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今週の見どころ(7/16~7/18)

2022年7月14日(木)

 7月17日(日)のメインには、旭川記念が行われます。5月のばんえい十勝オッズパーク杯、6月の北斗賞には不在だった馬では、20年の勝ち馬で復帰2戦目となるミノルシャープ、最強6歳世代の3番手インビクタらが出走を予定しています。
 旭川記念の次に実施される古馬重賞は、8月14日のばんえいグランプリ。ファン投票の途中経過が発表されています。なお投票の締め切りは、18日(祝・月)21時です(詳しくはこちら)。

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【第7回開催4日目】
 7月16日(土)のメイン第11レースには、さざなみ特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。

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 今開催は通算収得賞金順の編成。ここにはA2級の賞金順下位馬と、B1級の賞金順上位馬が参戦。力差が少ないメンバーなら、10キロ軽いB1級馬を狙ったほうがいいでしょう。
 ◎ジェイエースは、A1格付だった昨季は初戦で大きく体重を減らしており、結局2戦したのみで休養入り。平田義弘厩舎へ転厩して迎えた今季も体重減は変わらずも、1106キロまで戻した前走のB1級-4組で2着と約1年5カ月ぶりに馬券に絡みました。前述のとおり、昨季A1級で、オープンで連対歴もある実力馬。前走を復活の兆しととらえるなら、まださほど人気にならないであろう今回狙ってみたいところです。
 ○アオノソルテは、前開催のB1級-3組で4着と好走。メムロボブサップらが相手だった3走前にも障害をひと腰で越え一応の内容は残しており、今回のメンバーなら逃げ切り、差し切りの両方が考えられます。
 前走でジェイエース、アオノソルテに騎乗していた鈴木恵介騎手は▲マサタカラの手綱を取ります。前開催の4歳重賞・柏林賞では障害離れた4番手クリアから素晴らしい切れ味を発揮して2着。3戦連続連対と勢いがあり、A2昇級で、賞金ハンデ5キロを負っても、楽しみのほうが大きいです。
 △イワキダイヤも柏林賞4着からのA2昇級初戦です。勝つには障害を2番手以内で越えたいところ。島津新騎手は、今開催の前半3日間で4勝、2着1回、3着3回と乗れており、いいリズムで臨んできそうです。

【第7回開催5日目】
 7月17日(日)のメイン第11レースには、第53回旭川記念(3歳以上・20:10発走予定)が行われます。

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 前回の古馬重賞・北斗賞からは1~4着馬が出走しています。
 2着◎メムロボブサップの巻き返しに期待します。6月の北斗賞は障害ひと腰先頭で越え、残り20メートルからのアオノブラックとの追い比べでコンマ9秒だけ劣ったもの。昨季以降10回の重賞出走で【2-6-1-1】とほぼ崩れがなく、今季の出走回避も5月15日の一度だけ。例年と同様、暑さにも負けず元気に使われています。6歳のライバル・アオノブラックとのハンデ差が10キロつく今回は、今年3月のチャンピオンカップ以来となる重賞制覇を成し遂げたいところでしょう。
 相手は同じ6歳の○インビクタ。4歳シーズン三冠では、定量の天馬賞こそ6着でしたが、ハンデ差がつく条件では、柏林賞はメムロボブサップの2着(アオノブラック4着)、銀河賞はメムロボブサップ、アオノブラックの3着と、二強に迫る活躍を見せていました。6歳二強が、ばんえい二強といえる現在の勢力図から、アオノブラックと20キロ、メムロボブサップと10キロ差あれば、古馬重賞初挑戦でも侮れません。
 ▲アオノブラックは、昨夏の重賞で結果が出なかったことから、暑さを苦にするタイプなのかもしれません。しかも今季は障害で安定を欠いていますが、ばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞と2重賞とも制しています。トップハンデとはいえ、ここ一番の舞台なら要警戒です。
 △アアモンドグンシンは、北斗賞では3着。二強より10キロ軽かったにもかかわらず、着順ほどの見せ場はありませんでした。さらに上位を狙うためには障害ひと腰が条件となります。

