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今週の見どころ(11/7~11/9)

2020年11月 5日(木)

帯広競馬場の開場について

 11月8日(日)のメインには、3週連続重賞の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。3歳二冠目は、例年、一冠目・ばんえい大賞典のメンバーがほぼスライドし、不出走馬が何頭か加わるという陣容です。全馬がばんえい大賞典を使われていた昨年はメムロボブサップが二冠を達成。しかしそれ以前は、15年1着センゴクエース、16年3着ホクショウディープ、17年2着ナカゼンガキタ、18年1着ミスタカシマと、一冠目には不在だった馬が3着以内に入っています。今年該当する3頭(登録時点)から上位に食い込む馬が登場するかにも注目です。

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【第15回開催4日目】
 11月7日(土)のメイン第10レースには、五稜郭特別(A1級・20:15発走予定)が行われます。
 前開催の秋雲特別(A1級)から8頭が参戦してほぼ再戦といえます。一騎打ちの末、1、2着だったシンエイボブ、インビクタに注目します。
 ◎インビクタは、8番人気馬との決め手比べでやや劣りました。しかし逃げる自分の競馬に持ち込んでの負けなら、勝ったシンエイボブを褒めるべきでしょう。着差はわずか2秒4で挽回可能。前走ほど馬場は軽くならず、今季初勝利のチャンスといえます。
 ○シンエイボブは、A1昇級後初の自己条件が秋雲特別でしたが、障害をひと腰でこなして、強い勝ち方でした。昨季はA1初戦の平場戦を勝って以降が壁に当たった印象でしたが、今季はもっと上を目指せそうです。
 ▲スーパータイトルは、秋雲特別でも終いに脚を使って4着。インビクタとは3秒3差で、ひと息早く障害を越えることができれば、さらに接戦に持ち込めるでしょう。
 秋雲特別組以外では△ブチオに期待。障害で苦戦続きですが、近走はオープン混合で相手が強かったのも事実。前開催を休んだことがプラスになるかもしれません。

【第15回開催5日目】
 11月8日(日)のメイン第11レースには、第45回ばんえい菊花賞(3歳・20:15発走予定)が行われます。
 オープン730キロから1重量格ごとに10キロ減となり、一冠目のばんえい大賞典を勝ったコマサンダイヤが、オープン馬のみ課される賞金ハンデを含め740キロ。B2級の牝馬エンゼルフクヒメ、B3級のセン馬ヤマトタイコーの680キロまで最大60キロのハンデ差がつきます。
 注目は一冠目が1番人気で6着だった◎キョウエイリュウ。詰めの甘さが出て着差のあるレースでしたが、当時は世代トップのA1格付で、ほかの牡馬と最大30キロ、牝馬込みでは50キロの重量差が堪えたという見方は間違っていないはず。秋桜賞(3歳オープン)はあくまで前哨戦で3着は上々。今回はトップハンデのコマサンダイヤより20キロ軽く、2歳二冠以来の重賞勝ちが見込めます。
 ○カイセドクターは、ばんえい大賞典の2着馬で、近10戦で6勝の充実度が魅力。現在はA2に昇級しており、キョウエイリュウとのハンデ差が10キロ縮まるのがやや微妙といえます。
 ▲ブラックサファイアは、近走は1戦ごとの重量増でも、ふた腰以内にまとめて力をつけています。一冠目では逃げて一杯になり3着でしたが、初の700キロでもすんなり上がれば、離れた障害3番手から突き抜けた前走(B1級の特別戦)の再現もありそう。
 △ヤマトタイコーは、ばんえい大賞典には不出走。しかし生涯初の特別挑戦だった秋桜賞では、650キロでひと腰クリアと障害巧者の素質を感じさせます。

