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今週の見どころ(6/27~6/29)

2015年6月26日(金)

 6月28日(日)のメインには、4歳シーズン三冠の初戦・柏林賞が組まれています。2013年度にはホクショウユウキが、このレース、銀河賞、年明けの天馬賞も制し三冠達成。昨年はダイコクパワーが重賞初制覇しています。4年連続で負担重量690キロのB級馬が勝利しているというやや波乱傾向もあるレースですが、今年はどうでしょうか。

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【第6回開催4日目】
 6月27日(土)のメイン第10レースは、拓成湖特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級混合(6月22日)、B1級-1組(21日)の両予選上位馬による一戦で、A1、A2、B1級の混合戦です。
 B1級-1組予選3着のトモエエーカンに注目。昨季A2級-1組特別で勝ち星があり、B1級スタートの今季は9戦すべて掲示板を確保しています。特別戦では障害がポイントになりますが、近走はまずまずキレており、ここは一気の末脚で決着をつけてくれるでしょう。
 A2級混合予選勢では1着ニシキエーカンに期待します。2走前の鹿追町競馬会杯(A2級混合特別)は9番人気でしたが、障害をひと腰でまとめると鮮やかに抜け出して快勝。予選でも障害ひと腰クリアから差し切って連勝しており、復調は疑いなし。トモエエーカンと同型ですが、こちらのほうがクラスハンデで10キロ重いので、決め手比べでは不利かもしれません。
 鹿追町競馬会杯が2着で、A2級混合予選が3着のアアモンドマツカゼも有力でしょう。
 A2級混合予選4着スギノハリアー、同5着グランドペガサスは特別戦に替わっての変わり身に期待です。

【第6回開催5日目】
 6月28日(日)のメイン第10レースは、重賞・第9回柏林賞(20:10発走予定)。4歳シーズン三冠の第1弾です。
 注目はB1級のカイシンゲキ(690キロ)。これまで重賞に5度出走して、3歳一冠目・ばんえい大賞典を勝利し、2、3、4着各1回。大敗したのは定量戦のばんえいダービーだけです。前走のB1級-1組混合特別が、ばんえい大賞典以来、約9カ月半ぶりの勝ち星。詰めの甘さも見せず一気に逃げ切って、収穫の大きい一戦でした。もともとは決め手自慢なので、競り合いにも強く、この世代の一冠目は、4歳シーズンもこの馬が奪取する可能性が高いとみます。
 同じくB1級のカンシャノココロ(690キロ)は、2走前のライラック賞(4歳オープン)が2着で、4歳馬が5頭出走していた前走のゴールドトロフィー(3歳以上選抜)では逃げ切って快勝。近走では終いの脚も確かで好走を続けています。重賞では、ヤングチャンピオンシップ、ばんえい大賞典での3着が最高ですが、今回はそれ以上を目指します。
 A1級のハクタイホウ(710キロ)は3歳二冠目・ばんえい菊花賞をトップハンデで制している実績馬。ライラック賞もトップハンデでしたが、離れた障害クリアながら猛然と追い込んで5秒8差の6着、前走のシルバーカップ(オープン・A1級混合)では年長のオープン馬相手に2着と好走しており、力があります。ハンデをはねのけ、実力どおりの走りができれば、勝機も見込めそうです。
 ライラック賞3着を含む今季6戦すべて複勝圏内というホクショウメジャー(B1級・690キロ)、ゴールドトロフィー2着カゲホウトウ(B1級・690キロ)が続きます。

