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今週の見どころ(10/12~10/14)

2019年10月10日(木)

 10月12日(土)~14日(祝・月)にJRA東京競馬場で実施予定だった『ばんえい十勝フェア in 東京競馬場2019』は、JRA東京競馬の開催中止により、14日(祝・月)、15日(火)の2日間に日程を変更して行われます。イベント内容も変更になっていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

今週のイベントはこちら

【第13回開催4日目】
 10月12日(土)のメイン第10レースは、秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。10月6日(日)のA1級-1組混合、10月7日(月)のA1級-2組の上位馬による決勝戦ですが、A1級-1組混合予選の勝ち馬フェアリースズと、同3着オレノタイショウが回避し、同7着ハマノダイマオーが繰り上がっての9頭立て。A1級の6頭とA2級の3頭が争います。
 ◎コウシュハレガシーは、A1級-1組混合予選では、ひと腰先頭で障害を通過し2着。ほぼ同時に越え抜け出したフェアリースズには歯が立ちませんでしたが、今回は同馬が回避したため不在。A1級の特別戦(混合戦含む)では今季3走いずれも3着と勝ち切れていませんが、今度こそ勝利が期待できます。
 ○フクトクは、A1級-2組予選を勝利。テンに動けないのはいつものことですが、第1障害を降りてから先行勢に取りつくと、第2障害を先頭でクリアし押し切っています。4走前にはオープン混合の特別戦で障害ひと腰から2着に逃げ粘っており、前走同様の積極策なら連勝のシーンもあるでしょう。
 ▲オレワチャンピオンは、A1級-2組予選では2着。2番手で降りたサクラダイチを追うようにひと腰で障害をクリアすると、残り30メートルで振り切っています。フクトクには逃げ切りを許したものの、上がりの時計では互角。障害を越えるタイミング次第では逆転もありそうです。
 △サクラダイチは、同じ前走で3着。近走障害で苦戦したのは、ホクショウマサルとの対戦だった3走前のみという巧者だけに、マイペースで運べればチャンスはあるでしょう。

【第13回開催5日目】
 10月13日(日)のメイン第10レースは、寒露特別(オープン-1組・20:10発走予定)。岩見沢記念のコウシュハウンカイ、4歳限定・銀河賞のキタノユウジロウと前走で重賞を勝っている両馬など3頭が出走を回避したため7頭立ての少頭数。しかし、岩見沢記念2着メジロゴーリキ、6着ミノルシャープの5歳、銀河賞2着アアモンドグンシン、銀河賞は回避するも7月に柏林賞を勝っているミスタカシマの4歳と若い世代の実力馬も参戦し盛り上がりそうです。
 ◎ミノルシャープは、2走前のマロニエ賞(オープン)で出走メンバー中最先着の2着。障害を先頭で越えると、コウシュハウンカイに差し切られたとはいえ1秒8差で、同世代のライバルメジロゴーリキ(4着)には10秒以上の差をつけています。続く岩見沢記念では障害に手間取り6着に敗れていますが、今回は2走前より10キロ重いだけの740キロで、コウシュハウンカイは不在。相手に恵まれた特別戦で巻き返しが期待できます。
 ○メジロゴーリキは、今季12戦して2着5回、3着4回、4着3回とどんな条件でも崩れないのは魅力。前述のとおりマロニエ賞(オープン)は4着でしたが、重量が増えた岩見沢記念では2着とミノルシャープに先着しています。減量となるここではミノルシャープに分がありそうですが、こちらが10キロ重かった岩見沢記念と違い同重量となるのは有利。引き続き好勝負必至です。
 ▲センゴクエースは、北斗賞でコウシュハウンカイを破っているようにここなら本来実績上位の存在。マロニエ賞(オープン)5着、岩見沢記念を8着など、4走続けて障害で苦戦しており、復活へのきっかけをつかみたいところ。
 △シンザンボーイは、マロニエ賞には不出走で、前走の岩見沢記念では、障害を6番手で通過するとじわじわと脚を伸ばし3着と好走しています。4戦連続3着以内と安定感もあるだけにここでも上位を狙います。

