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今週の見どころ(3/18~3/20)

2023年3月16日(木)

 ばんえい十勝は今シーズンラストの3日間。3月19日(日)には、これからのばんえい競馬を担っていく3歳馬によるイレネー記念、20日(月)には、現在のばんえい競馬をけん引している4歳以上によるばんえい記念のBG1重賞2レースが組まれています。
 ところで、年度リーディング争いは、ジョッキーでは、鈴木恵介騎手が200勝を挙げトップを確定させていますが、トレーナーは、坂本東一調教師116勝、金田勇調教師112勝、服部義幸調教師110勝と接戦。もし3調教師が同じ勝ち数で並んだ場合は、2着数の差で金田調教師がトップになります(数字は3月13日終了時点)。

☆今季ラストウイークの発走時刻、イベントなどはこちら


【第25回開催4日目】
 3月18日(土)のメイン第11レースには、オッズパーク賞スターライト特別(5歳オープン・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 4歳シーズン三冠最終戦の天馬賞は、サクラヒメが楽々と逃げ切り、4着までが10秒差以内。その上位4頭が不在なら、5着だった◎コウシュハハリアーが最有力です。定量760キロ戦で障害をひと腰6番手で越えると、ネオキングダムを早々ととらえ歩き切っています。今回はクラス別定重量でA1級のこの馬は740キロで出走可能なのも有利といえます。
 ○ネオキングダムは、イレネー記念、ばんえいダービーとも2着、天馬賞6着とこのメンバーでは実績上位。2月のダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)では、軽ハンデのマルモタイショウに逃げ切りを許したものの、天馬賞3着馬オーシャンウイナーに迫る脚を見せて3着(コウシュハハリアーは9着)と重量増は合います。ただ2歳12月を最後に勝ち星がないことを考えると勝つまではどうか。
 牝馬▲サクラシュンカは、天馬賞不出走で、ダイヤモンドダスト賞8着と格下感は否めません。ただ前走で定量500キロのスピードスター賞を使われたことが刺激になれば、最軽量を生かして粘り込む場面はありそう。
 △マルモタイショウは、ダイヤモンドダスト賞が世代オープン戦初勝利。しかも強豪オーシャンウイナーを破って地力強化を印象づけました。ここは相手が楽ですが、ハンデを課されており試金石です。

【第25回開催5日目】
 3月19日(日)のメイン第11レースには、重賞・第54回イレネー記念(3歳・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 牡馬690キロ、牝馬670キロの定量で明け3歳のチャンピオンを決定します。
 牡馬限定重賞・翔雲賞馬◎キョウエイプラスに注目します。三冠路線では、調整ひと息だったナナカマド賞こそタカラキングダムの2着に敗れましたが、ヤングチャンピオンシップで雪辱。前走の3歳A級-1組では、最大65キロ(牡馬同士では30キロ)差のトップハンデながら2番手から早め先頭に立ち楽勝と底力を示しました。
 ○タカラキングダムは、デビューから一度も馬券圏を外しておらず、二冠では1、2着。ただ翔雲賞ではキョウエイプラスより重量が10キロ軽くても3着だったことから、逆転には展開の味方が必要でしょう。
 ▲マルホンリョウユウは、デビューが7月中旬でしたが、ナナカマド賞3着、翔雲賞2着を含めすべて3着以内とほぼ底見せずの成績を残しています。ヤングチャンピオンシップ(牡馬590キロ+賞金ハンデ)不出走のため、翔雲賞では経験があった570キロから80キロも重量が増えていましたが、きっちり障害ひと腰でまとめていたのも印象的でした。
 △スーパーチヨコは、黒ユリ賞1着以来の出走。ヤングチャンピオンシップがあった開催の2歳A級-1組では、マルホンリョウユウとの一騎打ちをモノにしており、牡馬相手でもヒケを取りません。

 3月20日(月)の見どころはイレネー記念後、こちらに掲載します。

今週の見どころ(3/11~3/13)

2023年3月 9日(木)

 ばんえい十勝は、今週・来週の6日間がシーズン最終開催となり、重賞が3レース実施されます。その第1弾は3月12日(日)のポプラ賞。昨夏の3歳・4歳混合重賞・はまなす賞から約7カ月を経て、1歳ずつ年を重ねた両世代の精鋭が再び激突します。出走予定馬は、はまなす賞1~5着馬と同レース不出走だった5頭。なお明け5歳にとってはラストの世代限定重賞となります。

