ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
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今週の見どころ(8/31~9/2)

2024年8月29日(木)

 2歳の普通競走での規定重量は、今週からの第11回開催より、C級とD級で10キロ差つき、C級510キロ、D級500キロとなります。これまではC級とD級を行き来しても同じ重量でしたが、今後は重量の増減が生まれることになります。今開催に実施される72レース中、2歳C級、D級戦は1日の前半を中心に計15レースと約1/5あり、予想の際は注意が必要でしょう。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…51万3,100円
5重勝単勝式…78万9,040円

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【第11回開催1日目】
 8月31日(土)のメイン第11レースには、白露特別(B2級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 近3開催に行われたB2級-1組戦の勝ち馬は、7月27日のルビー特別がダイレクトエース、8月3日の祝居酒屋田五作50周年記念がエムタカラ、前開催8月25日の平場戦(B3級混合)がマルホンキンカとそれぞれ違う馬が制しています。
 ◎ローランドに注目します。特別戦の2レースに出走しともに3着と善戦。前開催のB1級混合・涼風特別でも3着と安定感が光ります。勝ち切れない面はありますが、軸として信頼度は高いはず。
 ○コウシュハメジャーは、昇級初戦の祝居酒屋田五作50周年記念では直線一旦は先頭に立って2着。勝ち馬を追い上げ3着ローランドには4秒0差つけました。前走B3級混合の平場戦は1番人気で2着争いを演じ、早くもこのクラスの有力馬になりつつあります。
 ルビー特別の勝ち馬▲ダイレクトエースは、前走の祝居酒屋田五作50周年記念では5着。大敗ではありませんが、ハローがけされた馬場がパフォーマンスに影響を与えたとしたら、やや評価を下げたいところ。
 △マルホンキンカは、B3級-2組、格上B2相手だった8月25日の平場戦と2連勝。昇級でも実績より勢いを重視する手も。

【第11回開催2日目】
 9月1日(日)のメイン第11レースには、マロニエ賞(オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催の朝霧特別(オープン混合)から続けて出走するのは3頭のみ。大きくメンバー構成が変わっています。
 注目は◎コマサンエース。昨季開幕から毎開催出走していましたが、ばんえいグランプリ2着後の前開催を休みました。今季オープンの限定戦では勝ち星がありませんが、賞金ハンデは5キロだけ。ひと息を入れたことがプラスになれば勝利が期待できます。赤塚健仁騎手の初騎乗でも心配はいらないでしょう。
 ○コウテイは、ファン投票で選ばれていたばんえいグランプリを回避しており、7月14日の旭川記念2着以来。旭川記念が行われた翌週からのハローがけされた馬場はタイプ的に合いそうで、休み明けでもいきなり狙いが立ちます。
 ▲インビクタは、ばんえいグランプリの3着馬で、格下相手だった朝霧特別も3着。相手なりに駆けるタイプで、勝ちはなくても馬券候補として信頼度は高いです。
 △ヘッチャラは、前走の朱雀賞(5歳オープン)では2着惜敗。少しでも体重が戻ったのは良く、引き続いての菊池一樹騎手も歓迎といえます。

【第11回開催3日目】
 9月2日(月)のメイン第11レースには、長月特別(B1級-2組・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催の涼風特別はB2級混合で争われ、3着以内はすべてB2級馬。メンバー最先着は4着キタノミネでした。
 注目はその◎キタノミネ。涼風特別は10頭中6頭を4歳が占め、掲示板を独占しました。今回の4歳は昇級初戦のホクセイキムタクとこの馬のみ。有利な展開が見込め、障害力を生かして逃げ粘りが見込めます。
 ○アルジャンノオーは、2開催前のデネブ特別(B1級-1組)で2着に粘りました。前走の平場戦は7着でしたが、速い流れだと追走に苦労する面が見られるため、特別戦に戻って見直したいです。
 ▲ウチュウジンが3番手。涼風特別は6着でしたが、4歳馬不在だったデネブ特別では早めに障害を越え3着。メンバー構成的に反撃がありそう。
 デネブ特別5着、涼風特別7着の△アオノソルテもここなら侮れません。

今週の見どころ(8/24~8/26・8/25 はまなす賞)

2024年8月22日(木)