【第13回開催6日目】
 10月14日(祝・月)のメイン第10レースは、疾風賞(3歳以上選抜・20:05発走予定)。年明けに実施される準重賞・スピードスター賞の予選で、定量500キロ(4歳10キロ減、牝馬20キロ減)でのスピード比べです。
 ◎サンシルクラポピーは、自己条件B1級で4戦連続連対中と安定感抜群。500キロ定量の特別戦は昨年12月の地吹雪賞が初挑戦になりましたが4着と健闘しており、この条件でも通用するスピードを見せています。条件2度目と上積みがあるだけに勝ち負けに期待です。
 ○ゴールデンフウジンは、昨年の疾風賞では、障害をふた腰、最後方7番手で通過すると脚を伸ばして5着を確保。当時は4歳10キロ減がありましたが、今年は10キロ増の500キロ。とはいえ障害さえひと腰なら、まとめて差し切るシーンもありそうです。
 ▲アアモンドロシアは、昨季は地吹雪賞、決勝戦のスピードスター賞とも勝利しているスピード王。昨年のこのレースの勝ち時計48秒0はメンバー中最速です。今季は1勝止まりですが、得意な条件に替わる今回は見直しが必要でしょう。
 △ツルイテンリュウは、500キロ定量の特別戦では昨季の稲妻賞、そしてスピードスター賞とも3着と好走しています。3戦連続3着以内と好調ぶりがうかがえるだけに、相性の良い条件に替わる今回は善戦以上が期待できます。

今週の見どころ(10/5~10/7)

2019年10月 4日(金)

 10月5日(土)、6日(日)には、帯広競馬場で、今年で13回目となる"とかちばん馬まつり"が行われます。メインイベントのワールド人間ばん馬チャンピオンシップ世界大会(6日)、小学生による小学生によるちびっこばん馬レース(5日)や、パフォーマンスフェスティバル、ばん馬とのふれあい、こども縁日(5日、6日とも)など、さまざまなイベントが実施されます。お近くの方はぜひお越しください。

 ※今週のイベントはこちら

【第13回開催1日目】
 10月5日(土)のメイン第10レースは、桔梗特別(B1級-1組・20:10発走予定)。出走全馬が賞金ハンデを課されており、唯一10キロ増の4歳馬ジェイファーストが実質トップハンデとなります。
 ◎ミノルシンザンは、前走の4歳重賞・銀河賞では6着。障害をふた腰7番手で越えると、4着争いに加わろうかという脚勢でした。2走前のジャパンネット銀行杯(B1級-1組)では、勝ち馬ゴールデンフジとは4秒6差の2着に詰め寄っていることからこの組合せなら地力上位の存在。自己条件に戻って巻き返しに期待です。
 ○ゴールデンフジは、前述のとおり同条件のジャパンネット銀行杯(B1級-1組)で逃げ切り勝ちを収めています。前走の平場戦では展開が合いませんでしたが、即反撃が可能です。
 ▲オールラウンダーは、重賞初挑戦になった前走の4歳重賞・銀河賞では流れに乗れず9着でしたが、障害はひと腰で通過。昇級後、B1級同士の特別戦では善戦続き。ジャパンネット銀行杯(B1級-1組)でも残り10メートル手前までは2番手で踏ん張っており、こちらも自己条件で見直したいところ。
 決め脚魅力で前走5組を快勝した△イズミクィーン、昇級初戦の3組を含め3連勝中△セナカも侮れない存在です。