【第15回開催6日目】
 11月9日(月)のメイン第11レースには羊蹄山特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。10月3日の桔梗特別、17日のペルセウス特別(ともにB1級-1組)で対戦している馬が多い組み合わせ。
 注目は◎コマサンエース。4歳重賞・銀河賞は5着で、続く2走前の桔梗特別がB1初戦ながら障害をひと腰で越え4着、そしてペルセウス特別では2着に前進しています。断然人気にこたえた前走の勝ち馬ブラックサファイアは、今開催ではばんえい菊花賞へ出走しており不在。勝ってA2昇級を決めそうです。
 桔梗特別1着バウンティハンター、2着ホクトシンバが、ペルセウス特別ではそれぞれ5、10着だったように、障害のデキ次第で着順は入れ替わりそう。
 ○サカノダイヤは、B2級の決勝戦2着からの昇級初戦。負担重量は一気に増えますが、9月にはB2級-1組の特別戦でコマサンエース、ブラックサファイアに次ぐ3着があり、通用の可能性はあります。
 桔梗特別2着の▲ホクトシンバは、前述のとおりペルセウス特別10着。近走は6、4、2走前に3着以内と、1走おきに馬券に絡んでおり、今回がその順番。
 △ヤマトテンリュウは、同じ近2走が7着とはいえ、9月7日の同条件・白露特別で2着があり侮れません。

今週の見どころ(10/31~11/2)

2020年10月29日(木)

帯広競馬場の開場について

 今週から3週連続で重賞が実施されます。その第1弾は11月1日(日)に行われる北見記念。2011~13年に3連覇したギンガリュウセイ、17、18年と連覇のコウシュハウンカイなどリピーターが活躍。一方では、14年フクドリ、19年シンザンボーイはともに8歳で重賞初制覇するなど、基礎重量850キロ(20年)の高重量への適性が問われる一戦といえそうです。
 11月3日(祝・火)には、帯広競馬場および直営場外発売所でも、JBC競走の発売が実施されます(詳しくはこちら)。

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【第15回開催1日目】
 10月31日(土)のメイン第10レースには端野峠特別(B2級-1組・20:10発走予定)が行われます。昇級初戦か2戦目という馬が5頭。既存のB2級勢も特別戦での良績が少ない混戦のメンバーです。
 ◎シャンハイオトメは、前走の紅バラ賞(4歳牝馬オープン)では重量660キロで8着でしたが、障害の天板まではひと腰で上がっていました。多くの馬が前走から30~40キロ増となるのに対し、この馬と、同じ前走10着△ジェイセリナは5キロ増で出走可能なのは有利な印象です。
 ○ホクショウカップは、B2昇級後の近2走が1組、1・2組決勝と、骨っぽい相手関係でも障害はひと腰で越え、大きくは負けていません。初の特別戦ですが力差のないメンバーで、上位争いを期待します。
 ▲コウシュハルパンは、近2走とも3着でホクショウカップに先着しています。特別戦で重量が30キロ増えても、自己の競馬ができればチャンスは見込めます。
 △キタノサムライは昇級初戦ですが、昨季はB1級(混合戦含む)で3勝の実績。一気の40キロ増はやや心配とはいえ、格負けはないはずです。

【第15回開催2日目】
 11月1日(日)のメイン第11レースは、BG2・第41回北見記念(20:15発走予定)。基礎重量850キロ(4歳10キロ減)から、今季の収得賞金150万円につき10キロずつ加増となる別定重量戦。コウシュハウンカイとミノルシャープのトップハンデ880キロから牝馬ミスタカシマの840キロまで最大40キロの重量差があります。
 ◎オレノココロは、ばんえい史上最多の重賞24勝を誇る強豪。現在出走可能な重賞で勝っていないのは、北斗賞とこのレースのみとなっています。10歳で迎えた今季は特別戦で2勝を挙げ、7月の旭川記念でミノルシャープの2着後、苦手な夏場を休養。3カ月の休養明けとなった前走狩勝賞(オープン-1組)では障害4番手から伸びたものの、伸び盛りのゴールデンフウジンに一気に交わされ2着でした。しかしその差は1秒6とわずかで、さすがの走り。今回はトップハンデの2頭から20キロ軽い860キロと重量に恵まれた感があります。この北見記念を勝つと、同世代のライバル・コウシュハウンカイに続く旧四市冠競走(旭川記念、岩見沢記念、北見記念、帯広記念)全制覇の快挙となります。
 ○コウシュハウンカイは、北見記念は17年、18年と連覇しており好相性。9月の岩見沢記念ではほかの人気馬が障害で苦戦するなか逃げ切っています。当時からミノルシャープ、オレノココロが加わっても、互角以上に戦えるはずです。
 ▲メジロゴーリキは、昨年のこのレースでは860キロで3着に健闘。10キロ軽い今年は昨年以上の着順も狙えそう。
 △ミノルシャープは、トップハンデ880キロの克服が課題ですが、重賞3連勝中の勢いから押さえておく必要がありそうです。
 
