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今週の見どころ(6/13~6/15)

2015年6月12日(金)

 6月14日(日)のメインには、今季の古馬重賞第2弾・旭川記念が組まれています。昨年は6歳馬フジダイビクトリーが勝ち、4着までも5、6歳の若い世代が占めました。今年も若い力の台頭があるのか、それともキタノタイショウら古豪が立ちはだかるのか。興味深い一戦と言えます。

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【第5回開催4日目】
 6月13日(土)のメイン第10レースは、鹿追町競馬会杯(A2級混合・20:10発走予定)。A1級2頭、A2級8頭により争われます。
 サカノテツワンは今季5戦4勝、2着1回で、目下3連勝中。特に前走オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜)での、フジダイビクトリー、キタノタイショウらを寄せつけなかった走りは圧巻でした。今回は賞金別定5キロを課されますが、引き続き好勝負が可能でしょう。
 アアモンドマツカゼは、今季4戦が6、7、1、2着。すべて障害はひと腰でまとめており、前半どれだけ前で運べるかが好走へのカギ。紅一点の最軽量ハンデを生かしての前残りに警戒したいところです。
 スギノハリアーは、今季初戦で青葉特別(A2級-1組)を制している実績馬。今回がA1昇級初戦でクラスハンデが10キロ増えますが、A2級馬が主体のここに入れば大崩れはなさそうです。
 今季初戦の青葉特別で2着だったダイコクパワーは、3走前のさつき特別(A1・A2級決勝混合)2着でA1へ昇級。近2走では苦戦していますが、相手が楽になるここで巻き返しなるか。
 障害さえまともなら、グランドペガサスも差はありません。

【第5回開催5日目】
 6月14日(日)のメイン第10レースは、重賞・第46回旭川記念(20:10発走予定)。本年度の収得賞金50万円につき10キロ増となる別定重量戦で、オレノココロのみ別定10キロ増の780キロとなります。
 今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4月26日)は、オレノココロ、コウシュハウンカイと5歳馬のワンツー。3月1日のチャンピオンカップと同じ結果となり、今年の同世代のレベルの高さをうかがわせます。
 注目はコウシュハウンカイ。ばんえい十勝オッズパーク杯ではオープンの牡馬8頭はすべて720キロでしたが、1着オレノココロと今回10キロ差つくのなら、3秒4差は逆転可能。前走スタリオンカップ(3歳以上選抜)は7着でしたが、軽量の4歳馬が飛ばしペースが速くなり、障害での仕掛けが遅くなったのが敗因。調子落ちではありません。
 オレノココロは、シーズンをまたいで重賞では出走機会3連勝中。前走スタリオンカップは、こちらも流れに乗れずに9着も、重賞であれば巻き返してきそう。他馬より重くても10キロ程度なら問題にしないでしょう。
 ばんえい十勝オッズパーク杯3着のニュータカラコマは、続く五月特別(オープン)も3着でしたが、オープン混合で相手が下がった前走大雪賞では逃げ切り勝ちを収めています。昨年7月の北斗賞制覇以降、重賞では勝ち切れませんが、早めに障害を越え、決め手比べに持ち込めれば勝機もあるでしょう。
 昨年のこのレースの覇者フジダイビクトリーは、スタリオンカップで2着と好走。ようやく本来の障害のキレが戻ってきました。ここへ向け態勢は整ったといえそうです。