【第13回開催2日目】
 10月6日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。ばんえい大賞典勝ち馬メムロボブサップが不在の組合せ。オープン700キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦。A1級のアオノブラックがトップハンデ690キロで、B3級ジェイカトレア、B4級サクラユウシュンの両牝馬2頭・640キロまで最大50キロ差つきます。なお出走10頭はすべて2開催前には、牡馬、牝馬それぞれの3歳限定の平場戦を使われています。
 ◎アオノブラックは、ばんえい大賞典の3着馬で、3歳・4歳混合重賞・はまなす賞でも2着と健闘しています。2走前の3歳牡馬限定戦は5着でしたが、メムロボブサップに次ぐ重いハンデを課されていました。そのメムロボブサップが不在の世代限定戦なら実績、実力ともに上位。トップハンデでもばんえい大賞典と同じ690キロなら力の違いを見せつけてくれそうです。
 ○ジェイカトレアは、ばんえい大賞典5着、はまなす賞4着。ともに人気以上の結果を出しています。3走前の3歳牝馬限定戦ではトップハンデでも2着で、さすがは黒ユリ賞を制した2歳女王といったところ。ここも上位争いが期待できます。
 ▲ギンノダイマオーは、ばんえい大賞典2着を含め詰めひと息な面がありますが、前走デイリースポーツ杯(A2級-2組)を勝利。障害ひと腰先頭通過から押し切る好内容のレースでした。今回は3歳同士でトップハンデ690キロのアオノブラックに次ぐ680キロを課されますが、前走から5キロ減と少しでも軽くなるのは好材料だけに、ひと踏ん張りがきけば上位争いに加わるでしょう。
 失格(タイムオーバー)だったばんえい大賞典を除けば今季崩れなし△インビクタ、障害は課題も差し脚が強烈△サクラドリーマーにも警戒が必要です。

【第13回開催3日目】
 10月7日(月)のメイン第10レースは、神無月特別(オープン-2組混合・20:05発走予定)。ホクショウマサルが出走を回避。カンシャノココロらオープン馬6頭、キンメダルらA1級馬3頭による計9頭で争われます。
 ◎キンメダルは、前走の玉泉館特別(A1級-2組)で、6月以来となる勝利を挙げています。掲示板止まりだった近走とは違い、ひと腰先頭で障害を通過すると、2番手で越えたノエルブランをあっさり突き放しました。オープンからの降級馬だけに、オープンでも一線級不在の今回のメンバーなら連勝が期待できます。
 ○ノエルブランは、玉泉館特別(A1級-2組)では1番人気で2着。実績上位のホクショウマサルがペースを握った4走前を除けば、近走障害はひと腰で越えている巧者です。賞金ハンデ10キロ増のためオープン馬と同じ730キロなのはきついものの、ひと押しきけば粘り込みが期待できます。
 ▲ソウクンボーイは、格下A1級との混合だった前走野分特別(オープン・A1級-1組混合)で2着に好走。障害で止まったものの、腰の入りが良くふた腰でまとめています。早めに障害をクリアできれば、決め手を生かして上位争いに加わってきそうです。
 △カンシャノココロは、野分特別(オープン・A1級-1組混合)で逃げ切り勝ちを収めています。今回はオープン昇級に加え開催替わり、さらには賞金ハンデ5キロを課されることで前走から25キロ増となりトップハンデの735キロ。とはいえ、オープンからの降級馬で、2走前には820キロの岩見沢記念で4着があるというキャリアを考えれば、さほど不安はないでしょう。

今週の見どころ(9/28~9/30)

2019年9月27日(金)

 9月29日(日)のメインには、銀河賞が組まれています。ばんえい競馬が帯広単独開催となった2007年度に成立した4歳シーズン三冠の二冠目にあたるレース。今年の一冠目・柏林賞はミスタカシマが牝馬として史上初制覇。この銀河賞も07年以降では牝馬の勝利はなく、再び快挙達成となるのか注目です。※ミスタカシマは出走回避になりました。

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【第12回開催4日目】
 9月28日(土)のメイン第10レースは、野分特別(オープン・A1級-1組混合・20:10発走予定)。ホクショウマサル、ホクショウムゲンが回避。オープン馬4頭、A1級馬4頭の計8頭で争われます。
 ◎ハクタイホウは、前走白露特別(A1級-2組)では、断然人気で逃げ切ったホクショウマサルからわずかに遅れ、2番手で障害をクリア。結局9秒8もの差をつけられましたが、負担重量15キロ増でもひと腰でまとめ、人気通りの着順でした。今回は格上のオープン馬が相手になりますが、一線級は不在。マイペースに持ち込んで逃げ切りに期待です。
 ○カンシャノココロは、2走前の白露特別(A1級-2組)ではハクタイホウに先着されての4着。前週の岩見沢記念4着から、今回は2走使いでの出走です。3走前の特別戦でも勝ったハクタイホウから4秒1差の2着があり、ここも僅差の戦いが可能。
 オープン馬の筆頭格は▲コウリキ。前走マロニエ賞(オープン)では7着も、コウシュハウンカイ、オレノココロなど実力馬が揃っていたことを考慮すれば仕方なし。トップハンデ730キロでもこの相手関係なら善戦以上が期待できます。
 △ソウクンボーイは、前走岩見沢記念では7着。しかし今回は格下A1級との対戦で、障害さえスムーズなら上位進出のシーンまでありそうです。

