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今週の見どころ(5/4~5/6[5/5カーネーションカップ])

2024年5月 2日(木)

 ゴールデンウイーク後半戦のばんえい十勝、5月5日(祝・日)のメインには牝馬重賞・カーネーションカップが組まれています。前週の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯は昨季の収得賞金順の編成でしたが、3着インビクタ(昨季の収得賞金745万6千円)、4着コウテイ(同632万8千円)と同等の賞金を稼いでいた牝馬のサクラヒメ(同861万6千円)、ダイヤカツヒメ(同641万6千円)はこちらにまわってきました。なお出走予定の10頭中8頭が5歳と特徴的なメンバーとなっています。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…3万1,990円
5重勝単勝式…なし

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【第2回開催4日目】
 5月4日(祝・土)のメイン第11レースには、スーパージョッキー賞(3歳以上B級選抜・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。
 昨季の格付重視で、◎ピンチハチャンスに注目。昨夏のA1昇級初戦での競走中止以降、精彩を欠きましたが、特別戦から解放され上昇気流に乗り、シーズンラスト6戦が【1-3-1-1】の安定感。B1へ降級した今季2戦とも2着と好気配を保っています。通算33勝のうち29勝を挙げている鈴木恵介騎手の手綱は心強いです。
 ○マサタカラは、5歳シーズンの昨季初戦でA2級-1組の特別戦を勝ち、A1級で揉まれてきました。今季初戦の卯月特別(B1級-1組)ではピンチハチャンスを差し切っています。昨季は島津新騎手が多く乗っていますが、今季2戦と同様、今回は金田利貴騎手が騎乗します。
 ▲アサゾラは、A2からB1へ降級した今季初戦5着で、2走目3着。22年シーズンは初戦から3、2、1着で、昨季は初戦4着から2戦目で勝利と叩き良化の戦歴だけにここは注目。手綱は菊池一樹騎手です。
 △リュウセイペガサスは昨季A1格付で、今季初戦の卯月特別は、マサタカラ、ピンチハチャンスに続く3着でした。逃げてどこまで踏ん張れるか。前走に続き渡来心路騎手が騎乗します。

【第2回開催5日目】
 5月5日(祝・日)より2歳新馬戦がスタート。4月14日の第1回能力検査を突破した馬たちがデビューを迎えます。

★5月5日の新馬情報★
第2レース]ウンカイダイマオー 第1回能力検査3番時計(2:22.7)
第3レース]スーパーシン 第1回能力検査2番時計(2:19.7)

 5月5日のメイン第11レースには重賞・第17回カーネーションカップ(3歳以上牝馬・20:05発走予定)が行われます。

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 ◎サクラヒメは、5歳シーズンの昨季初戦が当レースで2着。第2障害で転倒しかけた不利はありましたが、それにしても逃げ切ったダイヤカツヒメの強さは群を抜いていました。年明けの牝馬重賞・ヒロインズカップでも同馬の3着に敗れていますが、ハンデ差は各30キロ、40キロときつかったのも事実。今回の10キロ差なら逆転濃厚。
 ○ダイヤカツヒメは、11月の4歳女王決定戦・クインカップでは4着。勝ったのは10キロ軽いアローリキヒメで、同じ重量だったシンエイアロイ(2着)にも先着を許しましたが、夏前に減らした体重が戻り切っていませんでした。その後、ヒロインズカップを勝つなど立て直されました。2連覇も十分。
 ▲アローリキヒメは、昨季の4歳女王。その後は未勝利でしたが、古馬一線級相手の重賞・チャンピオンカップで4着など力の片鱗は見せています。
 △ピュアリーナナセは、昨季のカーネーションカップ3着で、ヒロインズカップ2着。サクラヒメ、ホクセイサクランボとともに3頭出しで、牝馬重賞に実績ある今井茂雅厩舎の馬だけに軽視できません。

【第2回開催6日目】

★5月6日の新馬情報★
第2レース]スターイチバン 第1回能力検査1番時計(2:12.6)
第3レース]カイウンダイマオー 第1回能力検査9番時計(2:47.5)

