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今週の見どころ(7/29~7/31)

2023年7月27日(木)

 7月30日(日)のメインには、重賞・ばんえい大賞典が組まれています。今年の3歳は3月定量でのBG1・イレネー記念を制したアシュラダイマオーがナンバーワンですが今季未勝利。重賞勝ち数ではキョウエイプラス(翔雲賞1着、ヤングチャンピオンシップ1着)のほうが多く、とかち皐月賞をマルホンリョウユウ(翔雲賞2着、イレネー記念2着)、とかちダービーをタカラキングダム(ナナカマド賞1着、ヤングチャンピオンシップ2着)がそれぞれ勝利。ここ数年と同様、混戦の世代といえそうです。
 8月13日に実施される重賞・ばんえいグランプリのファン投票結果が発表され、1位は連覇を目指すメムロボブサップでした(その他の順位はこちらから)。

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【第8回開催4日目】
 7月29日(土)のメイン第11レースには、しし座特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 前開催は通算収得賞金順編成のため、B1級-1組の共和かかし祭記念は2開催前の国際農業機械展杯とメンバーが大きく変わりました。3開催続けてこの条件に出走するのはレジェンドボスのみです。
 7月19日のB1級-2組平場戦からの臨戦が多く、メンバー最先着の2着◎オレノタイショウに注目。開幕後しばらくは息を入れてなんとか障害ひと腰という感じでしたが、ここ5戦はカカリよくすべて馬券に絡んでいます。昨季最終週にはA2級-1組の特別戦で3着があるように特別戦は悪くないはず。実力発揮なら主役です。
 ○レジェンドボスが相手です。国際農業機械展杯は7着でしたが障害ひと腰。勢いある人気の4歳がワンツーを決めた共和かかし祭記念では着順を上げて5着と、ともに悲観する内容ではありません。今回は今季の収得賞金順ですが、オレノタイショウを除けばむしろ戦いやすいメンバーという印象を受けます。
 ▲フナノギムレットは、国際農業機械展杯では10着も昇級初戦の特別と酷な条件。前走4組では先行して3着に粘っており、2度目のB1級-1組特別戦で変わり身が見込めます。
 △ジャパントップは、昇級初戦ですが、B2級-2組、B1級との混合戦と2連勝中。成長期の4歳馬だけにいきなり勝ち負けしてみせるかもしれません。

【第8回開催5日目】
 7月30日(日)のメイン第11レースには、第48回ばんえい大賞典(3歳・20:05発走予定)が行われます。

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 A1級のキョウエイプラス、タカラキングダムがトップハンデ700キロ、B3級のホクセイタイヨウら5頭が最軽量670キロとなります。
 6月のとかちダービー(3歳オープン)からの巻き返しが多く見られるレース。3着◎ジェイホースに注目します。1着タカラキングダムは好凡走の差が大きく、2着マルホンリョウユウとも当時から40キロの加増と不安があります。その点、この馬は5月のとかち皐月賞(3歳オープン)も3着と安定しており、上とは30キロ差ついての670キロなら重賞初挑戦での制覇もあるか。
 ○マルホンリョウユウは、イレネー記念2着、とかち皐月賞1着、とかちダービー2着と世代トップクラスの1頭。とかちダービーからハンデが厳しくなっても問題にしないかもしれません。
 ▲ホクセイタイヨウのイレネー記念は、回避馬が出たため急遽の出走でしたが5着と健闘。今季4勝を挙げ、今回は文句なしの重賞出走です。とかち皐月賞、とかちダービーとも不出走のため直近の力関係は不明ですが、引き続きベテラン・阿部武臣騎手の手綱は心強いところ。
 △キョウエイプラスは、今季4戦してとかちダービー7着などひと息ですが、重賞2勝、2、3着各1回という戦績を考えれば押さえておきたいです。