【第12回開催5日目】
 9月29日(日)のメイン第10レースには、BG2・第27回銀河賞(4歳・20:10発走予定)が行われます。4歳シーズンの二冠目は、一冠目・柏林賞を制したミスタカシマが出走を回避し、オールラウンダーが繰り上がっての10頭立て。オープン740キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦で、9月1日に実施された重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)を制したオープン馬キタノユウジロウのみ賞金ハンデ10キロを課され、トップハンデ750キロ。B1級で710キロのミノルシンザン、オールラウンダーまで最大40キロ差つきます。
 はまなす賞で3着だったオープン馬◎アアモンドグンシンに期待します。障害の天板まで上がったところで膝を折りましたが、立て直され4番手で降りてからは、この馬らしい切れ味を発揮。先頭で並ぶように障害をクリアし、叩き合いをモノにしたキタノユウジロウから2秒3差、競り負け2着だった3歳馬アオノブラックとはコンマ5秒の僅差で、障害でのロスさえなければ、と悔やまれる内容でした。当時はキタノユウジロウより10キロ重かった重量が、今回は逆にこちらが10キロ軽くなるのは有利。3歳12月のばんえいダービー以来となる、久々の重賞制覇が期待できます。
 ○コウシュハレガシーも、はまなす賞では障害を越えかけたところで痛恨の膝折。障害を降りたのはアアモンドグンシンの直後でしたが、徐々に遅れて7頭立ての7着と残念な結果でした。A1級・730キロで、はまなす賞でのアアモンドグンシンとの10キロ差は変りませんが、近5走では、2走前のはまなす賞を除けば障害はひと腰という巧者。持ち味を発揮できれば、3歳三冠すべて3着、柏林賞2着という実績どおりの走りをみせてくれるでしょう。
 ▲ジェイコマンダーは、ともに700キロだった柏林賞5着、はまなす賞6着。はまなす賞はふた腰かかり、さらに残り20メートルを切って一杯になっています。今回と同じ730キロだったばんえいダービーでは最下位だったように、高重量戦では苦戦傾向がありますが、障害次第で勝ち負けが可能。
 △ミノルシンザンは、3歳三冠レース皆勤で、ばんえい菊花賞での5着が最高でした。4歳になってから重賞出走はありませんが、近4走のB1級-1組の特別戦を1勝、2着3回と力をつけており、最軽量710キロを生かし食い込みを狙います。

【第12回開催6日目】
 9月30日(月)のメイン第10レースは、デイリースポーツ杯(A2級-2組・20:05発走予定)
 ◎ギンノダイマオーは、A2昇級初戦となった2走前のとかちえぞまつ特別(A2級-1組)では7着、続く3歳牡馬混合平場戦も8着。ともに障害で苦戦したもので、負担重量が685キロに増えるのはやや不安もあります。しかし、今開催は3歳以上の1走目は通算収得賞金順での編成で、近走不振馬が多い馬が多い組み合わせ。この相手関係なら実績的には通用するだけに前半で流れに乗れれば巻き返しが十分です。
 ○カクセンキングは、前走A2級-1組平場戦8着を含め、近4走では着外が続いていますが、ここ3戦は障害をひと腰でまとめています。3走前のとかちえぞまつ特別(A2級-1組)では6着とギンノダイマオーに先着。相手に恵まれた今回は前半で置かれなければ上位争いに加わってきそうです。
 ▲センショウニシキは、前走のA2級-2組混合では7着に敗れましたが、2走前のオッズパーク杯(A2級-2組)では、出走メンバー中最先着の4着を確保。先行できれば持ち前の障害力を生かして粘り込みが十分です。
 △ホクショウユウキは、長期休養明けになった7月の今季初戦から7戦して5着が最高。しかし、オープンからの降級馬で力量上位の存在といえます。現在リーディング首位の鈴木恵介騎手とのコンビも魅力で、前進があるでしょうか。
 