 18日に5歳オープンによる朱雀賞が実施されましたが、25日(日)のメインには、3歳・4歳混合による重賞・はまなす賞が組まれています。各世代5頭ずつの対戦で、3歳はばんえい大賞典、4歳は柏林賞の優勝馬に優先出走権があります。7月7日のばんえい大賞典で重賞初制覇を果たしたホクセイハリアーの登録がなく、ここには3歳の通算収得賞金順6位のフレイムファーストまでが出走できます。ひと足早く6月23日に行われた柏林賞は、ばんえいダービー馬タカラキングダムが貫録を示しました。4歳は賞金順3位と4位の馬の登録がなく、7位のジェイライフまでが出走。回避馬が出た場合は各世代賞金順に繰り上がりとなります。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…34万8,040円
5重勝単勝式…なし

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【第10回開催4日目】
 8月24日(土)のメイン第11レースには、涼風特別(B1級-1組混合・20:00発走予定)が行われます。

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 B1とB2級の混合戦。2開催前のB1級-1組・サマーカップは出走3頭の4歳が1、2、5着とすべて掲示板に載りました。なお前開催は4歳オープン・山鳩賞が組まれたため、B1級-1組のデネブ特別に4歳は不在でした。前開催のB2級-1組・祝居酒屋田五作50周年記念は6頭出走した4歳が6着まで独占。今回は4歳が6頭(B1級2頭、B2級4頭)出走します。
 注目は7歳馬◎アオノソルテ。サマーカップはメンバー最先着の4着で、デネブ特別では5着とはいえ、メンバー最先着の3着ウチュウジンにコンマ5秒差まで迫っています。今回は4歳が多いものの、実績最上位はサマーカップ5着キタノミネというメンバーなら勝ち負け必至。
 ○ローランドはB2級の4歳馬で、2開催前のルビー特別、祝居酒屋田五作50周年記念とも3着。4走続けて3着以内と好調でB1昇級も目前です。格上相手でも見劣りしません。
 ▲キタノミネは、障害巧者ですがひと押し足りないレース続き。しかし同じ4歳が多いここで、柏林賞4着、山鳩賞5着の実績は誇れます。
 △ウチュウジンは、デネブ特別ではB1昇級初戦ながら3着に粘りました。ここは上積みが見込めるはず。

【第10回開催5日目】
 8月25日(日)のメイン第11レースには、第36回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:00発走予定)が行われます。

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 若馬減量の関係で、同じクラスであれば3歳は4歳より10キロ減で出走できます。しかし、賞金ハンデが課されないためキャリアに勝る4歳のオープン馬が有力でしょう。
 ◎タカラキングダムは、2歳シーズンにナナカマド賞、3歳時はばんえいダービー、そして今季は柏林賞と毎年重賞を制覇。4歳の通算収得賞金順でトップです。前開催の山鳩賞(4歳オープン)は、クリスタルゴーストに柏林賞2着の借りを返された格好で惜敗の2着。ただ、勝ち馬との重量差が30キロから20キロに縮まるため雪辱も十分。
 ○マルホンリョウユウは、柏林賞ではトップハンデ720キロで離れた3着に敗れました。6月は同レースを含め3戦と詰めて使われましたが、7月は1走のみでここへ参戦。主戦の鈴木恵介騎手が今週から復帰しており、ここでの騎乗に間に合いました。柏林賞より10キロ軽い710キロも恵まれています。
 ▲クリスタルゴーストは、2月から5連勝。精彩を欠いた時期もありましたが、重賞初挑戦となった柏林賞2着、山鳩賞1着と充実しています。7月以降のロータリーハローがけ直後の週の競馬を経験していないのが不安ですが、大きくは崩れないでしょう。
 3歳は、ばんえい大賞典馬が不在で、2着△ミチシオが注目を集めそう。4歳オープンの両馬と40キロ差でどこまでやれるでしょうか。