【第8回開催6日目】
 7月31日(月)のメイン第11レースには、オッズパーク賞サマーカップ(オープン混合・20:15発走予定)が行われます。

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 オープンでも一線級は24日のとかち桂冠賞に出走しており、それ以外はこのレースでA1級と対戦。◎ミノルシャープに期待します。今回のオープン馬8頭は今季古馬オープン戦未勝利ですが、この馬は重賞・北斗賞3着、2開催前のミントスポット杯(オープン)2着と実績上位。特にミントスポット杯(馬場水分0.5%)はメムロボブサップに食い下がり、決め手あるブラックサファイアをしのいでおり中身が濃いです。馬場が重くなりそうなのもなにより。今季初勝利のチャンスといえます。
 ○サクラヒメは、ミントスポット杯3番人気・5着から前走の白鳳賞(5歳牝馬オープン)で今季初勝利。今回は自己条件ですが、先行策から勝負に出れば連勝の可能性も。
 4歳馬3頭は2開催前には、重賞・柏林賞に出走。なかでも最も人気を集めたのが▲ツガルノヒロイモノでしたが8着。しかし敗因は障害とハッキリしており、A1級のためオープン馬より軽いのも魅力。
 柏林賞3着△ヤマカツエース、2着△ヘッチャラも侮れません。

今週の見どころ(7/15~7/17)

2023年7月13日(木)

 7月16日(日)のメインには、重賞・旭川記念が組まれています。6月の北斗賞は今季の収得賞金170万円につき別定10キロ増で、今回は区切りが220万円にアップ。前回はインビクタのみ賞金ハンデを課され20キロ増でしたが、今回はインビクタ、キングフェスタ、メムロボブサップが10キロ増(ただし、キングフェスタは4歳10キロ減がある)となります。
 8月13日に実施されるばんえいグランプリのファン投票は7月17日(祝・月)の21時まで。投票された方のなかから抽選で株式会社柳月の銘菓、オッズ・パーク株式会社のクオカードなどが当たります(詳細はこちら)。

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【第7回開催4日目】
 7月15日(土)のメイン第11レースには、文月特別(A2級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催に1組の天の川特別を使われた馬が主力ですが、メンバー最先着の2着シンエイアロイ、5着ダイリンファイターが今回から特別戦では賞金ハンデ5キロを課されています。
 注目は◎マルホンリョウユウ。天の川特別がA2昇級初戦ながら4着。2着だった2走前のとかちダービー(3歳オープン)もそうでしたが、障害はスムーズとはいかないものの直線では見どころがありました。基礎重量増は息が入りやすくなる反面、障害でムラが出る懸念もありますが、先着された馬とのハンデ差が5キロ広がるのなら期待してもよさそうです。
 ○ヒメトラマジックは、2走前のムーンストーン特別(A1・A2級-2組決勝混合)では3着争いから差のない6着で、A2級馬として最先着。A2級同士の特別戦なら力上位といえます。
 ▲シンエイアロイは、2開催前のジュノー特別(4着)、天の川特別(2着)とも差し届かずも1組の特別戦で続けてメンバー最先着を確保。今回は賞金ハンデ5キロを課されますが、通算収得賞金順編成で相手が楽なため、大きな割引にはならないはず。
 天の川特別5着△ダイリンファイターも、障害次第で巻き返し可能です。

【第7回開催5日目】
 7月16日(日)のメイン第11レースには、第54回旭川記念(20:05発走予定)が行われます。

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 790キロから今季の収得賞金220万円につき10キロ加増となる条件で争われます。4歳2頭が回避し、コマサンエースが出走してきました。
 ◎メムロボブサップは今季、2走目のばんえい十勝オッズパーク杯(8着)以外はすべて勝利。6月の北斗賞はノーハンデだったとはいえ余裕を感じさせる逃げ切りでした。今回の賞金別定10キロ増は恵まれており、昨年に続く連覇が濃厚です。
 ○インビクタの北斗賞は、唯一賞金ハンデを課され、ほかの馬より重量が20キロ重く明らかに条件不利。しかし今回は賞金ハンデが10キロに減ります。メムロボブサップと同重量のため、先着するまでは微妙ですが、3着だった昨年と同じくらいのパフォーマンスは見込めます。
 ▲コマサンブラックは、3月のばんえい記念が3番人気で5着、ばんえい十勝オッズパーク杯と北斗賞が4番人気で5着。重賞未勝利ながら上位人気に推されているのは、障害巧者ぶりが評価されてのことでしょう。ここも大きくは崩れないはずです。
 △アオノブラックは、旭川記念は21年8着で、22年2着。北斗賞が出走取消だっただけに、状態面がカギといえます。