 【第15回開催3日目】
 11月2日(月)のメイン第11レースは、能取湖特別(オープン・20:05発走予定)
 ◎マツカゼウンカイは、オープン(混合戦含む)で3連勝中。特に近2走はホクショウマサル、センゴクエースら一線級を封じており、充実しています。前日に重賞・北見記念が組まれているため、ここは実質オープン2番手のメンバー。きっちり4連勝を決めたいところ。
 ○ウンカイタイショウは、前開催ではオープン-1組の狩勝賞を使われ、逃げて3着。ゴールデンフウジン、オレノココロに差されたものの7番人気ながら頑張りました。マツカゼウンカイには3走前に8秒1差つけられていますが、当時よりハンデ差が5キロ縮まることで、接戦に持ち込めるかもしれません。
 ▲シンザンボーイは、前開催のサンケイスポーツ賞(オープン-2組)でメンバー中、マツカゼウンカイに次ぐ4着。切れ味も必要な重量700キロ台の特別戦で、しかも相手強化ではこの結果も仕方ありません。今回も同じ重量ですが、2着ホクショウマサル、3着センゴクエースが不在なら巻き返せます。
 △ゴールデンフウジンは、2走前がマツカゼウンカイの2着でした。そのレースや狩勝賞より賞金ハンデが5キロ増えて、同じレースができるかどうか。

今週の見どころ(10/24~10/26)

2020年10月22日(木)

帯広競馬場の開場について

 25日(日)のメインには、4歳牝馬オープンによる紅バラ賞が組まれています。11月15日に実施される重賞・クインカップの前哨戦。この世代の牝馬は、2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳シーズンのばんえいオークスをともに勝っているジェイカトレアが実績的に抜けた存在。出走予定馬の格付はB1~B3級ですが、重量格による別定戦のため、B1級のジェイカトレア、サクラユウシュンとB2級馬が同じ負担重量で出ることが可能。B3級馬とも10キロしかつかないという点がポイントになりそうです。

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【第14回開催4日目】
 10月24日(土)のメイン第10レースには、秋雲特別(A1級・20:10発走予定)が行われます。オープンのマルミゴウカイとA1級馬のブチオが出走を回避。8頭立てで争われます。
 ◎イズミクィーンは、9月28日の前走デイリースポーツ杯(A2級-1組・2組決勝混合)では障害2番手から残り30メートルを切ったあたりで抜け出して快勝。今回は昇級と基礎重量増もあり前走から20キロ増の705キロになりますが、3連勝中の勢いを重視。乗り替わりも通算26勝のうち20勝を挙げている鈴木恵介騎手なら連勝継続が期待できます。
 ○インビクタは、秋陽特別(A1・A2級決勝混合)で3着と善戦。715キロへの重量増も障害をひと腰4番手でクリアし、ほぼ同時に越えたオープンのシンザンボーイに突き放されましたが、しぶとく脚を伸ばして2着ココロノタカラとはコンマ4秒差。重量据え置きで今回は粘り込みを狙います。
 ▲ココロノタカラは、デイリースポーツ杯(A2級-1組・2組決勝混合)では5着とイズミクィーンに敗れましたが、今回の出走馬4頭が参戦した前走の秋陽特別(A1・A2級決勝混合)で最先着の2着。昇級戦で前走から重量が10キロ増えますが、力をつけている印象だけに軽視はできません。
 △アフロディーテは大崩れが少ないのが魅力。早めに障害をクリアできれば残り目も一考です。

