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今週の見どころ(1/15~1/17)

2022年1月13日(木)

帯広競馬場の開場について

 金田利貴騎手(金田勇厩舎)が1月10日第11レースで通算100勝目を挙げました。20年12月12月の初騎乗から395日目での達成は、島津新騎手の442日を更新するばんえい十勝の100勝最短記録(帯広1場開催となった07年度以降)となりました。なお同騎手は初重賞制覇でも、デビューから205日目という記録を持っています。
 さて16日(日)のメインレースには、ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン)が組まれています。明け4歳の牝馬同士で戦えるのは今回が今季ラストとなります。

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【第21回開催1日目】
 1月15日(土)のメイン第11レースは、ガーネット特別(A2級-1組・18:25発走予定)が行われます。ハマノダイマオーが、3開催前のおおいぬ座特別、前開催の夕刊フジ杯とA2級-1組特別戦で2勝し今開催からA1へ昇級。夕刊フジ杯から7頭、5歳重賞・天馬賞から2頭の9頭立てで争われます。

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 ◎コウテイは、夕刊フジ杯が6番人気で3着。A2昇級戦でしたが、障害はひと腰先頭でクリアしており、ハマノダイマオーと2秒4差と見せ場十分でした。しかし今回は賞金ハンデが5キロ増えており、同じ明け5歳で実績上位の天馬賞組も加わっていることで、前走好走の価値が試されます。
 ○アーティウィングも明け5歳で牝馬。2開催前のホワイトクリスマス賞(A2級-1組)が実質A2昇級初戦ながら2着に健闘すると、夕刊フジ杯も5着とはいえ脚を使って3着コウテイとは3秒6差でした。同馬とのハンデ差が15キロから20キロに広がっており、さらに接戦に持ち込めそうです。
 ▲ギンジは、12月4日の五稜郭特別(A2級-1組)を逃げ切ってハマノダイマオーらを下しています。その後2開催休み、前開催は天馬賞に挑戦(7着)。A2級に上がってからコウテイとは初対戦ですが、格的にはこちらが上。同じ重量だけにアッサリがあっても不思議ありません。
 △オレワチャンピオンは、ホワイトクリスマス賞を逃げ切っていますが、夕刊フジ杯では6着。近2走より減量ある若馬が増え7頭もおり、スピード勝負に対応できるかでしょう。

【第21回開催2日目】
 1月16日(日)のメイン第11レースは、準重賞・ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:25発走予定)が行われます。賞金別定重量が課されないため、クラス(重量格)ハンデ以外の重量差がつきません。10頭中8頭が使われていた12月5日のばんえいオークス(定量670キロ)を勝ったサクラヒメがトップハンデ700キロ。ほかの上位馬では2着イオン690キロ、3着サクラシュンカ670キロ。その他、7着ニュクス660キロ、2番人気ながら第2障害の天板で転倒し競走中止したミソギホマレは680キロです。

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 ◎ミソギホマレの巻き返しに期待します。8月のばんえい大賞典を競走除外後は、軽馬場続きだったこともあってか、ばんえい菊花賞2着を含め7戦連続連対。3歳3月の黒ユリ賞で2着の実績馬でもあり、続くばんえいオークスは残念でした。しかしその後は、ばんえいオークス以上の重量を課されながら、A2初戦がふた腰、ばんえいダービーも710キロでひと腰と状態は悪くありません。680キロと軽くなっての4歳牝馬限定戦で、サクラヒメと20キロ差あれば、変身劇に期待できます。
 ○ニュクスは、ここまで重賞は牝馬限定の2戦のみ使われ、黒ユリ賞は3番人気8着で、ばんえいオークスでは7着。格下のB3級で人気もありませんでしたが、初の670キロをひと腰で越えた点を評価します。今回の660キロも軽くはなく、ばんえいオークスと同様に息を入れての追走が予想されます。展開次第と条件はつきますが、サクラヒメと40キロ、ミソギホマレとの20キロ差を生かせば、ゴール前逆転があるかもしれません。
 ▲サクラヒメは、今季だけで通算13勝のうち9勝を挙げる充実ぶり。9番人気で10着だった黒ユリ賞から大きく成長しました。ばんえい菊花賞はややハンデに恵まれた感はあるものの、ばんえいオークスが2着イオンに11秒3差をつける圧勝で、牡馬相手の定量戦・ばんえいダービーも牝馬として最先着の4着の実力は断然。今回は最大40キロ差のトップハンデだけが課題です。
 最軽量660キロの馬がニュクスなど5頭出走。△ホクセイサクラコは、近2走の自己条件B3級では、5キロハンデを課されながらニュクスと接戦を演じています。ばんえいオークスには不出走のため初の660キロを克服できるかでしょう。

