ばんえい十勝は、11月30日(土)から12月30日(月)までの間は、準ナイターで開催を実施。第1レースが約30分、最終レースが約1時間とこれまでより発走予定時刻が繰り上がります。また、今週から月曜日を中心に全12レース編成となりますのでご注意ください(※詳細はこちら)。
1日(日)のメインにはBG3・ドリームエイジカップが組まれています。4、5、6、7歳、8歳以上の通算収得賞金上位各2頭が争います。11月に行われた北見記念(850キロ)より規程の基礎重量(オープン)が90キロ軽いオープン馬760キロで実施される一戦に注目が集まります。
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【第17回開催1日目】
11月30日(土)のメイン第10レースは、十勝岳特別(A1級-1組・19:05発走予定)。
前開催のA1級の特別戦は、決勝戦の暑寒別岳特別。1組予選から2走使いされた馬を上位視します。障害を2番手で通過したアアモンドヒューマが力強く抜け出して勝利。3頭による接戦の2着争いは、6番手から伸びたセンリョウボスが制し、以下、タカラシップ、キンメダル、離れてナカゼンガキタの順に入線しました。
◎キンメダルは、1組予選、暑寒別岳特別(A1級-1・2組決勝)でともに4着。前走では登坂途中で止まりましたが、ふた腰でまとめると激しい2着争いを演じています。勝ち馬アアモンドヒューマは賞金のハンデが5キロ増え、5キロ差がつきます。据え置きの735キロで逆転も十分です。
○アアモンドヒューマは、1組予選、暑寒別岳特別(A1級-1・2組決勝)と連勝。今回は賞金ハンデの分、前走から5キロの増加となりますが、近走障害をひと腰でまとめていることからこの重量にも対応可能。決め手勝負に持ち込めれば3連勝のシーンまでありそうです。
▲ノエルブランは、1組予選で7着に敗れ、暑寒別岳特別には出走できず。軽めの馬場で障害に苦労する馬が少なく、展開が向かなかったですが、障害を先頭通過とこの馬の持ち味は出ていました。特別戦では、2走前の北海道競馬記者クラブ特別(オープン混合)で格上相手に3着と健闘。A1級同士なら能力的に見劣らないことから、終いの踏ん張り次第では流れ込みが十分です。
△ナカゼンガキタは、前走の暑寒別岳特別(A1級-1・2組決勝)で5着。重量増の影響か障害では膝を折ってしまいましたが、立て直してふた腰でまとめています。1組予選では、アアモンドヒューマからコンマ7秒差の2着と、4着だったキンメダルに先着。障害さえスムーズならチャンスはありそうです。
【第17回開催2日目】
12月1日(日)のメイン第10レースは、BG3・第10回ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜・19:05発走予定)。オープン馬は今季の収得賞金130万円につき10キロ加増となり、コウシュハウンカイがトップハンデの790キロ、オレノココロが780キロ、メジロゴーリキら5頭が770キロ、タカラシップら2頭が760キロ、アアモンドグンシンが750キロの10頭立てで争われます。
◎オレノココロは、6月の旭川記念を勝利して以降は、夏負けの影響か成績が低迷。しかし、前走の狩勝賞(オープン-1組)では、障害に重点を置いた内容で5着と復調ぶりがうかがえました。このレースは過去4回出走して2勝、3着1回と好相性。去年より10キロ軽い今回は復活が十分期待できます。
○コウシュハウンカイは、4連勝で臨んだ前走の北見記念では4着。最大40キロ差のトップハンデ880キロのせいか、持ち味の先行力を生かせず、障害も手間取り6番手での通過となりました。今回もトップハンデですが、790キロならひと腰でまとめることが可能。今季も重賞を2勝と実績上位の存在だけに反撃十分です。
▲メジロゴーリキは、北見記念では3着。今季の重賞では6戦して2着2回、3着3回、4着1回と安定した成績を残しています。オレノココロには対戦機会として5戦続けて先着しており、コウシュハウンカイとは北見記念と同じ20キロ差だけにここでも上位争いに加わりそうです。
以下、今季重賞2勝と地力強化が目立つ4歳馬△キタノユウジロウ、北見記念2着馬△ミノルシャープも侮れない存在です。
【第17回開催3日目】
12月2日(月)のメイン第11レースは、知床賞(オープン・19:10発走予定)。ホクショウマサル、メムロボブサップが出走を回避。8頭立てで行われます。
◎シンザンボーイは、前走北見記念で重賞初制覇。障害をスンナリひと腰通過から脚色衰えることなく歩き切る完勝といえる内容でした。前開催のオータムカップ(オープン-1組)は、悪天候(濃霧)のため競走取り止めとなりましたが、実力馬が1日のドリームエイジカップに向かい、相手関係に恵まれたことから3連勝に期待です。
○カンシャノココロは、前走平場のオープン-2組では8着。馬場も軽くなった影響かペースが速く見せ場を作れず8着でした。今回も、降雪の予報が出ていますが、特別戦に替わり、前走よりは追走が楽になりそう。2走前の北海道競馬記者クラブ特別(オープン混合)では、勝利を挙げています。今回はオープン馬同士でも、強敵といえるのはシンザンボーイくらい。巻き返せるでしょう。
▲ゴールデンフウジンは、前走で同じオープン-2組を使われて4着。前走も障害6番手からぐいぐいと追い込みましたが、障害でふた腰かかったぶん詰め切れませんでした。3走前の狩勝賞(オープン-1組)では、1日のドリームエイジカップに出走する面々に勝利していることから、展開ひとつで即反撃が可能です。
△コウシュハレガシーは、昇級初戦になった前走北海道競馬記者クラブ特別(オープン混合)では5着。障害では膝を折ってしまいましたが、立て直されるとふた腰でまとめています。今回は開催替わりのため前走より基礎重量が10キロ増えますが、クラス2走目と上積みが見込めるだけに前走以上の結果に期待です。