8月30日(日)のメインには3歳・4歳混合による重賞・はまなす賞が組まれています。例年より1カ月ほど遅い実施となる今年は、3歳のばんえい大賞典(7月26日)、4歳の柏林賞(6月28日)と両世代の三冠初戦の1着馬に優先出走権が与えられることに。6年連続で勝ち馬は4歳ですが、3歳も一昨年は2、3着、昨年は2着と躍進が目立ちます。
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【第11回開催1日目】
8月29日(土)のメイン第10レースは、不知火特別(B2級-1組・20:10発走予定)。
8月8日のデネブ特別(B2級-1・2組決勝)で、第2障害2番手クリアから抜け出し快勝したゴールデンフジ、障害4番手から2秒4差まで迫って2着チェイスアドリームの両馬が人気になりそう。2頭は続く2走でも対戦し、B2級-1組、B2級-1・2組決勝(8月22日)ともチェイスアドリームが先着。今回は、ゴールデンフジも賞金別定5キロを課せられることを考えると、チェイスアドリームのほうに分がありそうですが、特別戦に替わってどうでしょうか。
フェアリードールは、デネブ特別では4着。障害は先頭で越えたものの、隣枠のゴールデンフジに競り負け失速しました。とはいえ差は小さく、巻き返しは可能。7月18日のうらかわ馬フェスタカップ(B2級-1組)で逃げて圧勝している実績もあり、侮れません。
ツルマキイチバンは、前走のB2級-1・2組決勝(8月22日)で逃げ切って勝利。2着チェイスアドリームを寄せ付けなかった走りは見事でした。特別戦でどこまでやれるか。
今季、B2級特別で2度の2着があるファイトガールも障害巧者だけに楽しみです。
【第11回開催2日目】
8月30日(日)のメイン第10レースは、重賞・第27回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:10発走予定)。オープンの4歳牡馬ホクショウマサル・720キロからB3級の3歳牝馬タキニシサンデー・650キロまで最大70キロのハンデ差がつきました。
A2級の4歳馬カイシンゲキ(700キロ)は、4歳シーズン三冠の初戦・柏林賞3着後、7戦3勝、2着4回の充実ぶり。昨年のこのレースでは1番人気で2着でしたが、今年は首位を狙います。
B2級の3歳牡馬キンメダル(680キロ)は、ばんえい大賞典では1番人気で4着。その後の自己条件戦でも前半の位置取りが悪かったり、障害で手こずったりで、なかなか自分の競馬ができませんが、世代限定戦なら見直せます。
B3級の3歳牡馬コウリキ(670キロ)は、ばんえい大賞典では決め手を生かして3着と好走。続く自己条件戦でも、末脚を武器に3連勝中と絶好調です。ゴール前が混戦になれば一気に浮上してくるかもしれません。
ばんえい大賞典の2着馬で、同じくB3級の3歳牡馬テンカトウイツ(670キロ)も軽ハンデを生かして上位争いできそうです。
【第11回開催3日目】
8月31日(月)のメイン第10レースは、マロニエ賞(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。
5歳の強豪コウシュハウンカイ、オレノココロや、ばんえいグランプリ連覇のフジダイビクトリーらが不在の組み合わせならオイドンに注目。5走前のミントスポット杯(オープン・A1級混合)で今季初勝利を挙げてから、オープン特別では6、2着。810キロを課せられた前走のばんえいグランプリでも4着に追い込んでくるあたり、調子の良さを感じさせます。障害で大きく崩れなければ、勝利が期待できます。
ニシキエーカンは、前走の十勝川モール温泉杯(8月16日・オープン・A1級混合)を差し切ってオープン入り。目下、7戦連続連対中と絶好調です。今回は賞金別定10キロを課せられ、いきなりトップハンデですが、このメンバーであれば、互角以上の戦いが可能。障害にも不安を見せていない近況だけに、連対を伸ばすでしょう。
A1級のトレジャーハンターは、2走前の共和町合併60周年記念(8月2日・A1級混合)で、2着ニシキエーカンとコンマ1秒差の3着があります。当時はこちらが5キロ重かったものの、今回、逆に10キロ軽くなるのは断然有利。オイドン、ニシキエーカンが障害で苦戦するようなら、障害巧者のこの馬があっさり逃げ切ってしまう可能性もあります。
特別戦でも重賞でも善戦つづけるインフィニティーが押さえです。