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今週の見どころ(2/4~2/6)

2023年2月 2日(木)

 2月5日(日)のメインには、3歳牡馬による重賞・翔雲賞が組まれています。22年は8勝馬キングフェスタがトップハンデ650キロで圧勝し、3月のイレネー記念勝ちへつなげました。今年は10勝馬キョウエイプラスが参戦予定。負担重量660キロは過去の翔雲賞出走馬のなかでは最大。この難関を突破すれば、3月の定量重賞・イレネー記念制覇が大きく近づくことになりそうです。
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【第22回開催4日目】
 2月4日(土)のメイン第11レースには、六花特別(オープン-1組・18:30発走予定)が行われます。

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 帯広記念2着メムロボブサップはいますが、さすがに賞金ハンデ40キロ増では様子見といったところ。前開催が1組の柏林馬事公苑特別か2組の睦月特別だった馬の対戦です。
 ◎インビクタは、柏林馬事公苑特別では1番人気で2着。先行した3頭が追い比べを演じるところに障害4番手から一気に伸びてゴール前は4頭による大接戦。コマサンブラックにコンマ8秒差で振り切られたものの、同馬より10キロ重く、3、4着の4歳馬より15キロ重いトップハンデだったことを考えれば負けて強し。3、4着馬は世代限定戦にまわっており、コマサンブラックは賞金ハンデ5キロ増なら逆転十分です。
 ○カイセドクターは、同じ前走では上位4頭からやや離れた5着でしたが、5戦続けて掲示板内確保。重賞、準重賞、特別戦、平場戦と条件を問わず崩れません。今回はコマサンブラックと同じ重量になり、3、4着馬が不在だけに、着順を上げてくるでしょう。
 ▲コマサンブラックはハンデ不利ですが、今開催から基礎重量が増えたのは障害巧者にとって相対的に有利といえます。
 △メジロゴーリキは賞金ハンデ据え置き。この馬もタイプ的に基礎重量増はマイナスにならないはず。

【第22回開催5日目】
 2月5日(日)のメイン第11レースには、第3回翔雲賞(3歳牡馬・18:25発走予定)が行われます。

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 12月30日に実施された産地別選抜の重賞・ヤングチャンピオンシップは、十勝産駒特別1着キョウエイプラス、釧路産駒特別1着タカラキングダム、十勝産駒特別2着ジェイヒーローが1~3着。4着以下は離されており、上位3頭いずれも有力といえます。
 ◎キョウエイプラスは、牡馬限定の青雲賞、十勝産駒特別、重賞・ヤングチャンピオンシップを含む10勝と実績は圧倒的。ヤングチャンピオンシップの2、3着馬と10キロから20キロ差ついてのトップハンデですが、突破できそうな底力が感じられます。
 ヤングチャンピオンシップの2、3着は接戦でしたが、2頭のハンデ差は変わらず。2着○タカラキングダムが上位でしょう。10月の重賞・ナナカマド賞では、キョウエイプラスの調子がひと息だったとはいえ6秒3もの差をつけて勝利しています。ヤングチャンピオンシップでは雪辱されましたが、10キロ差つくことで差は縮まるはず。
 十勝産駒特別も2着争いが接戦。2着ジェイヒーローからコンマ3秒差3着▲マルホンリョウユウは、ヤングチャンピオンシップと同じ開催の2歳A級-1組では牡馬最先着で惜敗の2着。ヤングチャンピオンシップ不出走の牡馬では力量最上位。
 △ジェイヒーローは、十勝産駒特別2着、ヤングチャンピオンシップ3着。ただ、前述3頭の通算6~10勝と比べ4勝は見劣るため勝ちきるまではどうか。

【第22回開催6日目】
 2月6日(月)のメイン第11レースには、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:20発走予定)が行われます。