【第7回開催6日目】
 7月17日(祝・月)のメイン第11レースには、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:15発走予定)が行われます。

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 オープンのサクラヒメ、ミソギホマレの670キロからB2級のキャラメルミルク、フェアリーマイの630キロまで最大40キロ差つきます。なお同世代の牝馬同士の戦いは昨年11月の4歳女王決定戦・クインカップ以来です。
 ◎サクラヒメは、クインカップをハンデ差30キロで逃げ切り完勝しています。今回40キロ差つく現B2級の2頭はクインカップには不出走だったため、当時と実質最大30キロ差は変わりません。自己条件のオープンでは大事に乗られるためか、ためての直線勝負が多くなりますが、前走のミントスポット杯(オープン)では、コマサンブラックをとらえて5着と力の片りんは示しています。
 ○ミソギホマレは、クインカップで2着。2番手アバシリサクラの脚いろが鈍ったゴール前で一気に交わしています。続く天馬賞もサクラヒメの2着でしたが、その後の古馬戦ではライバルに水をあけられた感も。ただ同世代の牝馬同士なら力上位です。
 ▲アバシリサクラは、牝馬二強不在だった3月の5歳オープン・スターライト特別では牡馬アルジャンノオー(10日の5歳牡馬オープン・瑞鳳賞1着)と接戦の末2着に健闘しています。3着だったクインカップと比べ、上位2頭とのハンデ差が10キロ縮まるのは気になりますが、一角を崩せるとしたらこの馬です。
 △ホクセイサクラコは、クインカップに不出走でしたが、その後B1までクラスを上げています。減量が減っても今井千尋騎手との好相性は変わらず、特別戦でも粘り発揮に期待できます。

今週の見どころ(7/8~7/10)

2023年7月 6日(木)

 今開催には、10日(月)、17日(月)に5歳オープンの特別戦が組まれています。10日の瑞鳳賞は牡馬の限定戦です。一つ下の4歳はキングフェスタが先週の重賞・柏林賞を含む重賞6勝と一強ですが、5歳は牡馬オーシャンウイナー、牝馬サクラヒメが重賞各4勝の二強。牡馬・牝馬とも出走資格がある8月28日の準重賞・朱雀賞での対戦が楽しみになります。
 8月13日に実施される重賞・ばんえいグランプリのファン投票は7月17日(月)まで。投票された方のなかから抽選で株式会社柳月の銘菓、オッズ・パーク株式会社のクオカードなどが当たります(詳細はこちら)。

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【第7回開催1日目】
 7月8日(土)のメイン第11レースには、共和かかし祭記念(B1級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催の国際農業機械展杯(B1級-1組)上位2頭は昇級したため、メンバー最先着は3着▲ジェイホースワン。昨季同条件で3着惜敗があり、久々の自己条件の特別戦でも力を示しました。
 今回も久しぶりの特別戦となる実力馬がいます。◎ジェイエースは、昨季A1級の特別戦でアアモンドキーマン(現A1級)を差し切って勝利しています。今季B1へ降級しすべて平場戦を使われて1勝のみですが、戦歴的に特別戦ならさらに持ち味発揮が期待できます。
 ○ジェイウェイは、A2級-1組の特別を2戦連続2着で昨季を終えています。こちらは今季馬券絡みがありませんが、流れに乗り切れていない印象があり、条件替わりで変身が見込めるはず。
 △コマサンタカラは、A2級との混合だった前走でジェイウェイを寄せつけず押し切って今季初勝利。着順が良化傾向でしたが、ようやく結果が出ました。ここは相手が強いものの食い下がる場面もあるでしょう。

