8月1日(土)のメインには、オープンによるとかちえぞまつ特別が組まれています。次開催の8月15日に実施される重賞・ばんえいグランプリの前哨戦。ファン投票で上位に入った馬たちにとっては、本番へ向け、力の入る一戦になりそうです。
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【第9回開催1日目】
8月1日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン・20:10発走予定)。
前開催に行われたオッズパーク賞サマーカップ(オープン)は、フジダイビクトリーが賞金別定10キロ増をものともせず勝利しましたが、今回は回避。混戦模様となりました。
注目は、前開催はスキップしたオレノココロ。今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯を制すと、7月12日の重賞・北斗賞ではフジダイビクトリーの2着に入っている実力馬です。重賞以外では善戦止まりですが、強敵が不在の今回は逃げ切りが期待できそうです。
インフィニティーはサマーカップで4着。第2障害先頭クリアから後続に捕まったものの、勝ったフジダイビクトリーとは1秒9の僅差でした。ここも終いの踏ん張り次第でしょう。
ホクショウユウキは、サマーカップで今回のメンバー中、最先着の3着。ゴール前3頭の追い比べの末、コンマ1秒+コンマ4秒差に健闘しています。こちらもゴール前でのひと押しが効けば勝利が見えてきそうです。
サマーカップで、1番人気オイドンは6着、3番人気キタノタイショウは8着と、ともに人気より着順を下げてしまいました。しかし、負担重量は据え置き。障害さえこなせれば、決め手を生かして巻き返し必至といえます。
【第9回開催2日目】
8月2日(日)のメイン第10レースは、共和町合併60周年記念(A1級混合・20:10発走予定)。オープン3頭とA1級5頭が争います。
ニシキエーカンはA1へ昇級してからも、わし座特別(オープン・A1級混合)1着、前走ビッグウエイトカップ(7月20日・重馬体重馬選抜)2着と好走続きで、クラスの壁を感じさせません。今回はわし座特別のほぼ再戦だけに、軸不動の存在です。
わし座特別で2、3着だったダイコクパワー、トレジャーハンターは、続くユリウス特別(7月19日・A1級混合)ではそれぞれ2、1着。今回は強敵ニシキエーカンが戻ってくるので、楽な先行策は見込めませんが、どこまで食い下がれるでしょうか。
わし座特別4着のセイコークインは、前走のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)では、フジダイビクトリー、ホクショウユウキとの追い比べの末、2着と大健闘しています。スピードあるこの馬に脚抜きのいい馬場が味方した感もあり、ここも馬場状態次第で注目といえます。
【第9回開催3日目】
8月3日(月)のメイン第10レースは、しし座特別(B1級-1組・20:10発走予定)。
前開催のさざなみ特別(7月27日・B1級-1・2組決勝混合)を鮮やかに逃げ切ったカイシンゲキが今開催からA2へ昇級。第2障害3番手クリアから2着へ押し上げたアサヒメイゲツは今回から賞金別定5キロ増で、同3着キタノサムライが不在となれば、4着だったホクショウメジャーに期待できそう。障害を2番手で越えたものの、決め手の差が出た格好ですが、いずれも切れ味勝負の前走1~3着馬のうち2頭がおらず、2着アサヒメイゲツとのハンデ差が縮まるここは、ぜひとも勝利で飾りたいところです。
そのアサヒメイゲツは、B1昇級初戦の前々走は5着でしたが、2走目のさざなみ特別で変わり身を見せました。障害次第の面があるので、賞金別定5キロ増は微妙ですが、いざ越えてしまえば、決め手発揮の場面があるかもしれません。
ニシキトモエは、前走のB1級-1組(7月19日)ではカイシンゲキを破っています。特別戦に良績は少ないものの、力的にはここに入っても通用するはずです。
特別戦のペースが合うホンベツイチバン、キタノオーロラも押さえが必要でしょう。