【第14回開催5日目】
 10月25日(日)のメイン第11レースには、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:15発走予定)が行われます。B1級とB2級が660キロ、B3級が650キロでハンデ差はわずか10キロ。
 ◎ジェイカトレアは、2歳の黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスとも制しているこの世代の女王です。前回の4歳牝馬オープン戦だった1月の準重賞・ばんえいプリンセス賞は、2番人気で8着でしたが、9頭中この馬以外の8頭が660キロに対し、690キロを課されてはさすがに厳しかった様子。それから9カ月半が経過し、新たな馬も参戦していますが、10キロ差なら力どおりの走りを見せてくれるでしょう。
 ○ワンポイントは、ばんえいオークス、ばんえいプリンセス賞とも不出走。しかし65戦8勝、2、3着22回の複勝率46.0%は、ジェイカトレア(12勝、複勝率37.3%)、クイーンヴォラ(11勝、複勝率44.1%)と比べて優秀。勝ち星が少ないため目下B3級ですが、定量戦の黒ユリ賞で3着があり、勝ち負けになりそうです。
 ▲クイーンヴォラは、ばんえいオークスの2着馬。ばんえいプリンセス賞も2着でしたが、軽めの馬場(馬場水分2.0%)で、逃げたサクラユウシュンにうまくやられた印象もありました。今回は当時より力の要る馬場が予想され逆転は可能。しかしジェイカトレアと同重量だけに、評価としては単穴となります。
 前走がB3級-1・2組決勝戦だった5頭では、△マオノクィーンがもっとも期待できそうです。

【第14回開催6日目】
 10月26日(月)のメイン第11レースには、サンケイスポーツ賞(オープン-2組・20:10発走予定)が行われます。出走馬9頭中、6頭が対戦した神無月特別(オープン)の上位2頭が有力です。
 ◎ホクショウマサルは、神無月特別では2着に敗れましたが、2走前の岩見沢記念で大きく崩れた障害をひと腰3番手でクリア。マツカゼウンカイには逃げ切りを許しましたが、2秒4差まで迫っています。当時こちらが5キロ重かった負担重量は今回同じ735キロ。逆転が期待できます。
 ○マツカゼウンカイは、あばしり場外10周年記念(オープン・A1級混合)、そして神無月特別と2連勝中。前走から賞金ハンデ5キロが課されますが、前走のほぼ再戦なら押し切りも可能でしょう。
 ▲シンザンボーイは、神無月特別には不出走。前走の秋陽特別(A1・A2級決勝混合)では格下との混合戦で相手関係に恵まれましたが、障害2番手から楽に抜け出して2着に9秒7差をつける完勝。相手強化となりますが、9月のポテト特別(オープン-2組混合)でホクショウマサルから3秒8差の2着があることから、ここでも好勝負が期待できます。
 △メジロゴーリキは、神無月特別では十分に息を入れて追走し6着。700キロ台の重量なら障害をひと腰で越えることは可能なだけに、警戒は必要でしょう。

今週の見どころ(10/17~10/19)

2020年10月15日(木)

帯広競馬場の開場について

 今季ばんえい重賞の見直しが行われ、古馬では実施時期や格付の変更、カーネーションカップの復活などがありました。2歳はチャンピオン決定戦のイレネー記念など従来の4レースに加え、牡馬限定戦(1月31日)が新設。牡馬にとっては重賞勝ちのチャンスが増えたかたちとなります。10月18日(日)のメインは、2歳馬にとって最初の重賞となるナナカマド賞。重賞として復活した2008年以降、牝馬の勝利は17年のミスタカシマのみと牡馬が優勢となっています。

