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今週の見どころ(9/10~9/12)

2022年9月 8日(木)

 この開催にはB1級の特別戦が1組、2組の2レース、毎開催は組まれることがないB2級-1組の特別戦と下級条件に見どころが多い編成に。10日(土)のメインはB1級でも2組によるフォーマルハウト特別です。1組の特別戦で苦杯をなめた馬、2組以下の平場戦で成績を挙げている馬などによる興味深い対戦です。

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【第11回開催4日目】
 9月10日(土)のメイン第11レースには、フォーマルハウト特別(B1級-2組・20:10発走予定)が行われます。

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 9頭中前走が特別戦だったのは3頭だけでしかも、7、9、10着。平場戦を使ってきた馬でも不利感はなさそうです。
 ◎ヤマトテンリュウは、6月のB1昇級後は7戦して2着2回、3着1回で、大きく負けたのは唯一、3歳馬が出走(しかも勝利)していた5走前の2組だけ。9歳ということもあり流れが落ち着くほうが持ち味を生かせているようです。3走続けて障害ひと腰と動けており、約1年ぶりの特別挑戦で変わり身を期待する手はあるでしょう。
 ○リュウセイペガサスは、前開催の3組が今季初勝利。それまでの2走がともに7着でしたが、障害はキレており、状態の良さがやっと結果に出ました。昨季は11月のB1昇級後ほぼ1組の特別戦を使われ、2、3着各2回など好勝負しており、こちらも約半年ぶりの特別戦は楽しみです。
 ▲サクラダイチは、近走の1組特別戦で精彩を欠いている1頭。春には1組で連続2着があっただけに、2度続けての競走除外でリズムが狂った格好といえます。しかし、前走平場の2組では7着とはいえ、先行して障害2番手クリアと、らしさも感じさせました。特別戦でも2組ならやれそうです。
 △レジェンドボスは、昇級初戦だった5月の旭岳特別(B1級-1組)で3着に入った走りが印象的。その後、崩れていた障害も復活気配で、そろそろ特別戦でも馬券絡みが考えられます。

【第11回開催5日目】
 9月11日(日)のメイン第11レースには、菊月特別(A1級・20:05発走予定)が行われます。

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 出走10頭中、5頭は不知火特別(A1級混合)で対戦。そこで最先着の3着だった◎ダイリンファイターに期待です。今回がA1昇級戦で、ほかの不知火特別組が前走から10キロ増に対し、20キロ増と不利ですが、今季初戦を除けば障害ふた腰以内で越えている巧者で重量増自体は苦にしなそう。近走は勝ち馬と5秒差以内と安定しており、障害で後続に差をつければ押し切りも十分といえます。
 ○オレワチャンピオンも前走涼風特別(A2級)を勝利し昇級初戦。2走前のベガ特別が2着で、同4着ダイリンファイターに先着しています。近走手綱を取っていた渡来心路騎手は今回ココロノタカラに騎乗し、村上章騎手との初コンビとなりますが、好調ぶりを買ってみる手もありそうです。
 ▲センリョウボスは、不知火特別では4着とダイリンファイターに先着を許しましたが、今回は同重量で臨めます。2走前のとかちえぞまつ特別(オープン・A1級混合)でオープン馬相手に馬券圏内を確保した実績は上位。好勝負が期待できます。
 △ブラックサファイアは、とかちえぞまつ特別が5着、朱雀賞(5歳オープン)が4着など馬券に絡めていませんが、勝ち馬とは僅差の競馬。重量が増えても崩れていない点は魅力です。自己条件に戻って重量が10キロ軽くなるだけに、侮れない一頭です。