 5月6日(振・月)のメイン第11レースには、菖蒲特別(A2・B1級-1組決勝混合・20:05発走予定)が行われます。

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 A1、A2、B1級の3クラス混合戦です。
 昨季A1から今季B1へ2クラス降級した馬が4頭。なかでも◎ダイリンファイターに注目します。昨季最終開催日の大平原特別(A1級-1組)を勝ちながら今季B1へ降級し、2組で2着、1組で1着と近況も充実しています。シーズンまたぎの近3走で今回のほとんどの馬に先着しており、連勝が期待できます。
 相手はダイリンファイターと近走で対戦していない馬から○ヤマトタイコーが筆頭格。8月のオープン昇級後の馬券絡みはすべてA1級との混合戦で、昨季A1級だった馬なら互角以上。この馬もオープンからA2へ2クラス降級しています。
 ▲キョウエイリュウは、昨季通してオープン格付でここに入れば実績上位。ただ現A1級で降級幅が小さく、今季初戦の特別で障害に手こずっていたのが気になります。
 △ホクショウカップは、ダイリンファイターと近3走すべて先着されていますが、差は5秒前後と悲観するほどではありません。ただ今回は島津新騎手が19年1月以来、2度目の騎乗で変わり身があるかもしれません。

今週の見どころ(4/27~4/29[4/28ばんえい十勝オッズパーク杯])

2024年4月25日(木)

 開幕週の連続5日間開催から中3日で、ばんえい十勝はゴールデンウイーク開催に突入。4月28日(日)のメインには、春一番の古馬重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯が組まれています。4年連続での出走となるメムロボブサップ、アオノブラック、昨年初挑戦で勝ったインビクタの8歳が最高齢で、5歳も3頭と例年より若返ったメンバーです。
 なおレース実施にあわせオッズパークでは、特設サイトを公開中。お得なキャンペーンが実施されるほか、オッズパークLIVEの生配信も行われます。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…240万7,510円
5重勝単勝式…なし

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【第2回開催1日目】
 4月27日(土)のメイン第11レースには、すずらん賞(4歳オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 過去にはオープン馬(牡馬670キロ)が、20年1着アオノブラック、21年3着キョウエイリュウ、23年1着キングフェスタなど上位争いしていますが、今年はタカラキングダム、マルホンリョウユウのA1級が最高で抜けた馬がいません。最軽量610キロの牝馬アバシリサクラが勝った22年のように軽ハンデ馬に注目です。
 ◎スーパーチヨコは、B1級の牝馬で最軽量620キロ。しかしばんえいオークス2着、ばんえいダービー4着などオープン級の実績があります。昨季は2月が最終出走で、他馬より実戦から遠ざかっていた今季初戦のB1級-3組混合で、A1からの降級馬アオノソルテをコンマ5秒差まで追い詰めての3着も評価できます。
 ○クリスタルゴーストは、年明け5、3、3着から3連勝をマーク。昨季最終出走となったクリスタル特別(4歳オープン)は直線1度止まったものの、終わってみれば逃げ切っての楽勝でした。同レースには不在だった同世代の一線級との対戦となるここで結果を出せれば、今後が楽しみです。
 ▲ジェイヒーロは、ばんえいダービーが出走取消でしたが、3月の5歳混合重賞・ポプラ賞で逃げて、4歳として最先着の4着は能力の高さを示すもの。A2からB1へ降級しておりハンデ有利に臨めます。
 △アシュラダイマオーもA2からB1へ降級。昨季は2歳王者の看板どおりの活躍とはいきませんでしたが、終盤に復調を感じさせました。

【第2回開催2日目】
 4月28日(日)のメイン第11レースには、第18回ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜・20:00発走予定)が行われます。昨季の収得賞金順の編成でA1級のゴールドハンターも出走しています。

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 ◎アオノブラックは、21、22年とこのレースを連覇。昨季は初戦で障害に手こずったためか、過去2年ほど攻めていかず差し届かずの3着でした。ただ当時は金田利貴騎手が2度目の騎乗で手の内に入れていなかったかもしれません。その後、金田騎手で重賞3勝。もはやゴールデンコンビといえ、3度目の制覇が期待できます。
 ○メムロボブサップは、このレースには過去3回参戦し2、2、8着。昨年は障害のカカリが本物ではなく、力負けでなかったことはその後の成績が証明しています。今季初戦のスプリングカップ(オープン)でライバルたちを突き放しており、今年こそ制覇を狙います。
 ▲インビクタは、昨年の勝ち馬。2強とも力を出せなかった面は否めませんが、見事な逃げ切りでした。シーズン初戦と2戦目は【2-3-2-2】(4歳以上)で馬券に絡めなかった2回も4着と春先は得意なだけに、馬券に欠かせません。
 △コウテイは、2年連続シーズン初戦を勝利。重賞未勝利で、ここで好成績を挙げれば、今季の古馬戦線で台風の目になる可能性もあります。

