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今週の見どころ(7/11~7/13)

2015年7月10日(金)

 7月12日(日)のメインには、古馬重賞・北斗賞が組まれています。コウシュハウンカイが勝利した6月14日の旭川記念の再戦ですが、今回は当時から20~30キロ重い重量での争い。ここで上位に入れば、現在実施中のばんえいグランプリ・ファン投票への強力なアピールになるはずです。

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【第7回開催4日目】
 7月11日(土)のメイン第10レースは、鹿追特別(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(7月4日)、B2級-2組(6日)の両予選上位馬による一戦です。
 直近のB2級-1組特別・ムーンストーン特別(6月20日)で今回のメンバー中最先着の3着ライデンティダに注目します。前走のB2級-1組予選では残り30メートル手前で先頭に立ちましたが、アサヒメイゲツの強襲に遭い2秒4差の2着。B2昇級後7戦して2着3回、3、4着各2回と勝ちきれませんが、障害はすべてひと腰でまとめています。障害力が生かせる特別戦で、格下2組との混合なら惜敗続きを脱する可能性も十分でしょう。
 ムーンストーン特別4着のチェイスアドリームは、1組予選では3着。ライデンティダとの激しい追い比べの末、同馬からわずかに1秒遅れてのゴールでしたが、賞金別定5キロ増だったことを考えれば、負けて強しでした。今回も引き続き賞金別定5キロを課されますが、差のない競馬が可能でしょう。
 B2級-2組予選勢では2着コサカコブラに注目。レインボーライデン(今回は回避)には競り負けたものの、昨季はB1級特別で上位争いしていた実力馬です。

【第7回開催5日目】
 7月12日(日)のメイン第10レースは、重賞・第23回北斗賞(20:10発走予定)。今季の収得賞金80万円につき10キロ増となる別定重量戦で、オレノココロ、コウシュハウンカイが10キロ増の800キロとなります。
 メンバー的には、旭川記念(6月14日)の再戦ですが、勝ち馬コウシュハウンカイが当時から30キロ増ということを考えれば、20キロ増で臨める2着フジダイビクトリーの逆転がありそう。昨年は旭川記念を逃げ切って古馬重賞初勝利を挙げると、賞金別定10キロを課せられたこのレースでも2着に追い込んできました。前走のミントスポット杯(オープン・A1級混合)ではオイドンの決め手に屈したものの、第2障害先頭クリアから2着に踏ん張っており、引き続き好気配を保っています。ここを勝って、連覇がかかるばんえいグランプリ(8月15日)へ向け勢いをつけたいところでしょう。
 今年の旭川記念を早め先頭から押し切ったコウシュハウンカイは、前走の瑞鳳賞(5歳牡馬オープン)ではトップハンデを克服し快勝。今回、10キロ重いのは不利ですが、障害巧者で地力強化が著しく、引き続き好勝負できそうです。
 昨年のこのレースを圧勝したニュータカラコマは、その後の重賞でも810キロ以下では3着3回、4、5着各1回と崩れがありません。勝つには展開の助けが必要かもしれませんが、今回の790キロならまず複勝圏内は確保してくるでしょう。
 ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬オレノココロは、旭川記念では障害で苦戦して9着。ここもトップハンデの克服がカギですが、力量的には上位で通る存在です。
 ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念とも4着のインフィニティーは終いの粘り次第といえます。

【第7回開催6日目】
 7月13日(月)のメイン第10レースは、文月特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B1級-1組(7月5日)、B1級-2組(6日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-1組予選で1、2着の4歳両馬に注目。2着カイシンゲキは、逃げ切ったホクショウメジャーから離れた第2障害クリアでしたが、強烈な決め手を発揮しコンマ2秒差まで迫っています。A2級との混合だった6月6日のジュノー特別では圧巻の逃げ切り勝ちを収めている実績もあり、ここでも楽しみです。
 ホクショウメジャーは、2走前の4歳重賞・柏林賞では690キロながら障害での腰の入りも良く3番手でクリア。障害7番手から追ってきたカイシンゲキ(3着)に捕まり結果4着でしたが、悪くないレースでした。早めに障害を越えられれば、予選の再現もあるでしょう。
 ホンベツイチバンは1組予選がB1昇級初戦でしたが、追走もスムーズで4着と善戦。昨季はA2級で勝ち負けしていた実力馬だけに、軽視はできません。
 B1級-2組予選組では、1番人気で2着のチヨノタカラに期待。障害の切れもよく状態の良さを感じさせます。