【第10回開催6日目】
 8月26日(月)のメイン第11レースには、朝霧特別(オープン混合・20:05発走予定)が行われます。

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 ばんえいグランプリ後ということもあってか、オープン一線級(通算収得賞金順5位以内)の参戦はインビクタのみ。
 注目はその◎インビクタです。5月の大雪賞(オープン)で7カ月半ぶりの勝利を挙げると、その後の重賞3戦で2、4、3着と堅実な成績。A1級との混合戦は、昨年の4月以来で、そのときは楽勝しています。ここは相手に恵まれました。
 ○ゴールドハンターは、重量790キロの旭川記念では、4着インビクタから10秒以上離されての5着。しかし710キロと軽くなった近2走は3、1着と巻き返しています。インビクタと5キロ差しかつきませんが、引き続き710キロならスピードで対抗できるはず。
 ▲マルホンリョウダイは、前走のばんえいスタートロフィー(3歳以上選抜)では、ゴールドハンターに差されて2着。ただ、こちらも末脚は切れるため、揃っての台頭にも警戒が必要。
 △ブラックサファイアは、今季【1-2-1-3】と勝ちみに遅いものの切れ味はオープンでも通用。展開次第では侮れません。

今週の見どころ(8/17~8/19)

2024年8月15日(木)

 18日(日)のメインには、準重賞・朱雀賞が組まれています。2歳から続いてきた世代限定のオープン戦は、5歳8月のここがラスト。世代重賞7勝のキングフェスタ、今季北斗賞、旭川記念と制したクリスタルコルド、ばんえいオークスに加え古馬牝馬重賞2勝のダイヤカツヒメといったタイトルホースが不在ですが、3歳や4歳の三冠には不出走だった遅咲きタイプも出走。いずれも普段は年長古馬との戦いだけに、この機会を生かしたいはずです。
 19日(月)には帯広競馬場にて、『JRAジョッキーDAY2024』が行われます。2019年以来5年ぶりの実施となる今回もJRA所属騎手9名が来場し、エキシビションレースへの騎乗やレース協賛、トークショーなどで盛り上げます。オッズパークでは、JRA騎手のサイン入りゼッケンなどが当たるキャンペーンが行われます

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…24万7,030円
5重勝単勝式…34万2,720円

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【第10回開催1日目】
 8月17日(土)のメイン第11レースには、アルタイル特別(A2級-2組混合・20:05発走予定)が行われます。

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 今週はA2級混合の特別戦が2鞍組まれていますが、このアルタイル特別はA1とA2級の対戦。近5走の特別戦で馬券絡みがあるのは1頭だけです。
 注目はその唯一の馬◎ノエルブランです。昨秋から勝ち星に見放されていますが、2走前のしし座特別、前走のベガ特別(ともにA2・B1級混合)とも3着に入っています。今回はA1級との対戦ですが、オープン経験も豊富だけに見劣りはなし。暑さに負けず好走している近況も魅力で狙ってみたいです。
 相手はA1級馬で○トワトラナノココロ。前開催の道産牛乳飲んで健康に特別(A1・A2級混合)ではメンバー最先着の5着で、6月の今季初戦では、昨季最終戦から118キロも減っていた体重も前走ではマイナス13キロまで戻しています。本領発揮の場面も。
 ▲センリョウボスは、年明けに帯広記念、ばんえい記念と高重量に挑戦して以降、精彩を欠いていますが、10歳という年齢を考えても平場戦よりはペースが落ち着く特別戦のほうが戦いやすいはず。前走10着から巻き返すか。
 △ヤマトタイコーは、道産牛乳飲んで健康に特別の6着馬。勝つまでは考えにくいものの、メンバー的に押さえには必要です。

【第10回開催2日目】
 8月18日(日)のメイン第11レースには、準重賞・朱雀賞(5歳オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 オープン馬には今季の賞金に応じたハンデが課されますが、該当馬はなく、クラスハンデのみで重量差がつきます。
 牡馬の前哨戦・瑞鳳賞は、オープン3頭が上位を独占しました。引き続き出走している6頭すべてが当時から40キロ増という条件なら、圧勝した◎ツガルノヒロイモノ、2着○ヘッチャラ、3着▲ヤマカツエースがここでも有力と考えられます。ただ3頭いずれも前走から乗替わりとなっており、なかでもツガルノヒロイモノとヤマカツエースは瑞鳳賞から騎手が変わっている点がどうか。
 牝馬の前哨戦・白鳳賞を制したのは△シンエイアロイ。ダイヤカツヒメ(今回は不在)とのA1級馬同士の一騎打ちを制しました。今回オープンの牡馬3頭とは30キロ差。昨年は白鳳賞で2着だったミソギホマレがここでも2着に入っており、牝馬だからといって割引きは必要ありません。