【第5回開催6日目】
 6月15日(月)のメイン第10レースは、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季の勝利数で上位の馬による選抜戦で、A1級・670キロからB2級の牝馬・610キロまでハンデ差は最大60キロと大きいです。
 B1級のトモエエーカンに注目。A2から降級した今季は、2勝、2着2回、4着3回と崩れがありません。障害次第の面があり、前走のB1級-1組特別でも三腰を要しましたが、いざ越えてしまえば自慢の決め手で後続を寄せつけない快勝でした。今回と同様、ハンデ差が大きかった2走前・スーパートレーナー賞(B級選抜)で4着だったのは気になりますが、流れに乗れれば勝機もありそうです。
 10キロ減がある4歳馬が5頭出走しており、なかでも注目はB1級のカンシャノココロ。障害力が武器で、2走前のスーパートレーナー賞では逃げて2着とトモエエーカンに先着。前走のライラック賞(4歳オープン)でも勝ったアアモンドセブンからコンマ5秒差の2着と善戦しています。今回が古馬A級との初対戦ですが、積極策からの前残りを狙います。
 B2級の4歳牝馬センゴクイチは、2走前のカーネーションカップでは、年長の強豪牝馬たちを相手に第2障害を先頭で越えての3着。前走ライラック賞では、離れた第2障害5番手クリアから先行4頭を追いかけ、3着争いに加わりました。地力強化が著しく最軽量610キロも魅力といえます。
 イッキフジは昨年のこのレースの2着馬。当時はB2級で重量が有利な立場でしたが、A1格付の今回はトップハンデを課せられています。とはいえ、ほとんどがB級馬という相手関係は断然有利。対4歳馬でもスピード負けしないので、押して行ければ好勝負が期待できそうです。

今週の見どころ(6/6~6/8)

2015年6月 5日(金)

 6月8日(月)のメインには、3歳オープンによる、とかちダービーが組まれています。今年の3歳世代は、2歳シーズン三冠馬のセンゴクエースがA1格付で図抜けており、その次がB2級のシリウスという状況。このとかちダービーにはそのセンゴクエースが不在だけに、各馬なんとか勝利をモノしたいところでしょう。7月26日に行われる3歳三冠の第1弾・ばんえい大賞典へ向けても注目の一戦といえます。

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【第5回開催1日目】
 6月6日(土)のメイン第10レースは、ジュノー特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)。A2級3頭とB1級7頭が争います。
 A2級のキンノカミに期待します。A2昇級初戦だった前走の旭岳特別(A1・A2級混合)では10着と大敗しましたが、大外10コースで障害で苦戦したのに加え相手も強すぎました。前々走のスーパートレーナー賞(B級選抜)では、第2障害2番手クリアから差し切り勝ちを収めているだけに、ここに入れば巻き返し必至といえます。
 カツオーカンも旭岳特別がA2昇級初戦で7着でしたが、ほとんどがB級馬という今回は、障害力を生かし上位進出が見込めそうです。
 B1級のフクミツは4月25日の水晶特別(B1級-1組)で4着。そのレースは3着がカツオーカンで、5着がキンノカミでした。今回は両馬と10キロ差つくことで、互角以上の戦いが可能でしょう。
 今季、B2級特別を2戦2勝で昇級してきたユウトウセイや、障害次第ではホクショウサスケも差のない戦いが可能でしょう。

【第5回開催2日目】
 6月7日(日)のメイン第10レースは、シルバーカップ(オープン・A1級混合・20:10発走予定)
 次週6月14日に重賞・旭川記念が組まれているため、オープン馬は3頭のみと手薄。A1級勢に注目が集まりそうです。なかでも期待は今季負けなし6連勝中のトレジャーハンター。賞金別定5キロを課されるようになった近2戦も、ともに第2障害2番手クリアからの完勝で、勢いは衰え知らず。今回はA1昇級初戦ですが、少なくとも連軸は堅そうです。
 アサヒリュウセイは2走前にトレジャーハンターと対戦して2秒8差の2着。障害3番手から差を詰め切れませんでした。当時はトレジャーハンター(当時A2級)のほうが5キロ軽かったものの、逆に今回はこちらが5キロ軽い立場。決め手上位なだけに、早めに障害を越えられれば逆転も一考でしょう。
 両馬の一騎打ちムードですが、トレジャーハンターと同じ近3走が4、4、5着というショウチシマシタも終いの踏ん張り次第では上位争いに加わってきそうです。