【第11回開催6日目】
 9月12日(月)のメイン第11レースには、ポテト特別(A2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 2走前のA2昇級初戦で見せ場があった◎トワイチロに期待します。ややテンに置かれたものの、障害を越え一気に伸びてきました。馬体が小さいため力の要る馬場は微妙な感も、ペースが落ち着くことで、むしろ切れ味が生かせたようです。3歳は自己条件の特別戦ではまだ20キロ減があり、さらにこの馬はセン馬の10キロ減も適用されます。相手は楽ではありませんが狙ってもいいでしょう。
 ○ヒメミヤもA2昇級初戦がなかなかの好内容。前開催の不知火特別(A1級との混合戦)で障害をひと腰でまとめ、コウシュハレガシー(4日のオープン-1組・マロニエ賞を勝利)に食い下がっての2着でした。
 ヒメミヤは8月8日の葉月特別(B1級-1組)を勝っての昇級。同レースで接戦を演じた▲マルミゴウカイ△シャンハイオトメも昇級初戦から警戒が必要でしょう。
 もう1頭の3歳馬△ヤマカツエースは、世代限定戦ではトワイチロ以上の実績があります。ただ、古馬相手ではB1級-2組までの勝利しかない点がやや気がかりです。

今週の見どころ(9/3~9/5)

2022年9月 1日(木)

 8月28日(日)に行われた3歳・4歳混合重賞・はまなす賞は、クリスタルコルド、ヤマカツエース、ヘッチャラの3歳馬が上位を独占しました。次開催には4歳重賞・銀河賞が組まれていますが、4歳の上位馬がはまなす賞で賞金を稼げなかったことで、今開催の結果次第では、出走のチャンスが生まれる馬も出てきそうです。

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【第11回開催1日目】
 9月3日(土)のメイン第11レースには、イキリアクマ一発逆転杯(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。この日、帯広競馬場で『邪神ちゃんドロップキックX×ばんえい十勝コラボイベント』が行われることを記念した協賛レースです。

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 前開催も同じく初日のメインがB1級-1組のアルタイル特別で、1着シャンハイオトメ、2着マルミゴウカイは今回からA2へ昇級しています。
 となれば、3着◎オレノタイショウに注目。近3回の同条件特別戦ではすべて障害をひと腰で越えるも踏ん張れずに2、3、3着。しかし、勝ち馬はすべて昇級し、メンバー中で先着を許したのは、2開催前の葉月特別2着の3歳馬ツガルノヒロイモノのみ。しかも今回は当時より馬場が乾きそうとなれば、1秒7差を逆転することは容易いはずです。
 相手はその○ツガルノヒロイモノ。近走は3歳限定戦と自己条件戦を交互に走って1、9、2、6着。3歳・4歳混合重賞の前走はまなす賞は2番人気で6着でしたが、、先着されたのはすべて格上馬。自己条件の特別戦では20キロ減があり、相手関係からも連対は確保できそうです。
 ▲ワンポイントは、3開催前のしし座特別が4着。今季2勝を馬場水分2.5以上の平場戦で挙げており、B1昇級初戦が特別で、馬場水分0.7%では9番人気も仕方なしでしたが、直前の雨で水分以上に軽めの馬場だったようです。競走除外明けだった前走2組では、晴・1.1%で3着に追い込んでおり、2度目の特別戦で前進があります。
 △ジェイマリアは、アルタイル特別が昇級初戦ながら、3着オレノタイショウから5秒2差。重めの馬場とこのメンバーならもう少し前で運んで、差は縮まるはず。

【第11回開催2日目】
 9月4日(日)のメイン第11レースには、マロニエ賞(オープン-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 出走10頭のうち前開催のオープン・オーガスト特別から6頭が出走しています。
 中でも注目は◎メジロゴーリキ。今季はここまで7月・サマーカップの1勝のみですが、続くばんえいグランプリ、オーガスト特別がともに2着で3戦連続で連対。例年、夏ごろからエンジンがかかってくるタイプで、昨季北見記念、ばんえい記念勝ちの実績どおり、パワー型の馬。となると注目は馬場状態ですが、水分0.7%だった前走程度の馬場は見込めそう。賞金ハンデがさらに5キロ増えますが、それは勝ち馬マツカゼウンカイも同じこと。しかし基礎重量増は障害巧者であるこの馬に相対的に有利で、逆転は可能でしょう。
 ○マツカゼウンカイは、メジロゴーリキとは逆で重量800キロくらいまでが活躍の舞台です。今季序盤は障害で苦戦することが多かったものの、松田道明騎手が久々に手綱を取った2走前には、ためての追走からひと腰でまとめ2着。きっかけをつかんだようです。障害さえ切れれば、メジロゴーリキを突き放した前走の再現もあるかもしれません。
 ▲アオノブラックは、今季ばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞と重賞を連勝。旭川記念2着の後は昨季5着だったばんえいグランプリを回避し、調整されており、今回が復帰戦となります。目標は次開催の重賞・岩見沢記念で、ここで仕上がり万全という可能性は低いですが、ライバル・メムロボブサップが不在なら力は最上位。侮れません。
 △カイセドクターが、自己条件に出走するのは、6月26日のミントスポット杯(オープン)以来、5走ぶり。その間に5歳限定戦を2勝したたため、今回は一気に賞金ハンデ10キロを課され、メジロゴーリキと同じハンデとなります。夏の間にどれくらい力をつけたのか注目です。