【第10回開催3日目】
 8月19日(月)のメイン第11レースには、JRAジョッキーDAY特別(A2級-1組混合・20:20発走予定)が行われます。

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 17日のアルタイル特別は、A1・A2級の混合ですが、こちらはA2・B1級の混合です。
 同条件だった前開催のベガ特別は、6番人気△マルモタイショウが早めの抜け出しで快勝。ただ雨の影響がある馬場だったため評価に迷うところ。
 注目は同2着◎ロングビユウテイ。それまで3連勝中で、前走もしっかり末脚を使って勝ち馬とコンマ7秒差は展開のアヤの範囲。暑い時季だけに前走で29キロも減らした体重は気になりますが、さらに大きな変動がなければ反撃に期待できます。
 ○リュウセイペガサスは、2走前は勝ち馬がメムロボブサップの5着で、前走もオープン馬ゴールドハンターの3着と相手を考えると大健闘。同条件だった3開催前の筋肉マシマシ東スポ餃子賞で3着もあり、ここも上位争い候補。初騎乗となる林康文騎手の手腕にも注目です。
 ▲サクラヤマトは、近3走が8、4、10着。今季初戦から7戦6勝、2着1回という勢いがついえた感があります。ただ、8着と10着は4歳限定戦だけに、自己条件であれば軽視できません。

今週の見どころ(8/10~8/12・8/11ばんえいグランプリ)

2024年8月 8日(木)

 8月11日(祝・日)のメイン第11レースには、ファン選抜重賞・ばんえいグランプリが組まれています。この日は第10レースに、同じくファン選抜による特別戦・オッズパーク杯 ばんえいスタートロフィー、第9レースには今季最初の2歳馬による特別戦・白菊賞(牝馬限定)も実施されます。
 ばんえいグランプリには、ファン投票19位コマサンエースまでが出走可能(通算収得賞金による選出馬もファン投票順位で示す)。ばんえいスタートロフィーには同14位ながらこちらにまわってきたオープン馬ゴールドハンターを筆頭に、ほかA1~B1級の素質馬が名を連ねています。
 オッズパークでは、ばんえいグランプリ&ばんえいスタートロフィーの特設サイトを公開中です。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…13万5,240円
5重勝単勝式…なし

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【第9回開催4日目】
 8月10日(土)のメイン第11レースには、山鳩賞(4歳オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 6月23日に実施された4歳シーズン一冠目・柏林賞から7頭が参戦していますが、上位馬では3着マルホンリョウユウ、5着ホクセイタイヨウが不在。1着タカラキングダムがトップハンデの710キロで、6着だった牝馬スーパーチヨコの660キロまで最大50キロのハンデ差がつきます。
 注目は2着だった◎クリスタルゴースト。懸命に逃げ込みを図るところ、20キロ重いタカラキングダムにあっさり差し切られました。しかし今回はこちらがB1級据え置きなのに対し、タカラキングダムはA1からオープンに昇級したためハンデ差が30キロに広がります。2秒6差の逆転は可能。
 ○タカラキングダムは、同じく当時から昇級している7着ジェイヒーロー以外の柏林賞組の5頭とは10キロ重量差が広がります。しかし4着キタノミネに19秒2もの差をつけていることを考えれば、大勢に影響なし。
 その▲キタノミネは、1、2着馬から離されましたが、今回は3着馬が不在だけに机上の計算では着順を上げてくるはず。
 他路線組では△ジェイライフに注目。B1級-1組の特別2戦を含め目下4連勝。3月と4月の4歳オープン特別戦ではともに4着と力は見せています。

