22日(日)のメインには、秋の訪れを告げる古馬重賞・岩見沢記念が組まれています。今季の古馬重賞はここまでオレノココロが2勝、コウシュハウンカイ、センゴクエースが各1勝を挙げていますが、違う馬の台頭があるのでしょうか。注目の一戦です。
また、21日(土)には、帯広競馬場にて、オッズパークpresents ガールズケイリンDAY2019 in帯広競馬場が実施されます。当日は、ガールズケイリン選手4名が来場し、トークショーやエキシビションレース、レース協賛などで盛り上げます。13:00の開門から20分間、入場門で選手とマキバオーがお出迎えも行います。先着プレゼントもありますので、ぜひ早めに競馬場へお越しください。
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【第12回開催1日目】
9月21日(土)のメイン第10レースは、ガールズケイリンDAY'19杯(A2級-1組・20:10発走予定)。出走9頭中7頭が、前開催は菊月特別(A2級-1・2組決勝混合)に出走。不出走だったフェアリースズはA2級-1組予選1着、アアモンドロシアはA2級-2組混合予選2着でした。
◎フェアリースズは、前述のとおり菊月特別を回避していますが、A2級-1組平場戦は障害ひと腰先頭通過から押し切って完勝といえる内容でした。2走前の特別戦・中日スポーツ賞(A2級-1組混合)で3着(同着)と好走している実績からも、この相手関係なら力量上位。当時から10キロ増でも勝ち負けが期待できます。
○カネゾウは、前走菊月特別(A2級-1・2組決勝混合)では、障害で手間取りましたが、4番手で通過。じわじわと脚を伸ばし、勝ち馬ヤマノホシに1秒7差まで迫っての2着でした。出走メンバー中最先着の2着に好走した3走前の中日スポーツ賞(A2級-1組混合)のように、障害さえスムーズにこなせれば、決め手を生かし差し切るシーンまでありそうです。
▲シンエイパワーは、菊月特別(A2級-1・2組決勝混合)では、障害を2番手で通過すると、ゴール手前で失速しましたが、最後まで歩き切って見せ場十分の4着に健闘。中日スポーツ賞(A2級-1組混合)は9着だったからか8番人気に甘んじましたが、7月にはA2級-1組の特別戦で2着があり、実力はヒケを取りません。
△ヤマノホシは、同じ前走では、積極策に出ると障害をひと腰先頭通過から粘り強さを発揮して押し切っています。今開催から5キロの賞金ハンデが課されますが、障害巧者ともあって対応は可能。詰めひと息な面があるだけに、終いの踏ん張りが利けば上位争いに加わってきそうです。
【第12回開催2日目】
9月22日(日)のメイン第10レースは、BG2・第55回岩見沢記念(20:10発走予定)。オープン820キロから、本年度の収得賞金130万円につき10キロが加増される別定重量戦。オレノココロ、コウシュハウンカイがトップハンデ840キロ、センゴクエース、ミノルシャープが830キロ、メジロゴーリキら5頭が820キロで臨みます。8月のばんえいグランプリ、前開催ではマロニエ賞(オープン)を使われた馬が力量上位でしょう。
◎メジロゴーリキは、前走マロニエ賞(オープン)では4着に敗れましたが、今季は11戦してすべて4着以内。うち重賞4戦でも2着1回、3着2回、4着1回と安定した走りを続けています。ばんえいグランプリは2着でしたが、当時は同重量だった勝ち馬コウシュハウンカイと今回は20キロ差つくことで、逆転は可能。なお過去5年中4回で、負担重量820キロの馬が勝っているというデータもあります。
○コウシュハウンカイは、3走前のサマーカップ(オープン)、ばんえいグランプリ、マロニエ賞(オープン)と3連勝中。前走、障害を先頭で越えたのはミノルシャープでしたが、2番手クリアから差し切って好調を維持しています。ばんえいグランプリは、オープン馬はすべて810キロで重量差がつきませんでしたが、今回は最大20キロ差のトップハンデ克服が課題になりそうです。
▲オレノココロは、ばんえいグランプリでは障害で体勢を崩し最下位。1開催空けて調整されたマロニエ賞(オープン)は6着でしたが、障害はひと腰と立て直されています。ばんえいグランプリで大きく減らしていた馬体も前走では回復。復調がうかがえることから、重賞の舞台で巻き返しに期待です。
△シンザンボーイは、3走前のばんえいグランプリで3着と好走すると、その後も休みなく使われ、2走前に今季初勝利を挙げ、前走も2着。障害巧者らしく、特別戦の基礎重量(オープン)が700キロを超えたあたりから本領を発揮し始めた感があります。スムーズに運べれば善戦以上が期待できます。
【第12回開催3日目】
9月23日(祝・月)のメイン第10レースは、玉泉館特別(A1級-2組・20:10発走予定)。
◎ノエルブランは、オープン馬相手になった前走ポテト特別(A1級-1組混合)では、ゴール前で一杯になり5着でしたが、持ち味を発揮し障害はひと腰3番手で越えています。レース当日には台風による降雨の予報もあり、時計が出やすい脚抜きのよい馬場になるのは先行タイプのこの馬にとって好材料。今回はトップハンデでも、前走から据え置きの720キロだけに、A1級同士なら勝機は十分にあります。
○キンメダルは、前走白露特別(A1級-2組)では、逃げ切り圧勝したホクショウマサルと2着馬からは離されましたが、障害はふた腰で越え、3着馬とは4秒1差の5着に追い込んでいます。近走は入着止まりですが、強敵不在の組合せなら勝ち負けが期待できます。
▲アアモンドヒューマは、前走ポテト特別(A1級-1組混合)では4着。障害を越えたのはノエルブランよりあとでしたが、すんなりひと腰から差し脚を伸ばし、ゴール前で逆転しています。相手が緩和する今回は善戦以上が期待できます。
△アオノブラックは、前走の3歳牡馬混合平場戦では5着に敗れましたが、勝ち馬ジェイエースより40キロ重かったにもかかわらず、3秒5差にまとめたのは地力のある証。今回は出走メンバー中最軽量の695キロで臨めるのは魅力ですが、A1に昇級後初の自己条件となるだけに試金石の一戦になりそうです。