先週行われた4歳牝馬重賞・クインカップは、ナナノチカラが1番人気にこたえて快勝。2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスとあわせ、3世代の女王タイトルを獲得しました。4歳以上牝馬による重賞は、来年1月25日にヒロインズカップが組まれており、もしそこにも出走があれば当然注目を集めそうです。
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【第16回開催4日目】
11月15日(土)のメイン第10レースは、羊蹄山特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級-2組混合(11月10日)、B1級-2組(8日)の両予選上位馬による一戦です。
A2級-2組混合予選で2着だったダイリンビューティに注目。第2障害をほぼ同時に先頭で降りたニシキエースとの追い比べの末、コンマ3秒だけ先着されましたが、3着テンカムソウには10秒近い差をつけていました。2走前のA2級-1組特別では3着に逃げ粘っており、障害力を生かせる特別替わりはプラスのはず。ここは逃げ切りの可能性十分といえます。
オメガグレートはB1級-2組予選では離れた障害クリアながら、逃げ切ったレインボーライデンに3秒0差まで迫って2着。10コースだったことを考えれば、価値あるレース内容でした。障害、末脚のキレとも文句なしの近況です。
そのレインボーライデンは今回10コースを引きました。4着だった3走前、6着だった前々走も同じく10コースでしたが、障害のキレは悪くなく、ここも善戦以上が望めるでしょう。
A2級-2組混合予選で接戦を制したニシキエースは相手関係云々より障害がポイントかもしれません。
【第16回開催5日目】
11月16日(日)のメイン第10レースは、オータムカップ(オープン・20:10発走予定)。出走全馬が賞金別定5キロから35キロを課せられています。
オレノココロは前走の狩勝賞(オープン)が第2障害ひと腰クリアからの逃げ切りでした。今回は賞金別定重量が5キロ増え計10キロの加増となりますが、2秒9差2着に完封したオイドンも当時から賞金別定で5キロ増えており、さらに3着だったインフィニティーは不在。連勝も十分狙えそうです。
ニシキエーカンは、狩勝賞は回避したものの、古馬オープンではこのところ常に善戦しています。賞金別定10キロ増も相対的に有利なので、引き続き上位争いに加わってきそうです。
狩勝賞で4着と善戦したアオノレクサスは、続くヒイラギ特別(オープン・A1級混合)はトップハンデで6着でしたが、オープン馬同士ではハンデが有利な立場。ひと押しが利けば、連争いできそう。
ホクショウユウキ、コウシュハウンカイの両障害巧者は賞金別定15キロを課せられていますが力量上位だけに侮れません。
この日の第9レースは、南北海道産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高の各管内および北海道外産2歳馬の限定戦で、1、2着馬には重賞・ヤングチャンピオンシップ(12月28日)への優先出走権が与えられます。
ホクショウキズナはデビューから11戦連続連対で臨んだ青雲賞(2歳牡馬オープン)で8着と敗れ、続く2走が7、6着ですが、3走とも障害では崩れていません。前走の2歳A級-1組では第2障害先頭クリアから、キンメダルらとの叩き合いの末コンマ3秒差3着に善戦。この相手であれば、終いの踏ん張り次第で、勝機も十分でしょう。
キンメダルは青雲賞の2着馬で、その後の2歳A級-1組でも3、1、1着と好調。前走から賞金別定5キロを課せられていますが、ホクショウキズナらとの争いを際どく制しています。10コースは気になりますが、目下絶好調といった感じで、好勝負必至でしょう。
青雲賞3着コウシュハスパークは差し脚に見どころがあります。展開が向けば、十分勝ち負けに持ち込めるはずです。
【第16回開催6日目】
11月17日(月)のメイン第10レースは、五稜郭特別(B1・B2級決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組(11月9日)、B2級-1組(8日)両予選の上位馬による一戦ですが、8頭中7頭が減量のある4歳馬というメンバー構成です。
注目はB2級-1組予選で2着の9歳馬ライデンロック。今回のメンバー中6頭が出走していた端野峠特別(10月25日・B2級-1組)では、逃げ切り寸前でピカイチに差されたものの2着に粘っています。当時、1着ピカイチと3着カツオーカンは10キロ軽かったものの、その後B1へ昇級しており、今回は同重量での戦いとなるのが有利です。
相手は端野峠特別不出走組から。B1級-1組予選で第2障害7番手から追い込んで快勝しているキタノサムライや、3、2走前にB1級特別を連勝している障害巧者のイッキフジらが有力でしょう。
端野峠特別を勝ち、B1級-1組予選でも2着に差してきたピカイチも充実の近況だけに好勝負が望めそうです。