【第21回開催3日目】
 1月17日(月)のメイン第11レースには、睦月特別(オープン-2組・18:25発走予定)が行われます。

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 オープンでも一線級は22日の柏林馬事公苑特別へまわっています。ここは重賞・帯広記念と実質2組のメンバーだった準重賞・ばんえい十勝金杯出走馬の対戦。ただ、帯広記念組の4頭も2走前がオープン-2組やA1級だっただけに、力関係は拮抗しています。
 出走馬のうち唯一の5歳で、前走天馬賞で4着の◎コマサンダイヤで勝負になりそう。天馬賞は条件馬(当時A1級)にとっては不利な定量760キロでしたが、障害2番手クリアからしっかり歩き、勝ったキョウエイリュウと2秒8差の惜敗でした。先着を許した3頭はいずれもオープン馬で、1組や2組で馬券絡みがあり、今回のメンバーと互角の力量。明け5歳は1月から一般戦では若馬の減量がなくなりましたが、特別戦では10キロ減が継続するのが魅力で、オープン昇級でも軽量745キロを生かし逃げ切りに期待します。
 今回は同じ金田勇厩舎の"コマサン"冠の馬が3頭出走。コマサンダイヤ以外も有力です。
 ○コマサンブラックは、帯広記念で7着とはいえ、初の890キロをひと腰で上げている障害巧者。直線一旦は3番手と見せ場があり、力をつけていけば古馬重賞も狙えそうです。今回は主戦の藤野俊一騎手へ戻るのも歓迎。
 ▲コマサンエースは、ばんえい十勝金杯3着。今季1勝のみですが、着々と賞金を重ね2走前にオープンへ昇級しています。7番人気で1秒5差に粘った前走の1、2着馬は不在で、引き続き勝ち負けです。
 △インビクタは、ばんえい十勝金杯が3番人気でやや離れた5着。力負けはありませんが、コマサンブラック、コマサンエースより5キロ重い賞金ハンデ10キロを課されているのがやや微妙に映ります。

今週の見どころ(1/8~1/10)

2022年1月 6日(木)

帯広競馬場開場について

 12月24日の第7レースで今季初勝利を挙げた竹ケ原茉耶騎手が、年明け1月3日には第1レース、第6レースと1日2勝を達成。初勝利から3勝目までの6戦すべて3着以内と、年末年始の競馬を沸かせてくれました。年明けから、明け5歳は一般戦での10キロ減の恩恵がなくなっています。女性騎手は一般競走では10キロ減で騎乗できることから、もし5歳馬との初コンビを組むようなケースがあれば狙ってみて面白いかもしれません。

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【第20回開催4日目】
 1月8日(土)のメイン第11レースには、夕刊フジ杯(A2級-1組・18:25発走予定)が行われます。

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 新年から明け4歳はB級以上の特別戦や重賞での減量が20キロから10キロになっていますが、5歳は10キロ減が継続。なお前開催にはばんえいダービーが組まれていため、前回のホワイトクリスマス賞(A2級-1組)に明け4歳は不在でした。
 注目はホワイトクリスマス賞の上位3頭。3着◎ハマノダイマオーの巻き返しに期待します。逃げたオレワチャンピオンをとらえきれず、障害4番手から伸びたアーティウィングにゴール線上で差されてしまいました。しかし、1、2着馬の賞金ハンデがともに5キロ増となることで、重量面で有利になっています。4歳馬3頭にとって、ばんえいダービーと同じか5キロしか違わない重量は厳しそうで、勝ってA1昇級を決めそうです。
 ○アーティウィングは5歳牝馬。ホワイトクリスマス賞がA2昇級後初の自己条件戦ながら、2着は評価できます。ただ、オレワチャンピオンと同じく賞金ハンデが増えるのは課題といえるでしょう。
 ▲オレワチャンピオンは、明け4歳が不在の前走では展開が楽だったか逃げ切って楽勝。今回は明け4歳が3頭いても実質重量増でもあり、急に流れが速くなることはなさそう。前残りがあります。
 △コウテイは5歳牡馬で、B1級-1組特別戦を楽勝しての昇級です。B1時代に接戦を演じていたアーティウィングがいきなり結果を出したことで、こちらも軽視できません。