【第11回開催3日目】
 9月5日(月)のメイン第11レースには、白露特別(B2級-1組・20:15発走予定)が行われます。

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 B2級-1組は、2開催前がデネブ特別で、前開催は平場戦でした。ただ、デネブ特別の上位4頭は不在のため有力どころが絞りにくくなっています。
 そこで注目は◎サカノローゼンです。2走前の3組を逃げ切ってB2級初勝利をマークしています。前開催の1組は障害を3番手で降り6着だったとはいえ直線でグングン加速。この馬も止まっていないものの、ゴール線上で後続3頭につかまっての惜敗でした。今回がB2級の特別初挑戦ですが、前走で見せた先行力と障害力を発揮できれば、軽めの馬場なら粘り込めるはずです。
 ○ジェイファイターは、3開催前のユリウス特別が生涯初の特別出走ながら、ゴール線上まで先頭をキープして2着と見せ場の多い走り。5着だったデネブ特別、2着に巻き返した前開催の1組とも、あとひと押しという内容でした。この馬がデネブ特別ではメンバー最先着だけに、今回は前進しかありません。
 前述2頭をまとめて差し切れるとしたら、3歳牝馬▲ピュアリーナナセ。デネブ特別でジェイファイターに襲いかかったうちの1頭ですが、交わすまでは至らずコンマ3秒差の6着でした。前開催の1組は9着でしたが、今回は再び3歳牝馬40キロ減が適用される特別戦。デネブ特別と同様の走りを期待します。
 △ドラゴンボーイは、ユリウス特別10着、デネブ特別9着、1組平場戦10着と近走着順はよくありません。ただ、すべて障害はひと腰で越えています。騎手が持っていかれるように直行で仕掛けることもあり、気性的な課題がありそうですが、6月の同条件では2着があり力は確か。うまくかみ合えば一発の魅力は十分です。

今週の見どころ(8/27~8/29)

2022年8月25日(木)

 8月28日(日)には、3歳・4歳混合の重賞・はまなす賞、29日(月)には、5歳の準重賞・朱雀賞と、今週は世代限定オープンが2レース実施されます。特に朱雀賞は、2歳8月の白菊賞(牝馬限定)から続いてきた世代限定戦のラストとなります。今季の5歳は、2歳から3歳前半までは、イレネー記念、ばんえい大賞典のコマサンダイヤ、ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップのキョウエイリュウの2頭がリードしていましたが、3歳二、三冠目をキョウエイリュウが連勝。しかし、4歳シーズン三冠は、ゴールドハンター、ヤマトタイコー、キョウエイリュウが分け合っており、現7歳と同様に混戦の世代と総括できそうです。

