6月21日(日)のメインには、5歳牡馬オープンによる瑞鳳賞が組まれています。今年の5歳は、オレノココロ(ばんえい十勝オッズパーク杯)、コウシュハウンカイ(旭川記念)の二枚看板ですが、特別の負担重量であれば、他馬にも付け入る隙が生まれそう。次週に行われる5歳牝馬オープンの白鳳賞ともどもご注目ください。
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【第6回開催1日目】
6月20日(土)のメイン第10レースは、ムーンストーン特別(B2級-1組・20:10発走予定)。
混戦模様ですが、プロンガーに期待します。直近のB2級特別・森の妖精ガラス工房記念(5月30日)で今回のメンバー中最先着の3着。5月2日の春駒特別(B2級-1・2組決勝)でも3着があります。成績に安定感を欠きますが、このところ先行できたときは堅実な成績を残しており、特別戦のペースは合いそうです。
ホンベツイチバンはA2からの降級馬で実績上位。馬体が充実してきた近走は4走連続で3着以内と安定しています。7走前の春駒特別は5着でしたが、好調持続で臨む再度のB2級特別なら、巻き返しがありそうです。
ライデンティダは、森の妖精ガラス工房記念で4着と善戦。古馬編入後初の特別戦でしたが、障害のキレもよく、3着プロンガーにコンマ8秒と迫りました。特別戦も2度目なら、上積みがあるかもしれません。
ともに今季B4級からスタートし、目下3連勝中と波に乗るオレモスゴイ、チェイスアドリームも楽しみです。
【第6回開催2日目】
6月21日(日)のメイン第10レースは、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:10発走予定)。
オープン・680キロからB1級・650キロまでハンデ差は最大30キロ。この程度の差であれば、格付上位馬が力を示しそう。なかでも注目は前走で重賞・旭川記念を使われたオープン馬2頭。コウシュハウンカイは、第2障害2番手クリアから早めに先頭に立って押し切り、古馬重賞初制覇を飾りました。今回の680キロでも3走前のオープン特別で、キタノタイショウとの接戦をモノにしています。
もう1頭のオレノココロは旭川記念では見せ場なしの9着でしたが、賞金別定10キロを課されていた不利もあったでしょう。特別戦では走りに安定感を欠く傾向はあるにせよ、同世代限定のここなら、4歳シーズン二冠を達成した底力を見せるでしょう。
ショウチシマシタ(A1級・670キロ)は、3月22日のオッズパーク賞スターライト特別(5歳オープン)で逃げ切って勝利。2着コウシュハウンカイに7秒7差をつける完勝でした。A1級スタートの今季も骨っぽい相手関係ながらすべて掲示板を確保と力をつけています。同型は多いですが、うまく流れに乗れれば、割って入るシーンも。
スターライト特別が5着だったサクラリュウ(A2級・660キロ)は、近3走が1、1、3着と好調。前走のA2級混合特別では、670キロで障害ひと腰先頭で越えており、見せ場十分でした。こちらも自分のペースを守って運べるかがカギでしょう。
イッキフジ(A1級・670キロ)は2戦連続で大敗していますが、2走前が相手関係、前走がハンデと敗因はハッキリ。巻き返しを期します。
【第6回開催3日目】
6月22日(月)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。10頭立てだった前開催の重賞・旭川記念1、9着馬の代わりに、アサヒリュウセイ、トレジャーハンターが加わったメンバー構成です。
注目は、唯一のA1級馬トレジャーハンター。前走のシルバーカップ(オープン・A1級混合)で8着と敗れ、開幕からの連勝が6でストップ。第2障害へは真っ先に仕掛けましたがやや苦戦し、越えてからの脚いろも鈍く、不本意なレースでした。しかし、断然人気のプレッシャーは相当で、他馬の目標にされた面も否めません。今回は相手強化となりますが、そのぶん気楽に臨める立場。オープン馬にとっては、旭川記念(6月14日)と北斗賞(7月12日)の狭間のレースで、目一杯の仕上げは考えにくいこともあり、勝機もありそうです。
ニュータカラコマは旭川記念で3着。勝ったコウシュハウンカイから2秒6差で、2着フジダイビクトリーとは同タイムという惜敗でした。これで今季5戦して2勝、3着3回。前走のように障害を早めに越えれば詰めを欠き、また障害で溜めると差し届かずといった歯がゆい面がありますが、ここも馬券圏内は堅そうです。
アサヒリュウセイはシルバーカップで逃げ切り圧勝を収め、今回がオープン昇級初戦。昨季は6月にオープンに上がってからが苦戦続きでしたが、年明け後に2勝を挙げ、クラス通用のメドを立てていました。地力をつけた今季は昨季とはひと味違うはず。いきなりから好勝負が見込めます。
オープン特別の上位常連の障害巧者インフィニティー(旭川記念4着)、フジダイビクトリー(同2着)らも争覇圏でしょう。