【第2回開催3日目】
 4月29日(祝・月)のメイン第11レースには、春駒特別(オープン・A1級混合・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 ◎ヤマカツエースは、今季初戦のスプリングカップ(オープン)では、メムロボブサップ、アオノブラックに次ぐ3着。2着アオノブラックとは決め手の差だけといえるコンマ6秒差でした。5歳シーズン初戦で強豪たちと同じ重量で好勝負できたのは自信になるはず。A1級混合と相手が下がるここは前進必至です。
 ○コマサンブラックは、今季初戦ではA1級混合・青葉特別を使われ4着。逃げ切ったコウテイから離されてのゴールでしたが、決め手に課題があるだけに障害で差を開かれては仕方ありません。同条件でも相手が楽になりこちらも反撃態勢。
 ▲ヤマノコーネルも明け5歳で、初戦の青葉特別で3着に健闘。A1格付ながら、年長のオープン馬たちに先着しています。ヤマカツエースを物差しにすると、10キロ差あれば互角に戦えるはず。
 オープンからA1へ降級した△カイセドクター△ギンジは青葉特別では人気より下の着順でしたが、一度使われて変わってくるか。

今週の見どころ(4/19~4/23)

2024年4月17日(水)

 2024年(令和6年)度のばんえい十勝が4月19日(金)に開幕。初週は5日間の連続開催です。
 初日のメイン・スプリングカップには、メムロボブサップ、アオノブラックをはじめ豪華メンバーが集結しています。
 今季からの主な変更点は、出走可能なのは2歳以上11歳未満の馬8歳以上の牝馬は20キロ減が適用されない(第1回開催の登録馬には対象馬なし)です。

減量騎手は
竹ケ原茉耶・今井千尋…女性騎手10キロ減
小野木隆幸…通算49勝まで10キロ減(昨季終了時点で通算9勝)
中村太陽…今季4勝(通算99勝)まで10キロ減
となっています。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…69万340円
5重勝単勝式…51万2,190円

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【第1回開催1日目】
 4月19日(金)のメイン第11レースには、スプリングカップ(オープン・20:15発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 昨季のばんえい記念を勝ったメジロゴーリキは引退。ここには2着メムロボブサップ、3着コマサンエース、4着アオノブラック、6着インビクタが参戦しています。
 ◎メムロボブサップは4歳以降、シーズン初戦はすべてスプリングカップで3、4、1、1着。22年は前走が初挑戦のばんえい記念(2着)でしたが、初の負担重量1トンの影響も感じさせず、逃げ切っての圧勝でした。スプリングカップ3連覇を目指します。
 ○インビクタは、21~23年のシーズン初戦はオープン2番手との対戦でしたが、2、4、1着と好相性。昨年は重賞・ばんえい十勝オッズパークを含め開幕から3連勝を決めています。ここも差はありません。
 ▲アオノブラックは、スプリングカップでは1、6、2着とまずまず安定。今年も上位争いできるはず。
 △オーシャンウイナーは、5歳シーズンの昨年の当レースは離れた5着。その後古馬一線級に揉まれており今年は馬券圏内です。

【第1回開催2日目】  
 4月20日(土)のメイン第11レースには、スラミチチャンピオンシップ(A2級-1組混合・20:00発走予定)が行われます。

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 A1とA2級の混合で、オープンからの降級馬もいますが、昨季最終出走でA1級-1組の特別戦を勝っている◎ホクセイタイヨウに注目します。前々走の白雪賞(4歳オープン)からの連勝で勢いを保ってシーズンオフに入りました。唯一の4歳馬で10キロ減があるのも魅力です。
 ○マルホンリョウダイは、定量500キロ戦を除けば、年明け後2勝、3着3回とすべて馬券絡み。A1からA2への降級ではあまり旨味がありませんが、こちらも好調さが魅力。
 ▲キョウエイリュウは、昨季初戦でスプリングカップ(オープン-1組)を使われていた格上馬ですが苦戦続き。ただ、終盤5戦が2勝、3着2回と復調の兆しをみせていました。
 △ダイヤカツヒメは、昨季、カーネーションカップ、ヒロインズカップの古馬牝馬重賞2勝。真価が問われる5歳シーズンの初戦でどこまでやれるか。