【第6回開催6日目】
 6月29日(月)のメイン第10レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:10発走予定)
 4歳女王決定戦・クインカップ(昨年11月9日)を制したナナノチカラが不在で、2着クインフェスタが引退したとなれば、3着セイコークイン(660キロ)に期待が集まります。オープン格付でスタートした今季は馬券に絡めていませんが、5月10日のカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)ではトップハンデながら5歳で最先着の5着と善戦しています。
 相手も、クインカップ4着コウシュハクィーン(650キロ)が有力。今季、セイコークインと4度対戦し2度ずつ先着と互角の成績。3着だった前走のシルバーカップ(オープン・A1級混合)は、ゴール前10メートルまで2番手をキープする好内容でした。セイコークインより先に障害を越えられれば、追撃を振り切ってしまう場面もありそうです。
 以下は差がある印象ですが、アグリナデシコ(630キロ)はカーネーションカップでは、5着セイコークイン、7着コウシュハクィーンに割って入る6着。障害を早めにクリアできれば、前述両馬に食い下がれるかもしれません。
 ファイトガール(620キロ)は今季9戦して2勝、2着4回、3着1回などすべて掲示板キープの堅実派。初の同世代一線級が相手の今回が試金石といえそうです。

今週の見どころ(6/20~6/22)

2015年6月19日(金)

 6月21日(日)のメインには、5歳牡馬オープンによる瑞鳳賞が組まれています。今年の5歳は、オレノココロ(ばんえい十勝オッズパーク杯)、コウシュハウンカイ(旭川記念)の二枚看板ですが、特別の負担重量であれば、他馬にも付け入る隙が生まれそう。次週に行われる5歳牝馬オープンの白鳳賞ともどもご注目ください。

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【第6回開催1日目】
 6月20日(土)のメイン第10レースは、ムーンストーン特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 混戦模様ですが、プロンガーに期待します。直近のB2級特別・森の妖精ガラス工房記念(5月30日)で今回のメンバー中最先着の3着。5月2日の春駒特別(B2級-1・2組決勝)でも3着があります。成績に安定感を欠きますが、このところ先行できたときは堅実な成績を残しており、特別戦のペースは合いそうです。
 ホンベツイチバンはA2からの降級馬で実績上位。馬体が充実してきた近走は4走連続で3着以内と安定しています。7走前の春駒特別は5着でしたが、好調持続で臨む再度のB2級特別なら、巻き返しがありそうです。
 ライデンティダは、森の妖精ガラス工房記念で4着と善戦。古馬編入後初の特別戦でしたが、障害のキレもよく、3着プロンガーにコンマ8秒と迫りました。特別戦も2度目なら、上積みがあるかもしれません。
 ともに今季B4級からスタートし、目下3連勝中と波に乗るオレモスゴイチェイスアドリームも楽しみです。

【第6回開催2日目】
 6月21日(日)のメイン第10レースは、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:10発走予定)
 オープン・680キロからB1級・650キロまでハンデ差は最大30キロ。この程度の差であれば、格付上位馬が力を示しそう。なかでも注目は前走で重賞・旭川記念を使われたオープン馬2頭。コウシュハウンカイは、第2障害2番手クリアから早めに先頭に立って押し切り、古馬重賞初制覇を飾りました。今回の680キロでも3走前のオープン特別で、キタノタイショウとの接戦をモノにしています。
 もう1頭のオレノココロは旭川記念では見せ場なしの9着でしたが、賞金別定10キロを課されていた不利もあったでしょう。特別戦では走りに安定感を欠く傾向はあるにせよ、同世代限定のここなら、4歳シーズン二冠を達成した底力を見せるでしょう。
 ショウチシマシタ(A1級・670キロ)は、3月22日のオッズパーク賞スターライト特別(5歳オープン)で逃げ切って勝利。2着コウシュハウンカイに7秒7差をつける完勝でした。A1級スタートの今季も骨っぽい相手関係ながらすべて掲示板を確保と力をつけています。同型は多いですが、うまく流れに乗れれば、割って入るシーンも。
 スターライト特別が5着だったサクラリュウ(A2級・660キロ)は、近3走が1、1、3着と好調。前走のA2級混合特別では、670キロで障害ひと腰先頭で越えており、見せ場十分でした。こちらも自分のペースを守って運べるかがカギでしょう。
 イッキフジ(A1級・670キロ)は2戦連続で大敗していますが、2走前が相手関係、前走がハンデと敗因はハッキリ。巻き返しを期します。

