11月3日(祝・日)のメインには、重賞・北見記念が組まれています。今季の古馬重賞は5戦行われ、シーズン序盤のばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念はオレノココロが連勝。続く7月の北斗賞はセンゴクエースが勝ちましたが、夏以降のばんえいグランプリ、岩見沢記念とコウシュハウンカイが制しています。今回オレノココロは不出走。コウシュハウンカイがトップハンデ880キロでも3連覇なるかが見どころといえるでしょう。
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【第15回開催1日目】
11月2日(土)のメイン第10レースは、端野峠特別(A2級-1組混合・20:10発走予定)。アフロディーテが出走を回避。ハマノダイマオーらA2級馬5頭、オールラウンダーらB1級馬3頭による計8頭で争われます。
◎ハマノダイマオーは、前走のサンケイスポーツ賞(A2級-1・2組決勝)が、勝ったカクセンキングからコンマ5秒差の2着惜敗。A2昇級後初の特別戦だった3走前が障害で苦戦し5着とひと息でしたが、予選の勝ちっぷりのよさから1番人気に支持されました。障害をひと腰4番手で越えると、一旦は先頭をうかがう好レースを披露。前走から据え置きの705キロで、しかも格下B1級相手なら勝機到来といえそうです。
○マツノタイガーは、ハマノダイマオーと同じ近2走が2、3着。2走前が2秒9差、前走が1秒7差と接戦を演じています。障害はともにひと腰先頭通過と安定しており、早めに障害を越えられれば逆転も可能でしょう。
▲オールラウンダーは、前走B1級-2組平場戦を障害ひと腰先頭通過から押し切って勝利。今回は特別戦で、格上相手で一気の条件強化になりますが、終いの踏ん張りがきけば粘り込みが期待できます。
△サンシルクラポピーは、前走4歳牝馬限定の紅バラ賞で6着。相手強化もあり障害では膝を折ってしまいましたが、立て直されてからはふた腰でまとめています。昇級後初の自己条件になりますが、決め手はこの中でも上位の存在だけに障害さえスムーズなら食い込みが狙えそうです。
【第15回開催2日目】
11月3日(祝・日)のメイン第10レースは、BG2・第40回北見記念(20:10発走予定)。基礎重量850キロ(4歳10キロ減)から、今季の収得賞金130万円につき10キロずつ加増となる別定重量戦。今季重賞を2勝しているコウシュハウンカイがトップハンデ880キロ、重賞で2、3着各2回など善戦続きのメジロゴーリキら3頭が10キロ増の860キロでの出走です。
ばんえいグランプリ、岩見沢記念はともに1着コウシュハウンカイ、2着シンザンボーイ、3着メジロゴーリキの順で決まっており、ここでも3頭の上位争いが期待できます。
特に3連覇がかかる◎コウシュハウンカイは、今季は9戦してすべて3着以内と安定感抜群。加えて近走ではばんえいグランプリ、岩見沢記念を含め4連勝中と勢いに乗っています。過去の2勝はともに870キロで、牡馬の最軽量馬とは20キロ差でしたが、今年は40キロ差ついての880キロ。しかしオレノココロが不在なら、主役を務めてくれるでしょう。
○メジロゴーリキは、今季ここまで14戦してすべて4着以内と条件を問わず安定した成績を残しています。ここまでの古馬重賞では5戦すべてコウシュハウンカイに先着を許していますが、その中でも同重量のばんえいグランプリでは5秒9差の2着と健闘。今回、同馬とは20キロ軽い860キロで臨めるだけに好勝負が期待できます。
▲シンザンボーイは、8月のばんえいグランプリで3着と好走すると、その後も岩見沢記念3着を含め5戦連続で4着以内と善戦傾向を示しています。昨年のこのレースでは5着に敗れていますが、この相手関係と近走の充実度から上位を狙える存在です。
△ゴールデンフウジンは、前走狩勝賞(オープン-1組)を勝利。3、2走前に苦戦した障害をひと腰でまとめると粘るミノルシャープを差し切っています。初の重量になりますが、820キロの岩見沢記念では5着に健闘。決め手はあるだけにスムーズなら上位進出のシーンまでありそうです。
【第15回開催3日目】
11月4日(振・月)のメイン第10レースは、能取湖特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)。キンメダルが出走を回避し、A1級馬5頭、A2級馬3頭で争われる一戦です。
注目はやはり27連勝中の◎ホクショウマサルでしょう。約2カ月ぶりの実戦になりますが、今季は間隔を空けて出走し、結果を残していることから状態面での不安はなさそう。前走白露特別(A1級-2組)では、障害をひと腰先頭でクリアし圧勝しており、その勝ちっぷりから725キロへの重量増も対応可能とみます。実力的にもこの相手関係なら28連勝となるでしょう。
相手筆頭は○フェアリースズです。A1昇級戦となった2走前のA1級-1組混合を勝利で飾ると、前走のペルセウス特別(A1級-1組)では705キロの重量をひと腰でまとめて僅差の3着。ホクショウマサルは別格ですが、前走から据え置きの負担重量で臨めるのは歓迎だけにここでも上位争い十分です。
▲オレノタイショウは、前走A1級-2組混合では障害をひと腰先頭通過で通過。勝ち馬には交わされて2着に敗れたものの、コンマ8秒差と見せ場十分の内容でした。今回は一頭別格な馬がいることに加え、フェアリースズより5キロ重量が重くなることから単穴評価が妥当でしょう。
以下、格上相手も4連勝中の勢い魅力△イズミクィーン、先行力ある△オレワチャンピオンも展開次第で上位を狙える存在です。