今週の見どころ(9/21~9/23)

2019年9月20日(金)

 22日(日)のメインには、秋の訪れを告げる古馬重賞・岩見沢記念が組まれています。今季の古馬重賞はここまでオレノココロが2勝、コウシュハウンカイ、センゴクエースが各1勝を挙げていますが、違う馬の台頭があるのでしょうか。注目の一戦です。
 また、21日(土)には、帯広競馬場にて、オッズパークpresents ガールズケイリンDAY2019 in帯広競馬場が実施されます。当日は、ガールズケイリン選手4名が来場し、トークショーやエキシビションレース、レース協賛などで盛り上げます。13:00の開門から20分間、入場門で選手とマキバオーがお出迎えも行います。先着プレゼントもありますので、ぜひ早めに競馬場へお越しください。

 ※今週のイベントはこちら
 ※ガールズケイリンDAY2019の詳細はこちら

【第12回開催1日目】
 9月21日(土)のメイン第10レースは、ガールズケイリンDAY'19杯(A2級-1組・20:10発走予定)。出走9頭中7頭が、前開催は菊月特別(A2級-1・2組決勝混合)に出走。不出走だったフェアリースズはA2級-1組予選1着、アアモンドロシアはA2級-2組混合予選2着でした。
 ◎フェアリースズは、前述のとおり菊月特別を回避していますが、A2級-1組平場戦は障害ひと腰先頭通過から押し切って完勝といえる内容でした。2走前の特別戦・中日スポーツ賞(A2級-1組混合)で3着(同着)と好走している実績からも、この相手関係なら力量上位。当時から10キロ増でも勝ち負けが期待できます。
 ○カネゾウは、前走菊月特別(A2級-1・2組決勝混合)では、障害で手間取りましたが、4番手で通過。じわじわと脚を伸ばし、勝ち馬ヤマノホシに1秒7差まで迫っての2着でした。出走メンバー中最先着の2着に好走した3走前の中日スポーツ賞(A2級-1組混合)のように、障害さえスムーズにこなせれば、決め手を生かし差し切るシーンまでありそうです。
 ▲シンエイパワーは、菊月特別(A2級-1・2組決勝混合)では、障害を2番手で通過すると、ゴール手前で失速しましたが、最後まで歩き切って見せ場十分の4着に健闘。中日スポーツ賞(A2級-1組混合)は9着だったからか8番人気に甘んじましたが、7月にはA2級-1組の特別戦で2着があり、実力はヒケを取りません。
 △ヤマノホシは、同じ前走では、積極策に出ると障害をひと腰先頭通過から粘り強さを発揮して押し切っています。今開催から5キロの賞金ハンデが課されますが、障害巧者ともあって対応は可能。詰めひと息な面があるだけに、終いの踏ん張りが利けば上位争いに加わってきそうです。