【第6回開催3日目】
 6月22日(月)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。10頭立てだった前開催の重賞・旭川記念1、9着馬の代わりに、アサヒリュウセイ、トレジャーハンターが加わったメンバー構成です。
 注目は、唯一のA1級馬トレジャーハンター。前走のシルバーカップ(オープン・A1級混合)で8着と敗れ、開幕からの連勝が6でストップ。第2障害へは真っ先に仕掛けましたがやや苦戦し、越えてからの脚いろも鈍く、不本意なレースでした。しかし、断然人気のプレッシャーは相当で、他馬の目標にされた面も否めません。今回は相手強化となりますが、そのぶん気楽に臨める立場。オープン馬にとっては、旭川記念(6月14日)と北斗賞(7月12日)の狭間のレースで、目一杯の仕上げは考えにくいこともあり、勝機もありそうです。
 ニュータカラコマは旭川記念で3着。勝ったコウシュハウンカイから2秒6差で、2着フジダイビクトリーとは同タイムという惜敗でした。これで今季5戦して2勝、3着3回。前走のように障害を早めに越えれば詰めを欠き、また障害で溜めると差し届かずといった歯がゆい面がありますが、ここも馬券圏内は堅そうです。
 アサヒリュウセイはシルバーカップで逃げ切り圧勝を収め、今回がオープン昇級初戦。昨季は6月にオープンに上がってからが苦戦続きでしたが、年明け後に2勝を挙げ、クラス通用のメドを立てていました。地力をつけた今季は昨季とはひと味違うはず。いきなりから好勝負が見込めます。
 オープン特別の上位常連の障害巧者インフィニティー(旭川記念4着)、フジダイビクトリー(同2着)らも争覇圏でしょう。

今週の見どころ(6/13~6/15)

2015年6月12日(金)

 6月14日(日)のメインには、今季の古馬重賞第2弾・旭川記念が組まれています。昨年は6歳馬フジダイビクトリーが勝ち、4着までも5、6歳の若い世代が占めました。今年も若い力の台頭があるのか、それともキタノタイショウら古豪が立ちはだかるのか。興味深い一戦と言えます。

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【第5回開催4日目】
 6月13日(土)のメイン第10レースは、鹿追町競馬会杯(A2級混合・20:10発走予定)。A1級2頭、A2級8頭により争われます。
 サカノテツワンは今季5戦4勝、2着1回で、目下3連勝中。特に前走オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜)での、フジダイビクトリー、キタノタイショウらを寄せつけなかった走りは圧巻でした。今回は賞金別定5キロを課されますが、引き続き好勝負が可能でしょう。
 アアモンドマツカゼは、今季4戦が6、7、1、2着。すべて障害はひと腰でまとめており、前半どれだけ前で運べるかが好走へのカギ。紅一点の最軽量ハンデを生かしての前残りに警戒したいところです。
 スギノハリアーは、今季初戦で青葉特別(A2級-1組)を制している実績馬。今回がA1昇級初戦でクラスハンデが10キロ増えますが、A2級馬が主体のここに入れば大崩れはなさそうです。
 今季初戦の青葉特別で2着だったダイコクパワーは、3走前のさつき特別(A1・A2級決勝混合)2着でA1へ昇級。近2走では苦戦していますが、相手が楽になるここで巻き返しなるか。
 障害さえまともなら、グランドペガサスも差はありません。

