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今週の見どころ(12/9~12/11)

2023年12月 7日(木)

 12月10日(日)のメインには、4歳以上牝馬による準重賞・レディースカップが組まれています。古馬牝馬にとっての目標レースは、春にカーネーションカップ、冬にヒロインズカップの2重賞と、準重賞の当レース。世代限定で最後の牝馬重賞・クインカップを戦い終えた4歳馬が本格的に牝馬オープンに組み込まれます。昨年は、クインカップ1、2着のサクラヒメ、ミソギホマレがワンツーを決めましたが、今年は両馬が4歳の挑戦を受けて立つ立場に。ほかにも20、21年と連覇したシンエイボブ、18年に4歳で制したナカゼンガキタなども出走予定。新旧対決に注目です。
 なお、林康文騎手は、12月4日第12レースで通算50勝に到達。今開催から減量なしでの騎乗となります。

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【第18回開催1日目】
 12月9日(土)のメイン第11レースには、射手座特別(A1級-1組・19:25発走予定)が行われます。

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 昇級初戦のジェイホースワン以外は、前開催では1組の三国山特別か、オープン混合の平場戦を使われた馬たちです。
 ◎トワトラナノココロは、3走前のトゥインクルファンファーレ賞(天候・小雨)、近2走のオープン混合の平場戦とすべて2着。以前ほど馬場状態に左右されなくなったのが条件問わず安定している要因といえます。そのためヒーティングが入ってから初の特別挑戦でもさほど心配ないはず。
 三国山特別は、メンバー9頭中に4歳が5頭もおり、9歳センリョウボスが1番人気にこたえベテランの貫録を示しました。引き続いて出走する4歳は2着ホクセイウンカイと3着ヤマノコーネル。前走と同じ重量で走れる○ヤマノコーネルが対抗です。中村太陽騎手にとって初の特別戦勝ちとなった9月の菊月特別など同条件(混合戦含む)2勝と実績上位。前走より4歳が少ないここは10キロ減が生きるはず。
 ▲オールラウンダーは、三国山特別(馬場水分2.1%)で6着。キレよりはパワー勝負型のため馬場が重くなりそうな今回は巻き返してきそうです。
 △ホクセイウンカイは、三国山特別でメンバー最先着。しかし賞金ハンデが5キロ増え計10キロとなるため多少の割引きは必要でしょう。

【第18回開催2日目】
 12月10日(日)のメイン第11レースには、準重賞・レディースカップ(4歳以上牝馬選抜・19:25発走予定)が行われます。

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 賞金別定重量が課されないため、クラスハンデのみで争われます。
 ◎サクラヒメは、4歳だった昨季に逃げ切って圧勝。続く天馬賞も制し4歳シーズンのチャンピオンになっています。オープン格付の今季は、シーズンはじめこそ経験不足を感じさせましたが、前走の重賞・ドリームエイジカップで古馬オープン初勝利を挙げており、地力強化は確かです。前走より重量が軽くなるのはこの馬だけ。牝馬同士なら負けられません。
 未知数なのは初対戦となる4歳馬。○シンエイアロイは、クインカップが1番人気で2着。ゴール前は4頭による大接戦で、懸命に逃げ込みを図りますが、10キロ軽い勝ち馬に差され惜しくも勝ち星を逃しました。また同4着▲ダイヤカツヒメは、5月の3歳以上牝馬による重賞・カーネーションカップでサクラヒメを下しています。今季の4歳の世代レベルを測る面でも両馬の走りに注目です。
 4歳が通用しなければ、昨季2着でサクラヒメの5歳ライバル△ミソギホマレや、今年1月に重賞・ヒロインズカップを勝っている△ナカゼンガキタが浮上します。

【第18回開催3日目】
 12月11日(月)のメイン第11レースには、ターコイズ特別(オープン-1組・19:30発走予定)が行われます。

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 次回の古馬重賞は正月の帯広記念(別定1-b重量・今季の収得賞金220万円につき10キロ増)ですが、年末年始は開催日程が詰まっています。オープンの上位馬は、このレース、17日の師走特別、24日のホワイトクリスマス賞のどれを使って臨むのかにも注目です。
 5歳馬◎オーシャンウィナーに期待します。2走前の同条件・オータムカップの2着馬。古馬重賞初挑戦だった6月の北斗賞では障害で苦戦し8着だったことから、少なくとも890キロを課される帯広記念が目標レースとは考えづらく、ここに全力投球できるはず。前走の重賞・ドリームエイジカップは北斗賞と同じ770キロながら2着争いに加わっての4着と、一線級に揉まれながら力もつけています。
 ○アオノブラックは、岩見沢記念、北見記念と古馬重賞を連勝中。このメンバーでは実績断然で、仕上げ万全でなくても勝ち負けできそう。なお仮にここで勝っても帯広記念のハンデには影響しません。
 正月開催には明け5歳の天馬賞も組まれていますが、こちらは定量戦。三冠がかかる▲キングフェスタは、今回乗替わりですが、いいかたちで本番に臨みたいところ。
 △インビクタは今回2着以上、△メジロゴーリキは勝つと帯広記念でプラス10キロを課されることになります。ただ、もともと勝ちみに遅いこともあり押さえまで。

