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今週の見どころ(11/9~11/11)

 11月10日(日)のメインには、3歳三冠レースの第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。一冠目のばんえい大賞典はメムロボブサップが制しており、着順の入れ替わりはあるものの、2歳シーズン三冠と上位3頭の顔ぶれは同じ。負担重量が替わって他馬の逆転はあるのでしょうか。注目の一戦です。

 ※今週のイベントはこちら
 
【第15回開催4日目】
 11月9日(土)のメイン第10レースは、トドワラ特別(B1級-1・2組決勝・20:05発走予定)。11月2日(土)のB1級-2組、11月3日(日)のB1級-1組の両予選上位馬による決勝戦ですが、B1級-2組予選で5着のスーパータイホウが出走を回避。9頭立てで行われます。
 今季特別戦で好走歴がある出走馬が揃ったB1級-1組予選組を上位視とします。そのレースではゴールデンフジが後続を寄せつけず逃げ切って勝利。障害を降りた順番のままアースパワーが2着で、サクラニシキヒメが3着で、5番手から伸びたミノルシンザンが離れた4着でした。
 ◎ミノルシンザンは、競走除外明けの影響か、持ち味の末脚発揮とはいきませんでした。2走前の桔梗特別(10月5日・B1級-1組)では、今回と同じ695キロでイズミクィーン(現A2級)と接戦を演じ、ゴールデンフジ(8着)には大きく先着しての2着。地力は通用することから叩いた上積みが見込める今回は巻き返しが期待できます。
 その○ゴールデンフジは、前述のとおり予選を完勝。スンナリと障害をクリアし押し切っています。9月のジャパンネット銀行杯(B1級-1組)を勝利していることから、ここでは力量上位で通るだけに前走の再現ができればここでも好勝負になりそうです。
 ▲アースパワーは、障害2番手で通過すると長く脚を使って2着を確保。今回は特別戦替わりとなりますが、息を入れて追走ができれば持ち味のしぶとい末脚が発揮できるでしょう。前走から上記2頭よりも5キロ多く課されるぶん単穴評価としましたが、障害さえスムーズなら出番はありそうです。
 △フレイムゴールドは、B1級-2組予選を2着。障害はふた腰での通過でしたが、じわじわと脚を伸ばすと勝ち馬ヤマトテンリュウとは1秒3差と見せ場十分の内容でした。近走でミノルシンザンとの対戦歴はありませんが、ゴールデンフジ、アースパワーとは2走前のB1級-2組平場戦で2着と先着していることから重量増に対応できればチャンスはありそうです。

【第15回開催5日目】
 11月10日(日)のメイン第10レースは、BG2・第44回ばんえい菊花賞(3歳・20:10発走予定)。ギンノダイマオー、サカノハマナカが出走を回避。オープン730キロ(牝馬は20キロ減)から1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦。オープンのメムロボブサップがトップハンデ730キロで、A1級のアオノブラックが720キロ、ジェイエースらB2級の牡馬3頭が700キロ、B3級の2頭が690キロで、最軽量680キロがB2級の牝馬ジェイカトレアと8頭立てで行われます。
 ◎メムロボブサップは、ナナカマド賞、イレネー記念と2歳シーズン二冠を制し、今季はばんえい大賞典を制覇。オープン昇級後は間隔を空けて2走使いましたが、2走前の3歳牡馬限定戦で6着、前走の狩勝賞(オープン-1組)で7着とともに掲示板外。しかし、間隔を詰めて使う今回は体調面で上積みが見込めることに加え、ばんえい大賞典での、ほか上位馬とのハンデ差は変らず。大舞台に強い面も持つだけに3歳二冠も十分圏内です。
 ○アオノブラックは、3歳一冠目のばんえい大賞典では3着。ここまで重賞では、ヤングチャンピオンシップ制覇など、5戦すべて3着以内と世代では実績上位の存在といえます。障害を得意とするタイプだけに720キロへの重量増には不安は少なく、メムロボブサップとは、同じ重量差で行われた9月・3歳牡馬限定戦で5着と先着していることから二冠目でも好勝負が期待できます。
 ▲ジェイカトレアは、2月の黒ユリ賞を勝利。今季も重賞ではばんえい大賞典5着、はまなす賞4着と善戦傾向を示しています。近走では障害をひと腰と安定していることから、重量増にも対応できるとみます。トップハンデと50キロ差の680キロならこの相手関係でも見劣りせず。過去2年は牝馬によるばんえい菊花賞制覇となっているだけにこの馬が続くでしょうか。
 △サクラドリーマーは、障害に課題のあるタイプですが、近2走は障害をひと腰で通過。加えて近6戦では3勝、3着3回とレースぶりが安定しています。重賞ではイレネー記念、ばんえい大賞典とともに6着に敗れていますが、決め手は通用するだけに障害さえスムーズなら上位食い込みが狙えるでしょう。

【第15回開催6日目】
 11月11日(月)のメイン第10レースは、北海道競馬記者クラブ特別(オープン混合・20:05発走予定)。アサヒリュウセイが出走を回避。オープン馬7頭、A1級馬2頭の計9頭で争われます。
 ◎コウシュハレガシーは、詰めひと息な面がありましたが、最近2走を連勝。特に前走のペルセウス特別(A1級-1組)では、障害ひと腰先頭通過から押し切って勝利と好内容のレースだっただけに、昇級初戦でも近走不振馬が多い組合せなら3連勝も十分可能でしょう。
 ○ハクタイホウは、ペルセウス特別(A1級-1組)では、障害3番手通過からコウシュハレガシーとの差を詰めて2着を確保。続く前走のA1級-1・2組決勝では、障害ひと腰先頭通過から難なく押し切って勝利しています。コウシュハレガシーとは5走前の白露特別で(A1級-2組)で先着歴。この馬も昇級初戦になりますが、ここでも通用する力はあるだけに首位争いが期待できます。
 ▲カンシャノココロは、前走北見記念で6着。相手が揃っていることを考慮すればまずまずの内容でした。自己条件では4走前の野分特別(オープン・A1級-1組混合)を勝利し、神無月特別(オープン-2組混合)を2着、秋雲特別(オープン-2組混合)を3着と3戦連続で好成績を残していることから、ここでも上位争い十分です。
 △コウリキは、最近2走では、寒露特別(オープン-1組)を7着、狩勝賞(オープン-1組)を6着と差のある敗戦。しかし、今回は格下との混合戦と相手が大幅に緩和することから、課題の障害さえスムーズなら上位食い込みが狙えるでしょう。

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