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今週の見どころ(7/30~8/1)

 7月31日(日)のメインには、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典が組まれています。2011年以降の過去5回では、1番人気が未勝利で、9、10番人気以外は馬券に絡んでいるという波乱傾向もある重賞。今年は重賞勝ち馬が1頭も出走しておらず、混戦に拍車がかかっているようです。なお第9レース(19:35発走予定)で実施されますので、ご注意ください。

【第8回開催4日目】
 7月30日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク賞サマーカップ(オープン・20:10発走予定)
 ◎セイコークインは、前開催のわし座特別(7月10日・A1・A2級-1組混合)で7着に敗れ、連勝が3で止まりました。出走馬中唯一のオープン馬で、ハンデがややキツかった影響もあったか、障害で精彩を欠きました。今回はオープン馬同士の対戦で相手は強化されますが、恐らく逃げが打てるメンバー構成。流れに乗れれば、決め手を発揮できるので、ハンデを考えても上位進出を期待したいところ。
 ○オイドンは、前開催の重賞・北斗賞(7月17日)では第2障害をなかなか越えられずに6着敗退。しかし、前々走のミントスポット杯(6月26日・オープン・A1級混合)は、軽めの馬場が向いたとはいえ、690キロですんなり障害を越えると、セイコークインの2着に追い込んできました。障害次第と条件はつきますが、重量が軽くなることで巻き返しなるでしょうか。
 ▲フジダイビクトリーは、北斗賞では4着も、上位馬との着差は小さく、先行力を生かすこの馬のレースはできていました。同レースで逃げ切り勝ちを収めたニュータカラコマ、2着コウシュハウンカイ(3着オレノココロは今回不在)より15キロ軽い今回は、前進が見込めるはず。
 北斗賞2着△コウシュハウンカイはトップハンデ克服が課題になりそうです。

【第8回開催5日目】
 7月31日(日)のメイン第9レースは、第41回ばんえい大賞典(3歳・19:35発走予定)。B3またはB4級と同じ重量格の馬しか出走していないため、牡馬670キロ(セン馬660キロ、牝馬650キロ)での争い。
 出走馬すべてにチャンスがありそうな混戦なら、思い切って◎アアモンドヒューマに注目。抜群の決め手が武器で、今季10戦して馬券に絡んだ6回とも強烈な末脚を発揮しています。とかち皐月賞(3歳オープン)は出走取消で、600キロ以上の負担重量でのレースは今回が初。常識的には厳しいかもしれませんが、2歳シーズン三冠目のイレネー記念が組まれていた開催の3歳A級-1組戦を豪快に差し切っているように実力は秘めていそう。軽めの馬場も向く印象なので、中位で障害を越えられれば、決め手発揮のシーンもありそうです。
 ○キタノリュウキは、2歳シーズンの二冠目・ヤングチャンピオンシップ、三冠目・イレネー記念とも3着。特に、定量戦の三冠目は、ゴール前で4頭がほぼ一線となる混戦で、持ち前の決め手で決着をつけたフウジンライデンからわずか1秒7遅れただけの好内容でした。今季実施された3歳オープン特別戦では、とかち皐月賞が1着で、とかちダービーでは2着。ともに長くいい脚を使って好走。世代限定戦での安定感上位の存在です。
 ▲ムサシブラザーは、とかち皐月賞が3着で、とかちダービーでは逃げ切って圧勝。先行力と障害力で勝負するタイプで、第2障害で後続を離せれば、とかちダービーの再現も十分。
 △アラワシキングは、目下3連勝と軌道に乗ってきた様子。もともとはイレネー記念2着の実績馬だけに、警戒が必要かもしれません。
 △プレザントウェーは、ムサシブラザーと同型の先行タイプ。とかち皐月賞で、早めに抜け出したキタノリュウキをコンマ8秒差まで追い詰めての2着があります。

【第8回開催6日目】
 8月1日(月)のメイン第10レースは、さざなみ特別(B1級-1・2組混合・20:10発走予定)
 B1級-1組(7月25日)、B1級-2組(23日)の両予選上位馬による一戦ですが、前開催で、こと座特別(7月9日・B1級-1組)か文月特別(18日・B1級-2組)を使われていた馬が6頭出走しています。
 ◎バウンティハンターは、B1昇級後初の自己条件戦だったこと座特別、続く1組予選のいずれも3着で、クラスの壁を感じさせません。なにより評価したいのは、両レースとも賞金別定5キロを課されながら障害をひと腰で切っていたこと。同予選の勝ち馬サカノテツワンが回避したとあれば、勝機も十分とみます。
 強敵はA1からの降級馬で、予選でも好走している2頭。○スギノハリアーは、2組予選の2着馬。3走前の拓成湖特別(A2・B1級決勝混合)は6着、前々走の文月特別が5着でしたが、ともに障害はふた腰以内でまとめており着順ほど悪い内容ではありません。2組予選では流れに乗れなかったものの、離れた6番手から追い込み、連対は確保。B1級限定の特別戦なら好勝負が見込めるはずです。
 もう1頭は、2組予選で逃げ切り圧勝した▲コウシュハクィーン。文月特別では6着とはいえ勝ったホクショウサスケからは4秒8差。障害に安定感が出ている今なら引き続き警戒が必要。
 2組予選3着の4歳馬△コウリキは障害さえまともなら、持ち前の決め手で突き抜ける場面も考えられます。

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