【第7回開催2日目】
 7月9日(日)のメイン第11レースには、飯塚オートレースG2開催(オープン混合・20:10発走予定)が行われます。

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 オープン2頭とA1級8頭が争います。
 ◎トワトラナノココロに注目します。A2へ降級した今季は初戦こそ4着でしたが、その後1勝、2、3着各3回とすべて馬券に絡んでいます。A1昇級後の2走前には、元オープン馬ヤマトタイコーの追い上げをしのいで今季初勝利を特別戦でマークし、前走こと座特別(A1級-1組)では唯一賞金ハンデを課されながらもメンバー最先着の3着。このメンバーなら主役を張れます。
 ○シンエイボブは紅一点。こと座特別は5着でしたが、重馬場でも鋭い末脚を発揮し、3着トワトラナノココロ、4着マルミゴウカイに迫っています。重量が重くなるシーズン後半に成績を落とす傾向があるため、いまが稼ぎどき。
 ▲コマサンエースは、4月29日の春駒特別でマルミゴウカイを、5月13日の五月雨特別ではシンエイボブをそれぞれ2着に下しています。その後オープンに昇級したためハンデは不利ですが、大きくは崩れないでしょう。
 こと座特別2着△コウテイ、4着△マルミゴウカイも圏内といえ激戦です。

【第7回開催3日目】
 7月10日(月)のメイン第11レースには、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:15発走予定)が行われます。

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 牝馬に出走資格がなく、オープンからA2級までとクラス差が小さいためハンデ差は最大20キロしかつきません。
 注目はもちろん◎オーシャンウイナーです。オープン格付の今季未勝利とはいえ、3走前の大雪賞ではアオノブラックに決め手比べで劣りましたが、コマサンブラックを差し返して2着。イレネー記念、ばんえいダービーなど世代限定重賞4勝の底力を感じさせました。
 ○アルジャンノオーは、もともと2歳の第1回能力検査で一番時計をマークし、ヤングチャンピオンシップを勝利した素質馬。大成できずにいましたが、船山蔵人騎手が主戦になった年明けから4勝と急上昇しています。新コンビ結成後、初のオーシャンウイナーとの対戦は楽しみです。
 ▲マルホンリョウダイは、1月の定量重賞・天馬賞が3着オーシャンウイナーから3秒2差の4着。着差ほど惜しい内容ではありませんが、3月の4歳混合重賞・ポプラ賞では20キロ差でオーシャンウイナーを逆転しています。今回10キロ差でどこまで食い下がるか。
 △イワキダイヤは、ここ1年で競走除外4回、約半年の休養と順調さを欠いていましたが、6月に4連闘と使い込めるようになった様子。前回同世代限定戦に出走したのが昨年9月の重賞・銀河賞で8番人気・3着と力は秘めており、穴候補です。

今週の見どころ(7/1~7/3)

2023年6月29日(木)

 7月2日(日)の柏林賞から4歳シーズンの三冠がスタートします。2019年はばんえいオークス馬ミスタカシマ、21年ははまなす賞勝ち馬ゴールドハンター、20年メムロボブサップ、22年オーシャンウイナーはばんえいダービー馬と、近年は3歳シーズンに重賞を制した実績馬が勝利しています。今年の注目もばんえいダービー馬キングフェスタでしょう。2~4歳の一冠目全制覇もかかります。
 8月13日に実施される重賞・ばんえいグランプリのファン投票が7月17日まで行われています。投票された方のなかから抽選で株式会社柳月の銘菓、オッズ・パーク株式会社のクオカードなどが当たります(詳細はこちら)。

