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今週の見どころ(5/1~5/3)

2021年4月29日(木)

 ゴールデンウイークは5月1日(土)から3日(祝・月)の開催。2日(日)のメインには、昨季の収得賞金額順の上位馬選抜によるばんえい十勝オッズパーク杯が組まれています。15年から6年連続でオレノココロかコウシュハウンカイが勝ち、2着がセンゴクエースの18年を除いては両馬のワンツーだった重賞。2頭とも現役をしりぞいた今季、どの馬が勝ってもばんえい十勝オッズパーク杯初制覇となります。
 なお帯広競馬場は混雑が予想されます。新型コロナウイルス感染拡大防止対策についてをご一読のうえ来場いただけますようお願いいたします。

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【第2回開催1日目】
 5月1日(土)のメイン第10レースには、春駒特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

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 オープン、A1級、A2級の3クラス混合戦。唯一のオープン馬◎アアモンドグンシンに注目します。今季初戦の前走スプリングカップ(オープン)は3番人気で7着。同じく障害で腰が入らなかった20年(4番人気で9着)の同レースは行きっぷりが悪く見せ場なしでしたが、今年はテンから動いて、勝ちを意識したレース運びに見え、調子は悪くなさそう。昨年はその後5、4、1着と徐々に着順を上げており、使われつつというタイプなのかもしれません。今回はA1級、A2級が各4頭と相手に恵まれており、巻き返しに期待できます。
 開幕週の青葉特別(オープン・A1級混合)は、全馬昨季オープン格付で、A1に降級した○ウンカイタイショウが悠々と逃げ切って勝利。アアモンドグンシンには昨年12月のターコイズ特別(オープン-2組)で先着しています。しかしそれ以来の対戦となる今回、両馬の主戦を務める渡来心路騎手がアアモンドグンシンに騎乗していることから対抗評価です。
 ▲ノエルブランは、オープンから今季A2へ降級し、初戦の卯月特別(A2・B1級混合)で接戦の2着争いを制しています。3月8日のオープン-3組戦は勝ったアアモンドグンシンから33秒差で10着でしたが、障害はスムーズも直線伸びずという内容。ロードヒーティングやロータリーハローがかけられた重めの馬場は向かないのかもしれません。しかし馬場状態も変わり、相手は強いものの20キロ差をいかせば、食い込みが考えられます。
 青葉特別5着△コウシュハレガシーは、ウンカイタイショウより先に障害で仕掛ける展開なら、直線でもひと味違うはず。

【第2回開催2日目】
 5月2日(日)のメイン第10レースは、BG2・第15回ばんえい十勝オッズパーク杯(20:10発走予定)。昨季の収得賞金順で上位の4歳以上による選抜戦で、A2級馬がダイリンファイター、A1級馬がコマサンブラックら2頭に、オープン馬7頭の10頭立て。今季から本格的に古馬路線編入となる5歳が5頭と多いものの、すでにオープンで実績を残している世代二強のアオノブラック、メムロボブサップが有力でしょう。

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 ◎アオノブラックは、2歳世代二冠目のヤングチャンピオンシップ以外の三冠重賞では、すべてメムロボブサップの後塵を拝しています。しかし昨年11月のドリームエイジカップから、チャンピオンカップ、4歳混合のポプラ賞と、メムロボブサップを相手に別定重量の重賞3連勝と、形勢逆転しています。今季初戦のスプリングカップ(オープン)では障害を先頭で越えると、ここにも出走している2着メジロゴーリキに9秒6差で圧勝。障害での苦戦が響いた4着メムロボブサップには16秒2差つけています。ここもライバルをしりぞけ重賞6勝目のチャンスと言えます。
 ○メムロボブサップは、大舞台でこそ強さを発揮。スプリングカップを使われたことで良化が見込め、巻き返しも十分です。
 ▲ミノルシャープは、北斗賞、旭川記念、ばんえいグランプリと重賞3連勝。昨シーズン前半の主役を務めました。後半は精彩を欠きましたが、前走スプリングカップが6番人気で追い上げて3着なら悪くありません。昨季古馬重賞を3勝したのはこの馬のみと力をつけており、5歳馬が多い組合わせなら4着だった昨年のこのレース以上の結果も期待できます。
 △メジロゴーリキは一昨年のこのレースでは、オレノココロ、コウシュハウンカイに続く3着に健闘していた実績馬。スプリングカップ2着と好発進を決めており、侮れない存在と言えそうです。