☆3/19イレネー記念、3/20ばんえい記念の発走時刻についてはこちら

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【第25回開催1日目】
 3月11日(土)のメイン第11レースには、第2回とかちえぞまつ特別(オープン・19:30発走予定)が行われます。

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 今開催には、ばんえい記念に加え、4歳・5歳混合のポプラ賞、4歳オープン・クリスタル特別、5歳オープン・スターライト特別が組まれているため、すべて6歳以上。前開催のうお座特別(オープン-2組)から7頭が参戦しています。
 注目は他路線組から◎ブラックサファイア。正月の準重賞・ばんえい十勝金杯2着、2開催前のウインターカップ(オープン)1着など、オープン2番手の相手関係なら実績上位です。前走は定量500キロ路線の決勝・スピードスター賞で断然人気キングフェスタの2着に好走。ウインターカップより賞金ハンデが5キロ増え15キロとなりますが、主役はこの馬です。
 相手も別路線組で○コマサンエース。ウインターカップは4着でしたが、スピードスター賞3番人気ブラックサファイアが勝ち、同2番人気ゴールドハンターが2着とスピードが要求される条件(馬場水分3.5%)だっただけにむしろ健闘といえます。時計がかかるこのところの馬場なら障害力を生かして前残りがあります。
 ▲カイセドクターは、11月の重賞・ドリームエイジカップ2着や、オープン-1組で善戦を続けていただけに、うお座特別の3番人気で7着は残念でした。このところ障害でのカカリがひと息ですが、タイミングひとつで反撃が可能でしょう。
 △ナカゼンガキタも、うお座特別は2番人気で5着と人気を下回りました。ただ障害でのロスがなければ際どかったはずで見限りは禁物です。

 【第25回開催2日目】
 3月12日(日)のメイン第11レースには、重賞・第44回ポプラ賞(4歳・5歳混合・19:25発走予定)が行われます。

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 オープン馬は770キロ(オープンの牝馬750キロ)から今季の収得賞金200万円につき別定10キロ増。明け5歳の天馬賞馬サクラヒメが賞金ハンデ40キロ増で牝馬ながら790キロを課されます。牡馬クリスタルコルド、ヤマカツエース、ヘッチャラも賞金ハンデ20キロで790キロでの出走。なお3歳二冠を制したキングフェスタが回避し、ツガルノヒロイモノが出走します。
 注目は◎オーシャンウイナー。定量戦の天馬賞では勝ち馬に突き放されての3着でしたが、今回はサクラヒメ790キロに対しこの馬は780キロと重量比較で断然有利。4歳時のポプラ賞では10キロ重い790キロで制しているのも恵まれており、連覇を目指します。
 A1級馬は今季の賞金額に関係なく牡馬760キロ(牝馬740キロ)で出走可能。○マルホンリョウダイは、天馬賞4着でしたが、オーシャンウイナーとはほぼ同時に障害を降りて切れ味の差。A1昇級初戦だったことを考えればオープン馬相手によく戦いました。オーシャンウイナーと20キロ差つけば差はないはず。
 A1級の4歳牝馬▲ダイヤカツヒメは、最軽量740キロが魅力。2月の重賞・チャンピオンカップでは、メムロボブサップ、アオノブラックらを相手に760キロで障害ひと腰から残り10メートルまで優勝争いに加わって5着と見せ場を作りました。
 △サクラヒメは、前走の牝馬重賞・ヒロインズカップは50キロ差のトップハンデで追い込んで5着ですが、脚を余していた印象。定量戦の天馬賞が持ったままの楽勝だっただけに、無印にはできません。

【第25回開催3日目】
 3月13日(月)のメイン第11レースには、白樺賞(A1級-1組混合・19:25発走予定)が行われます。

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 今季の収得賞金が少ないオープン馬と、収得賞金が多いA1級馬による争い。出走10頭中9頭の前走条件はオープン・A1級の混合ですが、特別戦(雪月花特別)から4頭、平場戦から5頭が出走します。
 平場戦組から◎ニセコヒカルに期待します。3走前の牝馬重賞・ヒロインズカップ2着、2走前の如月特別(A1級-1組)3着など、今季の馬券絡みは特別戦・準重賞・重賞でしたが、前走の平場戦でも3着と好走。やや時計がかかる馬場になっているとはいえ、不適な条件でも馬券絡みして調子の良さをアピールしています。特別戦になるのは当然歓迎です。
 ○ヤマトタイコーは、オープン-2組の特別戦、準重賞、雪月花特別と3走続けて3着。前走は勝った実績断然アアモンドグンシンから離されたものの、キョウエイリュウの追撃は振り切っています。キレよりしぶとさというタイプだけに、特別戦の流れは合っています。
 ▲キョウエイリュウは、雪月花特別4着。近走、障害で崩れたのは2走前のウインターカップ(オープン)だけで、基礎重量が10キロ増えても大丈夫でしょう。
 △ジェイエースは、前走の平場戦が3番人気で10着と不本意。ただ、それまで特別戦で好走続きだったことを考えれば、見直す余地はあります。

