1月25日(日)のメインには、ヒロインズカップが組まれています。4歳以上牝馬による唯一の重賞。近年とは違い今年は5歳馬が4頭というフレッシュなメンバー構成となりました。
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【第22回開催1日目】
1月24日(土)のメイン第10レースは、吹雪特別(A2級-1組・18:05発走予定)。
前開催に行われた山羊座特別(A2級-1組)の勝ち馬イッキフジが次週の5歳限定オープンへ、また同2、3着馬も25日の重賞・ヒロインズカップへ出走予定のため、やや手薄なメンバーとなりました。
注目は山羊座特別には不出走だったテルシゲでしょう。昨季はA2級特別(混合戦含む)で、1勝、2着1回、3着2回など好走を続け、11月からの始動となった今季も、2戦目の十勝岳特別(11月29日・A2・B1級決勝混合)で第2障害2番手クリアから差し切り勝ちを収めています。前走のA2級-2組混合も同じようなレースで勝ち星をゲット。障害への不安もなく、軸として期待できそうです。
相手筆頭はアアモンドヤマト。山羊座特別では1番人気で7着でしたが、勝ちにいく積極的な競馬をした結果、障害でのキレを欠いたもの。強力な先行タイプだった上位3頭が不在という今回のメンバーを考えれば、マイペースに運んで巻き返しが見込めそうです。
山羊座特別が9着だったトモエエーカンも、もともとは障害巧者。流れが落ち着きそうなここは、上位争い必至でしょう。
サカノテツワンは、山羊座特別で今回のメンバー中最先着の4着。障害次第では、持ち前の決め手が炸裂する場面もありそうです。
【第22回開催2日目】
1月25日(日)のメイン第10レースは、重賞・第25回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・18:10発走予定)。クラス別定重量戦で争われる、ばんえいの古馬女王決定戦です。
このレース連覇を目指すダイリンビューティ(760キロ)に注目。前哨戦のレディースカップ(12月14日)は、逃げ切り寸前で、ニシキエースに差されてコンマ4秒差の2着惜敗。その後も2、2、4、3着と障害巧者らしい安定したレースを披露しています。今回の760キロは、9秒4差の圧勝だった昨年と同じ負担重量。近況の充実度を考えても女王にいちばん近いのはこの馬といえそうです。
4頭参戦している5歳馬にとって、今回の負担重量は未経験ですが、クインフェスタ(760キロ)に注目できそう。4歳シーズン女王決定戦・クインカップ(11月9日)では同重量ナナノチカラの1秒6差2着でしたが、10キロ差がついたレディースカップでは3着と、先着を果たしています。その後、天馬賞で740キロ(5着)と今回に近い負担重量も経験しており、見せ場以上が見込めるでしょう。
ナナノチカラ(770キロ)は、これまで、クインカップ(1着)、レディースカップ(4着)などでの710キロを超える重量経験がありません。ですが、いざ障害を越えてしまえば、世代屈指の決め手で差し切るシーンも一考できます。
天馬賞で牝馬最先着の3着セイコークイン(760キロ)は、前走のA1級戦では見せ場なしの10着でしたが、10コースに入った不運もあったかもしれません。
アアモンドマツカゼ(770キロ)は、レディースカップが7着。障害で苦戦したのが響きましたが、前走のオープン・A1級決勝混合特別では、一転、抜群のカカリ。障害を先頭で越えると、決め手上位のオープン馬ホッカイヒカルにこそ捕まったものの、コンマ6秒差2着と大健闘しています。昨年のこのレース(4着)以来の770キロですが、勢いをつけて臨めそうです。
【第22回開催3日目】
1月26日(月)のメイン第10レースは、六花特別(A1級混合・18:05発走予定)。オープンの4頭にA1級の5頭が挑みます。
前開催のガーネット特別(オープン・A1級決勝混合)を使われていた馬が5頭おり、なかでも2番人気で5着だったホリセンショウに注目。障害のキレも悪くなく、好位で越えたものの、1~5着が3秒6差以内という決め手比べになったのが不運でした。今回は前走の1、2着馬が不在と戦いやすいメンバーでもあり、力どおりなら順当に巻き返してくるでしょう。
アサヒリュウセイは、前開催ではオープン-2組に出走して2着で、2走使いのガーネット特別は回避しています。2走前のニューイヤーカップ(オープン・A1級混合)ではオイドンを破る金星を挙げており、調子はよさそうです。障害で置かれなければ決め手を駆使し、ホリセンショウを苦しめそうです。
オープン-2組、ガーネット特別とも4着だったトレジャーハンターも引き続き上位をうかがう存在。
2走前のA1級戦を勝ち、ガーネット特別が6着だったスギノハリアーも争覇圏でしょう。