今週の見どころ(12/2~12/4)

2023年11月30日(木)

 12月3日(日)のメインには、ばんえいオークスが組まれています。近年の勝利は1・2番人気かブービー人気と極端な結果に終わっている3歳女王決定戦。昨年9番人気で勝ったダイヤカツヒメは、2歳シーズンの黒ユリ賞2着馬だっただけに、軽視されすぎだったといえるかもしれません。
 なお同じ日の準メイン・十勝産駒特別が、12月30日に実施される重賞・ヤングチャンピオンシップの予選ラスト。十勝地区からは今年もすでにナナカマド賞馬ホクセイポルシェが出ており、ハイレベルな戦いが期待できます。

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【第17回開催4日目】
 12月2日(土)のメイン第11レースには、三国山特別(A1級-1組・19:30発走予定)が行われます。

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 前開催の羊蹄山特別では、4歳馬は、牡馬のホクセイウンカイ(3着)とヤマノコーネル(5着)だけでしたが、今回牝馬3頭が加わって、出走9頭中の5頭を占めています。
 なかでも注目は◎ダイヤカツヒメ。休養を挟んで復活し、前走の4歳牝馬重賞・クインカップではトップハンデながら優勝争いを演じています。重賞後だけに100%の仕上がりではないかもしれませんが、最軽量705キロは有利で勝機があります。
 ○センリョウボスは、羊蹄山特別で2着。しかし勝ったのがコウテイ(27日のオープン・知床賞3着)だったことを考えれば、コンマ4秒差なら負けて強しでした。4歳が多いメンバーでも、重めの馬場ならベテランの経験が生きるでしょう。
 ▲ダイリンファイターは、今季初の735キロだった羊蹄山特別(馬場水分2.5%)6着。ただ、続けて同じ重量を使われたときは変わってくる戦歴。追走しやすい重めの馬場も歓迎のはず。
 △ヤマノコーネルは、同条件(混合戦含む)2勝と実績上位です。羊蹄山特別は不発でしたが、形勢逆転可能な末脚には警戒したいところ。

【第17回開催5日目】
 12月3日(日)のメイン第11レースには、第48回ばんえいオークス(3歳牝馬・19:30発走予定)が行われます。

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 定量670キロで争われる3歳女王決定戦。牡馬相手の重賞・ばんえい菊花賞を使われていた2頭が有力でしょう。
 ◎ベニサクラは、10月の秋桜賞(3歳オープン)5着、ばんえい菊花賞6着。牡馬一線級相手で見せ場は少なかったものの、障害で崩れなかったのがなにより。両レースでは別の馬に乗っていた主戦の菊池一樹騎手が今回の鞍上なら上積みは大きいはず。
 ○スーパーチヨコは、秋桜賞ではハンデ差こそありましたが、ばんえい大賞典馬マルホンリョウユウと追い比べの末2着。ばんえい菊花賞も同じような展開になったものの、ゴール前で転倒し9着でした。ただ同じような敗戦は過去にもあり、気持ちで走るタイプなのかもしれません。2歳シーズンに続く女王の座獲得も十分。
 ▲ルイズが、近10走で馬券に絡めなかったのは、鈴木恵介騎手が乗れなかった秋桜賞4着だけ。それもゴール前まで3着争いを演じてのものと見どころがありました。牝馬同士なら互角です。
 △ミュウは、2歳シーズン女王決定戦・黒ユリ賞の3着馬。障害での崩れが少ないタイプで重量増もこなせるでしょう。

【第17回開催6日目】
 12月4日(月)のメイン第11レースには、十勝岳特別(A2級-1組・19:10発走予定)が行われます。

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 前走が摩周湖特別(A2級-1組)だった5頭と、B1から昇級初戦の5頭が争います。
 注目は昇級初戦でも◎ホクセイタイヨウ。11月のばんえい菊花賞2着の実力馬で、前走B1級-1組の特別戦は賞金ハンデ10キロ増でしたが、2着ジャパントップ以下を突き放す快勝でした。A2初戦が1組ですが、3歳は今年いっぱい古馬相手の特別戦では20キロ減があることで、平場戦より有利なハンデで戦えます。相手は強くても連勝を期待します。
 既存のA2級馬では、4歳の○テッチャン▲ジェイホースワンに期待。ともに摩周湖特別を含め、A2級-1組の特別戦(混合戦含む)で複数回の3着以内があります。昇級初戦の5頭中4頭は同じ4歳馬だけに、ここは経験の差が出そうです。
 △ジャパントップは、昇級初戦の4歳馬ですが、2走前の夕刊フジ杯(A2・B1級混合)で勝ち馬テッチャンから4秒1差の4着に健闘。コンマ9秒先着された3着ジェイホースワンより、脚いろでは完全に上回っており、力差はさほどないはず。

