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今週の見どころ(10/30~11/1)

帯広競馬場 開場について

 10月31日(日)のメインには北見記念が行われます。前回の古馬オープン重賞・岩見沢記念は基礎重量820キロでしたが、今回は850キロなのに加え、毎週金曜にロータリーハローを用いた走路整備を実施。そして重量が890キロに増える次の帯広記念では、走路のヒーティングシステムが稼働済で、開催日は毎日、ロータリーハローがけされます。北見記念はパワーと持久力が必要となる冬馬場への適性を見定める重賞ともいえそうです。

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【第15回開催1日目】
 10月30日(土)のメイン第11レースには、端野峠特別(B2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 B2級単独の特別戦としては8月21日のアルタイル特別以来の実施です。しかしメンバー中、同レースに出走していたのは3頭のみで、ほか7頭は当時B3級。なお4歳牝馬4頭のうち3頭は前走が紅バラ賞(4歳牝馬オープン)を使われ、最先着が3着ゲッカビジンで、勝ったエンゼルフクヒメ(現A2級)とは7秒差。ヒメミヤはさらに1秒2差がついての4着でした。
 ◎ヒメミヤは、アルタイル特別が行われた開催からB3級-1組を2連勝。B2昇級2走目だった2走前の寒露特別(B1級-1組混合)が古馬相手で初の特別戦でしたが、8番人気で2着同着と健闘しています。勝ったギンジに残り20メートルで並びかけ、コンマ5秒差で振り切られたものの、格上馬と互角にやれたのは自信になったはず。今回は当時と同じ665キロでB2級同士なら、大きな不利でもない限り勝ち負けです。
 ○シルバーアロイは、ヒメミヤと同じく今季はB4級スタートでしたが、B3、B2ともこちらが先に昇級しており、古馬相手での経験値は上といえます。アルタイル特別(4着)や2、2着だった近2走の1組平場戦がそうであるように前半ためていければ鋭い脚を使える、ヒメミヤと似たタイプ。障害を越える位置取りに差がなければ、ゴール前は接戦になりそうです。
 ▲ジェイトップは、B2昇級初戦だった8月16日のベガ特別(B1級-1組混合)で、勝ったエンゼルフクヒメから3秒7差に食い下がっています。このクラスでは、アルタイル特別(9着)を除けば障害で崩れていません。寒露特別は6着で、こちらもB2級同士なら見直せます。
 △ゲッカビジンは、2走前の1組(10月3日)が昇級初戦で、2着シルバーアロイに1秒4差の3着。そして前走の紅バラ賞では9番人気でしたがヒメミヤに先着しました。ここで結果を残せば前走がフロックでなかったといえます。

【第15回開催2日目】
 10月31日(日)のメイン第11レースには、第42回北見記念(20:05発走予定)が行われます。5頭が回避し、マルミゴウカイが加わっての6頭立てです。

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 基礎重量850キロから今季の収得賞金180万円につき10キロ課される条件。旭川記念を含め今季5勝のセンゴクエースが30キロ増で、ほかは10キロ増となります。
 850キロ超を課される重賞で連対実績がある馬が有力でしょう。
 ◎メジロゴーリキは、昨年の北見記念の勝ち馬。端コースでも流れに乗って障害をひと腰で越えると、オレノココロ、コウシュハウンカイ、センゴクエース、キタノユウジロウとのゴール前の大接戦を制しています。それ以来の勝利が今年9月の岩見沢記念。キタノユウジロウとの追い比べをコンマ2秒差でモノにしており、非凡な勝負根性を感じさせます。岩見沢記念を勝っていながら、収得賞金3万円足らずでハンデ10キロで出走できるのは恵まれたといえそうです。
 ○キタノユウジロウは、昨年の北見記念は回避馬が出たため繰り上がりでの出走。前走から中5日で調整は難しかったはずですが、逃げてメジロゴーリキに1秒5差の5着は上デキでしょう。その後、出走枠に入っていた帯広記念3着、ばんえい記念2着。昨年の北見記念に出走できたことが、その後の飛躍へのキッカケになったかもしれません。岩見沢記念でわずかに先着されたメジロゴーリキと今回は同重量。借りを返せるか。
 ▲センゴクエースは、岩見沢記念が5着で、今回もトップハンデ。メジロゴーリキ、キタノユウジロウとの20キロ差は微妙なところです。しかし現役で唯一、ばんえい記念(19年)を勝っていることを考えれば、基礎重量増はマイナスではないはず。
 △アオノブラックは、ようやく立ち直り気配。4歳で挑んだ昨年の北見記念は障害で転倒し8着で、1年間の成長を示すことができるか。

【第15回開催3日目】
 11月1日(月)のメイン第11レースは、能取湖特別(オープン混合・20:15発走予定)。オープン馬シンエイボブ、A1級馬ナカゼンガキタの牝馬2頭が出走を回避。オープン7頭、A1級1頭による8頭立てです。

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 前開催のオープン-2組平場戦から5頭が参戦していますが、6着◎シンザンボーイに注目です。馬場水分3.4%と軽めの馬場で速い時計での決着が予想された平場戦。この馬にとって不向きの条件ということは8頭立ての7番人気という評価にも表れていました。同じくらいの馬場水分(3.0%)でも、9月12日の菊月特別(A1級-2組混合)では、前走とは違って前半置かれず、逃げてゴールデンフウジンの1秒4差4着に粘っています。北見記念と同じ開催のオープンということもあり、このメンバーなら今季2勝目が期待できます。
 ○インビクタは、同じ前走が障害ひと腰から逃げ粘ってコンマ6秒差の2着。9月5日のマロニエ賞(オープン)のように一線級に入ると慎重な競馬になりがちですが、相手が下がると障害力を生かし積極的に運んでいます。今回は前走の勝ち馬不在でシンザンボーイとの5キロ差も同じ。前走オープン-1組の狩勝賞で5着の4歳馬カイセドクターは気になりますが、前走より粘れる可能性が高そうです。
 その▲カイセドクターは、7月のサマーカップ(オープン・A1級混合)で2着インビクタからコンマ2秒差の3着があります。しかしその後、重賞・はまなす賞を勝ち賞金を稼いだため、サマーカップと比べ、こちらが負担重量面で不利になっています。
 △ヤマトタイコーも同じく4歳で、狩勝賞では6着。前々走で重賞・銀河賞を勝ったためA2から飛び級でのオープン昇級初戦でした。前走より相手は楽ですが、自己条件A2級でも苦戦続きだっただけに、経験を積む場といえそうです。とはいえ、しぶとい面があるだけに、早めに障害をクリアできれば上位進出が期待できます。

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