【第5回開催5日目】
 6月14日(日)のメイン第10レースは、重賞・第46回旭川記念(20:10発走予定)。本年度の収得賞金50万円につき10キロ増となる別定重量戦で、オレノココロのみ別定10キロ増の780キロとなります。
 今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4月26日)は、オレノココロ、コウシュハウンカイと5歳馬のワンツー。3月1日のチャンピオンカップと同じ結果となり、今年の同世代のレベルの高さをうかがわせます。
 注目はコウシュハウンカイ。ばんえい十勝オッズパーク杯ではオープンの牡馬8頭はすべて720キロでしたが、1着オレノココロと今回10キロ差つくのなら、3秒4差は逆転可能。前走スタリオンカップ(3歳以上選抜)は7着でしたが、軽量の4歳馬が飛ばしペースが速くなり、障害での仕掛けが遅くなったのが敗因。調子落ちではありません。
 オレノココロは、シーズンをまたいで重賞では出走機会3連勝中。前走スタリオンカップは、こちらも流れに乗れずに9着も、重賞であれば巻き返してきそう。他馬より重くても10キロ程度なら問題にしないでしょう。
 ばんえい十勝オッズパーク杯3着のニュータカラコマは、続く五月特別(オープン)も3着でしたが、オープン混合で相手が下がった前走大雪賞では逃げ切り勝ちを収めています。昨年7月の北斗賞制覇以降、重賞では勝ち切れませんが、早めに障害を越え、決め手比べに持ち込めれば勝機もあるでしょう。
 昨年のこのレースの覇者フジダイビクトリーは、スタリオンカップで2着と好走。ようやく本来の障害のキレが戻ってきました。ここへ向け態勢は整ったといえそうです。

【第5回開催6日目】
 6月15日(月)のメイン第10レースは、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季の勝利数で上位の馬による選抜戦で、A1級・670キロからB2級の牝馬・610キロまでハンデ差は最大60キロと大きいです。
 B1級のトモエエーカンに注目。A2から降級した今季は、2勝、2着2回、4着3回と崩れがありません。障害次第の面があり、前走のB1級-1組特別でも三腰を要しましたが、いざ越えてしまえば自慢の決め手で後続を寄せつけない快勝でした。今回と同様、ハンデ差が大きかった2走前・スーパートレーナー賞(B級選抜)で4着だったのは気になりますが、流れに乗れれば勝機もありそうです。
 10キロ減がある4歳馬が5頭出走しており、なかでも注目はB1級のカンシャノココロ。障害力が武器で、2走前のスーパートレーナー賞では逃げて2着とトモエエーカンに先着。前走のライラック賞(4歳オープン)でも勝ったアアモンドセブンからコンマ5秒差の2着と善戦しています。今回が古馬A級との初対戦ですが、積極策からの前残りを狙います。
 B2級の4歳牝馬センゴクイチは、2走前のカーネーションカップでは、年長の強豪牝馬たちを相手に第2障害を先頭で越えての3着。前走ライラック賞では、離れた第2障害5番手クリアから先行4頭を追いかけ、3着争いに加わりました。地力強化が著しく最軽量610キロも魅力といえます。
 イッキフジは昨年のこのレースの2着馬。当時はB2級で重量が有利な立場でしたが、A1格付の今回はトップハンデを課せられています。とはいえ、ほとんどがB級馬という相手関係は断然有利。対4歳馬でもスピード負けしないので、押して行ければ好勝負が期待できそうです。

今週の見どころ(6/6~6/8)

2015年6月 5日(金)

 6月8日(月)のメインには、3歳オープンによる、とかちダービーが組まれています。今年の3歳世代は、2歳シーズン三冠馬のセンゴクエースがA1格付で図抜けており、その次がB2級のシリウスという状況。このとかちダービーにはそのセンゴクエースが不在だけに、各馬なんとか勝利をモノしたいところでしょう。7月26日に行われる3歳三冠の第1弾・ばんえい大賞典へ向けても注目の一戦といえます。