【第1回開催3日目】
 4月21日(日)のメイン第11レースには、青葉特別(A1級混合・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 ◎コマサンブラックは、昨季初戦がスプリングカップ(オープン1-組)で4着とこのメンバーなら一枚上の実力。今季もオープン格付でのスタートですが、格下A1級との混合ならまず勝ち負けです。
 ○カイセドクターは、昨季未勝利ですが、年明け後に急上昇し、2着4回、3着1回。引き続きオープン格付でクラス的な妙味はありませんが、今季は開幕から力を出せそうです。
 ▲タカラキングダムは、今回と同条件のA1混合だった1月の睦月特別を差し切った実績があります。4歳10キロ減を考えれば侮れません。
 △ブラックサファイアは、軽量は歓迎というイメージがあるためか、4月のシーズン初戦では人気に推されがちですが、21年8着、23年7着(4歳以降)と苦戦。今年はどうでしょうか。

【第1回開催4日目】
 4月22日(月)のメイン第11レースには、卯月特別(B1級-1組・19:50発走予定)が行われます。

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 出走9頭すべてがA級からの降級馬。ならば降級幅が大きい昨季A1級馬が有力で◎ウンカイタイショウに注目します。シーズン初戦は【1-3-0-2】(4歳以上)と春先から動けるタイプ。4走続けて3着以内と近況も良好です。
 ○リュウセイペガサスは、昨季最終週のA1級-1組・大平原特別で2着に好走。こちらもB1級スタートは恵まれています。
 ▲ピンチハチャンスもA1から降級。特別戦ではひと息ですが、650キロなら克服可能でしょう。
 3頭いる5歳では△ジャパントップに注目。昨季最終戦でA2級-1組・蛍の光賞2着。今季から特別戦での若馬減量がなくなっていますが、穴として一考できます。

【第1回開催5日目】
 4月23日(火)のメイン第11レースには、水晶特別(B2級-1組・19:55発走予定)が行われます。

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 ◎レジェンドボスは、2年連続でシーズン初戦のB2級で連対。昨季は過去最高のA2まで出世しましたが、編成替えで今季もB2スタートなのはいかにも有利といえます。ここを勝って早くもB1昇級を決めそうです。
 ○ジェイウェイは、2シーズン続けてA2級までクラスを上げました。5戦連続連対と好調だけに、B2級は通過点。シーズン初戦も3、2、5着(4歳以上)とさほど苦にしていません。
 ▲コマサンタカラもA2からの降級馬ですが、前述両馬ほど強調材料に欠ける感も。ただ昨年10月のA2級-1組の特別戦で3着があるように、末脚を生かしての食い込みには要警戒です。
 △イワキダイヤは、A1から降級しており格付有利。ただ昨季の馬券絡みはすべて平場戦だったのが気になります。しかし約2年ぶりの阿部武臣騎手起用で狙ってみる価値はあります。

今週の見どころ(3/17・ばんえい記念)

2024年3月16日(土)

【第24回開催6日目】
 3月17日(日)のメイン第7レースには、重賞・第56回ばんえい記念(4歳以上・17:15発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 定量1トンで4歳以上のナンバーワンを決します。
 ◎メムロボブサップが、17・18年オレノココロ以来のばんえい記念連覇を目指します。今季連対を外したのは2回のみ。春先のばんえい十勝オッズパーク杯(8着)は障害で苦戦したもの、2月のチャンピオンカップ(5着)は最大100キロ差のトップハンデと、ともに不可解な敗戦ではありません。昨年が805キロの然別賞2着から臨んでの勝利で、今年は同じ重量で然別賞(オープン-1組)1着と状態面でも太鼓判が押せます。
 ○アオノブラックは、過去のばんえい記念では、初挑戦の22年がメジロゴーリキ、メムロボブサップの3着、昨年がメムロボブサップの2着。ライバルに先着することができていません。しかし、前回は残り10メートルまで先頭で、立て直している間にメムロボブサップに交わされコンマ4秒差の惜敗。今年にかける意気込みは相当でしょう。
 ▲コウテイは、昨年がばんえい記念初挑戦で障害で転倒し競走中止。しかし今年の帯広記念では障害ひと腰先頭から見せ場たっぷりの3着。高重量に対応できる素質はありそうです。
 △メジロゴーリキは、ばんえい記念では6、1、3着。今季は帯広記念を制しており、明け10歳でも大きく衰えた様子はありません。
 △コマサンブラックは、今季飛躍が期待されましたが、重賞での馬券絡みもなく満足のいくシーズンではなかったはず。昨年(5着)1トンを経験している強みを生かしたいところ。

