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11/3北見記念回顧

8歳馬シンザンボーイが悲願の初タイトル!

 11月3日(祝・日)は重賞・北見記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝3番人気のシンザンボーイが優勝。8歳にして重賞初制覇を果たしました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
  1.カンシャノココロ(850) 44.7
  2.アアモンドグンシン(840) 49.7
  3.ミノルシャープ(860) 30.4
  4.ゴールデンフウジン(850) 15.1
  5.メジロゴーリキ(860) 5.2
  6.センゴクエース(860) 20.9
  7.ソウクンボーイ(850) 69.0
  8.コウシュハウンカイ(880) 1.4
  9.シンザンボーイ(850) 6.6

 ばんえいグランプリと岩見沢記念はともに1着コウシュハウンカイ→2着メジロゴーリキ→3着シンザンボーイの順で決着。加えて実力馬オレノココロが不在の今回は、コウシュハウンカイが単勝1.4倍と前回の岩見沢記念からさらに支持を集めての1番人気。メジロゴーリキが5.2倍の2番人気、シンザンボーイが6.6倍の3番人気と、ここまでが単勝10倍以下で、前記重賞2戦の着順どおりの人気となりました。

 基礎重量850キロ、馬場水分は1.2%。まずメジロゴーリキが先行し、差なくゴールデンフウジンが追走。アアモンドグンシン、ミノルシャープも続きます。コウシュハウンカイは第1障害で少々手間取りましたが徐々に位置取りを上げ、先行集団の後ろにつけます。各馬何度も刻みながら歩を進め、アアモンドグンシンが先頭で第2障害下に到達。76秒というペースでした。
 メジロゴーリキ、アアモンドグンシン、ミノルシャープとほぼ同時に仕掛けますが、いずれもひと腰とはいかず。各馬障害で苦戦するなか、コウシュハウンカイとほぼ同時に仕掛けたシンザンボーイがあっさりとひと腰で通過します。やや離れた2番手で障害をクリアしたミノルシャープが一気にシンザンボーイに迫りますが、残り30メートルを過ぎたあたりで勢いをなくします。逆にゴール前ではシンザンボーイが突き放すかたちとなり先頭でゴールしました。ミノルシャープはゴール前で止まったものの立て直して2着を確保。3着争いは5頭が横並びの接戦となりましたが、障害を5番手通過からじわじわと脚を伸ばしたメジロゴーリキがこれを制しました。断然人気のコウシュハウンカイはトップハンデの影響か持ち前の先行力を生かせず4着に敗れました。
 勝ったシンザンボーイは、重賞ではここまで18年ドリームエイジカップで2着がありましたが、18回目の挑戦で見事初制覇。これで7戦連続4着以内と8歳にして充実期にあり、今後の古馬重賞でも楽しみになる結果となりました。

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阿部武臣騎手「重賞初制覇ができて素直に嬉しいです。障害が得意で、降りてからは止まらず歩いてくれる馬なので、イメージ通りのレースができました。重すぎず軽すぎずちょうど良い馬場でした。障害を降りてからミノルシャープが攻めてきましたが、詰めが甘くなるタイプというのは知っていましたし、シンザンボーイは止まらずに歩いてくれました。やっと重賞を勝つことができたので、今後は追う立場から追われる立場になると思いますが、これからも重賞を勝っていきたいです。シンザンボーイ共々よろしくお願いします」

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