【第7回開催6日目】
 7月18日(祝・月)のメイン第11レースには、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 11日に実施された牡馬による瑞鳳賞とともに、8月29日の準重賞・朱雀賞へ向けた一戦です。同世代の牝馬同士での戦いは、4歳11月の重賞・クインカップ以来。なお、2着アバシリルビーは登録がなく、黒ユリ賞馬で9着のエンゼルフクヒメはすでに引退しています。
 注目は5着◎ゲッカビジン。先行して障害をひと腰で上げ伸びきれずも、重賞初挑戦だったことを考えれば上々の走りでした。その後は1勝のみですが、収得賞金が8万円ほど足らず据え置きのB2級で、最軽量ハンデの630キロで走れるのは有利。特別戦でも軽馬場が予想されるため流れが速くなり、障害を早めに抜けた馬が止まらない可能性が高く、この馬にとってお誂え向きの展開となりそうです。
 ○ニセコヒカルは、ばんえいオークス2着、クインカップ1着と実績上位。こちらも障害巧者ですが、B1からA2へ昇級したため650キロで、ゲッカビジンと20キロ差は不利な印象があります。
 ▲ヒメミヤは、クインカップでは菊池一樹騎手で8着。近走では船山蔵人騎手、渡来心路騎手も手綱を取っていますが、前走を見た感じ、やはり西将太騎手と手が合う印象を受けます。B1級の640キロなら、持ち前の障害力とキレを存分に発揮できるでしょう。
 △ニュータイキンは、クインカップと同じ日のB3級を勝ち上がりB2へ昇級。その後は勝ち切れていませんが、かつてのようなテンに置かれる面が解消し、近3走では勝ち馬と最大3秒7差と成長が感じられます。特別戦のペースは向くはずです。


今週の見どころ(7/9~7/11)

2022年7月 7日(木)

 今週と来週は、開幕週以来となる"3歳以上馬の1走目を通算収得賞金順に編成する"開催。普段の、今季の収得賞金順ではないため、前開催とは異なる顔ぶれのメンバーとなっています。また、牡馬による瑞鳳賞(11日)、牝馬による白鳳賞(18日)と2鞍の5歳オープン特別戦も組まれています。5歳は今季から若馬の減量がなくなっているだけに、このチャンスを生かしたいところです。
 なお18日(月)までの期間、ばんえいグランプリのファン投票を実施中です(詳しくはこちら)。

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【第7回開催1日目】
 7月9日(土)のメイン第11レースには、文月特別(A2級・20:10発走予定)が行われます。

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 前走別では、わし座特別(A2級-1組)から4頭、A2級-2組混合(A1級との混合)から3頭、4歳重賞・柏林賞から2頭、B1級を勝っての昇級初戦馬1頭となっています。
 ◎オレワチャンピオンに期待します。今季の収得賞金が少ないため、2組相当の平場戦への出走が続いており、前走A2級-2組混合は4着。逃げるアアモンドキーマンをとらえ一旦は先頭に立ちましたが、後続の伸び脚が勝り、差し切り勝ちを収めたサクラドリーマーと1秒0差の惜敗でした。昨季A2昇級後の勝利がすべて特別戦(3勝)だったように条件替わりはむくはず。今季初勝利のチャンスといえます。
 ○アアモンドキーマンは、前走4頭の優勝争いからやや後れ、オレワチャンピオンから2秒5差で5着。林康文騎手が減量をいかした積極的な騎乗をし見せ場十分でした。2月の如月特別1着、5月14日の五月雨特別2着などA2級の特別戦での実績は申し分なく、反撃が期待できます。
 ▲ダイリンファイターは、五月雨特別3着、わし座特別2着でこちらも特別戦に良績があります。
 △ホクトシンバは、わし座特別が昇級初戦ながら障害ひと腰から4着なら悪くありません。