 令和6(2024)年度のばんえい十勝は、4月19日(金)にナイターで開幕予定です。

今週の見どころ(3/15~3/17)

2024年3月13日(水)

 今季最終週のばんえい十勝は、15日(金)からの3日間。16日(土)のイレネー記念(第11レース・19:30発走予定)、17日(日)のばんえい記念(第7レース・17:15発走予定)の2重賞をはじめ、特別戦が7レース組まれています。3日間の開催・開門時間やイベントなどについてはこちら
 なお、ばんえい記念当日は15時より、オッズパークLIVEの配信があります。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…41万2,440円
5重勝単勝式…23万6,110円

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【第25回開催4日目】
 3月15日(金)のメイン第11レースには、オッズパーク賞スターライト特別(5歳オープン・19:35発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前週に重賞・ポプラ賞が実施されたため、オープン馬はダイヤカツヒメとヤマノコーネルのみ。賞金ハンデが課されないため格上位馬が有利でしょう。
 ◎ヤマノコーネルは、三冠で結果が出ませんでしたが、2月のダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)では、ポプラ賞1、2着のクリスタルコルド、キングフェスタに先着しての4着。メンバー最先着の2着だったA1級馬ホクセイウンカイとのハンデ差が20キロから10キロに縮まることと、基礎重量が増え地力が問われることを考えれば逆転も十分でしょう。
 ○ダイヤカツヒメは、今季、カーネーションカップ、ヒロインズカップと古馬牝馬の重賞を2勝している実力馬。三冠では天馬賞6着が唯一ですが、今回と同じ740キロをひと腰と内容は悪くありません。上位5頭はここには不在で相手有利といえます。
 ▲ジェイホースワンは、A1格付でダイヤモンドダスト賞7着。当時6頭いたオープン馬が2頭に減っており、流れに乗って運べる確率は高そう。展開利があれば食い込みが可能でしょう。
 ダイヤモンドダスト2着△ホクセイウンカイは、押さえまで。

【第25回開催5日目】 3月16日(土)のメイン第11レースには、重賞・第55回イレネー記念(3歳・19:30発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 定量690キロで明け3歳のチャンピオンを決します。
 ◎ライジンサンは、10月の一冠目・ナナカマド賞こそ6着でしたが、二冠目・ヤングチャンピオンシップ、牡馬限定・翔雲賞の2重賞を含め目下4連勝と軌道に乗りました。翔雲賞は他馬より賞金ハンデのぶん10キロ重くても末脚を生かし抜け出しています。定量になるのは有利で、二冠達成が濃厚です。
 ○ミチシオは、2歳夏までに4勝をマーク。ナナカマド賞9着、ヤングチャンピオンシップ4着でしたが、年明け後に3歳A級-1組を2連勝し、翔雲賞2着と復活を果たしました。2月25日の3歳A級-1組では伸びを欠いて7着でしたが、トップハンデで、勝ち馬から5秒4差なら悪くありません。なおこの馬に騎乗する中山直樹騎手とライジンサンの鈴木恵介騎手は、ともに1998年1月デビュー。BG1で同期ワンツーなるでしょうか。
 ▲ホクセイポルシェは、9月の青雲賞(2歳牡馬オープン)、ナナカマド賞とも制すなど、2歳戦前半を牽引しました。年明け後に出走取消・競走除外が2回、翔雲賞9着などひと息なのは気になりますが、どう立て直してくるか。
 △スマイルカナは、黒ユリ賞を1番人気で圧勝した女王。2月25日の3歳A級-1組は8着でしたが、ミチシオと同様賞金ハンデ15キロを課され、重量的に厳しかった面は否めません。牝馬のイレネー記念勝ち馬は20年以上出ておらず、連争い候補になりそうです。

 3月17日(日)のメイン・ばんえい記念の見どころはこちらから。

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