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【第6回開催4日目】
 7月1日(土)のメイン第11レースには、国際農業機械展杯(B1級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 2開催前(5月27日)の黒岳特別以来となるB1級-1組の特別戦です。
 ◎テッチャンは、黒岳特別、前開催の1組と連勝。黒岳特別はB1昇級初戦でしたが早めに抜け出し、フナノダイヤモンドの追撃を振り切りました。近2走で今回のメンバーの多くに先着しており、賞金ハンデ5キロを課されても大勢に影響ないはず。
 ○ジェイホースワンは、前開催は2組に出走し勝ち馬が強かったものの5頭による2着争いを制しました。テッチャンと同世代ですが、こちらは5月のすずらん賞(4歳オープン)に出走しているように格上位。良績ある特別戦だけに互角以上です。
 ▲ブルーレジーナは、黒岳特別3着で、前開催の1組では2着。ともに差はわずかだけにハンデ差を考えれば逆転も。
 △マツノタイガーはA2からの降級馬。黒岳特別では7着でしたが、ハマると前走のような鋭い脚が使えます。

【第6回開催5日目】
 7月2日(日)のメイン第11レースには、第17回柏林賞(4歳・20:05発走予定)が行われます。

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 オープン720kgで、重量格による別定重量戦。6月5日のライラック賞(4歳オープン)から8頭が参戦し、当時から40kg増での争いです。
 ◎キングフェスタの重賞6勝目が濃厚といえます。ライラック賞は馬場水分2.4%の軽馬場で、スピード全開の鮮やかな抜け出しでした。今回ここまで馬場は軽くならないでしょうが、2走前のオープン特別戦(馬場水分0.8%)でも最後まで脚を伸ばしインビクタから僅差3着と実力断然です。
 ライラック賞はキングフェスタが圧勝しましたが、2着争いは4頭による接戦。もし馬場がそこまで軽くならなければ、4着○ホクセイウンカイの巻き返しがありそう。5月1日のすずらん賞(4歳オープン・馬場水分1.5%)では、ツガルノヒロイモノをゴール線上でとらえ、キングフェスタの2着でした。
 ▲ツガルノヒロイモノは、すずらん賞ではキングフェスタを積極的に追ったぶん終いに甘くなった感も。ライラック賞2着など世代上位の実力がありますが、重賞になると4着が最高となぜか結果が出ていません。
 △ヘッチャラは、キングフェスタ不在だった3月のポプラ賞(馬場水分2.3%)で重賞初制覇し、さつき特別は6着。戦歴的には軽めの馬場のほうが向くようです。

【第6回開催6日目】
 7月3日(月)のメイン第11レースには、天の川特別(A2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 前開催のジュノー特別(A2級-1組)の上位5頭中、3着ホクセイウンカイ(柏林賞へ出走)を除く4頭が出走します。
 注目は4着だった◎シンエイアロイ。ジュノー特別を勝っていれば柏林賞に出走していた可能性もありますが、ゴール前5頭の争いからわずかに後れました。しかしA2昇級初戦で接戦に持ち込めたことは自信になったはず。2着ホクショウカップに加え、1着オールラウンダーも今回は賞金ハンデを課されており、逆転を目指します。
 5着○ダイリンファイター、2着▲ホクショウカップと、ほかの上位3頭との違いは障害がひと腰で切れたか、切れなかったか。特にダイリンファイターはひと腰が叶えばハンデ差を考えても反撃がありそうです。
 △オールラウンダーは、水無月特別、ジュノー特別と連勝中。ただともに僅差での勝利だけに、ハンデが不利なここも勝ちきるには展開の味方が必要かもしれません。

今週の見どころ(6/24~6/26)

2023年6月22日(木)

 6月17日に今年はじめて真夏日となった帯広。次週7月2日(日)の4歳重賞・柏林賞を皮切りに、3歳、4歳の三冠がスタートします。三冠がない5歳世代も、8月28日の準重賞・朱雀賞へ向けた牡馬、牝馬それぞれの特別戦(7月10日、17日)も組まれており、若い世代のレースにも注目です。
 6月24日(土)の13時より、8月13日に実施される重賞・ばんえいグランプリのファン投票がスタートします。投票された方のなかから抽選で株式会社柳月の銘菓、オッズ・パーク株式会社のクオカードなどが当たります(詳細はこちら)。