【第7回開催2日目】
 7月10日(日)のメイン第11レースは、ファイターズ杯(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン馬3頭、A1級馬7頭の10頭立てで争われます。

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 ◎コウシュハレガシーは、A1昇級後の近2戦は4、2着と善戦止まり。昨季オープン格付だったことを考えれば物足りない結果かもしれません。しかし、前走の天の川特別(A1級混合)でとらえきれなかったシンエイボブがオープンに昇級したため、ハンデ差が25キロから10キロに縮まります。引き続き軽めの馬場が予想されますが、わずか1秒1差なら逆転は可能でしょう。
 ○シンエイボブは8歳ですが、昨季のスピードスター賞で4着があるように現役屈指のスピード馬。天の川特別では、ほとんどためずに仕掛けて、ひと腰先頭で越えているように障害も巧みです。牡馬相手のオープンで実績はありませんが、A1級との混合で、3戦連続連対の好調さを考えれば、追いかける一手でしょう。
 ▲ウンカイタイショウは1年以上勝ち星がなく、今季2着3回でオープンへ昇級。その後の2戦は5、10着ですが、今回と同条件だった2走前・シルバーカップは端の10コースで追走に苦戦したもの。しかし、第2障害までに位置取りを挽回すると、2着シンエイボブ、4着コウシュハレガシーと僅差にまとめました。中枠を引いた今回は巻き返しが期待できます。
 △ノエルブランは、今回がA1昇級戦。春先は精彩を欠きましたが、体調面なのか騎手が替わったからなのか、近走は障害力を生かす本来の走りができるように。ここ4走を2、3、1、1着と復活しています。前走のわし座特別は島津新騎手にとって通算1000勝のメモリアル。この馬には久々の騎乗でしたが、やはり手が合う印象です。

【第7回開催3日目】
 7月11日(月)のメイン第11レースには、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:15発走予定)が行われます。

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 18日の白鳳賞(5歳牝馬オープン)とともに、8月29日に行われる準重賞・朱雀賞へ向けた一戦。この世代の限定戦は、昨季最終開催のスターライト特別以来となります。
 A1格付の◎ブラックサファイアに注目します。4歳シーズン二冠目の銀河賞(負担重量730キロ)は6着でしたが、早めの仕掛けで障害は苦戦したものの7番手で越えると猛追し、5頭がほぼ横一線の2着争いに加わって見せ場十分。その後10月に2連勝して早めにシーズンを終えました。今季から転厩し、7月の初戦は決め手を生かすレースで2着。ここにも出走しているギンジ、トワトラナノココロに大きく先着しています。休養中にしっかり調整されてきたのか馬体減もなく、オープンより10キロ軽い680キロなら、スピードで決着をつけてしまいそうです。
 4歳三冠目・天馬賞の上位3頭は、いずれもオープン馬でトップハンデ690キロですが、牡馬同士で最大30キロ差なら力を見せつける可能性が高そう。なかでも3着○カイセドクターは、チャンピオンカップ、ポプラ賞3着。前走のオープン特別戦ではアアモンドグンシン、メムロボブサップに次ぐ3着と力をつけています。
 天馬賞1着▲キョウエイリュウ、同2着△ゴールドハンターはその後、ひと息のレースが多いものの、世代限定戦なら侮れません。
 △トワトラナノココロは、世代限定の特別戦では、スターライト特別(2着)まで出走機会として5戦連続で3着以内。一発に警戒したいです。

今週の見どころ(7/2~7/4)

2022年7月 1日(金)

 7月3日(日)のメインには、重賞・柏林賞が実施されます。各世代の三冠レースの先陣を切って行われる4歳の一冠目。出走予定馬の格付は、オープン2頭、A2級1頭、B1級7頭。この構成は、A1級がおらず、オープンの2頭メムロボブサップ、アオノブラックの実績が抜けていた20年と似ています。ちなみにその年は、勝ったのがメムロボブサップ、2着がA2級、3着B1級で、アオノブラックは4着。両雄並び立たずという結果でした。
 なお7月18日(月)までの期間、ばんえいグランプリのファン投票を実施中です(詳しくはこちら)。