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【第10回開催4日目】
 8月27日(土)のメイン第11レースには、涼風特別(A2級・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催のベガ特別は、それまで障害で苦戦ぎみだったアオノゴッド(今回は不在)がひと腰5番手から一気に伸びて勝利。障害を降りてすぐに先頭に立ったオレワチャンピオンは2着、障害6番手から勝ち馬以上の末脚を繰り出したサクラドリーマーは3着で、1~3着はコンマ1秒+コンマ1秒差の大接戦でした。
 ◎オレワチャンピオンは、文月特別では1秒9差2着、ルビー特別は2秒8差4着、そしてベガ特別がコンマ1秒差2着と、A2級の特別戦で3走続けて惜敗。先着されたのは差し脚に秀でた馬たちで、今回ライバルになりそうなのは近2走で2秒6、コンマ1秒差で好勝負しているサクラドリーマーでしょう。ただ、オレワチャンピオンのほうが障害巧者で、前に行けるぶん展開の影響を受けにくいはずです。
 ○サクラドリーマーは、今季はじめて障害をひと腰でまとめた5走前から決め手を生かす本来のレースができるように。3走前を除き3着以内に入っています。その3走前・文月特別はハイペースで息を入れて行っても障害で苦戦しましたが、同様に速い展開だったベガ特別ではひと腰と慣れが感じられます。ただ、天候が崩れ極端に軽い馬場になると追走で手いっぱいになる懸念があります。
 ▲ジェイエースは、馬体重と同様、成績も安定しませんが、前走のB1級-4組混合で格上A1級のコウシュハボブらとの争いからゴール前で抜け出し、今季初勝利を挙げています。これを復活の兆しととらえれば、21年の天馬賞でメムロボブサップの3着がある実績からも侮れません。
 △キタノボブサップは、ルビー特別3着、ベガ特別5着。オレワチャンピオンと同様にひと押しが課題ですが、主戦の船山蔵人騎手に戻ってどうか。

【第10回開催5日目】
 8月28日(日)のメイン第11レースには、第34回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:10発走予定)が行われます。

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 もともと登録がなかったオーシャンウイナーに加え、サクラヒメも回避し4歳2強とも不在。基礎重量で10キロ軽い3歳に期待します。
 ◎ツガルノヒロイモノは、今季2戦目から5連勝していた上り馬。1番人気に推された7月のばんえい大賞典9着で連勝が止まりましたが、晴・馬場水分0.4%の力が必要なコンディションに加え、当日の乗替わりも影響した感があります。さらに10キロ重い690キロだった3月のイレネー記念も最下位でしたが、定量戦で、馬場水分5.3%をハイペースで追走し、障害先頭での仕掛けは厳しすぎました。経験を積んだ今季はひと皮むけ、今回はばんえい大賞典より10キロ軽い670キロで、馬場はイレネー記念ほど極端ではない軽めの馬場が見込めます。鈴木恵介騎手が5連勝時以来の手綱というのも好材料です。
 2強不在の4歳は○ネオキングダムが大将格。勝ち星に恵まれず通算6勝ながら、同12勝のミソギホマレと番組賞金では約60万円差しかないのは、重賞で2度の5着があるから。同じく世代混合のポプラ賞や、ばんえいダービーでオーシャンウイナーの2着という実績から、ひと息の近況でも変わり身を期待します。
 ▲ヤマカツエースは、ばんえい大賞典では詰めを欠き5着でしたが、トップハンデながら障害をひと腰でクリア。ヤングチャンピオンシップ勝ちの実績上位で、今回はトップハンデから解放されるのが魅力。
 △ミソギホマレは、柏林賞3着後、前哨戦・山鳩賞(4歳オープン)まで3連勝と好調です。阿部武臣騎手は、ばんえい大賞典では当日の乗替わりでツガルノヒロイモノと初コンビ。同じ直線勝負タイプだけに、仕掛けどころをはかる意味で、この騎乗経験が役立つかもしれません。

【第10回開催6日目】
 8月29日(月)のメイン第11レースには、準重賞・朱雀賞(5歳オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 前哨戦2レースは、牡馬の瑞鳳賞がカイセドクター、キョウエイリュウと上位人気のオープン馬が1、2着で順当な結果。牝馬による白鳳賞は1番人気ニセコヒカルが2着に粘ったものの、1着が4番人気のヒメミヤ、3着は9番人気のコウシュハハイジーと荒れました。なお牝馬の1、3着馬は賞金不足でここには出走していません。
 5歳夏ともなれば牡馬と牝馬の力差は大きいはず。◎カイセドクターが中心でしょう。今季の収得賞金額によってオープン馬のみに課されるハンデも適用されず、牡馬同士での最大重量差は、瑞鳳賞の30キロから20キロに縮むのも有利。2~4歳の三冠重賞では3度の2着が最高でしたが、最後の準重賞タイトルはモノにしたいところ。
 ○コウテイはA2格付で、3走前の瑞鳳賞では5着。4走前にはスタートでつまずいて今季もっとも差がある敗戦を喫していただけに、2.4%と水分の多い馬場で追走に手こずらないか心配でしたが、流れに乗って歩ききっています。タイプ的に重量が増えるのは向き、710キロも問題ありません。
 牝馬では▲ニセコヒカルに注目。白鳳賞で先行した3頭のうち唯一、馬券圏内に残った走りは評価できます。
 △ブラックサファイアは瑞鳳賞では1番人気で4着、△キョウエイリュウは同3番人気で2着。ここも上位人気に推されそうですが、それぞれ障害次第、瑞鳳賞のような軽めの馬場のほうが力を出せる、と注文がつきます。力はありますが連争い候補くらいまでの評価で。