今週の見どころ(7/4~7/6)

2015年7月 3日(金)

 7月6日(月)のメインには、3歳・4歳混合による特別戦・天の川賞が組まれています。3歳・4歳混合では8月30日に重賞・はまなす賞が予定されていますが、このレースはB1級~B4級による争い。昨年は、1番人気のハクタイホウが7着に敗れ、5、8、6番人気での決着と波乱になりました。今年はどうなるのか、注目の一戦です。

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【第7回開催1日目】
 7月4日(土)のメイン第10レースは、こと座特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 A2昇級後も1、4、2着と好走続きのサカノテツワンに注目。3走前のオッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜)では逃げ切って、オープン馬フジダイビクトリーらを完封。昇級初戦を勝利で飾っています。続く鹿追町競馬会杯(A2級混合)、A2級混合の勝ち馬ニシキエーカンが今開催からA1へ昇級したここは、巻き返しへ期待が高まります。
 アアモンドマツカゼは、鹿追町競馬会杯2着、A2級混合3着と、力量的にサカノテツワンと差はありません。前走の拓成湖特別(A2・B1級決勝混合)では先行できないとモロい面を見せ9着でしたが、積極的な競馬に持ち込めれば勝機もありそうです。
 鹿追町競馬会杯3着のサクラリュウも好調を持続しており引き続き警戒が必要でしょう。
 今開催からA2へ昇級した2頭もいきなりから楽しみ。トモエエーカンは前走拓成湖特別で2着とアアモンドマツカゼに先着。ライデンロックは、前走のB1級-2組混合で圧巻の逃げ切り勝ちを収め、復調気配が漂います。

【第7回開催2日目】
 7月5日(日)のメイン第10レースは、わし座特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン4頭とA1級6頭が争います。
 アサヒリュウセイは、オープン昇級初戦の前走ミントスポット杯(オープン・A1級混合)では8着敗退。しかし、今回は次週に重賞・北斗賞が組まれている関係で相手関係が大幅に楽になっています。事実、今回のメンバー中7頭が出走していた2走前のシルバーカップ(オープン・A1級混合)では、2着ハクタイホウに11秒3もの差をつけ圧勝しており、ここは勝機十分です。
 シルバーカップ組の7頭は勝負づけが済んだとみて、相手筆頭には他路線組からニシキエーカンを抜擢。3走前のA2級混合特別で今季初勝利を挙げると、そこから3連勝と絶好調です。今回がA1昇級初戦ですが、昨季は旭川記念2着をはじめ古馬重賞戦線で活躍していた実力を考えれば、ここで頭打ちになる器ではありません。
 今季開幕から6連勝していたトレジャーハンターは、シルバーカップ8着で連勝が止まると、前走ミントスポット杯が4着。しかし障害で早めに仕掛けるこの馬のレースはしており、調子落ちは感じません。展開次第では、前述両馬に食い下がるシーンもありそうです。
 ショウチシマシタは今季7戦して未勝利ですが、シルバーカップ4着などすべて3~5着にまとめています。積極的に運べれば差のない競馬が可能でしょう。