今週の見どころ(3/4~3/6)

2023年3月 2日(木)

 3月5日(日)のメインには、準重賞・スピードスター賞が組まれています。定量500キロ路線の決勝戦で、疾風賞、地吹雪賞の各予選上位5頭に出走権があります。近2年を連覇したメムロボブサップは、22年は続く負担重量2倍(1000キロ)のばんえい記念でも2着とオールラウンダーぶりを発揮し驚かせました。昨年から引き続き出走予定なのは、ゴールドハンターとシンエイボブのみ。新たなスピード王はどの馬でしょうか。

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【第24回開催4日目】
 3月4日(土)のメイン第11レースには、弥生特別(B1級-1組・19:25発走予定)が行われます。

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 3開催前(1月14日)のガーネット特別以来となるB1級の特別戦。同レースの勝ち馬レグルスも出走していますが、当時B2級だった◎ブルーレジーナに注目します。ひと息のレース続きでしたが、2走前のB2級-1組で減量がある小野木隆幸騎手に乗替わってから1、3着と上昇。今回はB1昇級初戦の特別ですが上昇の勢いは侮れません。
 ○ホクセイサクランボは、3開催前の4歳牝馬オープン・ばんえいプリンセス賞6着でしたが、その後、減量がある中村太陽騎手→今井千尋騎手で2連勝。こちらも好調を持続しており、賞金ハンデ10キロ増でも勝ち負けに期待します。
 ▲レグルスが3番手。前走1組の平場戦ではホクセイサクランボから離れた7着でしたが、ガーネット特別1着など実績ある条件で見直せるはず。
 ガーネット特別5着△コマサンタカラも前走10着から巻き返しを期します。

【第24回開催5日目】
 3月5日(日)のメイン第11レースには、準重賞・スピードスター賞(4歳以上選抜・19:25発走予定)が行われます。

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 このレースを2連覇していたメムロボブサップが不在ですが、すんなり"前年の2着馬ゴールドハンターが中心"とはならない雰囲気があります。
 注目は、5歳牝馬◎サクラヒメ。10月の予選・疾風賞を44秒4という速い時計で制しています。一騎打ちの末、コンマ4秒差2着だったキングフェスタが明け4歳となり若馬減量の恩恵が少なくなっていることや、前述ゴールドハンターに3秒0と軽量戦では決定的ともいえる着差をつけていることも強気にさせます。
 12月に行われたもうひとつの予選・地吹雪賞が1番人気で1着○タカナミが相手。疾風賞と比べ相手関係は楽でしたが、ロードヒーティング稼働後の馬場での好結果だけに信頼に値するはず。
 地吹雪賞2着▲ブラックサファイア、疾風賞3着△ゴールドハンターはオープンでも通用する決め手の持ち主。ただ、減量がある明け4歳や5歳、牝馬が7頭もいるメンバーに入ると重量的に不利な印象は否めません

【第24回開催6日目】
 3月6日(月)のメイン第11レースには、うお座特別(オープン-2組・19:25発走予定)が行われます。

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 出走10頭中9頭の前走は重賞・チャンピオンカップ、準重賞・ウィナーズカップ、オープン・ウインターカップのいずれかです。
 ウィナーズカップ6着◎カイセドクターに期待。重量増に加え、賞金ハンデも通常の15キロではなく20キロで790キロと厳しい条件もあってか障害で苦戦しました。しかし今回は惜敗の4着だった2走前の六花特別(オープン-1組)と同じ775キロに戻ります。しかも2組なら巻き返し必至といえます。
 ○ナカゼンガキタは、チャンピオンカップが見せ場大きい4着。ハンデ差はあったとはいえ初の重量800キロで、3着メムロボブサップと1秒3差というのは自信になります。こちらも2組ならヒケを取りません。
 ▲コウテイは、六花特別でカイセドクターと僅差の5着。引き続き5キロ差なら食い下がりに警戒。
 △ノエルブランは、ウインターカップで障害が立て直されました。引き続き770キロだけに、10着だった六花特別のようなことはないはずです。