【第9回開催5日目】
 8月11日(祝・日)のメイン第11レースには、第36回ばんえいグランプリ(3歳以上ファン投票選抜・20:00発走予定)が行われます。

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 クラスハンデ以外に重量差がつかない時期もありましたが、23年からはクラスハンデに加えオープン馬には賞金ハンデも課されるように。オープンの規定重量は20~23年の800キロから今年790キロに変更されています。
 ◎メムロボブサップが史上2頭目となる4連覇を目指します。初挑戦は5歳時の21年。オレノココロ、コウシュハウンカイの古馬二強が引退してのシーズンに、この舞台で古馬重賞初制覇を成し遂げました。体調の維持が難しいとされる暑い時期に3年連続での出走も称賛に値しますが、いずれも勝利しているのは見事。今年も勝てば古馬重賞10勝(世代限定重賞を含めると18勝)の大台に乗ります。
 メムロボブサップが不在だった北斗賞、旭川記念と連勝したのが○クリスタルコルド。両レースとも全馬同重量での戦いでしたが、今回はメムロボブサップ、サクラヒメとともに賞金ハンデ10キロを課されます。しかし前年までより規定重量が10キロ軽くなったのは若い5歳馬にとって歓迎といえるでしょう。
 牝馬▲サクラヒメにとっても、規定重量が軽くなったのは追い風。前走のとかち桂冠賞(3歳以上選抜)では、メムロボブサップの3着ですが、今回は雨の影響がありそうな馬場だけに、違った結果も考えられます。
 △インビクタは、メムロボブサップが勝った4月のばんえい十勝オッズパーク杯が3着で、6月の北斗賞はクリスタルコルドに振り切られての2着でした。賞金ハンデの加増はなく上位争いが期待できます。

 この日の第10レースには、オッズパーク杯 ばんえいスタートロフィー(3歳以上ファン投票選抜・19:30発走予定)が行われます。

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 メンバー唯一のオープン馬◎ゴールドハンターの相手探しとみます。昨年のばんえいグランプリで2着、10月の北見記念で3着がある実績馬。一線級相手では、他馬が障害で崩れたときに浮上するパターンが多いものの、この相手なら自ら動いて押し切れそうです。
 ○ミノルシャープは10歳馬で、旭川記念、ばんえいグランプリと連勝した20年のような力は望めません。しかし近5走のA1級(混合戦含む)で4、2、4、4、4着と崩れなし。ゴールドハンターを除けば相手有利といえます。
 ▲ギンジは、出走取消明けで順調さを欠いていますが、昨年のこのレースの覇者だけに侮れません。
 △チャチャクイーンは、最軽量ハンデが魅力。軽めの馬場なら前残りに警戒が必要でしょう。

【第9回開催6日目】
 8月12日(振・月)のメイン第11レースには、ベガ特別(A2級混合・20:15発走予定)が行われます。

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 A2級の特別戦はこれで4開催続けてB1級と混合です。各レースの勝ち馬では、3開催前のこと座特別を勝ったイナサンブラックのみ出走しています。
 注目はA2級の◎ノエルブラン。こと座特別と筋肉マシマシ東スポ餃子賞が4着、しし座特別が3着とまずまず安定しています。今開催には4歳オープン・山鳩賞が組まれたため4歳は不在。前開催のしし座特別を快勝している3歳馬ミチシオも回避したとなれば、ペースはさほど速くならないはず。首位争いに期待できます。
 ○ロングビユウテイは、B2級-6組混合戦を楽勝し、B1へ昇級後2連勝しています。今回はA2級との混合ですが、昨秋にA2級-1組の特別戦で連対しており見劣りなし。
 ▲マツノタイガーは、B1級の特別戦で安定感ある走り。こちらも昨季はA2級で好勝負しており、今回の相手でも力量は互角です。ただ、主戦の鈴木恵介騎手が乗れないのがどうか。
 △イナサンブラックは、こと座特別でミチシオ(B1級)、アローリキヒメ(A2級)との接戦を制して勝利。賞金ハンデ5キロを課されたその後2戦がひと息なのは気になりますが、見限れません。

今週の見どころ(8/3~8/5)

2024年8月 1日(木)

 前開催より3歳以上の特別戦の基礎重量が、普通競走の規程重量の20キロ増から30キロ増に変更となっていますが、今週からの第9回開催よりB級以上の3歳馬の普通競走での減量が20キロから10キロへ減らされます。今開催に対象となるのはB1級2頭、B2級2頭、B3級8頭、B4級21頭。特別戦が組まれることが少ないB3級より下の馬が多く、馬券検討の際は注意が必要でしょう。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…5万8,380円
5重勝単勝式…なし