【第7回開催3日目】
 7月6日(月)のメイン第10レースは、天の川賞(3歳・4歳選抜・20:10発走予定)。B1級~C1級の3、4歳馬による選抜戦ですが、全馬510~550キロと軽量での争いです。
 どれが勝っても驚けませんが、ひとまず注目はB1級の4歳牝馬アアモンドセブン。前走の4歳重賞・柏林賞では第2障害2番手クリアからそのまま2着に粘り込んでいます。前走も障害ではムラな面を見せましたが、立て直しが上手なので、ロスは少ないです。また、越えてからは決め手もあるので、大崩れの少ない戦績。障害の心配をしなくていい530キロであれば、逃げ切りも十分でしょう。
 B2級の3歳牝馬シリウスも同じようなタイプで、今季は2走前にとかちダービー(3歳オープン)を制しています。今回は4歳馬が相手ですが、スピード勝負なら負けません。
 B2級の4歳牝馬フェアリードールは、近2走のB3級戦を逃げ切りで連勝中。同世代限定戦では、ともに牝馬限定ですが、ばんえいオークス2着、ばんえいプリンセス賞3着などの実績もあります。
 B2級の4歳牡馬シンザンボーイオオゾラシンスケも先行力があるので、障害のタイミング次第では侮れません。

今週の見どころ(6/27~6/29)

2015年6月26日(金)

 6月28日(日)のメインには、4歳シーズン三冠の初戦・柏林賞が組まれています。2013年度にはホクショウユウキが、このレース、銀河賞、年明けの天馬賞も制し三冠達成。昨年はダイコクパワーが重賞初制覇しています。4年連続で負担重量690キロのB級馬が勝利しているというやや波乱傾向もあるレースですが、今年はどうでしょうか。

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【第6回開催4日目】
 6月27日(土)のメイン第10レースは、拓成湖特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級混合(6月22日)、B1級-1組(21日)の両予選上位馬による一戦で、A1、A2、B1級の混合戦です。
 B1級-1組予選3着のトモエエーカンに注目。昨季A2級-1組特別で勝ち星があり、B1級スタートの今季は9戦すべて掲示板を確保しています。特別戦では障害がポイントになりますが、近走はまずまずキレており、ここは一気の末脚で決着をつけてくれるでしょう。
 A2級混合予選勢では1着ニシキエーカンに期待します。2走前の鹿追町競馬会杯(A2級混合特別)は9番人気でしたが、障害をひと腰でまとめると鮮やかに抜け出して快勝。予選でも障害ひと腰クリアから差し切って連勝しており、復調は疑いなし。トモエエーカンと同型ですが、こちらのほうがクラスハンデで10キロ重いので、決め手比べでは不利かもしれません。
 鹿追町競馬会杯が2着で、A2級混合予選が3着のアアモンドマツカゼも有力でしょう。
 A2級混合予選4着スギノハリアー、同5着グランドペガサスは特別戦に替わっての変わり身に期待です。

【第6回開催5日目】
 6月28日(日)のメイン第10レースは、重賞・第9回柏林賞(20:10発走予定)。4歳シーズン三冠の第1弾です。
 注目はB1級のカイシンゲキ(690キロ)。これまで重賞に5度出走して、3歳一冠目・ばんえい大賞典を勝利し、2、3、4着各1回。大敗したのは定量戦のばんえいダービーだけです。前走のB1級-1組混合特別が、ばんえい大賞典以来、約9カ月半ぶりの勝ち星。詰めの甘さも見せず一気に逃げ切って、収穫の大きい一戦でした。もともとは決め手自慢なので、競り合いにも強く、この世代の一冠目は、4歳シーズンもこの馬が奪取する可能性が高いとみます。
 同じくB1級のカンシャノココロ(690キロ)は、2走前のライラック賞(4歳オープン)が2着で、4歳馬が5頭出走していた前走のゴールドトロフィー(3歳以上選抜)では逃げ切って快勝。近走では終いの脚も確かで好走を続けています。重賞では、ヤングチャンピオンシップ、ばんえい大賞典での3着が最高ですが、今回はそれ以上を目指します。
 A1級のハクタイホウ(710キロ)は3歳二冠目・ばんえい菊花賞をトップハンデで制している実績馬。ライラック賞もトップハンデでしたが、離れた障害クリアながら猛然と追い込んで5秒8差の6着、前走のシルバーカップ(オープン・A1級混合)では年長のオープン馬相手に2着と好走しており、力があります。ハンデをはねのけ、実力どおりの走りができれば、勝機も見込めそうです。
 ライラック賞3着を含む今季6戦すべて複勝圏内というホクショウメジャー(B1級・690キロ)、ゴールドトロフィー2着カゲホウトウ(B1級・690キロ)が続きます。