今週の見どころ(2/25~2/27)

2023年2月23日(木)

 2月25日(土)からシーズン最終日の3月20日(月)までは準ナイター開催。第1レースが14時ころ、最終第12レースが20時ころ発走と、薄暮開催より約1時間繰り下げての実施となります(詳細はこちら)。
 25日メインの雪月花特別に、アアモンドグンシンが出走。3月20日のばんえい記念への参戦も想定される実力馬(20年チャンピオンカップなど重賞4勝)の半年ぶりの実戦に注目です。

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【第24回開催1日目】
 2月25日(土)のメイン第11レースには、雪月花特別(A1級-1組混合・19:25発走予定)が行われます。

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 ◎アアモンドグンシンは、7月の旭川記念(第2障害で競走中止)から約半年ぶりの実戦。障害で自身のカカリもよくありませんでしたが、隣枠の馬が倒れ込んできた影響が大きかったように見え、不完全燃焼の一戦でした。戦歴から休み明けを苦にする感じではなく、格下相手では負けられません。
 ○コマサンエースは、前開催のウインターカップ(オープン)では7番人気で4着。決め手ある馬が上位を占めるなか、先行して踏ん張りました。2走前・平場のオープン-2組がひと息で、特別戦で変わり身を見せた格好だけに引き続き注目。
 ▲キョウエイリュウは、ウインターカップでは1番人気で9着。とはいえA1級混合の特別戦では、出走機会として2走続けて2着の好相性。アアモンドグンシン以外のオープン馬とは差がありません。
 △ヤマトタイコーは、平場のオープン-2組、前走の準重賞・ウィナーズカップとも3着とクラス慣れが感じられます。

【第24回開催2日目】
 2月26日(日)のメイン第11レースには、然別賞(オープン-1組・19:30発走予定)が行われます。

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 大勢は重賞・チャンピオンカップと準重賞・ウィナーズカップ組の対戦です。
 チャンピオンカップが2着惜敗だった◎インビクタに注目。重量820キロとハンデに恵まれたこともありますが、逃げて勝ちに等しい走りでした。800キロ台前半くらいまでの重量での信頼度は高く、785キロの今回も粘り強い走りが期待できます。
 ○マツカゼウンカイは、ウィナーズカップを勝って2連勝。900キロの帯広記念7着を除けば、掲示板を外さない走りを続け充実しています。逃げのインビクタに、追い込みのマツカゼウンカイがどこまで迫れるでしょうか。
 ▲コマサンブラックは、ウィナーズカップの2着馬。年明けにオープン-1組特別戦を連勝と地力強化しており、チャンピオンカップ組が相手でもヒケを取りません。
 △ミソギホマレが穴。若馬の減量に加え、今回は紅一点のため750キロの最軽量が有利です。初の810キロだった前走の重賞・ヒロインズカップこそ障害で苦戦しましたが、基本的には障害巧者で巻き返しが見込めます。

 【第24回開催3日目】
 2月27日(月)のメイン第11レースには、深雪特別(A2級-1組・19:25発走予定)が行われます。

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 ここ2開催にA2級の特別戦は組まれておらず、3開催前の吹雪特別でのメンバー最先着馬も8着。波乱含みの一戦です。
 ◎ジェイウェイは、昇級後は平場戦ばかり走ってすべて5着以内と安定。今井千尋騎手に乗替わった前走では2着に逃げ粘ってA2級で初の連対を果たしています。平場戦で今井騎手が乗っていいリズムを作り、続く特別戦や重賞で好成績を挙げるパターン(ベニサクラ、ナカゼンガキタ)も見られておりここは注目です。
 ○テンリュウフジは、A2昇級後の2走ではひと息ですが、B1級時代は、年明けの北海道競馬記者クラブ特別3着をはじめ特別戦に良績。条件替わりは悪くないはず。
 ▲アバシリサクラは、明け5歳のため特別戦では10キロ減があります。前走2組の平場戦では5着でしたが巻き返しが期待できます。
 △ジェイコマンダーは、同じ前走では1番人気で9着と思わぬ敗戦。しかしそれまでの安定ぶりから反撃もありそう。

今週の見どころ(2/11~2/13)

2023年2月 9日(木)