【第2回開催3日目】
 5月3日(祝・月)のメイン第10レースは、すずらん賞(4歳オープン・20:10発走予定)。3月のクリスタル特別以来となる4歳オープン特別戦は、重量区分による別定戦。3歳二冠を達成したこの世代唯一のオープン馬キョウエイリュウが670キロのトップハンデで、B2級で630キロのキタノボブサップら3頭まで最大40キロ差がつきます。

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 ◎ヤマトタイコーは、ばんえいダービー2着の実績馬です。今季初戦のミズバショウ特別(A2級)では7番人気ながら2着。4月からセン馬10キロ減がなくなりましたが、障害2番手からしぶとい面を見せ、今回も出走しているカイセドクターから3秒6差に健闘しています。カイセドクターがA1に昇級したことで、今回はクラスハンデのぶんこちらが10キロ有利。逆転が期待できます。
 その○カイセドクターは、前走は障害4番手から追い込みを決め勝利しています。今回は同世代限定戦ですが、3歳三冠での2、2、3着と上位の力があり、前走から10キロ増でも不安はありません。決め手を生かせる展開なら連勝のシーンまでありそうです。
 ▲キョウエイリュウは、ばんえい菊花賞、ばんえいダービーの二冠を制している世代ナンバーワン。今季初戦のスプリングカップ(オープン)は5着でしたが、村上章騎手が2度目の騎乗で慣れが見込めるはず。クリスタル特別では最大60キロ差で勝利していることを考えれば、今回の40キロ差は苦にしないでしょう。
 △トワトラナノココロは、ばんえい大賞典4着のあと、長期休養がありましたが、3月の復帰戦から目下4連勝。過去にはイレネー記念で2着の実績もあるだけに侮れない存在です。

今週の見どころ(4/23~4/27)

2021年4月21日(水)

 今季のばんえい十勝は、4月23日(金)から27日(火)までの5日間開催で幕を開けます。今季からオープンが番組賞金720万円以上に変更されており、第1回開催では13頭。3月のばんえい記念を制したホクショウマサル、センゴクエースを除く一線級メンバーは、初日メインのスプリングカップへ出走を予定しています。
 なお第1回開催の1走目は通算収得賞金順での編成です。

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【第1回開催1日目】
 4月23日(金)のメイン第10レースには、スプリングカップ(オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 ◎アアモンドグンシンは、昨年6月の北斗賞で2着があります。しかしその後は5カ月、3カ月と2度休養し、3月に復帰すると平場戦で2連勝。オープン-3組、A1級との混合と相手に恵まれたのは明らかですが、調子を取り戻したようです。過去2回のスプリングカップは8着と9着ですが、19年は4歳と若く、しかも2、3歳シーズンにはあったセン馬10キロ減がなくなった。20年はばんえい記念で競走中止明けと敗因は推し量れます。充実期の6歳で好調をキープして臨む今年は結果が求められます。
 昨年のこのレースは、前年にばんえいダービーを制した4歳馬メムロボブサップが3着。今年も昨季のダービー馬○キョウエイリュウが参戦してきました。18~20年とスプリングカップを3連覇していたコウシュハウンカイに加え、オレノココロも引退し古馬オープンは手薄。村上章騎手が初騎乗ですが、4歳の10キロ減を生かせば好勝負が見込めます。
 5歳二強の▲メムロボブサップ△アオノブラックも当然有力。若馬10キロ減はなくなりますが、昨季オープン-1組特別戦で勝利があり、1000万円近い賞金を稼いだ実績は、このメンバーでも互角以上です。
 △ミノルシャープは、スプリングカップで2年連続2着と好成績。ばんえい記念初挑戦の疲れがなければ今年も上位をうかがいます。

【第1回開催2日目】
 4月24日(土)のメイン第10レースには、卯月特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。

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 A2級とB1級の混合戦で7頭立て。第1回開催は過去3シーズンの収得賞金順による編成のため。降級馬を狙うのが定石といえます。
 ◎ノエルブランは、昨季初戦ではA2級-1組の特別戦で障害をひと腰でクリアし3着に逃げ粘っており、A1級時代には3勝をマーク。10月のオープン昇級後は掲示板に載れませんでしたが、3クラス下がってのB1級スタートは恵まれています。
 ○ココロノタカラは、2月にはじめてA1級-1組特別戦を勝つと、3月には明け7歳にして初のオープン昇級。1月のA1級-1組の特別戦では馬場水分1.0%で連対を果たしており、高重量でも馬場を問わなくなっているのが出世の要因といえます。こちらも降級は有利です。
 ▲ホクトシンバは、A1からA2への降級でさほどクラス利はありません。しかし、シーズン初戦では、16年1着、17年3着、18~20年1着と春先から結果を残せるタイプといえます。
 △カネゾウは、オープンからの降級ですが、過去最高負担重量での勝利が735キロと荷物の面で限界がありそう。その点、特別戦とはいえ660キロで臨める今回は巻き返しを狙います。