【第6回開催6日目】
 6月29日(月)のメイン第10レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:10発走予定)
 4歳女王決定戦・クインカップ(昨年11月9日)を制したナナノチカラが不在で、2着クインフェスタが引退したとなれば、3着セイコークイン(660キロ)に期待が集まります。オープン格付でスタートした今季は馬券に絡めていませんが、5月10日のカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)ではトップハンデながら5歳で最先着の5着と善戦しています。
 相手も、クインカップ4着コウシュハクィーン(650キロ)が有力。今季、セイコークインと4度対戦し2度ずつ先着と互角の成績。3着だった前走のシルバーカップ(オープン・A1級混合)は、ゴール前10メートルまで2番手をキープする好内容でした。セイコークインより先に障害を越えられれば、追撃を振り切ってしまう場面もありそうです。
 以下は差がある印象ですが、アグリナデシコ(630キロ)はカーネーションカップでは、5着セイコークイン、7着コウシュハクィーンに割って入る6着。障害を早めにクリアできれば、前述両馬に食い下がれるかもしれません。
 ファイトガール(620キロ)は今季9戦して2勝、2着4回、3着1回などすべて掲示板キープの堅実派。初の同世代一線級が相手の今回が試金石といえそうです。

今週の見どころ(6/20~6/22)

2015年6月19日(金)

 6月21日(日)のメインには、5歳牡馬オープンによる瑞鳳賞が組まれています。今年の5歳は、オレノココロ(ばんえい十勝オッズパーク杯)、コウシュハウンカイ(旭川記念)の二枚看板ですが、特別の負担重量であれば、他馬にも付け入る隙が生まれそう。次週に行われる5歳牝馬オープンの白鳳賞ともどもご注目ください。

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【第6回開催1日目】
 6月20日(土)のメイン第10レースは、ムーンストーン特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 混戦模様ですが、プロンガーに期待します。直近のB2級特別・森の妖精ガラス工房記念(5月30日)で今回のメンバー中最先着の3着。5月2日の春駒特別(B2級-1・2組決勝)でも3着があります。成績に安定感を欠きますが、このところ先行できたときは堅実な成績を残しており、特別戦のペースは合いそうです。
 ホンベツイチバンはA2からの降級馬で実績上位。馬体が充実してきた近走は4走連続で3着以内と安定しています。7走前の春駒特別は5着でしたが、好調持続で臨む再度のB2級特別なら、巻き返しがありそうです。
 ライデンティダは、森の妖精ガラス工房記念で4着と善戦。古馬編入後初の特別戦でしたが、障害のキレもよく、3着プロンガーにコンマ8秒と迫りました。特別戦も2度目なら、上積みがあるかもしれません。
 ともに今季B4級からスタートし、目下3連勝中と波に乗るオレモスゴイチェイスアドリームも楽しみです。