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 出走10頭中7頭が定量760キロでの重賞・天馬賞を使われていましたが、1着サクラヒメ、2着ミソギホマレのオープン牝馬2頭は登録なし。同3~5着だった牡馬が有力です。
 ◎マルホンリョウダイは、自己条件2連勝の勢いで臨んで4着でしたが、4歳シーズンの重賞初参戦だったことを考えれば悪くありません。3着オーシャンウイナーとは3秒2差で、今回20キロ差ついての740キロなら差はないはず。
 ○オーシャンウイナーは、7月の柏林賞で瞬発力を見せたように終いも動けるタイプですが、一線級牝馬のキレには敵いませんでした。天馬賞と同じ重量で相手は楽になりますが、牡馬同士で最大30キロのハンデ差は気になります。
 ▲コウシュハハリアーは、離れた5着とはいえ障害はひと腰。定量で未経験の760キロだった当時から30キロ減で連対実績がある730キロになれば大きく変わっても不思議ありません。
 △マサタカラは、同8着も柏林賞2着の実績馬。クラス別定のここで軽視はできません。

今週の見どころ(1/28~1/30)

2023年1月26日(木)

 1月29日(日)のメインには、4歳以上牝馬によるBG1・ヒロインズカップが組まれています。明け6歳となった昨季の1、2着馬フォルテシモ、アーティウィングを含む5頭が今年も参戦予定。明け9歳の2頭は4度目の挑戦となります。例年、このレースを最後に引退する馬もおり、来季の飛躍を期す馬との戦いに注目です。

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【第22回開催1日目】
 1月28日(土)のメイン第11レースには、ミツウマオーセンティック杯(A1級・18:30発走予定)が行われます。

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 前走がオープン混合の山羊座特別か2組の平場戦だった馬の争いです。山羊座特別は掲示板に載ったうち4頭をオープン馬が占め、A1級馬として最先着の4着マルホンリョウダイは次週の5歳オープンに出走予定。
 同6着◎アアモンドキーマンに注目します。粘りを欠く結果となりましたが、大外10コースでも置かれずに追走し、障害はひと腰2番手でクリアと見どころの多い走り。12月の暑寒別岳特別で逃げ切り勝ちを収めているように実績上位で、A1級同士なら反撃必至です。
 ○ジェイエースは、2走前のニューイヤーカップがA1昇級初戦で6着。3着アオノゴッド、4着マルミゴウカイ、5着アアモンドキーマンと先着を許した馬たちは今回も出走していますが、3頭とは最大1秒5差なら展開ひとつ。今季2度目のA1級特別戦で、この馬で勝利経験がある菊池一樹騎手への乗替わりと上積みが見込めます。
 ▲アオノゴッドは、前述のとおりニューイヤーカップでメンバー最先着の3着。山羊座特別では不発でしたが、相手が楽になっての巻き返しに要警戒。
 △オールラウンダーは、前走2組の平場戦で逃げて3着。その前に馬券に絡んだのが11月の夕刊フジ杯(A1級・2着)で条件替わりは向きそうです。

【第22回開催2日目】
 1月29日(日)のメイン第11レースには、第33回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・18:20発走予定)が行われます。

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 クラス別定重量で、オープン馬は別定790キロから今季の収得賞金200万円につき10キロ増という条件。12月の前哨戦・レディースカップでワンツーを決めたオープンの5歳馬2頭は重い賞金ハンデを課され、若馬10キロ減があっても、1着サクラヒメ820キロ、2着ミソギホマレ810キロではさすがに厳しそうです。
 ◎フォルテシモは、5歳だった昨季、760キロで勝利。ゴール前は3頭接戦となったものの、この馬の決め手が勝りました。今季のレディースカップでは前述のサクラヒメ、ミソギホマレ、3着ニセコヒカルと同じ720キロで4着でしたが、1、2着馬とそれぞれ40、30キロ差ついての780キロは断然有利。1年ぶりの勝利を挙げるチャンスです。
 ○アーティウィングは、レディースカップではトップハンデ730キロで6着とはいえ、4着フォルテシモに3秒5差と迫りました。昨季のヒロインズカップ2着に、5月のカーネーションカップ1着など牝馬オープンの実績上位。ハンデ差を考えれば800キロも不利感はありません。
 ▲ニセコヒカルは昨季の4歳女王で、初挑戦のヒロインズカップでは初の760キロでもひと腰でまとめて障害巧者ぶりをアピール。昨季7着だったレディースカップでは今季3着と成長を感じさせ、昨季の6着から前進あって後退なしといったところ。
 △ナカゼンガキタは、過去3度挑戦し19年の3着が最高。年明けから騎乗した今井千尋騎手が作ったいい流れをキープして臨む今季は、昨季の4着より上の着順が期待できます。