今週の見どころ(8/20~8/22)

2022年8月18日(木)

 8月22日(月)のメインは、オープンによるオーガスト特別。ここまでの9開催で、各開催のオープン一線級が出走可能な重賞・特別戦にはメムロボブサップ、アオノブラックの二強のどちらかは参戦していましたが、ここはともに不在となっています。出走予定の10頭中、今季オープン格付で勝利しているのはメジロゴーリキだけ。二強がいないチャンスをモノにするのはどの馬でしょうか。

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【第10回開催1日目】
 8月20日(土)のメイン第11レースには、アルタイル特別(B1級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催の同条件・葉月特別組が6頭ともっとも多いものの、1着ヒメミヤはA2昇級、2着ツガルノヒロイモノは28日の3歳・4歳混合重賞・はまなす賞へ出走予定です。
 葉月特別でメンバー最先着の3着はオレノタイショウですが、好位でスムーズに運んで勝ち馬と2秒3差。注目は1番人気で5着だった◎マルミゴウカイです。障害を先頭で仕掛けて苦戦し離れた5番手で越えたものの、いつものキレが見られず3着争いに加わるのが精一杯でした。しかし、不利があってもオレノタイショウと1秒3差という結果を考えれば、まともに走れば、負けないはず。
 その○オレノタイショウが対抗です。B1昇級初戦だった4走前から2、2、2、3着と高いレベルで安定しています。差されて負けることが多いだけに、勝つにはマルミゴウカイの末脚不発が条件になります。
 ▲マルモタイショウは、前開催の4歳オープン・山鳩賞で2着。格上A1級の牝馬ミソギホマレとの一騎打ちの末、決め手の差だけという走りでした。B1級の特別初挑戦だった2開催前は障害をひと腰で越えたものの、重めの馬場に末脚を削がれた格好で6着。しかし、今回はクラス慣れや、2走前(馬場水分0.7%)より水分が多い馬場が見込めます。巻き返しに期待です。
 △カネサスペシャルは、葉月特別が昇級初戦ながら6着に健闘。障害でマルミゴウカイにお付き合いした格好ですが、こちらの末脚はシャープでした。

【第10回開催2日目】
 8月21日(日)のメイン第11レースには、不知火特別(A1級混合・20:05発走予定)が行われます。

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 A1級とA2級の各5頭が争います。前走は、A1級のうち3頭はばんえいスタートロフィー(3歳以上選抜)、A2級のうち2頭は自己条件のベガ特別で、ほか、オープン・A1・A2級の混合だったとかちえぞまつ特別に出走していた馬も3頭います。
 ばんえいスタートロフィーの勝ち馬◎コウシュハレガシーに注目します。A2級の3歳馬ヤマカツエースを相手に逃げ切って、A1昇級後の初勝利をマーク。2走前にメムロボブサップの3着があり、オープン馬が、やや精彩を欠いているウンカイタイショウ1頭だけという組み合わせなら1番人気は当然といえ、力を示しました。今回は近2走より相手が楽になっていますが、前走ではなかった賞金ハンデ10キロが課されている点が気がかりです。
 ○ダイリンファイターは現A2級ですが、A1級の特別2戦連続2着で昨季を終えているように、格上相手のここでもヒケを取りません。コウシュハレガシーがA2格付だった春には特別戦で2秒差前後の接戦を演じており、20キロ差あれば逆転も可能でしょう。
 ▲アオノゴッドは、ベガ特別を8番人気で勝利。過去2走で苦労していた障害をひと腰でまとめ、先頭からさほど差のない5番手で降りたことで、自慢の末脚を生かせた恰好でしょう。今回はA1級相手で流れが厳しくなりそう。しかも端の10コースで追走に不安もありますが、ハマる可能性はあります。
 △ココロノタカラは、2連勝でA1に昇級したあとは5着が最高で5連敗中。ばんえいスタートロフィーも障害で大きく置かれ、見せ場がありませんでした。多少相手が楽になったことに、浮上の期待をかけます。

