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今週の見どころ(12/27~12/29)

 年末年始のばんえい十勝は、12月27日(日)~29日(火)と1月1日(祝・金)~5日(火)の開催です。帯広競馬場の開門時刻、レースの発走予定時刻などにつきましてはこちらでご確認ください。
 28日(月)のメインは、2歳シーズン三冠の第2弾・ヤングチャンピオンシップ。11月に実施された十勝、北見、釧路、南北海道、北央の各産地別特別の上位2頭ずつが争います。

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【第19回開催4日目】
 12月27日(日)のメイン第10レースは、地吹雪賞(3歳以上選抜・19:05発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減、4歳10キロ減)で争われる、スピードスター賞(来年2月8日)の予選第3弾です。
 注目はもちろんオイドン。一昨年のこのレース勝ちをはじめ、同条件では6勝、2、3着各1回と一度も馬券圏内を外していない現役屈指の快足馬です。先行力に加え、決め手もあるためゴール前での競り合いに強いことが定量500キロの特別戦での安定した成績につながっているようです。
 昨年8月の同条件特別・稲妻賞の2着馬サクラリュウ、昨年2月のスピードスター賞で2着のホクショウサスケは、この条件で実績があり、まだまだ成長が見込める5歳馬。オイドンを苦しめるシーンがあるかもしれません。
 シンザンボーイはこの条件初参戦ですが、降雪のなかスピード勝負となった3走前の勝ちっぷりが鮮やか。4歳の10キロ減も魅力です。

【第19回開催5日目】
 12月28日(月)のメイン第10レースは、重賞・第17回ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜・19:05発走予定)。今季の収得賞金50万円につき10キロ増となる別定重量戦で、10月の重賞・ナナカマド賞を勝っている牡馬フウジンライデンのみ20キロ増での出走です。
 釧路産駒特別1着のホクショウディープに注目します。デビューから6戦未勝利のあと、約2カ月半休養したことが功を奏し、大変身。釧路産駒特別を含め、目下5連勝と快進撃を続けています。前走の2歳A級-1組戦(11月23日)では、ハイレベルな十勝産駒特別1、2着のアラワシキング、キタノリュウキも下しており、向かうところ敵なしといった感じ。6連勝で重賞制覇を成し遂げるのか楽しみです。
 ムサシブラザーも目下4連勝と好調。青雲賞(2歳牡馬オープン)、北見産駒特別と、特別戦で2戦2勝というのも心強いです。ホクショウディープとの連勝馬対決を制し、昨年のセンゴクエースに続く北見産駒によるこのレース勝利を目指します。
 ナナカマド賞の勝ち馬フウジンライデンは、最大35キロ差のトップハンデを背負った南北海道産駒特別でも貫録勝ちを収めています。ホクショウディープ、ムサシブラザーといったナナカマド賞には不在だった実力馬が今回は参戦し、トップハンデも微妙ですが、重賞ウイナーの地力を見せることができるでしょうか。
 ナナカマド賞4着、釧路産駒特別2着のツルイテンリュウは、2歳A級-1組戦(11月23日)では、ホクショウディープにこそ差されたものの、第2障害先頭クリアから2着に善戦。3着キタノリュウキには10秒以上の差をつけており、ここでも好勝負が期待できそうです。
 キタノリュウキはデビューから3連勝し、その後やや足踏みしていますが、十勝産駒特別2着など障害巧者らしい大崩れの少ない戦績。出走全馬の前走がナナカマド賞か2歳A級と強者揃いだった十勝産駒特別と比べれば、今回の相手は楽で、上位進出が期待できます。

【第19回開催6日目】
 12月29日(火)のメインで最終第11レースは、'15ファイナルカップ(B1級-1・2組決勝・19:40発走予定)。B1級-1組(12月21日)、B1級-2組(20日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-1組予選の勝ち馬オメガグレートに注目。第2障害2番手クリアから、逃げたカネゾウを残り20メートルで捕えてからは独走に持ち込んでの完勝でした。今季、B1級特別(混合戦を含む)では1、3、2着と好走を続けており、特別戦の負担重量もマイナスにはなりません。
 カネゾウはB1昇級初戦のB1級-1組予選が5着。とはいえ、障害ひと腰先頭クリアから、ゴール寸前まで2番手をキープと見せ場十分の走りでした。クラス2走目での上積みもありそうです。
 B1級-2組勢では、今季、B1級特別(混合戦を含む)で4着2回、5着1回というコサカコブラに注目。勝ち味に遅いところがありますが、予選での圧巻の逃げ切りは体調の良さを示すものでしょう。

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