【第1回開催3日目】
 4月25日(日)のメイン第10レースには、青葉特別(A1級混合・20:15発走予定)が行われます。

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出走7頭すべて昨季オープン格付で、うち6頭がA1へ降級しています。
 注目は、唯一のオープン馬◎ゴールデンフウジン。昨年10月の狩勝賞(オープン-1組)でオレノココロを振り切って勝利するなど、昨季のオープン戦で3着以内が多数。降級6頭のうち4頭は若馬の減量がなくなる5歳で、ほか2頭は直近の連対がA1級との混合戦。クラスハンデ10キロを課されてもチャンスは十分で、19、20年に続く青葉特別3連覇が期待できます。
 ○ウンカイタイショウは、狩勝賞で逃げて3着に健闘していました。前走のA1級混合戦では、カンシャノココロ(今回は出走回避)に逃げ切りを許しましたが、しっかり歩いて2着は確保。青葉特別では2年連続2着で今年もゴールデンフウジンとのワンツーなるか。
 ▲コマサンブラックは、2月のウインターカップ(オープン)で2着に好走。残り30メートルでは2番手でほぼ横一線だった4頭から抜けて、今回出走している5歳馬4頭中最先着を果たしています。
 △ジェイエースの前走スターライト特別(5歳オープン)での4着は今回の5歳馬では最先着。乗替わりでも昨季のリーディング阿部武臣騎手なら文句はありません。

【第1回開催4日目】
 4月26日(月)のメイン第10レースには、ミズバショウ特別(A2級・20:05発走予定)が行われます。

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 オープンからの降級馬が2頭おり、◎アフロディーテに期待します。古馬女王を決めるヒロインズカップで、20年1着、21年2着という強豪牝馬。前走の特別戦では、障害を2番手で越えながら伸びきれませんでしたが、5着と牡馬相手のオープンでもメドの立つ走りをしています。強調すべきは、『牝馬限定の重賞・特別戦の収得賞金額は番組賞金に半額加算』という規定により、A1級ではなくA2級で走れること。次開催の重賞・カーネーションカップへ向け勝って勢いをつけたいところ。
 重量10キロ減がある4歳は3頭出走していて、なかでも○ブラックサファイアに注目します。2着だった前走のクリスタル特別(4歳オープン)で見せたような末脚が武器。成績にムラがあるのは障害に不安があるためで、一気に負担重量が軽くなる春競馬なら信頼度は高そうです。
 ▲ハクタイホウは、シーズン初戦が19年7月、20年6月だっただけに、開幕週から登場する今年は順調な調整を経てきたことがうかがえます。昨季終盤は障害で苦戦続きでしたが、オープンから降級し相手関係は有利。巻き返しに期待できます。
 残りの4歳2頭では、ヤマトタイコーは今季からセン馬10キロ減がなくなるため、△カイセドクターを上位視。1月の白雪賞(4歳オープン)ではブラックサファイアと1着同着があります。

【第1回開催5日目】
 4月27日(火)は、第3~第9レース、第11レースが23日(金)との2走使い戦となります。メイン第10レースには、水晶特別(B1級-2組・20:05発走予定)が行われます。

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 ◎ブチオは、ここ2シーズンでは最終開催でオープンに昇級し、年度替わりで降級。今年は3クラス下がってB1級スタートとなります。昨季終盤は軽めの馬場で好成績を残しましたが、5月には660キロのA2級-1組(馬場水分0.5%)、6月には670キロのA2・B1級混合(同0.4%)のともに特別戦を好位から抜け出して完勝。負担重量が軽ければ馬場は問いません。
 ○シンエイボブは、12月に牝馬の準重賞・レディースカップを勝ちオープン昇級後は掲示板内を確保するのが精いっぱい。とはいえA1級時代に自己条件の特別戦で1勝、3着2回、4着1回という安定感を考えれば、ここなら実力上位です。
 ▲ゴールドハンターはただ1頭の4歳。障害離れた8番手クリアから3着まで伸びた3月のポプラ賞(4歳・5歳混合)が印象的でした。A2級からB1級に下がるのはさほど有利とはいえませんが、昨年8月のはまなす賞(3歳・4歳混合)で、ハンデ差はあったとはいえ、メムロボブサップ、アオノブラックをしりぞけ重賞初制覇を飾っているキャリアも侮れません。
 △センリョウボスには、前走A1級-1組の特別戦を勝っている勢いがあります。2着アアモンドヒューマ、3着オールラウンダー(ともに現A2級)との着差はわずかでしたが、手ごたえには余裕がありました。A1級で通用する手ごたえをつかんでの降級だけに、見せ場以上が期待できます。