【第5回開催3日目】
 6月8日(月)のメイン第10レースは、とかちダービー(3歳オープン・20:10発走予定)
 7頭立てだった、とかち皐月賞(5月11日・3歳オープン)の出走全馬が参戦し再戦模様ですが、注目は同レースには登録がなかったキンメダル。明け3歳ナンバーワン決定戦・イレネー記念(3月8日)で、圧勝したセンゴクエースに唯一食い下がっていたのがこの馬。結果2着でしたが、3着コウシュハスパークには11秒7以もの差をつけており、センゴクエース不在のここに入れば実力上位は明らかです。
 イレネー記念5着のテンカトウイツは、とかち皐月賞をあっさり逃げ切って快勝。B4へ昇級し古馬との対戦となった近2走は3、5着も障害では崩れていません。再び同世代限定戦であれば、巻き返しがありそうです。
 コウシュハスパークはとかち皐月賞が2着で、続くB4級戦が4、4着。障害を降りた順番より着順は下げておらず、この馬なりの走りはしています。デビュー以来、重賞・特別では6戦すべて掲示板を確保しており、ここも大崩れは考えにくいところ。
 とかち皐月賞へは不出走だったホクセイボスは、障害が立て直され目下3連勝中。いずれも後続をまったく寄せつけない圧巻の勝ちっぷりだけに、引き続き注目する手でしょう。

今週の見どころ(5/30~6/1)

2015年5月29日(金)

 5月31日(日)のメインには、スタリオンカップが組まれています。昨季のリーディングサイヤーランキング1~5位種牡馬の産駒による選抜戦で、今年が3回目。昨年はこのレース2着のフジダイビクトリーが旭川記念優勝、一昨年1着のホリセンショウが同3着など、旭川記念(6月14日)へと繋がる一戦でもあります。

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【第4回開催4日目】
 5月30日(土)のメイン第10レースは、森の妖精ガラス工房記念(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(5月23日)、B2級-2組(24日)の両予選上位馬による一戦です。
 B2級-2組予選2着のヒロノヤマトに期待します。平場戦ではなかなかテンに動けませんが、前走は積極的な競馬から踏ん張る好レースでした。出走馬のレベルが高いB級選抜戦だった2走前のスーパートレーナー賞は9着でしたが、B2級同士の争いならマイペースが見込め勝機十分といえます。
 スーパートレーナー賞では8着(2番人気)のオメガグレートは2組予選が5着。今季初戦のミズバショウ特別(B2級-1組混合)で早めの第2障害クリアから2着と実績があるので、B2級限定の特別戦なら巻き返しが期待できそうです。
 B2級-1組予選勢では3着のホクショウバトルに期待。A1からの降級馬でここに入れば実績断然。障害での腰の入りも悪くなく、今回もシャープな末脚を発揮しそうですが、展開次第という面も否めません。
 1組予選2着ファイトガールは障害巧者で、最軽量ハンデを利しての前残りに警戒が必要。同4着ライデンティダは前走がB2昇級初戦でしたが僅差にまとめ、通用のメドを立てました。

【第4回開催5日目】
 5月31日(日)のメイン第10レースは、スタリオンカップ(3歳以上選抜・20:10発走予定)。オープンからB2級までの10頭により争われます。
 前走の五月雨特別(オープン)で、同タイムで1、2着だったコウシュハウンカイ、キタノタイショウに注目します。
 コウシュハウンカイ(父ウンカイ)は第2障害2番手クリアから抜け出して快勝。昨年10月以来となる久々の勝利でしたが、詰めが甘い面が解消され、大崩れがなくなりました。目下、障害のキレも申し分なく、連勝も十分といえます。
 キタノタイショウ(父ダイヤキンショウ)は、4月の2戦では障害で苦戦し惨敗していましたが、前走では一転。抜群のカカリを見せました。これで復調とは言い切れませんが、調子が上向いているのは間違いなさそうです。
 オレノココロ(父ウンカイ)は前走ばんえい十勝オッズパーク杯を制し、天馬賞(1月3日)、チャンピオンカップ(3月1日)と重賞では出走機会3連勝中。特別戦では障害を早めに降りても後続に捕まることが多いのは気になりますが、格下馬も相手のここは馬券絡みが期待できます。
 条件クラスの各馬では、A2級のサカノテツワン(父サンデーブライアン)に注目。オープン馬と20キロ差ではさほど有利な感はないものの、今季4戦して3勝、2着1回という勢いには魅力を感じます。

