今週は重賞はありませんが、9月8日(日)のメインには、マロニエ賞(オープン)が組まれています。次開催9月22日には重賞・岩見沢記念が控えています。コウシュハウンカイ、オレノココロといった重い賞金ハンデを課される馬が、もし出走してきたらどう評価すべきか。またキタノユウジロウ、ミスタカシマなど4歳馬にとっても、29日の重賞・銀河賞を見据えての一戦となります。
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【第11回開催1日目】
9月7日(土)のメイン第10レースは、楽天競馬ばん馬ツアー記念(B1級-2組・20:10発走予定)。
◎ハマノダイマオーは、2走前のB1級-4組混合を勝利。続く前走B1級-3組では、障害3番手通過から一気に先頭を交わして連勝しています。今回は特別戦に替わりますが、連勝中の勢いは魅力だけに障害さえスムーズならここでも決め脚が光りそうです。
○ヤマトテンリュウは、出走取消明けになった2走前のB1級-2組平場戦は6着。しかし、続く同条件の前走では、ハイペースを懸命に追走。障害ひと腰5番手通過からサンシルクラポピーの3着まで伸びる好内容でした。特別戦では着外が続いている近況ですが、前走の内容から好勝負が期待できます。
▲サンシルクラポピーは、同じ前走、ハイペースでも障害をひと腰でまとめ楽に抜け出す完勝でした。開催替わりでしかも特別戦のため前走から40キロ増になりますが、ここ2戦では障害をひと腰と立て直しているだけに克服は可能でしょう。
△イズミクィーンは、B1初戦になった前走の1組平場戦では、後方追走も障害はひと腰。降りてからは、鋭い末脚を見せて3着を確保しています。決め手はあるだけに早めに障害をクリアできれば出番がありそうです。
【第11回開催2日目】
9月8日(日)のメイン第10レースは、マロニエ賞(オープン・20:10発走予定)。前開催の不知火特別(オープン)は、翌日に5歳オープンの朱雀賞が組まれていた関係で、ばんえいグランプリ2着メジロゴーリキ、4着ミノルシャープは不在。さらに同1着コウシュハウンカイ、8着オレノココロらが回避し、6頭立ての一戦。ばんえいグランプリ7着センゴクエースが1番人気に推されましたが、再び障害で苦戦し6着に敗れています。
◎メジロゴーリキは、前走の朱雀賞(5歳オープン)では、ほぼ同時に障害を越え、先に抜け出したミノルシャープから離されず追走しコンマ4秒差の2着でした。自己条件の特別戦では3走前のサマーカップ(オープン)で、勝ち馬コウシュハウンカイと5キロ差で3着があり、今回はハンデ差が15キロに広がります。今度こそ今季初勝利なるでしょうか。
○コウシュハウンカイは、前走ばんえいグランプリでは、障害先頭通過から押し切って完勝。今回は最大20キロ差のトップハンデとはいえ、サマーカップでは25キロ差を克服しており、連勝も狙えそうです。
▲ミノルシャープは、サマーカップでは5着でしたが、メジロゴーリキより5キロ負担重量を課されていました。同重量になった朱雀賞(5歳オープン)では逆転しており、今回も同重量なら引き続き好勝負が期待できます。
△センゴクエースは、ばんえいグランプリ、不知火特別(オープン)とも障害で苦戦。前走から基礎重量10キロ増は不安ですが、トップハンデから解放され重量面では有利な立場。現役屈指の決め脚があり、軽視はできません。
【第11回開催3日目】
9月9日(月)のメイン第10レースは、白露特別(A1級-2組・20:10発走予定)。
◎ホクショウマサルは、前走の葉月特別(A1級-1組)を完勝。負担重量30キロ増でも障害をひと腰先頭で通過し、2着に11秒7差つけています。今回は基礎重量増に賞金ハンデも課されるため前走から15キロ増の715キロになりますが、実績、地力ともに上位の存在。自身が持つばんえい競馬連勝記録を27に伸ばす公算が大といえます。
○カンシャノココロは、前走鹿追町・鹿追町観光協会杯(A1級混合)では、ハクタイホウに逃げ切られてしまいましたが、障害3番手から2着を確保しています。今回は10キロ増の710キロですが、ハクタイホウより5キロ軽いのは有利。強敵ホクショウマサルには5走前の特別戦で12秒4差つけられましたが、当時はこちらが10キロ重かったのが、今回は逆に5キロ軽くなるのも買い材料です。
▲ハクタイホウは、2走前の葉月特別(A1級-1組)では、障害で大きく崩れて最下位8着。しかし、重量据え置きで臨んだ前走鹿追町・鹿追町観光協会杯(A1級混合)では、障害ひと腰と立て直され、逃げ切り勝ちを収めています。今回は同型の先行馬多数のメンバー構成となっているだけに、マイペースで行けるかどうかがカギとなりそうです。
△フクトクは、前走の鹿追町・鹿追町観光協会杯(A1級混合)で3着。カンシャノココロと同じく今回はハクタイホウと5キロ差がつきます。ホクショウマサルは強力ですが、それ以外の馬となら力差はありません。