今週の見どころ(3/21・ばんえい記念)

2021年3月20日(土)

 帯広競馬場では、今開催において入場規制を実施。場内滞留人数が5000人を超えた段階で、入場を一時規制します。20日(祝・土)のイレネー記念、21日(日)のばんえい記念と、競馬場での観戦を予定されている方はご注意ください(詳細はこちら)。

【第26回開催4日目】
 今季最終日である3月21日(日)のメイン第9レースは、重賞・第53回ばんえい記念(4歳以上・17:25発走予定)。定量1トンで古馬の頂点を競います(出走馬の調教師・騎手コメントはこちら)。
 ◎メジロゴーリキは、ばんえいダービー、天馬賞を勝っている明け7歳世代のチャンピオンです。4歳シーズンの19年2月にチャンピオンカップで早くも古馬重賞初制覇を果たすと、今季は11月の北見記念(馬場水分0.9%)で同タイムながらオレノココロをしりぞけて価値ある勝利。1月の帯広記念(馬場水分1.2%)は、大逃げを打ったコウシュハウンカイがゴール線上でストップ。メジロゴーリキが2番手から差を詰め交わし切ったところ、連れて追い込んだオレノココロに捕まってコンマ4秒差の2着惜敗でした。北見記念、帯広記念とも重めの馬場。オレノココロが1番人気でしたが、接戦を演じて力をつけているのは疑いようがありません。帯広記念で初の900キロを克服し、しかも今回は軽めの馬場になりそう。初挑戦で世代交代を目指します。
 ○コウシュハウンカイは、前述した帯広記念のように重馬場の高重量戦ではどうしても詰めの甘さが出てしまいます。しかしここは軽馬場見込み。ばんえい記念には明け6歳だった16年から5年続けて参戦し3、5、3、4、4着。馬場水分1.7%ともっとも馬場が軽かった16年の3着以上を期待します。
 ▲キタノユウジロウは、6歳でのばんえい記念初参戦。しかし、障害をひと腰で越え1秒5差の5着に踏ん張った北見記念、終いに脚を使って3秒2差の3着だった帯広記念と、高重量戦への適性をうかがわせます。初の古馬重賞制覇が、このビッグタイトルという可能性もあるでしょう。
 △ホクショウマサルは、ばんえい記念には昨年初挑戦して3着。今季は苦戦続きでしたが、すっかり本来の姿に戻っています。初の年間リーディングを確定させた阿部武臣騎手が、初のばんえい記念のタイトルも手にし1年を締めくくることができるか。
 △ミノルシャープは、昨夏に重賞3連勝を達成したあとが未勝利も、年明け2戦目まですべてトップハンデを課されていました。状態が上がってこない印象はありますが、無印にはできません。

 2021年度のばんえい十勝は、4月23日(金)にナイター開催で開幕します。

今週の見どころ(3/20・イレネー記念)

2021年3月18日(木)

 帯広競馬場では、今開催において入場規制を実施。場内滞留人数が5000人を超えた段階で、入場を一時規制します。20日(祝・土)のイレネー記念、21日(日)のばんえい記念と、競馬場での観戦を予定されている方はご注意ください(詳細はこちら)。

【第26回開催3日目】
 3月20日(祝・土)のメイン第11レースは、重賞・第52回イレネー記念(3歳・19:30発走予定)。定量690キロでの争いとなります(出走馬の調教師・騎手コメントはこちら)。
 今季の2歳路線には、牡馬限定の重賞・翔雲賞(1月31日)が新設され、船山蔵人騎手のタカナミが障害4番手から突き抜け楽勝しています。◎オーシャンウイナーは、翔雲賞と同じ開催の3歳A級-3組を同じく船山騎手で好位から抜け出し勝利すると、その後A級-1~2組で2、1、1着と軌道に乗りました。前走3月7日のA級-1組では菊池一樹騎手に乗替わりましたが、タカナミを寄せつけず。今回が重賞初挑戦でも期待してみたくなります。
 ○シュトラールは、翔雲賞(10番)では4着。1~3着馬よりハンデが5キロ重く645キロだったことを考えれば悪くありません。定量戦は有利ですが、今回も端コース(1番)に入ってしまったためこの評価です。
 ▲ネオキングダムは、ナナカマド賞とヤングチャンピオンシップが2着。1番人気の翔雲賞は6着でしたが、645キロで障害をひと腰で越えています。本来叩き台であるはずのその後の3走もすべて3着と緩めておらず、緊張感を持ってBG1に臨めそうです。
 船山騎手はオーシャンウイナーではなく、△タカナミに騎乗します。この選択が、同騎手にBG1初制覇の吉報をもたらすか。

