5月24日(日)のメインには、大雪賞が組まれています。次開催・6月14日に実施される重賞・旭川記念の前哨戦となります。キタノタイショウ、オレノココロらは31日(日)の選抜戦へ出走予定のため不在ですが、本番へ向けて、各馬には弾みのつく走りを期待したいところです。
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【第4回開催1日目】
5月23日(土)のメイン第10レースは、旭岳特別(A1・A2級混合・20:10発走予定)。
有力なのは前開催のつつじ特別(A1級混合)組。なかでも注目は同レースを勝ち5連勝を決めたトレジャーハンターでしょう。第2障害2番手クリアから、逃げるアオノレクサスを早々に捕まえると、追い込んできたアサヒリュウセイ(2着)を2秒8差しりぞける快勝でした。今回はそのアサヒリュウセイが翌日の大雪賞に出走予定のため、相手関係が楽になります。連勝を伸ばす可能性が大でしょう。
アオノレクサスは、課題である詰めの甘さが出てしまい3着でしたが、最後まで脚は止まっていませんでした。アサヒリュウセイが不在なら、実績的にも順当に相手筆頭の座に収まりそうです。
ショウチシマシタは、2走前の特別戦、前走つつじ特別とも10コースに入りながら4、4着と善戦しています。中ほどの枠を引いた今回は着順を上げてきそうです。
つつじ特別が出走取消だったスギノハリアーは、3走前のA2級特別で逃げ切り勝ちを収めている実力馬。キンノカミはここがA2昇級初戦ですが、ハマればまとめて差し切れる末脚を持っています。
【第4回開催2日目】
5月24日(日)のメイン第10レースは、大雪賞(オープン混合・20:10発走予定)。オープン7頭とA1級2頭が争います。
今回のメンバー中、前開催の五月雨特別(オープン)で最先着の3着だったニュータカラコマに注目。第2障害をひと腰でまとめ、逃げ込みを図りましたが、コウシュハウンカイ、キタノタイショウの末脚に屈しました。その両馬が不在の今回は勝機十分といえます。
ホクショウユウキは、五月雨特別では障害を3番手で越え4着。もともと決め手を欠く面がありますが、キタノタイショウに交わされただけなら、上々の結果といえそう。相手関係を考えても今回は前進が見込めます。
A1級のアサヒリュウセイは今季3戦して2勝、2着1回と好調。今回はオープン馬もおり相手が上がりますが、引き続き目が離せません。
オイドンは近3走がブービーか最下位と厳しい戦いぶり。前走では山本正彦騎手から鈴木恵介騎手へ、そして今回は安部憲二騎手への乗替わりで試行錯誤が続きます。そろそろきっかけを掴めるでしょうか。
【第4回開催3日目】
5月25日(月)のメイン第10レースは、黒岳特別(B1級-1組・20:10発走予定)。
直近のB1級-1組特別・水晶特別(2開催前)の上位3頭に加え5着馬も今開催からA2へ昇級。同4着フクミツにチャンスが巡ってきました。3走前の水晶特別は先行策が取れず。続く2走前のB級選抜特別では着順こそひとつ落としましたが、この馬らしい積極的なレースができました。特別戦の流れは向く印象で、この相手関係なら中心視できそうです。
トモエエーカンはA2からの降級馬で、今季6戦して1勝、2着2回、4着3回。障害は巧者とはいえませんが、早めにまとめて、このところ大崩れがありません。勝つには展開の助けが必要かもしれませんが、馬券圏内には入ってくるでしょう。
ヤマトジャイナーは今季5戦オール連対と絶好調。もともと決め手が武器ですが、今季は先行して好走を続けています。B1昇級初戦でも目下の勢いは侮れません。
キタノストロングは勝ち味に遅いですが、毎回ひと脚は使ってくるタイプ。押さえには欠かせません。