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【第14回開催1日目】
 10月17日(土)のメイン第10レースには、ペルセウス特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。前開催の1組・桔梗特別、2組・寒露特別の出走馬に、3歳オープン・秋桜賞を使われB1級の特別戦初参戦の2頭が加わっての一戦です。
 ◎ブラックサファイアは、秋桜賞が1番人気で2着。逃げたダイナマイトを一旦は交わしたものの、差し返されコンマ2秒差の惜敗でした。B1級の特別戦を2連勝したカイセドクターがA2へ昇級後の桔梗特別が3連単で23万円台の大波乱だったように、B1級は目下、各馬の力量が接近。今回がB1初戦でも3歳20キロ減を生かせばチャンスが見込めます。
 ○ホクトシンバは、桔梗特別が7番人気で2着も、今季それまでB1級の特別戦(混合戦含む)で10戦して2着2回、3着5回と実績上位の存在。軽視されすぎた印象でした。
 ▲コマサンエースは、同じ前走では1番人気で4着。障害を2番手で越えながら伸びを欠きましたが、初のB1特別戦でした。2度目なら変わり身があるかもしれません。
 4番人気で7着だった△ヤマトテンリュウは、昇級初戦の白露特別(9月7日)でカイセドクターの2着に健闘しています。2戦続けての凡走は避けたいところ。

【第14回開催2日目】
 10月18日(日)のメイン第11レースは、BG3・第43回ナナカマド賞(2歳・20:15発走予定)。牡馬570キロ(牝馬550キロ)から本年度の収得賞金100万円につき10キロが課される別定重量戦で、青雲賞を制したアルジャンノオーが10キロ増。フルゲート10頭の争いになります。
 ◎アルジャンノオーは、ここまでこの世代で最多の5勝を挙げており、青雲賞では障害先頭から押し切っています。続く前走のA級1組では、障害を先頭で越えるも勝ち馬アバシリサクラに一気に交わされましたが、3秒0差の3着と力は示しました。今回は出走馬で唯一、賞金ハンデ10キロが課されますが、先行できて障害で崩れていないのは魅力。一冠目奪取に期待です。
 ○ネオキングダムは、連勝で臨んだ前走の青雲賞では2着に敗れましたが、障害2番手から差を詰めて1秒5差と勝ちに等しい内容。勝ったアルジャンノオーから10キロ軽い重量での出走なら逆転も可能でしょう。
 牝馬▲アバシリサクラは、アルジャンノオーなど6頭が出走した前走で障害5番手から鋭く差し切って勝利。重賞の舞台でも前走のような決め手が生きる展開ならチャンスはあります。
 △キタノダンディは、青雲賞6着後の前走A級1組は4着でしたが、障害3番手から粘りを見せて勝ち馬とは3秒7差と見せ場はありました。重量増がカギですが、復調がうかがえる内容だったことから押さえておく手はありそうです。

【第14回開催3日目】
 10月19日(月)のメイン第11レースは、狩勝賞(オープン-1組・20:10発走予定)
 ◎ゴールデンフウジンは、メンバー8頭中5頭が出走していた9月6日のマロニエ賞(オープン-1組)で最先着の2着。続く前走の神無月特別(オープン)は3着でしたが障害を4番手で越え、一瞬の切れ味を発揮しています。今回強敵になりそうなミスタカシマにはその2走ともに先着。前走から据え置きの735キロで差し切りを狙います。
 その○ミスタカシマは、マロニエ賞、神無月特別とも障害をひと腰でクリアし5着。しかしその2走(馬場水分2.0%)と違い今回は力の要る馬場が予想されます。ゴールデンフウジンが追走で脚を使わされ終いの伸びを欠くようなら、逃げ残りもあります。
 ▲オレノココロは、7月の旭川記念2着以来3カ月ぶりの実戦。次開催の北見記念に向けての叩き台といえそうですが、実力を考えれば、賞金ハンデ10キロ増なら万全の態勢でなくても好勝負になるかもしれません。
 △アオノブラックは、マロニエ賞が見せ場に乏しい6着。しかし逃げ切り圧勝したメムロボブサップが今回不在のため、若馬の減量があるのはこの馬だけ。前走疾風賞から一気に増える重量に戸惑わなければ、上位争いに加わってきそうです。

今週の見どころ(10/10~10/12)

2020年10月 9日(金)

帯広競馬場の開場について

 10月12日(月)のメインには、疾風賞が組まれています。ばんえい競馬の最高峰レースといえば負担重量1トンを曳くばんえい記念ですが、このレースはその半分の500キロで争われる一戦。年明けに実施される準重賞・スピードスター賞の予選第1弾となります。今回のメンバーは半数以上が同条件へ初出走ですが、昨季は、12月の予選・地吹雪賞を初挑戦で制したジェイファーストがスピードスター賞も勝利。今季も新たな才能を発揮する馬の出現に期待したいところです。