 3月21日(日)の見どころは枠順確定後に、こちらに掲載します。

今週の見どころ(3/18~3/21)

2021年3月17日(水)

 今季最終週は4日間開催で、全日12レース編成となります。3月20日(祝・土)の第11レースはイレネー記念(19:30発走予定)、3月20日(日)の第9レースはばんえい記念(17:25発走予定)が実施されます。
 なお18日(木)~20日(祝・土)は、準ナイター開催で、発走予定時刻は第1レースが13:55か14:00で、メイン第11レースが19:30。21日(日)のみ薄暮開催で、第1レース・12:55、メイン第9レース・17:25発走予定です。

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【第26回開催1日目】
 3月18日(木)のメイン第11レースは、陽炎特別(オープン・19:30発走予定)
 ◎ミスタカシマは、メンバー中で唯一、今季牡馬混合の重賞にオープン格で出走経験があります。9月の岩見沢記念では展開に恵まれたとはいえ2着に健闘。近走も、3走前の牝馬重賞・ヒロインズカップはトップハンデで3着、2走前の準重賞・ウィナーズカップ(4歳以上特別競走優勝馬選抜)と前走では牡馬の一線級を相手に5、3着という実績は抜けています。4歳シーズンの初戦からオープン格付となり2年が経とうとしていますが、意外にも古馬オープンでは未勝利。今回が白星を挙げるチャンスです。
 ○マツカゼウンカイの今季の名勝負といえば、正月開催の準重賞・ばんえい十勝金杯でしょう。惜しくも2着だったとはいえ、ばんえい記念に出走予定のホクショウマサルと気迫のこもった一騎打ちを演じています。ミスタカシマとは2走前のウィナーズカップで今回と同じハンデ差で対戦して30秒以上先着されており、ここは2番手評価となります。
 ▲ウンカイタイショウは、ウィナーズカップが7着でしたが、引き続き780キロだった前走では2着と巻き返し、マツカゼウンカイ(3着)に先着しています。賞金ハンデが5キロ増えるのはやや心配ですが、ミスタカシマを除けば、前走と出走馬のレベルはさほど変わりません。
 △ゴールデンフウジンは、有力3頭より賞金ハンデが5キロ軽いのが有利。前走で障害ひと腰と立て直してみせた松田道明騎手なら、うまく持ち味を引き出してくれそうです。

【第26回開催2日目】
 3月19日(金)のメイン第11レースは、クリスタル特別(4歳オープン・19:30発走予定)。クラスハンデ以外の重量差がつかず、格上馬が有利といえそうです。
 ◎キョウエイリュウは、5歳馬相手の重賞・ポプラ賞では、4歳でもっとも重いハンデを課されたものの、5歳アオノブラックと互角の追い比べを演じ1秒2差の2着に健闘。ばんえい菊花賞、ばんえいダービーの二冠を達成した実力をみせました。1月の白雪賞(4歳オープン)は4着でしたが、勝ち馬2頭(同着)のうちブラックサファイアと重量差が10キロ縮まって、3着馬は不在。引き続きトップハンデでも戦いやすくなっています。
 ○カイセドクターは、白雪賞が1着同着でした。ポプラ賞は6着とはいえ4歳としては3番目に高い着順。障害で後れたぶんの差という感があり、その点、基礎重量が軽くなるのは歓迎でしょう。キョウエイリュウとの10キロ差は白雪賞と同じ。巻き返しに期待できます。
 ▲ヤマトタイコーは、白雪賞では伸びきれず1番人気で6着。しかしその1戦を除けば、ばんえいダービー2着を含め10戦連続連対。昇級したため白雪賞よりハンデは増えていますが、勢いは持続しています。セン馬10キロ減があるラストチャンスを生かしたいところ。
 △ゴールドハンターは、ポプラ賞では、ほぼ大勢は決したかと思われたところに障害8番手から鋭く伸びて3着と、インパクトのある走り。しかしレースぶりにムラがあり、今回は乗替わりで若手騎手の減量もなし。とはいえ一発の怖さはあります。

 3月20日(祝・土)の見どころは枠順確定後、こちらに掲載します。

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