【第22回開催3日目】
 1月30日(月)のメイン第11レースには、白雪賞(4歳オープン・18:25発走予定)が行われます。

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 ばんえいダービー馬キングフェスタが回避しての9頭立て。オープン馬ヘッチャラとヤマカツエースから、B1級の牝馬2頭まで最大50キロ差つきます。
 ◎レグルスは、ばんえい菊花賞では逃げて2着争いの末4着と健闘。ばんえいダービーは障害でやや手間取ったのが響いて8着でしたが、メンバー中もっとも格下B1級の身での定量730キロ挑戦と考えれば、よい経験になったはず。ばんえいダービーより20キロ軽く、圧勝した自己条件の前走よりも10キロ軽いここは主役の資格十分。
 ○ヤマカツエースはオープン馬で、賞金ハンデが課されない条件も有利。目の上のたんこぶといえるキングフェスタが不在なら、貫禄を示す場面も。
 ▲ヤマノコーネルは、ばんえい菊花賞2着、ばんえいダービー4着とも人気以上の着順。ばんえい菊花賞でのレグルスとの10キロ差は変わりませんが、自己条件の前走での大敗がやや気になります。
 牝馬2頭は△シンエイアロイがばんえいオークス2着で、△スイは3着。ともにばんえいダービー、ばんえい菊花賞とも不出走だけに勝負づけが済んでいない怖さはあります。


今週の見どころ(1/21~1/23)

2023年1月19日(木)

 今週の3日間を含め、今季のばんえい競馬は残り9週となります。直近の重賞は、1月29日(日)に予定されているヒロインズカップです。12月の準重賞・レディースカップは、4歳以上の牝馬から各世代2頭ずつによる選抜でしたが、今回は明けて4歳になった馬も加わっての通算収得賞金順編成となります。賞金順で見ていくと、A2級の中位あたりが当落線になりそう。23日(月)のメインに組まれているA2級-1組・吹雪特別の結果にも注目です。

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【第21回開催4日目】
 1月21日(土)のメイン第11レースには、柏林馬事公苑特別(オープン-1組・18:25発走予定)が行われます。

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 ◎インビクタに期待します。今季重賞で競走中止が3回ありますが、ばんえいグランプリと北見記念の次走ではひと腰でまとめており、前走帯広記念での障害転倒は気にしなくてもいいはず。特別戦では賞金ハンデ20キロ増で今回はトップハンデですが、1組らしくほかの馬も最低10キロは課されており不利感なし。オープン-1組では安定しており、メムロボブサップ、アオノブラックの二強が不在ならまず勝ち負けです。
 ○カイセドクターは、帯広記念にも出走可能な収得賞金でしたが、同じ開催の準重賞・ばんえい十勝金杯に出走し4着。障害の天板まではひと腰で、転倒しかけたものの踏ん張って、逃げ切り勝ちを収めたヤマカツエースに5秒7差まで迫っています。3走前の射手座特別(オープン-1組)では、ゴール前でインビクタをとらえて3着と先着しており差はありません。
 ▲ゴールデンフウジンは、射手座特別では5着。直線素晴らしい切れ味を見せましたが、前半押して行ったぶん息切れしたかたち。ここも脚の使いどころひとつでしょう。
 △コマサンブラックは、帯広記念で逃げて3着に健闘。障害力のアドバンテージを生かしづらい特別戦ですが、賞金ハンデ10キロで出走できるのは有利といえます。

【第21回開催5日目】
 1月22日(日)のメイン第11レースには、山羊座特別(A1級-1組混合・18:25発走予定)が行われます。

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 ◎コマサンエースに注目します。オープンの5頭中、前走で、もっとも格が高い準重賞のばんえい十勝金杯を使われて3着。先行して粘れずといったレースが多いものの、前走は普段より障害を降りた位置はうしろでしたが、差し脚を伸ばして馬券圏内は確保。安定感は本物です。A1級馬もいるここに入れば、21年8月以来となる勝利が期待できます。
 ○マルホンリョウダイは、近10戦が【5-1-2-2】と充実。特に自己条件の特別戦では、3勝、3着1回と崩れがありません。今回が実質A1昇級初戦ですが、賞金ハンデ10キロは明け5歳の若馬減量で相殺。自己条件3連勝の可能性もあります。
 ▲キョウエイリュウは、出走予定だったオープン-2組が競走取り止め、前回の帯広記念は競走除外となったため約1カ月ぶりの実戦です。しかし、今回と同条件だった前走の師走特別(12月18日・馬場水分3.2%)では、スピードを生かし2着に逃げ粘っており、ここも馬場次第では侮れません。
 △ヤマトタイコーは、師走特別が8着でしたが、A1級との混合戦では10月の勝利を挟んで4、5着が計4回と力はあります。キョウエイリュウとは逆に、少しでも時計がかかる馬場なら浮上します。