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【第6回開催4日目】
 7月2日(土)のメイン第11レースには、わし座特別(A2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 前開催のムーンストーン特別は、格下B1級との混合だったとはいえ、コウテイが逃げ切って完勝しています。
 注目はその◎コウテイです。2走前のA2級-1・2組決勝混合(7着)はA1級との混合だったため単純比較はできませんが、特別戦の前走で一変の走りを披露しています。ここ1年ほどは1組での出走が多いため、自然と特別戦を走ることが増えますが、B1以上の格付での戦績(世代限定戦除く)は、平場戦では4戦して4着が最高なのに対し、特別戦は17戦して4勝、2着6回、3着1回とこちらのほうが向くようです。今回はA2級同士ですが、そこまで相手強化はなく連勝に期待します。
 ○ホクトシンバは、B1級-3組を勝っての昇級初戦ですが、昨年7、8月には、同条件で3着2回とむしろ実績上位。減量がある4歳馬が翌日の重賞・柏林賞と、A2級-2組混合戦にまわって不在なのも歓迎です。
 ▲ニセコヒカルは、近4走がコウテイと一緒。3走前の黒岳特別(A2級-1組)ではこちらが2秒5先着し、ムーンストーン特別は4秒9差で2着と力量は互角。前走から引き続き紅一点だけに、軽量の利をいかせるでしょう。
 △ダイリンファイターは、4走前の五月雨特別(A2級-1組)で、コウテイ(5着)、ニセコヒカル(6着)より先にゴールして3着。今季の収得賞金が少ないためそれ以来の1組ですが、実力的にはヒケを取りません。

【第6回開催5日目】
 7月3日(日)のメイン第11レースは、BG3・第16回柏林賞(4歳・20:10発走予定)。4歳三冠路線の第1弾となっています。

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 今回のメンバー10頭すべてが出走していたライラック賞(6月6日・4歳オープン)は、障害を降りた順で決着し、1着サクラヒメ、2着イワキダイヤ、3着リアンドノール。勝ち馬のみ50キロ増で、その他は40キロ増となっています。
 4着◎オーシャンウイナーの巻き返しに期待します。ばんえいダービーを制している3歳チャンピオン。ライラック賞は最大50キロ差のトップハンデが懸念されたか3番人気に甘んじましたが、障害ひと腰から、3着リアンドノールにタイム差なしまで迫りました。ばんえい菊花賞大敗後は休まず使われ、ばんえいダービーを勝利。また、4歳混合のポプラ賞は、前2開催を調整にあて勝利しており、重賞へ向けての仕上がりは心配なさそうです。
 ○イワキダイヤは、ライラック賞2着を含め、シーズンをまたいで7戦連続連対中。前開催は格上相手の特別戦を回避しており、勢いが途絶えなかったのも歓迎でしょう。3歳8月のばんえい大賞典では極端に軽い馬場でハンデに恵まれたとはいえ3着があり、ハンデ差がつく条件なら侮れません。
 ▲サクラヒメは、ライラック賞後にオープンへ昇級したため重量面で厳しくなりますが、重賞2勝はオーシャンウイナーに次ぐ実績。前日の第2レースには半妹のアオイソラノシタが出走し、障害2番手から一杯になったものの立て直して2着を確保しており、この馬も先行力を生かせれば勝ち負けが期待できます。
 △リアンドノールは、世代限定の特別戦に良績があります。今回は重賞ですが690キロなら苦にしないはず。1月の白雪賞(1着)や5月のすずらん賞(2着)では、直行ぎみに障害で仕掛けて好結果だっただけに、ここも同じ走りができるかでしょう。

【第6回開催6日目】
 7月4日(月)のメイン第11レースには、天の川特別(A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