【第12回開催2日目】
 9月22日(日)のメイン第10レースは、BG2・第55回岩見沢記念(20:10発走予定)。オープン820キロから、本年度の収得賞金130万円につき10キロが加増される別定重量戦。オレノココロ、コウシュハウンカイがトップハンデ840キロ、センゴクエース、ミノルシャープが830キロ、メジロゴーリキら5頭が820キロで臨みます。8月のばんえいグランプリ、前開催ではマロニエ賞(オープン)を使われた馬が力量上位でしょう。
 ◎メジロゴーリキは、前走マロニエ賞(オープン)では4着に敗れましたが、今季は11戦してすべて4着以内。うち重賞4戦でも2着1回、3着2回、4着1回と安定した走りを続けています。ばんえいグランプリは2着でしたが、当時は同重量だった勝ち馬コウシュハウンカイと今回は20キロ差つくことで、逆転は可能。なお過去5年中4回で、負担重量820キロの馬が勝っているというデータもあります。
 ○コウシュハウンカイは、3走前のサマーカップ(オープン)、ばんえいグランプリ、マロニエ賞(オープン)と3連勝中。前走、障害を先頭で越えたのはミノルシャープでしたが、2番手クリアから差し切って好調を維持しています。ばんえいグランプリは、オープン馬はすべて810キロで重量差がつきませんでしたが、今回は最大20キロ差のトップハンデ克服が課題になりそうです。
 ▲オレノココロは、ばんえいグランプリでは障害で体勢を崩し最下位。1開催空けて調整されたマロニエ賞(オープン)は6着でしたが、障害はひと腰と立て直されています。ばんえいグランプリで大きく減らしていた馬体も前走では回復。復調がうかがえることから、重賞の舞台で巻き返しに期待です。
 △シンザンボーイは、3走前のばんえいグランプリで3着と好走すると、その後も休みなく使われ、2走前に今季初勝利を挙げ、前走も2着。障害巧者らしく、特別戦の基礎重量(オープン)が700キロを超えたあたりから本領を発揮し始めた感があります。スムーズに運べれば善戦以上が期待できます。

【第12回開催3日目】
 9月23日(祝・月)のメイン第10レースは、玉泉館特別(A1級-2組・20:10発走予定)
 ◎ノエルブランは、オープン馬相手になった前走ポテト特別(A1級-1組混合)では、ゴール前で一杯になり5着でしたが、持ち味を発揮し障害はひと腰3番手で越えています。レース当日には台風による降雨の予報もあり、時計が出やすい脚抜きのよい馬場になるのは先行タイプのこの馬にとって好材料。今回はトップハンデでも、前走から据え置きの720キロだけに、A1級同士なら勝機は十分にあります。
 ○キンメダルは、前走白露特別(A1級-2組)では、逃げ切り圧勝したホクショウマサルと2着馬からは離されましたが、障害はふた腰で越え、3着馬とは4秒1差の5着に追い込んでいます。近走は入着止まりですが、強敵不在の組合せなら勝ち負けが期待できます。
 ▲アアモンドヒューマは、前走ポテト特別(A1級-1組混合)では4着。障害を越えたのはノエルブランよりあとでしたが、すんなりひと腰から差し脚を伸ばし、ゴール前で逆転しています。相手が緩和する今回は善戦以上が期待できます。
 △アオノブラックは、前走の3歳牡馬混合平場戦では5着に敗れましたが、勝ち馬ジェイエースより40キロ重かったにもかかわらず、3秒5差にまとめたのは地力のある証。今回は出走メンバー中最軽量の695キロで臨めるのは魅力ですが、A1に昇級後初の自己条件となるだけに試金石の一戦になりそうです。

今週の見どころ(9/14~9/16)

2019年9月13日(金)

 9月9日(月)のメイン第10レースでホクショウマサルが危なげなく押し切って勝利。断然人気にこたえ自身の持つばんえい競馬の連勝記録を27へ更新しています。これで番組賞金は439万円となり、オープン昇級へあと1勝となりました。
 また、今週16日(祝・月)には、帯広競馬場にチャグチャグ馬コが来場します。お近くにお住いのお方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
 なお、今週14日(土)、15日(日)は花火大会イベントに合わせて発走時刻が変更となります。開門・発走時刻の詳細はこちら
からご確認ください。