 2月12日(日)のメインには、3歳牝馬による重賞・黒ユリ賞が組まれています。前週に行われた牡馬による翔雲賞と同様に非三冠重賞ですが、こちらは定量戦。3月のイレネー記念では、帯広1場開催となってから牝馬の勝利はなく、出走馬は大きなチャンスを生かしたいところでしょう。

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【第23回開催1日目】
 2月11日(祝・土)のメイン第11レースには、如月特別(A1級-1組・18:30発走予定)が行われます。

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 前開催で4歳の白雪賞、5歳のダイヤモンドダスト賞、4歳以上牝馬による重賞・ヒロインズカップを使われていた馬が加わり、前回のミツウマオーセンティック杯から半数以上のメンバーが入れ替わっています。
 しかし注目はミツウマオーセンティック杯(A1級)組で、なかでも3着◎オールラウンダー。今季の収得賞金が少ないため近走は平場戦を使われることが多かったものの、前走では障害2番手クリアから3頭横一線の優勝争いを演じており、やはり特別戦が合うようです。6日の競馬のあと第2障害の砂をほぐす工事が行われたことで、今回は障害力のある馬が有利になりそう。逃げ切りに期待します。
 ○ニセコヒカルは、A1へ昇級後2度の馬券絡みはともに牝馬限定戦。前走ヒロインズカップでは重量780キロを障害ひと腰でまとめ2着に逃げ粘っており、こちらも登坂力勝負は望むところ。牡馬相手にどこまでやれるでしょうか。
 ミツウマオーセンティック杯がオールラウンダーと大接戦の2、1着▲アアモンドキーマン△ジェイエースも当然有力。ただし前回不在だった牝馬や減量ある4、5歳馬が加わることで流れに戸惑うようだと、障害でモロさが出る懸念もあります。

【第23回開催2日目】
 2月12日(日)のメイン第11レースには、第48回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:25発走予定)が行われます。

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 定量640キロで2歳シーズンの女王を争います。
 ◎スーパーチヨコが人気の中心。6月の新馬戦から3連勝し、8月の牝馬オープン特別・白菊賞で2着がある実績馬。しかしその後順調さを欠き、ナナカマド賞、十勝産駒特別がある時期を休養に充てたことが奏功し、復帰後すべてA級-1組を使われながらも【1-3-1-1】と立ち直っています。メンバーが揃ってくる秋以降の1組で、牝馬にしてこの安定感は女王にふさわしい戦歴といえます。
 ○ココロホマレは、今季最初の新馬戦でデビューし、若さが目立つレースもありましたが、年末のB級-3組勝ちあたりから走りが安定。前走のB級-1組が2着に19秒2もの差をつけての逃げきり勝ちで、勢いが出てきました。相手は強いですが、父が重賞21勝のカネサブラック、母が黒ユリ賞2着、ばんえいオークス3着のマゴコロという血統背景に注目してみる手はあるでしょう。
 ▲タカラヴェルベーヌは、9月の牝馬オープン特別・いちい賞でキレ味を見せて勝利すると、十勝産駒特別も牝馬最先着の6着と実績上位。秋以降は掲示板に載るのも厳しい状況ですが、A級-1組や2組で揉まれてきたキャリアは侮れません。
 △ルイズは、近5走のうち3走でタカラヴェルベーヌと対戦しすべて先着。連争い候補の1頭です。

【第23回開催3日目】
 2月13日(月)のメイン第11レースには、準重賞・ウィナーズカップ(4歳以上選抜・18:30発走予定)が行われます。

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 定量500キロ戦を除く今季の特別戦勝ち馬(次週のチャンピオンカップ編成馬除く)から、通算収得賞金順の編成。前走がオープン-1組の六花特別、オープン-2組の平場戦だった馬の争いです。
 ◎カイセドクターに注目。柏林馬事公苑特別5着、六花特別4着と勝ちきれませんが、同じように差し届かずのレース続きだったマルミゴウカイが11日のメインを勝利。差し馬にもチャンスが見込める馬場状態になっているとしたら狙ってみたい1頭です。
 ○コマサンブラックは、柏林馬事公苑特別、六花特別と1組の特別戦を連勝中。3走前の重賞・帯広記念は3着で充実しています。先行して障害力を生かすタイプで、ここも前残りがあります。
 ▲マツカゼウンカイは、昨年の当レースで2着。近2走は2組を使われていますが、1組の特別戦でも通用する力があり、前述2頭より10キロ軽ければ差はないはず。
 △ミノルシャープは、六花特別が7着。ひと押し足りない面は否定できませんが、700キロ台後半の重量では安定しています。


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