【第20回開催5日目】
 1月9日(日)のメイン第11レースには、準重賞・ばんえい十勝金杯(オープン・18:25発走予定)が行われます。

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 古馬の牡馬が出走可能な準重賞は年に3つあり、このレース、ウィナーズカップ(2月14日)、スピードスター賞(3月6日)といずれも年度の終盤に実施されます。
 ばんえい十勝金杯は、年始の帯広記念や5歳重賞・天馬賞に不出走だったオープン馬による争いです。
 ◎マツカゼウンカイは、番組賞金的には帯広記念へ出走可能でしたが、昨年2着と好成績だったこのレースへ。その1年前は、ほぼ同時に障害を降りた2頭の一騎打ちでわずかに遅れたもの。その相手とは、3月にばんえい記念を勝つことになるホクショウマサルでした。今季は1勝のみですが、6月の北斗賞2着、11月のドリームエイジカップ4着など実績があり、昨年より5キロ軽い755キロも歓迎。相手も戦いやすい印象です。
 ハイレベルな明け6歳世代の2頭にも注目します。○インビクタは、8月のオープン昇級後は未勝利とはいえ、1組の特別戦でも善戦。定量500キロ条件初参戦だった10月の疾風賞を1分を切るタイムで3着など、新たな可能性も感じさせたシーズンでした。ここは普段のオープン-1組よりも楽なメンバーだけに、オープン初勝利のチャンスといえます。
 ▲コマサンエースは、前走のオープン-2組平場戦で7番人気ながら4着と健闘。オープン昇級初戦でも金田利貴騎手は容赦なく先行していって、直線では逃げてバテたインビクタ(6着)を交わしています。同世代の限定戦でメムロボブサップやアオノブラックに揉まれてきたキャリアは伊達ではなく、こちらも上位争いに期待でしょう。
 △ハクイホウは、近年では条件級スタートからシーズン終盤には必ずオープンへ昇級。今季はこのレースがオープン初戦です。一昨年のばんえい十勝金杯で2着があるように、オープンでも一枚落ちのメンバーに入ればトップクラスの実力があり、明け11歳でも軽視できません。

 【第20回開催6日目】
 1月10日(祝・月)のメイン第11レースには、新雪特別(B1級-1組・18:20発走予定)が行われます。

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 近5開催のB1級-1組特別戦は勝ち馬がすべて異なりますが、その中で唯一、昇級していない◎ジェイトップに注目します。勝ったのは2開催前の冬月特別で、B1昇級初戦ながら障害をひと腰でまとめての抜け出しでした。前開催のカトレア特別は、それまでの4戦すべてで逃げていたアーモンドキーマンが不在で、コウテイがあっさり逃げ切って勝利。ジェイトップはリュウセイペガサスに差し返されて3着でした。今回はアーモンドキーマンが戻ってきて、冬月特別のような展開が見込めるはず。ジェイトップがしぶとく伸びて勝利を収めA2昇級を決めそうです。
 ○アーモンドキーマンは、前開催の定量500キロ戦・地吹雪賞でもハナを奪って、アオノブラックの4着。テンの速さはオープン馬相手でも通用することを示しました。冬月特別は4着とはいえジェイトップとは3秒9差。軽量の前走を使われたことが刺激になれば、そのまま押し切ってしまうかもしれません。
 ▲リュウセイペガサスは、6戦続けてのB1級-1組特別戦。障害を越えたポジションが着順に直結する傾向があるだけに、冬月特別(障害5番手から7着)よりもカトレア特別(障害2番手から2着)のように前で運べるかでしょう。
 明け4歳は古馬同士の特別戦での減量が20キロから10キロに減らされますが、△アバシリサクラ△シュトラールとも押さえには必要。特にアバシリサクラは、自己条件のB3級、B2級と連勝で昇級したB1級初戦の冬月特別では障害をひと腰で越え3着と健闘しています。