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【第11回開催4日目】
 9月14日(土)のメイン第10レースは、ジャパンネット銀行杯(B1級-1組・19:10発走予定)。出走9頭すべてが賞金ハンデ5キロを課されている、好調馬揃いの一戦です。
 ◎オールラウンダーは、格上A2級との混合だった前走中日スポーツ賞(A2級-1組混合)では、先行態勢に持ち込むことができず8着に敗れました。B1級同士なら、マイペースに持ち込んで反撃必至です。
 ○ミノルシンザンは、前開催は出走取消。8月26日の前走・デネブ特別(B1級-1組)では、障害ひと腰先頭通過から押し切って、オールラウンダー(4着)に先着しています。B1級の特別戦では3走連続で連対しており力量上位。その3走とは違い、馬場は重くなりそうで、出走取消明けですがチャンスは十分にあります。
 ▲マツノタイガーは、平場に戻った前走のB1級-1組では、積極策に出ると障害で止まりはしたものの、勝ち馬ホクトシンバから2秒1差の2着を確保。B1昇級後自己条件では、3勝、2着1回と崩れ知らず。初の特別戦でも不安より期待の方が大きいでしょう。
 デネブ特別(B1級-1組)では6着に敗れましたが、前走B1級-1組平場戦快勝の △ホクトシンバ、同5着もデネブ特別(B1級-1組)では3着に好走した△アースパワーも侮れない存在です。

【第11回開催5日目】
 9月15日(日)のメイン第10レースは、菊月特別(A2級-1・2組決勝混合・19:10発走予定)。9月7日(土)のA2級-1組、9月9日(月)のA2級-2組混合の上位馬による決勝戦ですが、両予選の勝ち馬を含む3頭が出走を回避。繰り上げ出走のホクショウメジャー、ヤマノホシを加えた9頭立てで行われます。
 ◎カネゾウは、A2級-1組予選では、ハイペースで先行し逃げ切ったフェアリースズを追走。障害で手間取り4着でしたが、2走前の特別戦・中日スポーツ賞(A2級-1組混合)は、障害をひと腰でまとめ出走メンバー中最先着の2着に好走しています。今回は近2走の勝ち馬が不在。中日スポーツ賞と同様、自分のペースを守って追走できれば、決め手を生かすレースで巻き返してきそうです。
 ○バウンティハンターは、対カネゾウでは、障害で手間取った中日スポーツ賞(A2級-1組混合)こそ2秒7差の5着も、A2級-1組予選は3着と先着しています。ここも僅差の戦が可能でしょう。
 ▲ホクショウメジャーは、中日スポーツ賞(A2級-1組混合)でカネゾウに次ぐ3着に好走しています。続くA2級-2組混合予選は8着に敗れていますが、もともとは障害巧者。特別戦に替わって重量が増加されても巻き返しが期待できます。
 △センリョウボスは、2走前の特別戦・オッズパーク杯(A2級-2組)で、オレワチャンピオン(今開催からA1へ昇級)から1秒3差の2着と健闘。この相手関係ならチャンスはあるでしょう。

【第11回開催6日目】
 9月16日(祝・月)のメイン第10レースは、ポテト特別(A1級-1組混合・20:05発走予定)。ノエルブラン、ジェイコマンダー、アアモンドヒューマ3頭がA1級、他7頭がオープンによる計10頭で争われます。
 ◎ゴールデンフウジンは、前走朱雀賞(5歳オープン)では、勝ち馬とは差のある5着。近走では障害をひと腰でまとめることが難しく勝ち負けに加われていませんが、今回は前走から重量が軽くなり、オープンの一線級が不在のメンバーと好材料が揃うだけに反撃に期待です。
 ○アアモンドグンシンは、前走はまなす賞(3歳・4歳混合)では、障害で膝を折ったものの、降りてからはじわじわと脚を伸ばして勝ち馬から2秒3差の3着まで迫っています。今回は格下相手の一戦。3走前のサマーカップ(オープン)では、ゴールデンフウジンに大きく先着しており、障害さえスムーズにこなせれば勝ち負けに加わるでしょう。
 ▲ノエルブランは、前走朱雀賞(5歳オープン)では、2走前に苦戦した障害をひと腰先頭で通過し、出走メンバー最先着の3着に好走。決め手を欠く面があるだけに、終いの踏ん張り次第では見せ場以上がありそうです。
 △シンザンボーイは、前走不知火特別(オープン)では、障害ひと腰先頭通過から押し切って勝利。今回から特別戦では賞金ハンデ5キロが課されるため、トップハンデ725キロでの出走ですが、A1級との混合で相手関係が緩和するだけに侮れない存在です。

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