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら
※オッズパークのキャンペーン情報についてはこちら

【第9回開催1日目】
 8月3日(土)のメイン第11レースには、祝居酒屋田五作50周年記念(B2級-1組・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催のB2級-1組・ルビー特別から1着ダイレクトエース、3着ローランドなど6頭が参戦しています。
 注目は◎ダイレクトエースでしょう。B3級-1組を差し切ってのB2昇級初戦だった前走でもシャープな末脚を発揮。前々回6月29日のB2級-1組・渡島家畜商北斗大野輓馬大会の上位4頭を一蹴しています。ここは人気を背負いそうですが、この馬の末脚不発を狙い先行勢が仕掛けを焦って障害で苦戦すれば、おあつらえ向きの展開になりそうです。
 ○トウケイレーヴは、渡島家畜商北斗大野輓馬大会、ルビー特別とも4着。ともに馬券圏に届いていませんが、サカノハマナカ(同2、6着 ※今回は回避)、ツガルフジ(同1、8着)と比べ安定感があります。しかも同じ着順でも、生涯初の特別挑戦だった渡島家畜商北斗大野輓馬大会より前走のほうが接戦に持ち込めており、前進が期待できます。
 ▲ローランドは、B2級-2組、3組と連勝し、ルビー特別が3着。初の古馬混合の特別挑戦でしたが、ゴール前で一旦は先頭に立ち見せ場多い走りでした。特別戦を続けて使われるここは慣れも見込めるはず。
 △ツガルフジは、渡島家畜商北斗大野輓馬大会の勝ち馬ですが、ルビー特別では8着。逃げたのは同じですが後続に早めにこられ終いに失速しました。流れ次第で残り目があります。

【第9回開催2日目】
 8月4日(日)のメイン第11レースには、道産牛乳飲んで健康に特別(A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 A1級とA2級の混合で、全馬の前走もクラス混合戦。A2級のアローリキヒメ、ウンカイタイショウのしし座特別はA2・B1級混合、A1級のキョウエイリュウ、シンエイアロイのとかち桂冠賞はオープン・A1・A2級混合、A1級のジェイホースワンのボートレース福岡杯はオープン・A1級混合、その他5頭のA1級-2組混合はA1・A2級混合です。
 オープン馬との対戦だったとかち桂冠賞、ボートレース福岡杯組が実力上位で、なかでも期待は◎キョウエイリュウ。前々走のA1級・さざなみ特別では逃げ切っていたこの馬が、とかち桂冠賞では流れに乗れず詰めも欠く結果(6着)だったのはクラスの壁といえそう。今回は格下A2級馬もおり、相手に恵まれています。
 ○ジェイホースワンも、ボートレース福岡杯では後方からとなり障害力が生かせませんでした(7着)。3開催前の天の川特別(A1級-1組混合)では2着キョウエイリュウとコンマ4秒差の3着だけにここは見直したいところ。
 ▲ヤマノコーネルは、前走のA1級-2組混合でメンバー最先着の3着。出走取消明けだった4走前から着実に着順を上げています。特別戦は久しぶりですが、4、5月にはオープン馬相手に3、4着と上位争いしていた実績があります。
 △シンエイアロイは、とかち桂冠賞8着。主戦の金田利貴騎手に戻り、ある程度前で運べれば決め手を生かし上位進出もあります。

【第9回開催3日目】
 8月5日(月)のメイン第11レースには、デネブ特別(B1級-1組・20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催には、1組のサマーカップ、2組のユリウス特別とB1級の特別戦が2レース組まれました。サマーカップの1着馬ジェイライフと2着馬クリスタルゴーストは今開催では4歳オープンの山鳩賞、ユリウス特別1着のロングビユウテイはA2級との混合戦にまわっています。
 ◎ゴールデンペガサスは、サマーカップの3着馬で、前々回6月22日の1組・拓成湖特別では2着。両レースの勝ち馬はともにジェイライフでした。ユウリス特別の勝ち馬まで不在となれば相手有利は明らか。今度こそ差し脚が届くはず。
 ○アオノソルテは、拓成湖特別3着、サマーカップ4着。ゴールデンペガサスとは両レースとも隣同士の枠で、こちらが根負けしたかたち。しかし着差はそれぞれ1秒6、2秒4とわずかで、枠が離れる今回は違った結果もありそうです。
 ▲フェアリーマイは、サマーカップがB1昇級初戦で7着。軽めの馬場は向くかと思われましたが、流れに乗れず決め手も不発でした。ただ障害を1~3番手で越えた4歳馬が揃って不在なら追走も楽になるはず。昨季はA2級で勝ち負けしていたキャリア上位です。
 △コマサンタカラは、ユウリス特別が僅差の2着。3連勝を決めた好調ロングビユウテイに交わされてからも最後まで抵抗しました。前走1組勢が相手でも食い下がりに要警戒。

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