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【第13回開催4日目】
 10月10日(土)のメイン第10レースは、寒露特別(B1級-2組・20:10発走予定)
 ◎ヤマノホシは、ここ4走すべて障害をひと腰でクリアして4着。ここは2走前の白露特別(B1級-1組)の先着馬が不在のメンバー構成。また、ここでは先行力、登坂力ともに上位で通るだけに、マイペースで運べれば今季2勝目のチャンス到来といえそうです。
 ○カクセンキングは、B1級-3組混合、B1級-2組と連勝中。前走は脚抜きの良い馬場でしたが、障害2番手から楽に抜け出す快勝でした。特別戦に替わって前走から重量が40キロ増えますが、勢いを重視。前走のように決め手を生かせばここでも好勝負になるでしょう。
 ▲センショウニシキは、今季初戦のB3級を勝ち、B2昇級後は14戦して2着4回、3着2回など掲示板内12回で、未勝利ながら2走前にB1へ昇級しています。昨季A2級の平場戦で今回より10キロ重い710キロで勝っていることから、上位争いが期待できます。
 △フナノダイヤモンドは、前走の玉泉館特別(B1級-1組混合)では息を入れての追走となりましたが、2走前に崩れた障害をひと腰でまとめています。前走よりも相手が楽になるだけに前進が十分です。

【第13回開催5日目】
 10月11日(日)のメイン秋陽特別(A1・A2級決勝混合・20:10発走予定)は、オープン、A1級、A2級の混合戦です。
 オープン馬◎シンザンボーイが2着続きを脱し、今度こそ今季初勝利なるか。A1級混合予選は1年2カ月以上ぶりの平場戦でしかも雨馬場。速い時計の決着に対応できるか不安もありましたが、逃げた最軽量アフロディーテ(3着)や、4歳インビクタ(4着)らをとらえて2着と、デキは本物です。今回はA2級予選組との対戦で、相手はさらに楽に。チャンスを生かしたいところ。
 ○サクラダイチも同じ予選を使われ、2着争いに加わっての5着。A1昇級初戦でしたが、メドの立つ走りを披露しています。特別戦のほうが持ち味を生かせるタイプ。シンザンボーイとのコンマ8秒差を逆転できるかもしれません。
 ▲ダイリンファイターは、A2級予選で4着に逃げ粘っています。相手は強くなりますが、引き続き最軽量ハンデが魅力。
 △ノエルブランは、障害2番手から抜け出してA1級混合予選を快勝。しかし前走や、逃げ切り勝ちを収めた3走前の特別戦ほど馬場は軽くならないはすで、そのぶん△評価です。

【第13回開催6日目】
 10月12日(月)のメインは、定量500キロでの争い疾風賞(B級以上選抜・20:05発走予定)
 同条件の経験馬はウンカイタイショウ、シンエイボブ、ブラックエースですが、持ち時計は抜けたものではありません。
 それなら初挑戦馬に期待で、なかでも注目は4歳の3頭。◎サクラユウシュンは、4歳10キロ減に牝馬20キロ減もあり最軽量470キロが有利。負担重量は前走と比べメムロボブサップが260キロ減、アオノブラックは250キロ減のところ、この馬は205キロ減で、重量の変動がやや小さく、ペースの変化に戸惑いにくいのではないかという見立てです。なお昨年のこのレースでは470キロの馬が1、3着と2頭とも馬券に絡んでいます。
 ○メムロボブサップ▲アオノブラックは、9月の4歳重賞・銀河賞1、2着馬で、ともにオープンで活躍中。特にメムロボブサップにとっては通常の特別戦では課される賞金ハンデ20キロがないのは魅力です。ここで結果を出せれば、年明けの選択肢がひとつ増えます。
 △ウンカイタイショウは、昨季は12月の予選・地吹雪賞、決勝のスピードスター賞とも障害を越えてからポジションを上げて3着でした。今回はスピードある4歳が3頭もいて、テンに置かれずに追走できるかでしょう。


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