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 オープンとA1級の混合戦。オープン馬では、20年のばんえいグランプリ馬ミノルシャープが、昨年10月以来の出走となります。メンバーは、前開催に行われた同条件・シルバーカップから6頭と多くなっています。
 注目は前開催の北斗賞が9着だった◎ゴールドハンター。新シーズンになり重量が軽くなっても障害ではムラな面を見せていましたが、近走は腰入りが良化。2走前の同条件・大雪賞ではスムーズに障害を越えると、身上の末脚を爆発させ、勝ち馬アオノブラックとは8秒0差でした。重賞だった前走は度外視で狙いたいところ。
 ○ゴールデンフウジンも直線勝負タイプ。近走は障害が良化し、前走シルバーカップではゴール前で抜け出し今季初勝利を挙げています。8枠に入った差し馬2頭の対決に注目です。
 ▲コウシュハレガシーは、オープンからA2へ降級した今季初戦から6戦連続連対でA1へ昇級。その初戦シルバーカップは5頭ほぼ横一線の優勝争いからわずかに後れて4着と上々の走りでした。
 △ミノルシャープは、夏から秋にかけてが稼働期。鈴木恵介騎手には現在オープン格付のお手馬がおらず、初騎乗となるこの馬と新たにタッグ結成となるのでしょうか。

今週の見どころ(6/25~6/27)

2022年6月23日(木)

 今開催後半の7月3日(日)には4歳重賞・柏林賞が組まれています。出走予定馬の格付はオープンからB1級。そのため、例えば6月27日(月)メインのB1級-1組・こと座特別は、イワキダイヤ(今開催のB1級内での今季収得賞金順1位)、マサタカラ(同5位)らが不在で5歳以上のみのメンバー構成となっています。減量ある若馬がいないことで予想が難しくなりそうです。
 なお今週より、日曜、月曜に加え土曜も12レース編成(メインは第11レース)となっています。

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【第6回開催1日目】
 6月25日(土)のメイン第11レースには、スキカメ岡本出版記念(B2級-1組・20:10発走予定)が行われます。
 ばんえい十勝【公式】YouTubeチャンネル内『ばんば塾』にて、メインレース予想を行っているスキンヘッドカメラ(札幌よしもと興業)岡本雄矢さんの『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』出版を記念したレースです。

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 B2級-1組の特別戦は、2開催前の水無月特別以来。なお、勝ち馬と2着馬はすでB1へ昇級しています。メンバー最先着は3着△ブラックテーオーですが、差しタイプのため展開次第の面はありそう。
 前走1組の平場戦を逃げ切った◎ロングビユウテイに注目します。B2昇級初戦の2開催前が、格上相手でも先行して2位入線寸前で一杯になっての4着と中身の濃いもの。B2級同士の前走勝ちは当然ともいえます。今回は特別戦ですが、前走が自身の最高体重だったようにパワーアップしているのは間違いないところ。
 ○ツガルタイショウは、水無月特別が昇級初戦で5着。ブラックテーオーに差されたとはいえしっかり歩いて、いきなりクラス通用のメドを立てました。前走のジュノー特別(B1、B2級の混合)は障害で手間取ったのもありますが、強力メンバー相手の特別戦。結果は度外視できます。
 ▲ドラゴンボーイも水無月特別が昇級初戦4着で、ジュノー特別3着。特別戦に良績がなかった馬が続けて結果を残しているということは、よほど充実しているのでしょう。
 △ツガルノヒロイモノは、今季2走目から4連勝中の3歳馬。自己条件は2走前のB3級勝ちが最高ですが、伸びしろある若馬だけに、初のB2級でも要警戒です。

