7月31日(日)のメインには、ばんえい大賞典が行われます。3歳三冠の初戦は、8月28日のはまなす賞、年明け3月12日のポプラ賞への出走権もかかる一戦です。イレネー記念を制した2歳シーズンのチャンピオン・キングフェスタは休養中。同馬の主戦を務めている鈴木恵介騎手は、コンビ5戦5勝のツガルノヒロイモノでの参戦となりそうです。
オッズパークLOTOのセレクト7重勝単勝式で、413万1890円のキャリーオーバーが発生しています(7月25日の開催終了時点)。オッズパークLOTOについてはこちら。
【第8回開催4日目】
7月30日(土)のメイン第11レースには、オッズパーク賞サマーカップ(オープン混合・20:10発走予定)が行われます。
※出馬表はこちら
24日のとかち桂冠賞とオープン馬が分散したことで、ここはA1級との混合となります。旭川記念に出走していた3頭が有力でしょう。
◎ヤマトタイコーは、5歳シーズンがいきなりオープン格付で、着順だけ見ると苦戦続きですが、徐々に障害での腰入りが良化しています。それが結果に結びつかないのはクラスの壁といえそうですが、7月4日の同条件・天の川特別では障害5番手から押し上げて3着。今回のメンバー中最先着で、今季はじめて馬券に絡みました。前走の旭川記念が第2障害で転倒し競走中止と、リズムが崩れてしまったのは気になりますが、重量が80キロも軽くなれば立て直せるはず。今季初勝利に期待します。
旭川記念は、馬場水分3.6%の軽馬場で1分36秒8と速い時計で決着。スピードに勝る6歳馬が1~3着を独占しました。その3頭が揃って不在なら、4着○メジロゴーリキ、5着▲ミノルシャープが浮上します。前走より重くなりそうな馬場も歓迎でしょう。馬体重がこれ以上減らないことを祈るのみです。
△キョウエイリュウは天馬賞の勝ち馬で、同世代のヤマトタイコーより実績上位。ただ村上章騎手とは相性ひと息の感はあります。
【第8回開催5日目】
7月31日(日)のメイン第11レースは、BG3・第47回ばんえい大賞典(3歳・20:10発走予定)。3歳三冠の一冠目ですが、イレネー記念を制した2歳シーズンの王者キングフェスタはその後休養中です。
※出馬表はこちら
2歳シーズンの重賞は世代最強馬決定戦・イレネー記念の馬場水分5.3%を筆頭に、すべて軽めの馬場で行われたため、必ずしも能力を反映した結果とはいえないかもしれません。好天続きで馬場が重くなりそうなこのばんえい大賞典が、各馬の能力をはかる目安になりそうです。
◎ヘッチャラは、この世代の新馬戦がスタートした日に勝ち上がると、シーズン【5-8-4-2】とほぼ崩れなし。重賞でも2着3回、3着1回の好成績を残しました。イレネー記念では、とかちダービーと同様に逃げ、キングフェスタに一気に交わされたあとも、軽馬場ということもあってか大きくはバテず、トワイチロと2着同着に持ち込んでいます。馬場水分2.5%のとかちダービーも前述のように2着争いは接戦でした。今回の重量690キロはイレネー記念と同じ。馬場は一変しそうですが、BG1・2着の実力を評価します。
○ツガルノヒロイモノは、息の長い末脚で後続を突き放すスタイルが持ち味。体重900キロ台と小柄ながらパワフルな走りをしていました。今年2月の3歳A級-1組は馬場水分のわりに時計がかかり、障害を直行で仕掛けると、最後までキングフェスタを苦しめており、力のいる馬場が合う可能性はあります。ハンデは厳しくなりますが、体重もついに1トンに乗り鈴木恵介騎手とのコンビで6連勝を決め、一躍スターダームに上り詰めるか。
▲クリスタルコルドは、キングフェスタが圧勝したイレネー記念は2着争いからも離された4着でしたが、同馬が不在のレースでは、2歳(3歳)A級-1組で3勝。そして、とかちダービーは、1着ツガルノヒロイモノ、2着ヤマノコーネルより10キロ重くても接戦の3着と世代上位の力を示しています。今回はトップハンデから解放されており、前進がありそうです。
ヤングチャンピオンシップの上位2頭、△ヤマカツエース、△トワイチロは、とかちダービーではそれぞれ4、9着でした。特に、ヤマカツエースはデビューから一度も乗替わっておらず、藤野俊一騎手と金田勇厩舎の組み合わせは、アオノブラックに代表されるように好相性となっています。
【第8回開催6日目】
8月1日(月)のメイン第11レースには、しし座特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。
※出馬表はこちら
通算収得賞金順だった前開催は、B1級単独での特別戦は組まれず。前走が特別だったのは5歳牝馬オープンを使われたヒメミヤのみです。
◎サクラダイチは、2回連続の競走除外で約1カ月ぶりとなった前走3組で2着。障害を並んで先頭で降りたフナノダイヤモンドに突き放されたものの、足元の不安で体重を減らしていたことを考えれば、復帰戦としては上々でした。今回は今季の収得賞金順で1組の特別戦と条件は厳しくなります。しかし、除外前の4開催前・ジュノー特別(B1級-1組混合)、5開催前・旭岳特別(B1級-1組)とも2着と実績上位。詰めが甘い面がありますが、パッタリ止まってしまうというより、ワンペースで歩ききるという印象だけに、馬場が重くなるのは大きなマイナスにはならないはず。
サクラダイチが競走除外となった2開催前・こと座特別(B1級-1組)の上位馬が相手になります。
○フナノダイヤモンドは、旭岳特別、こと座特別とも4着。旭岳特別では、サクラダイチから離れた障害4番手から追い上げて、2着の同馬に1秒8差まで迫っています。息を入れて追走できれば終いにいい脚を使えるので、障害での位置取りがカギになります。
▲マオノダイマオーは、旭岳特別ではサクラダイチらを一気に交わし去って快勝。こと座特別でも切れ味を発揮し3着でした。ジュノー特別1着、こと座特別2着の△オレノタイショウとも有力ですが、力量差が小さい組み合わせで、賞金ハンデ5キロを負うのは不利でしょう。
△マルモタイショウは、B1昇級2走目となった6月のゴールドトロフィー(3歳以上選抜)が価値ある4着。オープン馬サクラヒメと5秒9差は胸を張れます。