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【第5回開催1日目】
 6月6日(土)のメイン第10レースは、ジュノー特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)。A2級3頭とB1級7頭が争います。
 A2級のキンノカミに期待します。A2昇級初戦だった前走の旭岳特別(A1・A2級混合)では10着と大敗しましたが、大外10コースで障害で苦戦したのに加え相手も強すぎました。前々走のスーパートレーナー賞(B級選抜)では、第2障害2番手クリアから差し切り勝ちを収めているだけに、ここに入れば巻き返し必至といえます。
 カツオーカンも旭岳特別がA2昇級初戦で7着でしたが、ほとんどがB級馬という今回は、障害力を生かし上位進出が見込めそうです。
 B1級のフクミツは4月25日の水晶特別(B1級-1組)で4着。そのレースは3着がカツオーカンで、5着がキンノカミでした。今回は両馬と10キロ差つくことで、互角以上の戦いが可能でしょう。
 今季、B2級特別を2戦2勝で昇級してきたユウトウセイや、障害次第ではホクショウサスケも差のない戦いが可能でしょう。

【第5回開催2日目】
 6月7日(日)のメイン第10レースは、シルバーカップ(オープン・A1級混合・20:10発走予定)
 次週6月14日に重賞・旭川記念が組まれているため、オープン馬は3頭のみと手薄。A1級勢に注目が集まりそうです。なかでも期待は今季負けなし6連勝中のトレジャーハンター。賞金別定5キロを課されるようになった近2戦も、ともに第2障害2番手クリアからの完勝で、勢いは衰え知らず。今回はA1昇級初戦ですが、少なくとも連軸は堅そうです。
 アサヒリュウセイは2走前にトレジャーハンターと対戦して2秒8差の2着。障害3番手から差を詰め切れませんでした。当時はトレジャーハンター(当時A2級)のほうが5キロ軽かったものの、逆に今回はこちらが5キロ軽い立場。決め手上位なだけに、早めに障害を越えられれば逆転も一考でしょう。
 両馬の一騎打ちムードですが、トレジャーハンターと同じ近3走が4、4、5着というショウチシマシタも終いの踏ん張り次第では上位争いに加わってきそうです。

【第5回開催3日目】
 6月8日(月)のメイン第10レースは、とかちダービー(3歳オープン・20:10発走予定)
 7頭立てだった、とかち皐月賞(5月11日・3歳オープン)の出走全馬が参戦し再戦模様ですが、注目は同レースには登録がなかったキンメダル。明け3歳ナンバーワン決定戦・イレネー記念(3月8日)で、圧勝したセンゴクエースに唯一食い下がっていたのがこの馬。結果2着でしたが、3着コウシュハスパークには11秒7以もの差をつけており、センゴクエース不在のここに入れば実力上位は明らかです。
 イレネー記念5着のテンカトウイツは、とかち皐月賞をあっさり逃げ切って快勝。B4へ昇級し古馬との対戦となった近2走は3、5着も障害では崩れていません。再び同世代限定戦であれば、巻き返しがありそうです。
 コウシュハスパークはとかち皐月賞が2着で、続くB4級戦が4、4着。障害を降りた順番より着順は下げておらず、この馬なりの走りはしています。デビュー以来、重賞・特別では6戦すべて掲示板を確保しており、ここも大崩れは考えにくいところ。
 とかち皐月賞へは不出走だったホクセイボスは、障害が立て直され目下3連勝中。いずれも後続をまったく寄せつけない圧巻の勝ちっぷりだけに、引き続き注目する手でしょう。

今週の見どころ(5/30~6/1)

2015年5月29日(金)

 5月31日(日)のメインには、スタリオンカップが組まれています。昨季のリーディングサイヤーランキング1~5位種牡馬の産駒による選抜戦で、今年が3回目。昨年はこのレース2着のフジダイビクトリーが旭川記念優勝、一昨年1着のホリセンショウが同3着など、旭川記念(6月14日)へと繋がる一戦でもあります。