【第4回開催6日目】
 6月1日(月)のメイン第10レースは、ライラック賞(4歳オープン・20:10発走予定)。6月28日に行われる重賞・柏林賞の前哨戦です。
 センゴクイチは、4月27日のすずらん賞(4歳オープン)では第2障害4番手クリアから、逃げ粘るカイシンゲキをゴール寸前で捕え快勝。続く前走カーネーションカップでは、古馬牝馬の一線級を相手に、逃げて見せ場たっぷりの3着と、充実の近況です。B2級の牝馬で最軽量630キロを生かして逃げ切りを狙います。
 カイシンゲキ(650キロ)はB1格付ですが、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典(昨年8月24日)でハクタイホウを破って勝利している実力馬。その後、勝ち星はないものの、三冠2戦目・ばんえい菊花賞3着、3月の重賞・ポプラ賞では障害先頭クリアから4着、そして前々走のすずらん賞でも逃げて3着など、同世代限定戦で多数の好走歴があります。展開さえ向けばいつ勝っても不思議ありません。
 B1級のカンシャノココロ(650キロ)は、すずらん賞では4着も、カイシンゲキとほぼ同時に障害を越えて、勝ったセンゴクイチと1秒3の僅差でした。明け4歳になってからの地力強化が目立つ1頭です。また、すずらん賞は競走除外のカゲホウトウ(650キロ)も障害巧者で楽しみといえます。
 先行タイプが多いだけに、オープンの牝馬キサラキク(660キロ)の末脚にも警戒が必要かもしれません。

今週の見どころ(5/23~5/25)

2015年5月22日(金)

 5月24日(日)のメインには、大雪賞が組まれています。次開催・6月14日に実施される重賞・旭川記念の前哨戦となります。キタノタイショウ、オレノココロらは31日(日)の選抜戦へ出走予定のため不在ですが、本番へ向けて、各馬には弾みのつく走りを期待したいところです。

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【第4回開催1日目】
 5月23日(土)のメイン第10レースは、旭岳特別(A1・A2級混合・20:10発走予定)
 有力なのは前開催のつつじ特別(A1級混合)組。なかでも注目は同レースを勝ち5連勝を決めたトレジャーハンターでしょう。第2障害2番手クリアから、逃げるアオノレクサスを早々に捕まえると、追い込んできたアサヒリュウセイ(2着)を2秒8差しりぞける快勝でした。今回はそのアサヒリュウセイが翌日の大雪賞に出走予定のため、相手関係が楽になります。連勝を伸ばす可能性が大でしょう。
 アオノレクサスは、課題である詰めの甘さが出てしまい3着でしたが、最後まで脚は止まっていませんでした。アサヒリュウセイが不在なら、実績的にも順当に相手筆頭の座に収まりそうです。
 ショウチシマシタは、2走前の特別戦、前走つつじ特別とも10コースに入りながら4、4着と善戦しています。中ほどの枠を引いた今回は着順を上げてきそうです。
 つつじ特別が出走取消だったスギノハリアーは、3走前のA2級特別で逃げ切り勝ちを収めている実力馬。キンノカミはここがA2昇級初戦ですが、ハマればまとめて差し切れる末脚を持っています。

【第4回開催2日目】
 5月24日(日)のメイン第10レースは、大雪賞(オープン混合・20:10発走予定)。オープン7頭とA1級2頭が争います。
 今回のメンバー中、前開催の五月雨特別(オープン)で最先着の3着だったニュータカラコマに注目。第2障害をひと腰でまとめ、逃げ込みを図りましたが、コウシュハウンカイ、キタノタイショウの末脚に屈しました。その両馬が不在の今回は勝機十分といえます。
 ホクショウユウキは、五月雨特別では障害を3番手で越え4着。もともと決め手を欠く面がありますが、キタノタイショウに交わされただけなら、上々の結果といえそう。相手関係を考えても今回は前進が見込めます。
 A1級のアサヒリュウセイは今季3戦して2勝、2着1回と好調。今回はオープン馬もおり相手が上がりますが、引き続き目が離せません。
 オイドンは近3走がブービーか最下位と厳しい戦いぶり。前走では山本正彦騎手から鈴木恵介騎手へ、そして今回は安部憲二騎手への乗替わりで試行錯誤が続きます。そろそろきっかけを掴めるでしょうか。