【第6回開催2日目】
 6月21日(日)のメイン第10レースは、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:10発走予定)
 オープン・680キロからB1級・650キロまでハンデ差は最大30キロ。この程度の差であれば、格付上位馬が力を示しそう。なかでも注目は前走で重賞・旭川記念を使われたオープン馬2頭。コウシュハウンカイは、第2障害2番手クリアから早めに先頭に立って押し切り、古馬重賞初制覇を飾りました。今回の680キロでも3走前のオープン特別で、キタノタイショウとの接戦をモノにしています。
 もう1頭のオレノココロは旭川記念では見せ場なしの9着でしたが、賞金別定10キロを課されていた不利もあったでしょう。特別戦では走りに安定感を欠く傾向はあるにせよ、同世代限定のここなら、4歳シーズン二冠を達成した底力を見せるでしょう。
 ショウチシマシタ(A1級・670キロ)は、3月22日のオッズパーク賞スターライト特別(5歳オープン)で逃げ切って勝利。2着コウシュハウンカイに7秒7差をつける完勝でした。A1級スタートの今季も骨っぽい相手関係ながらすべて掲示板を確保と力をつけています。同型は多いですが、うまく流れに乗れれば、割って入るシーンも。
 スターライト特別が5着だったサクラリュウ(A2級・660キロ)は、近3走が1、1、3着と好調。前走のA2級混合特別では、670キロで障害ひと腰先頭で越えており、見せ場十分でした。こちらも自分のペースを守って運べるかがカギでしょう。
 イッキフジ(A1級・670キロ)は2戦連続で大敗していますが、2走前が相手関係、前走がハンデと敗因はハッキリ。巻き返しを期します。

【第6回開催3日目】
 6月22日(月)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。10頭立てだった前開催の重賞・旭川記念1、9着馬の代わりに、アサヒリュウセイ、トレジャーハンターが加わったメンバー構成です。
 注目は、唯一のA1級馬トレジャーハンター。前走のシルバーカップ(オープン・A1級混合)で8着と敗れ、開幕からの連勝が6でストップ。第2障害へは真っ先に仕掛けましたがやや苦戦し、越えてからの脚いろも鈍く、不本意なレースでした。しかし、断然人気のプレッシャーは相当で、他馬の目標にされた面も否めません。今回は相手強化となりますが、そのぶん気楽に臨める立場。オープン馬にとっては、旭川記念(6月14日)と北斗賞(7月12日)の狭間のレースで、目一杯の仕上げは考えにくいこともあり、勝機もありそうです。
 ニュータカラコマは旭川記念で3着。勝ったコウシュハウンカイから2秒6差で、2着フジダイビクトリーとは同タイムという惜敗でした。これで今季5戦して2勝、3着3回。前走のように障害を早めに越えれば詰めを欠き、また障害で溜めると差し届かずといった歯がゆい面がありますが、ここも馬券圏内は堅そうです。
 アサヒリュウセイはシルバーカップで逃げ切り圧勝を収め、今回がオープン昇級初戦。昨季は6月にオープンに上がってからが苦戦続きでしたが、年明け後に2勝を挙げ、クラス通用のメドを立てていました。地力をつけた今季は昨季とはひと味違うはず。いきなりから好勝負が見込めます。
 オープン特別の上位常連の障害巧者インフィニティー(旭川記念4着)、フジダイビクトリー(同2着)らも争覇圏でしょう。

今週の見どころ(6/13~6/15)

2015年6月12日(金)

 6月14日(日)のメインには、今季の古馬重賞第2弾・旭川記念が組まれています。昨年は6歳馬フジダイビクトリーが勝ち、4着までも5、6歳の若い世代が占めました。今年も若い力の台頭があるのか、それともキタノタイショウら古豪が立ちはだかるのか。興味深い一戦と言えます。

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【第5回開催4日目】
 6月13日(土)のメイン第10レースは、鹿追町競馬会杯(A2級混合・20:10発走予定)。A1級2頭、A2級8頭により争われます。
 サカノテツワンは今季5戦4勝、2着1回で、目下3連勝中。特に前走オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜)での、フジダイビクトリー、キタノタイショウらを寄せつけなかった走りは圧巻でした。今回は賞金別定5キロを課されますが、引き続き好勝負が可能でしょう。
 アアモンドマツカゼは、今季4戦が6、7、1、2着。すべて障害はひと腰でまとめており、前半どれだけ前で運べるかが好走へのカギ。紅一点の最軽量ハンデを生かしての前残りに警戒したいところです。
 スギノハリアーは、今季初戦で青葉特別(A2級-1組)を制している実績馬。今回がA1昇級初戦でクラスハンデが10キロ増えますが、A2級馬が主体のここに入れば大崩れはなさそうです。
 今季初戦の青葉特別で2着だったダイコクパワーは、3走前のさつき特別(A1・A2級決勝混合)2着でA1へ昇級。近2走では苦戦していますが、相手が楽になるここで巻き返しなるか。
 障害さえまともなら、グランドペガサスも差はありません。