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【第6回開催1日目】
 6月24日(土)のメイン第11レースには、拓成湖特別(B2級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 B2級単独での特別戦が組まれるのは今季初。トップハンデでも650キロと軽量ですが、平場戦の前走より20~30キロの重量増を克服できるかがカギでしょう。
 特別戦の経験に乏しい4歳が6頭と多いですが、昨年12月30日のファイナルカップ(B3級-1組)で前走比30~35キロ増で掲示板に載った馬に注目します。
 ◎アサゾラは、ファイナルカップ5着でしたがしぶとく伸びて3着争いを演じました。B2級スタートの今季すでに2勝。前走2組は大逃げを打って押し切る強い内容で特別戦でも主役の資格十分です。
 ○グリフィスは、今季2度の9着大敗がともに1組ですが、流れに乗りやすいという意味では特別戦は歓迎のはず。8番人気で抜け出しを決めたファイナルカップの再現を狙います。
 5歳以上では▲キャラメルミルクに注目。世代限定を含め特別戦初挑戦ですが、メンバー中で唯一、今季B2級-1組で勝利している実績上位。前走が減量ある今井千尋騎手でリズムを作って、主戦の阿部武臣騎手へ戻るというのも好感できます。
 △スーパーシンデレラは、B2昇級初戦の1組で2着に入った勢い魅力。なお、中村太陽騎手は通算50勝を挙げたため、この開催から平場戦での10キロ減がなくなっています。

【第6回開催2日目】※メジロゴーリキは出走取消
 6月25日(日)のメイン第11レースには、ミントスポット杯(オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 重賞・北斗賞の翌週ですが、1~3着馬が出走してきます。
 ◎メジロゴーリキは、重量を課される重賞のばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞の2着は納得ですが、今季特別2戦でも馬券に絡んでいます。今回一線級といえるのはこの馬とメムロボブサップくらい。賞金ハンデ5キロを課されても苦にしないはず。
 ○メムロボブサップは、北斗賞を逃げ切り完勝。しかし、ライバルのアオノブラックが出走取消なら順当勝ちといったところでしょう。こちらも10キロ程度の賞金ハンデなら影響はありません。
 ▲オーシャンウィナーは、初の古馬重賞挑戦となった北斗賞では8着。古馬の壁を実感させられました。とはいえ2走前の大雪賞(オープン)でアオノブラックの2着があるように、ここなら見せ場以上があるかもしれません。
 大雪賞3着△コマサンブラックも、もう少しやれていいでしょう。
 
【第6回開催3日目】
 6月26日(月)のメイン第11レースには、こと座特別(A1級-1組・20:15発走予定)が行われます。

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 ◎コウテイに注目します。A1級スタートの今季は、すべて特別戦を使われて、1勝、2着と4着が各2回と大崩れがありません。それは、古馬重賞未出走ながら、ばんえい記念に挑戦したほどの障害力に基づくものです。前走のシルバーカップはゴールドハンターが決め手の違いを見せつけましたが、障害2番手から危なげのない2着。コマサンエース、ブラックサファイアらオープン馬6頭に先着しています。
 ○シンエイボブは、前走A1級の平場戦では6着まででしたが、今季A1級の特別戦では3、2着とともに馬券絡みしています。5月13日の五月雨特別では、ほぼ同時に障害を降りたコウテイ(4着)を突き放しての2着と、決め手比べならこちらに分があります。
 ▲ヤマトタイコーは、着順が右肩上がりで、前走ムーンストーン特別(A1・A2級-2組決勝混合)は格下相手でしたが2着に歩いています。2月のウィナーズカップ3着などがある実績馬が復活したと見ていいでしょう。
 前走では同馬を振り切って1着△トワトラナノココロも、当然勝ち負けが期待できます。

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