【第6回開催2日目】
 6月26日(日)のメイン第11レースには、ミントスポット杯(オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 前開催の重賞・北斗賞から8頭、シルバーカップ(A1級混合)から2頭の10頭立てですが、北斗賞組上位の見立てが妥当でしょう。
 なかでも◎メムロボブサップに注目。北斗賞は障害を先頭で越えたものの、同世代のライバル・アオノブラックに差し切られコンマ9秒差の2着。しかし、開幕からの連続連対は4に伸ばしています。2勝とも特別戦ということを考えると、ここは当然巻き返しに期待がかかります。アオノブラックと5キロ差つくのも有利で、次開催に控える重賞・旭川記念に向けても勝って弾みをつけたいところ。
 ○アアモンドグンシンは、北斗賞3着。障害で真っ先に仕掛けるスタイルは重賞でも変わらず。しかし、手間取ったぶん優勝争いには絡めませんでした。2走前の大雪賞(オープン・A1級混合)では今回と同じ695キロ、格下A1級相手でも7着に敗れているように、障害が切れるかがすべて。続けての騎乗となる松田道明騎手がどう立て直すか。
 ▲アオノブラックは、昨季の北斗賞は障害をふた腰でまとめたものの伸びを欠き5着敗退。旭川記念へはぶっつけで臨んでいたことを考えれば、間に1戦挟んできた今季は順調といえそう。今季5戦3勝ですが、重賞は2戦2勝、2度の着外は特別戦という成績はメムロボブサップと対照的です。大雪賞が辛勝で、当時から相手強化や10キロ増の賞金ハンデ克服がカギでしょう。
 △カイセドクターは、5歳の今季5戦すべて掲示板内。大雪賞、北斗賞とも障害をスムーズにまとめ5着でした。有力馬の一角が崩れれば、割って入る余地はあります。

【第6回開催3日目】
 6月27日(月)のメイン第11レースには、こと座特別(B1級-1組・20:15発走予定)が行われます。

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 前開催のジュノー特別はB2級との混合で、当時B2級のオレノタイショウが障害3番手から突き抜けて勝利。しかし、今回がB1昇級初戦となります。
 注目は別路線組で、◎フナノダイヤモンド。3走前の昇級初戦・旭岳特別(1組)、続く2組とも4着でしたが、前走のB1級-1・2組決勝混合では一転の積極策から、コンマ3秒という着差以上に余裕ある逃げ切りでした。この走りが特別戦でもできれば主役の資格十分です。
 前述の○オレノタイショウが相手です。昇級のためジュノー特別から重量が10キロ増えますが、2着サクラダイチを7秒2もちぎった走りは強いの一語。好勝負必至といえます。
 ▲ピンチハチャンスは、前走のゴールドトロフィー(3歳以上選抜)では3番人気で10着。しかし、勝ったオープン馬サクラヒメをはじめ相手が揃いすぎて、流れに乗れなかったのは仕方ありません。相性がいい鈴木恵介騎手が引き続き騎乗しての自己条件なら変わっても不思議ありません。
 △サクラダイチは、旭岳特別、ジュノー特別とも2着という現級の安定勢力。競走除外明けでも侮れません。

今週の見どころ(6/18~6/20)

2022年6月16日(木)

 19日(日)のメインには、3歳以上による重賞・北斗賞が実施されます。5月1日に行われたばんえい十勝オッズパーク杯は、『4歳以上馬の令和3年度収得賞金順に編成』という条件で、古馬のオープン重賞はここからスタート。昨年の上位5頭を含む10頭が出走を予定しています。
 オッズパークLOTOのセレクト7重勝単勝式で、430万9830円のキャリーオーバーが発生しています(13日の開催終了時点)。オッズパークLOTOについてはこちら

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【第5回開催4日目】
 6月18日(土)のメイン第10レースには、ムーンストーン特別(A2級-1組混合・20:05発走予定)が行われます。