【第21回開催6日目】
 1月23日(月)のメイン第11レースには、吹雪特別(A2級-1組・18:25発走予定)が行われます。

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 前開催の新雪特別は、4頭出走していた4歳が4着までを独占。年明けから特別戦での減量が20キロから10キロに減っていた不利を感じさせませんでした。しかしここには、前開催は1頭もいなかった5歳が3頭参戦しています。
 注目はその5歳馬から◎コウシュハハリアー。A2昇級後の2勝はともに平場戦ですが、前走の天馬賞では初の760キロでもためて障害ひと腰で越え人気以上の5着。今回の725キロも不安はありません。年明けから特別戦では4歳と同重量になっており、1年のキャリアの差を見せそうです。
 ○サクラシュンカは、天馬賞は登録のみで昨年末のカトレア特別(A2級-1組)5着以来となる出走。同レースの1、2着馬はすでに昇級し、3、4着馬も今回不在。年明けから重量が増えた4歳馬が相手なら、最軽量ハンデを生かし逃げ切りが狙えます。
 新雪特別の上位4頭からは2着馬を除いた3頭が参戦。1着▲ツガルノヒロイモノがもっとも馬券に絡む確率が高そう。賞金ハンデが5キロ増え計15キロとなりますが、逃げて2着を11秒5も離した勝ちっぷりが圧巻でした。
 7歳牝馬△シャンハイオトメは、新雪特別が4番人気で10着とはいえ、敗因は障害で力負けではありません。

今週の見どころ(1/14~1/16)

2023年1月12日(木)

 1月14日(土)の地方競馬の開催は、ばんえい帯広競馬のみ。ぜひオッズパークでお楽しみください。
 15日(日)のメインには、4歳牝馬による準重賞・ばんえいプリンセス賞が組まれています。明け4歳馬にとって今季中に同世代の牝馬同士で戦えるラストチャンス。ここで好走できれば、次開催・1月29日に実施される4歳以上牝馬による重賞・ヒロインズカップも視野に入ってくるはずです。

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【第21回開催1日目】
 1月14日(土)のメイン第11レースには、ガーネット特別(B1級-1組・18:25発走予定)が行われます。

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 前開催の北海道競馬記者クラブ特別は、9番人気ワンポイント(今開催からA2へ昇級)が逃げ切り勝ちを収め、8番人気ロングビユウテイが3着に入り波乱に。
 1番人気で2着だった◎テンリュウフジに期待します。特別戦でも速い流れになりやすい昨今は、障害力はもちろん、決め手が勝負を左右します。前走でロングビユウテイを差し返したテンリュウフジの走りは、明け10歳という年齢を感じさせません。今季B1級-1組の特別戦では2、1、2着とすべて連対。このレースの当日は雪予報が出ていますが、どんな流れになっても崩れる懸念は少ないです。
 ○カツゲンが相手筆頭です。4走続けて2組の平場戦に出走し4、2、4、2着と安定。1月2日の前走では、明け5歳で平場戦の若馬減量がなくなったなか、素晴らしい切れ味を発揮しました。軽馬場なら過去5着2回の1組特別戦でも上位争いが見込めます。
 ▲ホクセイサクラコは、北海道競馬記者クラブ特別では4番人気で6着。ワンポイントとほぼ同時に障害を降りながら詰めを欠きましたが、2着テンリュウフジとは2秒5の僅差でした。2走前のB1昇級初戦で、カツゲンを差し切っているようにスピード能力は高く、こちらも降雪が味方になるはず。
 △ロングビユウテイは、馬場水分3.6%だった11月の1組特別戦で差して2着があります。ここも軽視できません。