【第5回開催5日目】
 6月14日(日)のメイン第10レースは、重賞・第46回旭川記念(20:10発走予定)。本年度の収得賞金50万円につき10キロ増となる別定重量戦で、オレノココロのみ別定10キロ増の780キロとなります。
 今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4月26日)は、オレノココロ、コウシュハウンカイと5歳馬のワンツー。3月1日のチャンピオンカップと同じ結果となり、今年の同世代のレベルの高さをうかがわせます。
 注目はコウシュハウンカイ。ばんえい十勝オッズパーク杯ではオープンの牡馬8頭はすべて720キロでしたが、1着オレノココロと今回10キロ差つくのなら、3秒4差は逆転可能。前走スタリオンカップ(3歳以上選抜)は7着でしたが、軽量の4歳馬が飛ばしペースが速くなり、障害での仕掛けが遅くなったのが敗因。調子落ちではありません。
 オレノココロは、シーズンをまたいで重賞では出走機会3連勝中。前走スタリオンカップは、こちらも流れに乗れずに9着も、重賞であれば巻き返してきそう。他馬より重くても10キロ程度なら問題にしないでしょう。
 ばんえい十勝オッズパーク杯3着のニュータカラコマは、続く五月特別(オープン)も3着でしたが、オープン混合で相手が下がった前走大雪賞では逃げ切り勝ちを収めています。昨年7月の北斗賞制覇以降、重賞では勝ち切れませんが、早めに障害を越え、決め手比べに持ち込めれば勝機もあるでしょう。
 昨年のこのレースの覇者フジダイビクトリーは、スタリオンカップで2着と好走。ようやく本来の障害のキレが戻ってきました。ここへ向け態勢は整ったといえそうです。

【第5回開催6日目】
 6月15日(月)のメイン第10レースは、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季の勝利数で上位の馬による選抜戦で、A1級・670キロからB2級の牝馬・610キロまでハンデ差は最大60キロと大きいです。
 B1級のトモエエーカンに注目。A2から降級した今季は、2勝、2着2回、4着3回と崩れがありません。障害次第の面があり、前走のB1級-1組特別でも三腰を要しましたが、いざ越えてしまえば自慢の決め手で後続を寄せつけない快勝でした。今回と同様、ハンデ差が大きかった2走前・スーパートレーナー賞(B級選抜)で4着だったのは気になりますが、流れに乗れれば勝機もありそうです。
 10キロ減がある4歳馬が5頭出走しており、なかでも注目はB1級のカンシャノココロ。障害力が武器で、2走前のスーパートレーナー賞では逃げて2着とトモエエーカンに先着。前走のライラック賞(4歳オープン)でも勝ったアアモンドセブンからコンマ5秒差の2着と善戦しています。今回が古馬A級との初対戦ですが、積極策からの前残りを狙います。
 B2級の4歳牝馬センゴクイチは、2走前のカーネーションカップでは、年長の強豪牝馬たちを相手に第2障害を先頭で越えての3着。前走ライラック賞では、離れた第2障害5番手クリアから先行4頭を追いかけ、3着争いに加わりました。地力強化が著しく最軽量610キロも魅力といえます。
 イッキフジは昨年のこのレースの2着馬。当時はB2級で重量が有利な立場でしたが、A1格付の今回はトップハンデを課せられています。とはいえ、ほとんどがB級馬という相手関係は断然有利。対4歳馬でもスピード負けしないので、押して行ければ好勝負が期待できそうです。

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