6月9日(月)のメインには、3歳オープンによる、とかちダービーが組まれています。1着馬には7月27日に行われる重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)への優先出走権が与えられる(4歳のトライアルは6月22日の柏林賞)ということもあり、熱戦が期待されます。
※ハロンズ釧路場外でのイベントはこちら
6月7日(土)のメイン第10レースは、ムーンストーン特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)。A2級の4頭とB1級の6頭が争います。
B1級の4歳牝馬セイコークインは今季6戦して、10着と敗れたカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)以外ではすべて3着以内(1勝、3着4回)を確保。馬券に絡んだその5走ではすべて第2障害を3番手以内でクリアと障害のキレも良好です。戦績のとおり、勝利にはゴール前でのひと踏ん張りが必要でしょうが、馬券の軸には最適といえます。
同じくB1級のサカノテツワンは前走のジュノー特別(B1・B2級決勝混合)では3番人気で4着。後続を離して一騎打ちを演じた1、2着馬は昨季、A2級で活躍しており相手が強かった印象でした。今回はA2級混合ですが、前走よりも戦いやすそうなメンバー構成。さらに上位進出が狙えそうです。
ヤマノウンカイはA2に昇級して迎えた今季は善戦一杯という成績ですが、昨季終盤にはB1級-1組特別で勝利の実績。今回は半数以上がB1級と相手有利だけに、巻き返しが期待できます。
6月8日(日)のメイン第10レースは、シルバーカップ(A1級混合・20:10発走予定)。オープンの2頭とA1級の7頭が争います。
目下4戦連続連対中(1勝、2着3回)と好調なオープン馬フジダイビクトリーに注目。近走は負けても僅差が多く、例え差されても、もうひと伸びする根性を見せて無抵抗では終わりません。今回のA1級勢には4歳や牝馬が多くハンデ差が大きいですが、ハイペースでも障害は切れるだけに、心配なさそう。アオノレクサスが回避したとなれば、格の違いを見せつけそうです。
もう1頭のオープン馬アサヒリュウセイは前走オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜)を9番人気で勝利。前々走までがウソのように、早めの障害クリアから、フジダイビクトリーの追撃を同タイムながら振り切っています。これが復調のきっかけとなるでしょうか。
A1級勢では、前走オープンの大雪賞4着でスピードのあるトレジャーハンターや、スタリオンカップ5着の牝馬アアモンドマツカゼに注目できそうです。
6月9日(月)のメイン第10レースは、とかちダービー(3歳オープン・20:10発走予定)。
5月12日に行われた、とかち皐月賞(3歳オープン)の再戦。注目は同レースで1番人気に応え逃げ切り勝ちを収めたハクタイホウでしょう。開幕初戦は詰めを欠くレースぶりでしたが、その後、B2級、前走とかち皐月賞と連勝を決めており、調子が上がっている様子。今回がB1昇級初戦ですが、重量格による別定重量戦(B1とB2は規定重量が同じ)のため、重量的に不利になった感はありません。3連勝を決めて、はまなす賞、そして一冠目・ばんえい大賞典(8月24日)へ向け勢いをつけたいところです。
カイシンゲキはとかち皐月賞2着を含め5戦連続連対中。ただ、ハクタイホウと同じくスピードで押し切るタイプなので、ぜひとも障害を先頭で越えたいところでしょう。
同3着の牝馬アサヒメイゲツは2歳シーズンでは、同世代限定の牝馬オープン特別で2勝を挙げています。9着だった前走B4級のように、障害で大ブレーキを踏むこともありますが、引きずらないタイプなので心配なし。抜群の決め手でハクタイホウらに迫れるでしょうか。
オオゾラシンスケはとかち皐月賞では7着でしたが、第2障害はひと腰でクリア。前走のB4級ではあっさり逃げ切り巻き返しており、ここも流れに乗れれば、上位食い込みが期待されます。