5月31日(日)のメインには、スタリオンカップが組まれています。昨季のリーディングサイヤーランキング1~5位種牡馬の産駒による選抜戦で、今年が3回目。昨年はこのレース2着のフジダイビクトリーが旭川記念優勝、一昨年1着のホリセンショウが同3着など、旭川記念(6月14日)へと繋がる一戦でもあります。
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【第4回開催4日目】
5月30日(土)のメイン第10レースは、森の妖精ガラス工房記念(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(5月23日)、B2級-2組(24日)の両予選上位馬による一戦です。
B2級-2組予選2着のヒロノヤマトに期待します。平場戦ではなかなかテンに動けませんが、前走は積極的な競馬から踏ん張る好レースでした。出走馬のレベルが高いB級選抜戦だった2走前のスーパートレーナー賞は9着でしたが、B2級同士の争いならマイペースが見込め勝機十分といえます。
スーパートレーナー賞では8着(2番人気)のオメガグレートは2組予選が5着。今季初戦のミズバショウ特別(B2級-1組混合)で早めの第2障害クリアから2着と実績があるので、B2級限定の特別戦なら巻き返しが期待できそうです。
B2級-1組予選勢では3着のホクショウバトルに期待。A1からの降級馬でここに入れば実績断然。障害での腰の入りも悪くなく、今回もシャープな末脚を発揮しそうですが、展開次第という面も否めません。
1組予選2着ファイトガールは障害巧者で、最軽量ハンデを利しての前残りに警戒が必要。同4着ライデンティダは前走がB2昇級初戦でしたが僅差にまとめ、通用のメドを立てました。
【第4回開催5日目】
5月31日(日)のメイン第10レースは、スタリオンカップ(3歳以上選抜・20:10発走予定)。オープンからB2級までの10頭により争われます。
前走の五月雨特別(オープン)で、同タイムで1、2着だったコウシュハウンカイ、キタノタイショウに注目します。
コウシュハウンカイ(父ウンカイ)は第2障害2番手クリアから抜け出して快勝。昨年10月以来となる久々の勝利でしたが、詰めが甘い面が解消され、大崩れがなくなりました。目下、障害のキレも申し分なく、連勝も十分といえます。
キタノタイショウ(父ダイヤキンショウ)は、4月の2戦では障害で苦戦し惨敗していましたが、前走では一転。抜群のカカリを見せました。これで復調とは言い切れませんが、調子が上向いているのは間違いなさそうです。
オレノココロ(父ウンカイ)は前走ばんえい十勝オッズパーク杯を制し、天馬賞(1月3日)、チャンピオンカップ(3月1日)と重賞では出走機会3連勝中。特別戦では障害を早めに降りても後続に捕まることが多いのは気になりますが、格下馬も相手のここは馬券絡みが期待できます。
条件クラスの各馬では、A2級のサカノテツワン(父サンデーブライアン)に注目。オープン馬と20キロ差ではさほど有利な感はないものの、今季4戦して3勝、2着1回という勢いには魅力を感じます。
【第4回開催6日目】
6月1日(月)のメイン第10レースは、ライラック賞(4歳オープン・20:10発走予定)。6月28日に行われる重賞・柏林賞の前哨戦です。
センゴクイチは、4月27日のすずらん賞(4歳オープン)では第2障害4番手クリアから、逃げ粘るカイシンゲキをゴール寸前で捕え快勝。続く前走カーネーションカップでは、古馬牝馬の一線級を相手に、逃げて見せ場たっぷりの3着と、充実の近況です。B2級の牝馬で最軽量630キロを生かして逃げ切りを狙います。
カイシンゲキ(650キロ)はB1格付ですが、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典(昨年8月24日)でハクタイホウを破って勝利している実力馬。その後、勝ち星はないものの、三冠2戦目・ばんえい菊花賞3着、3月の重賞・ポプラ賞では障害先頭クリアから4着、そして前々走のすずらん賞でも逃げて3着など、同世代限定戦で多数の好走歴があります。展開さえ向けばいつ勝っても不思議ありません。
B1級のカンシャノココロ(650キロ)は、すずらん賞では4着も、カイシンゲキとほぼ同時に障害を越えて、勝ったセンゴクイチと1秒3の僅差でした。明け4歳になってからの地力強化が目立つ1頭です。また、すずらん賞は競走除外のカゲホウトウ(650キロ)も障害巧者で楽しみといえます。
先行タイプが多いだけに、オープンの牝馬キサラキク(660キロ)の末脚にも警戒が必要かもしれません。