【第10回開催3日目】
 8月22日(月)のメイン第11レースには、オーガスト特別(オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 ばんえいグランプリの勝ち馬メムロボブサップ、今季重賞2勝のアオノブラックが不在。さらには今開催には3歳・4歳重賞のはまなす賞、5歳の準重賞・朱雀賞と世代オープン戦も組まれたことで、実績に差があるメンバー構成となっています。
 ばんえいグランプリ出走馬から3着◎ミノルシャープに注目します。離れた障害3番手から追い上げ、一旦はメジロゴーリキに並びかけるシーンを作ったものの、息切れしてしまったのは障害で体力を使ったからでしょう。高重量もこなせますが、特別戦のほうが好成績を残している近況から前進あるのみ。2着メジロゴーリキが、今回賞金ハンデ5キロを課されているのも、逆転へ向け好材料でしょう。
 ばんえいグランプリ4着○コマサンブラックも有力。6歳世代がメムロボブサップ(1着)、インビクタ(第2障害で競走中止)とこの馬の3頭が出走し、8番人気ともっとも低評価でしたが、障害ひと腰から歩ききったのは、今年の帯広記念で890キロの高重量を経験していたおかげかもしれません。2走前のサマーカップ(オープン混合)が9着だったように特別戦でひと息なのは気になりますが、前走のミノルシャープとの2秒8差は縮まるはず。
 ▲メジロゴーリキは、ばんえいグランプリ2着と実績上位。ただオープン800キロだった前走とは違い、ミノルシャープ、コマサンブラックより余分に5キロ課されているのが気になるところ。
 △コマサンエースは、今回が昇級初戦ですが、同世代のコマサンブラックとは4月の春駒特別(A1級混合)をはじめ接戦多数。格負けはないはずです。

今週の見どころ(8/13~8/15)

2022年8月11日(木)

 8月14日(日)のメイン第11レースには、夏のBG2・ばんえいグランプリが行われます。ファン投票上位馬の回避が相次いだものの、1位メムロボブサップが連覇を目指し出走予定。なお今年は新しい試みとして、ファン選抜に漏れた票数の多い馬によるオッズパーク杯ばんえいスタートロフィーが、ひとつ前の第10レースに実施されます。
 前日の13日(土)には18:30から、ニコニコ生放送ばんえいグランプリ前夜祭 Powered by オッズパークの配信もあります(詳細はこちら)。
 オッズパークLOTOのセレクト7重勝単勝式で、1741万2220円のキャリーオーバーが発生しています(8月8日の開催終了時点)。オッズパークLOTOについてはこちら

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【第9回開催4日目】
 8月13日(土)のメイン第11レースには、デネブ特別(B2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 メンバー10頭中6頭が3走前までにB3級で出走。3開催前のスキカメ岡本出版記念、前開催のユリウス特別と最近の同条件特別戦の勝ち馬はすでにB1へ昇級と、B2級-1組はメンバーの変動が大きいです。
 注目はユリウス特別の2着馬◎ジェイファイターです。B2昇級初戦だった2走前の4組、生涯初の特別戦だった前走ともカネサスペシャルの2着に好走。早めに障害を越えながら、ともにゴール前で勝ち馬につかまったもののバテてはいません。重めの馬場では粘りを欠く面が見られますが、今回も引き続き軽馬場が濃厚。強敵不在で勝利をつかむか。
 ○ドラゴンボーイは、スキカメ岡本出版記念が2着で、ユリウス特別は1番人気に推されたものの直線で早々と一杯になり10着。しかし、障害では直行に近い仕掛けだったことが影響した可能性はあります。力負けではなく改めて注目。
 ▲ロングビユウテイは、スキカメ岡本出版記念、ユリウス特別とも3着。特にユリウス特別では、カネサスペシャルと互角の末脚で追い込んでおり、馬場に恵まれた面はあるにせよ近走は詰めの甘さが出ていません。最近までB3級にいた馬も多いここなら実績上位といえます。
 近2回の特別戦で4、5着△サカノハマナカも押さえには。