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 A2級とB1級の混合戦。実績上位のマルミゴウカイ、7戦連続連対の上り馬イワキダイヤが回避し大混戦の様相です。
 注目は◎オールラウンダー。強力メンバーだった今季初戦のミズバショウ特別(A1級とA2級の混合)を逃げ切っている実力馬。A2級同士の近3走も勝ち切れていないのは不満が残りますが、今回は格下相手で、A2級馬は近況の差があまりありません。一歩前進がありそうです。
 ○コウテイは、ミズバショウ特別の2着馬。3走続けてオールラウンダーと対戦し、特別戦だった3、2走前に先着を果たしています。前走はひと息でしたが、特別戦に替われば反撃必至といえます。
 格下B1級では▲レジェンドボスに期待。前走旭岳特別が昇級初戦ながら障害を天板までひと腰で上げると、3着に踏ん張っています。
 穴は△ニセコヒカル。牡馬との対戦では善戦までですが、特別戦のほうが走れている印象があります。今回は詰めが甘い馬が多数の組み合わせだけに、紅一点の牝馬20キロ減を生かせば前残りも一考です。

【第5回開催5日目】
 6月19日(日)のメイン第11レースは、BG3・第30回北斗賞(20:10発走予定)。5月1日に行われたばんえい十勝オッズパーク杯(オープン720キロ)上位3頭が有力でしょう。ただ、今回は賞金別定重量戦のため、1、2着のアオノブラック、メムロボブサップより、3着アアモンドグンシンが10キロ軽くなっています。

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 ◎アアモンドグンシンは、昨季は重賞で8戦して3着4回、5着1回とあと一歩のレースも多数。ただ、10月の北見記念、11月のドリームエイジカップ、1月の帯広記念と重賞ではなぜか端コースに縁があり、5月のばんえい十勝オッズパーク杯も1コースに入り障害はひと腰で越えたものの届かず3着でした。二強がベストの走りをすれば、10キロ差あっても割って入ることは難しいでしょうが、今回はベテランの松田道明騎手へ乗り替わっており新味発揮が期待できるかも。前回、松田騎手が騎乗したのは4歳シーズンのばんえい記念(20年3月)で競走中止だっただけに、約2年3カ月ぶりの騎乗は期するものがあるはずです。
 ばんえい十勝オッズパーク杯で一騎打ちの末、1秒8差で1、2着だった▲アオノブラック○メムロボブサップは賞金ハンデ10キロを課されてもヒケを取りません。メムロボブサップのほうがシーズンをまたいで7戦連続連対と充実しているぶん上位視します。
 △カイセドクターは5歳シーズンでも、すべて掲示板内と堅実。軽めの馬場になり、アアモンドグンシンが台頭する流れになれば、同型であるこの馬にもチャンスが生まれそうです。

【第5回開催6日目】
 6月20日(月)のメイン第11レースには、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:05発走予定)が行われます。昨季1着が多かった3歳以上による選抜戦です。

※出馬表はこちら

 オープンの4歳牝馬サクラヒメからB2級の4歳牡馬ショウリノホシまで格付の差が大きい組み合わせ。
 今年は5歳が5頭と多いものの、例年と同様、若馬10キロ減がある4歳が強そうです。
 なかでも期待は◎サクラヒメ。2走前のエメラルド特別(オープンとA1級の混合)では古豪ウンカイタイショウの追撃を振り切って、前走のライラック賞(4歳オープン)は今回と同じ650キロで逃げ切り2連勝中。ともに中身の濃い走りでした。ここがオープン昇級初戦で実質トップハンデとはいえ、牝馬20キロ減+4歳10キロ減のため最軽量馬とは20キロ差しかつきません。
 ○コウシュハハリアーは、ライラック賞では6着でしたが、シーズン当初と比べ障害のカカリはだいぶ良くなっています。前走より10キロ軽い640キロは願ってもない条件のはずで、積極的に仕掛けていけば前進が見込めます。
 ▲マルモタイショウは、今季初勝利となった2走前のB2戦、B1昇級初戦だった前走を含め、近走は常に身上の切れ味を発揮。ライラック賞に出走できなかったぶん格下といえますが、馬場や展開に恵まれればアッサリあっても不思議ありません。
 5歳以上では△ピンチハチャンスに注目。今季5戦が1、6、1、6、7着と成績にムラがあるものの、2度の1着は鈴木恵介騎手だけに、今回は軽視できません。

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