が試金石といえそうです。