今週の見どころ(1/3 天馬賞・1/4 ニューイヤーカップ)

2022年1月 2日(日)

【第20回開催2日目】
 1月3日(月)のメイン第11レースには、第15回天馬賞(5歳・18:25発走予定)が行われます。

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 定量760キロで4歳シーズンのナンバーワンを決します。
 ◎ヤマトタイコーは、重賞初挑戦が3歳11月のばんえい菊花賞(5着)でしたが、12月のばんえいダービーでは2歳時から世代のトップクラスにいたキョウエイリュウを1秒3差まで追い詰め、わずか重賞2戦のキャリアで世代ナンバーツーに。セン馬のため4歳になると10キロ減がなくなりますが、それでも柏林賞3着から、銀河賞を逃げ切って重賞初制覇。両重賞ではハンデ差はあったとはいえキョウエイリュウに先着を果たしています。銀河賞後は、A2級からオープンへ一気にジャンプアップしたため結果が出ませんが、世代限定戦なら話は別。定量戦で強豪を破って世代最強をアピールするか。
 ○キョウエイリュウは、イレネー記念こそ第2障害で転倒し競走中止も、2歳、3歳の二冠を制しているトップホース。一線級の年長馬が相手だった11月のドリームエイジカップ(4歳以上選抜)が750キロでも障害ひと腰から伸びて6着の好内容だっただけに、柏林賞(720キロで6着)と銀河賞(740キロで7着)の敗因は重量でなくハンデ差といえそう。定量で巻き返しを図ります。
 ▲フォルテシモは、銀河賞の3着馬。この世代の三冠レースで牝馬の馬券絡みはこれが唯一で、11月の4歳女王決定戦・クインカップでは他馬より10キロ課されながらも3着と力をつけています。自己条件の前走A2級では伸びを欠きましたが、2週続けて使われることで体重が絞れ素軽さが出れば、食い下がりは可能でしょう。
 △カイセドクターは、ばんえいダービーが3着。その他の2歳、3歳、4歳の三冠では、柏林賞など3回の2着が最高と勝ち切れておらず連争い候補の1頭です。

【20回開催3日目】
 1月4日(火)のメイン第11レースには、ニューイヤーカップ(A1級・18:25発走予定)が行われます。

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 A1級は世代オープンや重賞が複数組まれると単独編成が厳しくなりますが、今回も10頭立てでの争い。
 ◎センリョウボスは、2開催前の射手座特別(A1級)が昇級初戦ながら障害ひと腰から抜け出して勝利を挙げています。前走のノエル特別(A1級)は、2開催前には牝馬の準重賞・レディースカップを使われていた馬らが加わって相手強化。ハクタイホウ(現オープン)がゴール前で抜け出したものの、カンシャノココロ(今開催は帯広記念へ出走)らと4頭による接戦の2着争いを制しています。クラスの壁はなく、引き続き期待できます。
 とはいえハクタイホウは射手座特別の3着馬、カンシャノココロは同6着馬。A1級は能力拮抗で、センリョウボスも絶対視できる存在ではありません。
 ○アフロディーテは、レディースカップ2着で、ノエル特別が2着争いに加わっての4着。それまでと同様に詰めを欠いたものの、レースぶりに変動がなくここも上位評価が妥当。
 ▲アオノゴッドは、射手座特別がコンマ5秒差の5着。前半ためて行っての後半勝負がお決まりですが、ノエル特別は障害のデキが良くなく3番人気で8着でした。とはいえ次のレースまで尾を引くほど障害下手ではなく巻き返して不思議なし。
 別路線組では、△オールラウンダーが面白そう。今季未勝利で前開催にA1へ昇級し、定量500キロの地吹雪賞を使われました。昨年3月にはA1級-1組の特別戦を逃げて、残り10メートルでセンリョウボスに交わされての3着がありここでも通用しそうです。

今週の見どころ(1/2 帯広記念)

2021年12月31日(金)