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【第4回開催4日目】
 5月30日(土)のメイン第10レースは、森の妖精ガラス工房記念(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(5月23日)、B2級-2組(24日)の両予選上位馬による一戦です。
 B2級-2組予選2着のヒロノヤマトに期待します。平場戦ではなかなかテンに動けませんが、前走は積極的な競馬から踏ん張る好レースでした。出走馬のレベルが高いB級選抜戦だった2走前のスーパートレーナー賞は9着でしたが、B2級同士の争いならマイペースが見込め勝機十分といえます。
 スーパートレーナー賞では8着(2番人気)のオメガグレートは2組予選が5着。今季初戦のミズバショウ特別(B2級-1組混合)で早めの第2障害クリアから2着と実績があるので、B2級限定の特別戦なら巻き返しが期待できそうです。
 B2級-1組予選勢では3着のホクショウバトルに期待。A1からの降級馬でここに入れば実績断然。障害での腰の入りも悪くなく、今回もシャープな末脚を発揮しそうですが、展開次第という面も否めません。
 1組予選2着ファイトガールは障害巧者で、最軽量ハンデを利しての前残りに警戒が必要。同4着ライデンティダは前走がB2昇級初戦でしたが僅差にまとめ、通用のメドを立てました。

【第4回開催5日目】
 5月31日(日)のメイン第10レースは、スタリオンカップ(3歳以上選抜・20:10発走予定)。オープンからB2級までの10頭により争われます。
 前走の五月雨特別(オープン)で、同タイムで1、2着だったコウシュハウンカイ、キタノタイショウに注目します。
 コウシュハウンカイ(父ウンカイ)は第2障害2番手クリアから抜け出して快勝。昨年10月以来となる久々の勝利でしたが、詰めが甘い面が解消され、大崩れがなくなりました。目下、障害のキレも申し分なく、連勝も十分といえます。
 キタノタイショウ(父ダイヤキンショウ)は、4月の2戦では障害で苦戦し惨敗していましたが、前走では一転。抜群のカカリを見せました。これで復調とは言い切れませんが、調子が上向いているのは間違いなさそうです。
 オレノココロ(父ウンカイ)は前走ばんえい十勝オッズパーク杯を制し、天馬賞(1月3日)、チャンピオンカップ(3月1日)と重賞では出走機会3連勝中。特別戦では障害を早めに降りても後続に捕まることが多いのは気になりますが、格下馬も相手のここは馬券絡みが期待できます。
 条件クラスの各馬では、A2級のサカノテツワン(父サンデーブライアン)に注目。オープン馬と20キロ差ではさほど有利な感はないものの、今季4戦して3勝、2着1回という勢いには魅力を感じます。

【第4回開催6日目】
 6月1日(月)のメイン第10レースは、ライラック賞(4歳オープン・20:10発走予定)。6月28日に行われる重賞・柏林賞の前哨戦です。
 センゴクイチは、4月27日のすずらん賞(4歳オープン)では第2障害4番手クリアから、逃げ粘るカイシンゲキをゴール寸前で捕え快勝。続く前走カーネーションカップでは、古馬牝馬の一線級を相手に、逃げて見せ場たっぷりの3着と、充実の近況です。B2級の牝馬で最軽量630キロを生かして逃げ切りを狙います。
 カイシンゲキ(650キロ)はB1格付ですが、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典(昨年8月24日)でハクタイホウを破って勝利している実力馬。その後、勝ち星はないものの、三冠2戦目・ばんえい菊花賞3着、3月の重賞・ポプラ賞では障害先頭クリアから4着、そして前々走のすずらん賞でも逃げて3着など、同世代限定戦で多数の好走歴があります。展開さえ向けばいつ勝っても不思議ありません。
 B1級のカンシャノココロ(650キロ)は、すずらん賞では4着も、カイシンゲキとほぼ同時に障害を越えて、勝ったセンゴクイチと1秒3の僅差でした。明け4歳になってからの地力強化が目立つ1頭です。また、すずらん賞は競走除外のカゲホウトウ(650キロ)も障害巧者で楽しみといえます。
 先行タイプが多いだけに、オープンの牝馬キサラキク(660キロ)の末脚にも警戒が必要かもしれません。

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