【第21回開催2日目】
 1月15日(日)のメイン第11レースには、準重賞・ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:25発走予定)が行われます。

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 12月4日に実施されたばんえいオークス(定量670キロ)に参戦していなかったのはミノリヒメだけでほぼ再戦。障害2番手から突き抜けたダイヤカツヒメが、当時から10キロ増のトップハンデとなり、最大20キロ差つきます。
 ◎ピュアリーナナセは、ばんえいオークスでは1番人気で10着。もともとあまりテンに速くないなか、砂が重い10コースに入り、しかもハイペースで追走が厳しく、障害で苦戦と悪い材料が重なった印象でした。近2走も10着ですが、ともにこのところ砂が重いとされる1コースだったと説明がつきます。現に5コースだった3走前の自己条件ではしっかり4着まで伸びており、4コースの今回、黒ユリ賞馬の復活がありそうです。
 ○シンエイアロイも直線勝負タイプですが、ピュアリーナナセや、ホクセイサクランボより前で運べます。2番人気だったばんえいオークスは、勝ち馬にも劣らない末脚を使って4着。早めに先頭に立てれば、後続の追い上げを振り切れるかもしれません。
 ▲ホクセイサクランボは、障害10番手から3着。展開次第の面は否めませんが、ここも要警戒でしょう。
 △ダイヤカツヒメは、9番人気の低評価を覆しての勝利。ただ、赤塚健仁騎手の前半35秒という積極策がハマった感もあります。10キロ増とはいえトップハンデで、人気になるだろう今回も同じ競馬ができるかどうか。

【第21回開催3日目】
 1月16日(月)のメイン第11レースには、睦月特別(オープン-2組・18:20発走予定)が行われます。

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 帯広記念組が上位でしょう。なかでも注目は7着だった◎マツカゼウンカイ。10月には重量850キロの北見記念で追い上げて4着がありますが、障害では苦戦していたように、基本的には700キロ台後半までが活躍の舞台。9月以降に出走したオープン-1組の特別戦では2、8、4、2着。直近の射手座特別(馬場水分1.4%)では、ミノルシャープに一旦は突き放されたものの、終いは差を縮め1秒1差に食い下がっています。ここも好位で運んで上位を目指します。
 ○ミノルシャープは、帯広記念の4着馬。20年には旭川記念、ばんえいグランプリを制しているように、マツカゼウンカイより重量の融通は利きます。ただ、馬場水分3.5%でペースが速かった2走前のオープン-1組平場戦では730キロの軽量でも障害で苦戦し10着。特別戦とはいえ、雪の影響がありそうなここで、流れに乗れるかどうか。
 ▲オーシャンウイナーは明け5歳で、射手座特別は10着でしたがためて障害ひと腰から無理せずといった感じ。若い世代は三冠が目標となるだけに、自己条件では目いっぱいの競馬はしにくいはず。しかし天馬賞が終わり、2組に下がったここなら、大きく変わっても驚けません。
 △キタノユウジロウは、連覇を目指した帯広記念では6着と残念な結果でした。ただ今季はオープン-2組の特別戦で2勝。不得意な印象があるスピード競馬にも対応しており、軽馬場見込みの今回も軽視禁物です。


今週の見どころ(1/7~1/9)

2023年1月 5日(木)

 1月7日(土)から今季最終日・3月20日(月)まではすべて土、日、月曜の3日間開催となります。
 9日(祝・月)は成人の日。ばんえい競馬では、中村太陽騎手(2002年11月26日生まれ)がハタチの新成人となります。
 この日メインの準重賞・ばんえい十勝金杯は、12月のばんえいダービー1~3着馬キングフェスタ、ヘッチャラ、ヤマカツエースの参戦が注目の的。ただし明け4歳はB級以上の特別戦での減量が20キロから10キロに減っています。ここで上位をにぎわすようなら、来季のオープン戦線が楽しみになります。

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【第20回開催4日目】
 1月7日(土)のメイン第11レースには、北海道競馬記者クラブ特別(B1級-1組・18:25発走予定)が行われます。