帯広競馬場開場について

 ばんえい競馬の新年最初の開催は1月2日(日)からの3日間。2日(日)の第8レースは帯広記念(16:40発走予定)、翌3日(月)の第11レースには明け5歳による天馬賞(18:25発走予定)の2重賞が実施されます。
 なお年明けから、2月21日(月)までは薄暮開催となり、最終レースの発走がこれまでより1時間ほど早まります。

※年末年始特設サイト(発走予定時刻、イベント情報など)はこちら

【第20回開催1日目】
 1月2日(日)のメイン第8レースには、第44回帯広記念(16:40発走予定)が行われます

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 通算収得賞金順の上位馬では、センゴクエース、ミノルシャープらの名前がありませんが、中身の身いメンバー構成。
 注目は◎シンザンボーイです。重賞で初の連対が7歳だった18年11月のドリームエイジカップで、初勝利は翌19年11月の北見記念という晩成タイプ。昨年の帯広記念は8着でしたが、転厩から間もなかったせいか大幅な体重減もありました。11月のドリームエイジカップで重賞2勝目を挙げているように衰えはありません。今季初戦は8月でしたが、そのぶん疲れなく後半戦に臨めているはずで、2年ぶりに重賞を勝ったのもその効果かもしれません。近走主戦を務めていた西将太騎手がアアモンドグンシンに騎乗しますが、手替わっても経験豊富な松田道明騎手というのは魅力的です。
 ○キタノユウジロウは、松田騎手が休養していた昨春は菊池一樹騎手が手綱を取り、3月のばんえい記念で2着に健闘していました。そして障害で苦戦し競走中止だった10月の北見記念後は、再び菊池騎手が騎乗しています。近2戦で障害を立て直され好ムードで臨めることで、昨年の3着以上もあるかもしれません。
 ▲メジロゴーリキは、昨年の2着馬で、その後も岩見沢記念1着、北見記念2着など高重量への適性があります。昨年よりハンデが10キロ増えても、経験値の高さをみせつけそうです。
 △アオノブラックは、860キロの北見記念を勝ち復活。しかし初の900キロ台で他馬よりハンデを課される立場である今回は押さえまで。

 1/3 天馬賞&1/4 ニューイヤーカップの見どころはこちら(帯広記念後に掲載)

今週の見どころ(12/30 ヤングチャンピオンシップ)

2021年12月29日(水)

【第19回開催6日目】
 12月30日(木)のメイン第11レースには、第23回ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜・19:25発走予定)が行われます。

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 5レース実施された産地別特別の各上位2頭により編成されます。なお今年の2歳はウンカイの産駒がいない世代となります。
 注目は十勝産駒特別の2頭。2着◎トワイチロはセン馬のため賞金は足りていても牡馬限定の青雲賞(9月26日)には出走資格がありません。同じ開催2着と2歳A級-1組で初連対すると、重賞・ナナカマド賞(10月17日)のある開催で2歳A級-1組初勝利と裏路線で力をつけてきました。そして十勝産駒特別では、ナナカマド賞2着の実力馬ヘッチャラらとの追い比べの末2着に入って、いよいよ表舞台に登場です。900キロに満たない馬体でもよくやっており、重賞後で恐らく重め残りだった2走前(7着)を叩かれた前走で2歳A級-1組の2勝目をマーク。初タイトルへ態勢は整ったはず。しかも今季重賞4勝(ばんえいダービーの前まで)と絶好調の渡来心路騎手が初騎乗というのも買い材料でしょう。
 ○ヘッチャラは、青雲賞、ナナカマド賞各2着で、十勝産駒特別をトップハンデで制している実力馬。こちらは前走でようやく体重が1トンに乗りました。ただ十勝産駒特別では15キロだったトワイチロとの差が20キロに広がるぶんどうか。
 ▲ヤマカツエースは、前走の南北海道産駒特別で、青雲賞、ナナカマド賞とも制していたキングフェスタを破って勝利。3着だったナナカマド賞の雪辱を果たしました。3走前の9着大敗はアクシデントに遭ったもので力負けではありません。
 △クリスタルコルドは、釧路産駒特別2着で、前走の2歳A級-1組ではトワイチロと大接戦を演じて2着。引き続き10キロ差ならチャンスがありそうです。

 新年は1月2日(日)からの開催です。

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