【第4回開催3日目】
 5月25日(月)のメイン第10レースは、黒岳特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 直近のB1級-1組特別・水晶特別(2開催前)の上位3頭に加え5着馬も今開催からA2へ昇級。同4着フクミツにチャンスが巡ってきました。3走前の水晶特別は先行策が取れず。続く2走前のB級選抜特別では着順こそひとつ落としましたが、この馬らしい積極的なレースができました。特別戦の流れは向く印象で、この相手関係なら中心視できそうです。
 トモエエーカンはA2からの降級馬で、今季6戦して1勝、2着2回、4着3回。障害は巧者とはいえませんが、早めにまとめて、このところ大崩れがありません。勝つには展開の助けが必要かもしれませんが、馬券圏内には入ってくるでしょう。
 ヤマトジャイナーは今季5戦オール連対と絶好調。もともと決め手が武器ですが、今季は先行して好走を続けています。B1昇級初戦でも目下の勢いは侮れません。
 キタノストロングは勝ち味に遅いですが、毎回ひと脚は使ってくるタイプ。押さえには欠かせません。

今週の見どころ(5/16~5/18)

2015年5月15日(金)

 5月17日(日)のメインには、オープン馬による五月雨特別が組まれています。4月26日に行われた重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯のほぼ再戦ですが、当時より40キロ軽い特別戦の負担重量になることで、どのような結果となるのか楽しみです。

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【第3回開催4日目】
 5月16日(土)のメイン第10レースは、エメラルド特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級混合(5月10日)、B1級(11日)の両予選上位馬による一戦ですが、回避馬が相次ぎ7頭立てで争われます。
 A2級混合予選で圧巻の逃げ切り勝ちを収めたイッキフジに引き続き期待。2走前の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯こそ相手が強く8着でしたが、予選では、昨季A2級-1組特別で2勝という実力を示しました。相手有利なここは連勝が望めそうです。
 ジャングルソングは、A2級混合予選では第2障害離れた4番手から伸びて2着。早めに障害を越えることができれば、決め手を生かしここも上位争いできるでしょう。
 B1級予選が4着のグランドペガサスは、3走前の水晶特別(B1級-1組)で2着があります。障害巧者で、10キロ差を生かしてイッキフジより先に障害を越えられれば、勝機もあるかもしれません。

【第3回開催5日目】
 5月17日(日)のメイン第10レースは、五月雨特別(オープン・20:10発走予定)。前開催に行われた重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯を制したオレノココロが回避して9頭立て。全馬680キロでの争いです。
 ばんえい十勝オッズパーク杯では1番人気で3着だったニュータカラコマに期待します。第2障害で少し苦戦し、離れた4番手から前の3頭を追い、インフィニティーは捕えたものの、オレノココロ、コウシュハウンカイにはわずかに及びませんでした。10コースに入った不利も考えれば悪いレースではなく、快勝した今季初戦・スプリングカップと同じ680キロに戻る今回、巻き返しが濃厚でしょう。
 コウシュハウンカイは、スプリングカップ、ばんえい十勝オッズパーク杯とも2着に好走しています。目下障害のキレも申し分なく、前残りには警戒が必要でしょう。
 前述2頭と同じ近2走が3、4着のインフィニティー、4、5着のフジダイビクトリーは障害巧者で、終いの踏ん張り次第で勝利まで望めそうです。

【第3回開催6日目】
 5月18日(月)のメイン第10レースは、スーパートレーナー賞(20:10発走予定)。昨季の調教師リーディング上位10名が管理するB級馬による選抜戦です。
 トモエエーカン(小林長吉調教師)は近3走が1、2、2着と好調。今回と同様のB級選抜戦だった2走前(スーパージョッキー賞)は勝ったホクショウバトルとコンマ8秒の僅差でした。相変わらず障害では苦戦していますが、末脚は安定しているだけに、ここも大崩れはないでしょう。
 キンノカミ(尾ケ瀬富雄調教師)はスーパージョッキーが3着。トモエエーカンと同型で障害次第の面はありますが、昨季最終開催のサッポロビール杯(A2級-1組)で、第2障害2番手クリアから完勝している実力を見せつける場面もありそうです。
 障害巧者のオメガグレート(西弘美調教師)はサッポロビール杯の3着馬。今回は前述2頭より10キロ軽いだけに、逃げ切りに警戒が必要でしょう。
 ヒロノヤマト(金田勇調教師)は昨季最終出走ではA2級-2組混合特別を制しています。成績に安定感を欠きますが、力的には十分通用するはずです。

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