【第9回開催5日目】
 8月14日(日)のメイン第11レースは、BG2・第34回ばんえいグランプリ(20:05発走予定)。クラス(重量格)別定重量戦ですが、出走8頭いずれも5歳以上のオープン馬のため、全馬800キロでの争いとなります。

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 ハンデ差がつかない条件がもっとも有利なのは◎メムロボブサップでしょう。7月の旭川記念では、トップハンデこそアオノブラック(2着)に譲ったものの、2番目に重い800キロを課されながら圧巻の逃げ切り勝ち。ここでも有力と目される3着インビクタ、4着メジロゴーリキ、5着ミノルシャープはいずれも10キロ軽い790キロだっただけに、今回大きな不利でもなければ負けるシーンは考えにくいところ。2年連続でファン投票とレースでの1番人気にこたえてくれるでしょう
 ○メジロゴーリキ▲ミノルシャープは、このレースには4年連続での出走とおなじみの古豪8歳馬です。旭川記念は4着と5着とほぼ人気通りの着順。小雨、馬場水分3.6%の軽馬場でも、障害3番手から3着に粘ったスピードある6歳馬インビクタから4秒差以内にまとめていました。旭川記念の上位3頭が不在だった前開催のオッズパーク賞サマーカップは、格下相手で乾いた馬場と条件は向きましたが、各1、3着と巻き返しています。
 メジロゴーリキは、過去2、3、3着。ミノルシャープは20年1着と実績上位。両馬以外の6頭は5~6歳と若いだけに、あまり馬場が軽くならなければ、キャリアが生きるでしょう。ただしミノルシャープは、サマーカップ(馬場水分0.4%)では障害でふた腰かかり、直線詰めを欠いたように、馬場に左右される面があるため、メジロゴーリキのほうを上に評価します。
 △インビクタは、旭川記念が古馬重賞初参戦ながら3着という結果は評価できます。ただ、メムロボブサップより10キロ軽く、馬場も向いた面は否めません。馬場が変わり、ハンデ差がつかない条件でも勝ち負けできれば、秋冬の高重量戦でも楽しみな存在となります。

【第9回開催6日目】
 8月15日(月)のメイン第11レースには、ベガ特別(A2級・20:15発走予定)が行われます。

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 今開催のA2級は、今季の収得賞金が多い馬は6日の第1回とかちえぞまつ特別(オープン・A1級との混合)へ、4歳馬は7日の山鳩賞へ出走しています。
 前開催にルビー特別(A2級)を使われていた馬が大半ですが、注目は別路線からの◎ダイリンファイター。前開催はA1級混合の平場戦に出走し、4歳牝馬ミソギホマレの2着に逃げ粘っています。ミソギホマレは2開催前の文月特別(A2級)の勝ち馬であり、ダイリンファイターはそこでも逃げて2秒0の僅差3着。ミソギホマレは7日の山鳩賞で3連勝を決め、A1昇級と波に乗っており、接戦を演じたこの馬にも期待です。
 ○オレワチャンピオンは、文月特別では2着。ダイリンファイターと叩き合いになり、コンマ1秒だけ先着しています。続くルビー特別は1番人気で逃げ粘れず4着でしたが、メンバー最先着の2着サクラドリーマーとは2秒6差。台風の進路により馬場状態は変わりそうですが、ダイリンファイターさえ振り切れれば残り目があります。
 ▲ホクトシンバは、文月特別4着、ルビー特別5着。勝ち馬はともに不在だけに、机上の計算では着順アップが期待できるはず。
 △コウテイは、6月のムーンストーン特別(B1級との混合)で1着。前走はダイリンファイターと同じ平場のA1級混合で7着でしたが、近11回の馬券絡みは特別戦であるように条件替わりは歓迎といえます。

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