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 12月12日のサンケイスポーツ杯のほぼ再戦。注目は3頭横一線の優勝争いの末3着だった◎コマサンタカラ。B1昇級初戦だった3走前にA2級相手で2着があるように、逃げると粘りを発揮します。怖いのは差し脚ある軽量馬ですが、4着ピュアリーナナセ、6着ホクセイサクランボはともに明け4歳馬でハンデが厳しくなっており、2着だった牝馬も不在なら、着順の後退は考えにくいです。
 ○テンリュウフジが相手筆頭。サンケイスポーツ杯1着馬で、前々走も2着と、B1級-1組の特別戦で続けて好走。コマサンタカラと同じく障害巧者で、ここも崩れはないでしょう。
 別路線からは▲ワンポイントに期待します。今季同条件で4戦して3着2回、5着1回とまずまず。8着だった11月のレースは、手応えよさそうに逃げていましたが、残り30メートルで急に止まってしまったもの。10月にも同じような敗戦がありますが、ムラな面が出なければここも勝ち負け。
 △ピュアリーナナセは、サンケイスポーツ杯4着惜敗後の前走では、710キロでばんえいダービーに出走し10着でした。695キロに減量されれば変わり身はあるでしょう。

【第20回開催5日目】
 1月8日(日)のメイン第11レースには、新雪特別(A2級-1組・18:25発走予定)が行われます。

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 2開催前が冬月特別(A2級-1組)で、前走でばんえいダービーを使われていた明け4歳馬3頭が実力上位。
 なかでも◎トワイチロに注目します。ばんえいダービーは障害ではためにためての仕掛けで、直線勝負に徹し7着と人気なりの走りはしました。2着だった冬月特別は好位から末脚を発揮しており、当時から20キロ増でも、ばんえいダービーより5キロ軽い715キロで、勝ち馬が不在なら手堅くまとめてくるはず。
 ○ツガルノヒロイモノは、冬月特別は逃げて3着。ばんえいダービーは障害ひと腰4番手で越えたものの、残り15メートルで一杯になったのは、一線級との経験値の差でしょう。引き続き730キロでもA2級同士なら、前残りのチャンスはあります。
 5歳以上では▲シャンハイオトメに期待。前走のホワイトクリスマス賞は格上相手で、基礎重量に賞金ハンデも増え厳しい戦いが予想されましたが、障害力を見せ6秒0差の7着と悪くありません。今回はA2級同士とはいえ骨っぽい4歳との対戦ですが、重量差を考えれば好勝負になるでしょう。
 △ヤマノコーネルは、冬月特別では8着。ルーキー中村太陽騎手の特別戦初騎乗で、1番人気と期待されましたが、障害の苦戦が響きました。しかし、続くばんえいダービーでは追い込んで4着と人馬とも進境を見せました。3度目のコンビとなるここは、さらに前進を期待します。

【第20回開催6日目】
 1月9日(祝・月)のメイン第11レースには、準重賞・ばんえい十勝金杯(オープン・18:20発走予定)が行われます。

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 帯広記念や、5歳の天馬賞があったため、メンバー中で最も通算収得賞金が多いのは6歳カイセドクター(賞金順8位)。一線級が不在のぶん、ヘッチャラ、ヤマカツエースら4歳の上位馬も出走可能となりレースの注目度が増しました。ただ両馬は10~15キロの賞金ハンデを課されています。
 ならば期待は5歳以上で◎カイセドクター。11月の重賞・ドリームエイジカップ2着、続くオープン-1組・射手座特別、平場戦各3着とここに入れば実績上位。牡馬同士ではハンデ差が最大15キロしかつかないのも有利といえます。
 ○コマサンエースは、レベル高い明け7歳世代の5番手。1~3番手のメムロボブサップ、アオノブラック、インビクタは今季重賞勝ちがあり、4番手コマサンブラックは、先日の帯広記念で逃げて3着。この馬もオープン-2組程度のメンバーでは、負けていられません。
 ▲ブラックサファイアは、射手座特別では8着でしたが、最後方での障害クリアから一気に伸びて、もうひと押しで3着争いに加わる勢い。決め手だけならオープンでも通用します。前走定量500キロの地吹雪賞で超ハイペースを経験したことで変化があれば、今回は狙って面白い存在です。
 △シンエイボブは、近走では大きな着順が多いものの、4走前のオープン-2組特別戦では3着があります。こちらも地吹雪賞を使われたことが刺激になれば、侮れません。

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