今週の見どころ(11/25~11/27)

2023年11月23日(木)

 ばんえい十勝では、今週からの第17回開催より準ナイター開催がスタートします。ナイター開催より30~45分程度レース発走が繰り上がりますのでご注意ください。
 26日(日)のメインには、重賞・ドリームエイジカップが組まれています。4、5、6、7歳、8歳以上の各世代から通算収得賞金順に2頭ずつ選抜されての争い。今季の収得賞金220万円につき別定10キロ増という条件は10月の北見記念と同じですが、当時から90キロ減のオープン760キロと春の重賞なみの重量で行われるのが特徴です。

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【第17回開催1日目】
 11月25日(土)のメイン第11レースには、ピヤシリ特別(B1級混合-1組・19:30発走予定)が行われます。

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 前開催の五稜郭特別(B1級-1組)は、3歳馬ホクセイタイヨウが早めに先頭に立って快勝。上位3頭は今開催から揃ってA2へ昇級しています。
 注目は4着だった◎オオゾラマミ。3、4歳が多いメンバーでじっくり構えて追走し、最後まで末脚を伸ばしてメンバー最先着に健闘しました。8番人気でしたが、2走前に通算で初の特別戦を使われての上積みが感じられる内容。前走とは違って水分が少ない重めの馬場さえ克服できれば勝機十分。
 3歳馬○キタノミネは、五稜郭特別では2番人気で7着。直線早めに一杯になったのは初のB1級の特別戦だったからでしょうか。ただこの馬より先に障害を越えた1、2着馬が不在なら反撃のチャンス。
 3歳馬▲ジェイヒーローは、本来キタノミネより前で競馬できる馬。前走で苦戦した障害さえ立て直せれば勝ち負けでしょう。
 △サカノハマナカは、6走前のB1級-1組特別戦で3着。前走2組の平場戦でB1昇級後の初勝利を挙げています。船山蔵人騎手から乗替わりですがマイペースで行ければ差はないはず。

【第17回開催2日目】
 11月27日(日)のメイン第11レースには、重賞・第14回ドリームエイジカップ(4歳以上選抜・19:25発走予定)が行われます。

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 すべてオープン馬で、昨年に続き出走しているのは、1着メジロゴーリキ(8歳以上)と8着キョウエイリュウ(6歳)の2頭のみ。7歳世代は4歳時から3年連続で、メムロボブサップとアオノブラックでしたが今年はともに不在で、インビクタとコマサンブラックが初参戦です。
 注目はその◎インビクタ。八冠馬メムロボブサップや、アオノブラックと同世代だった不運もあって、初重賞制覇は6歳になった昨秋の岩見沢記念。このとき重賞ではじめて二強ともに先着を果たしています。今年4月のばんえい十勝オッズパーク杯で重賞2勝目と、700キロ台なら優勝に手が届くようになっています。二強とも不在のここはまたとないチャンス。
 ○サクラヒメは、牝馬ながら今年の天馬賞を制した明け5歳のチャンピオン。今年5月に牝馬限定のカーネーションカップ2着はありますが、牡馬一線級の重賞は初挑戦。とはいえ紅一点で最軽量740キロなら侮れません。
 ▲メジロゴーリキは、昨年の勝ち馬で今年も同じ重量。ただ今年は軽量牝馬サクラヒメがいることで、展開に乱れが生じると連覇までは厳しいかもしれません。
 △ゴールドハンターは、ばんえいグランプリ2着、北見記念3着。700キロ台では息を入れて追走できるか不安はありますが、一発ある決め手を秘めています。

【第17回開催3日目】
 11月27日(月)のメイン第11レースには、知床賞(オープン・19:25発走予定)が行われます。

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 前日に重賞が組まれたこともあり、A1からの昇級初戦馬2頭を含むオープンでも2組程度のメンバー。
 前走オープン-1組特別戦を勝った4歳馬◎ツガルノヒロイモノが主役です。8月のオーブン昇級後苦戦続きでしたが、スピード勝負の疾風賞を使われたことでスイッチが入ったのか、オープン-1組でも好勝負。前走のオータムカップは、インビクタ、オーシャンウイナー、キングフェスタらを下しています。賞金別定15キロ増は厳しいですが、この相手関係なら期待できます。
 ○コウテイは、オープン昇級初戦ですが、昨季終盤はオープン-2組特別戦で続けて馬券に絡み、ばんえい記念にも出走したほど。ヒーティングがきいた馬場も合いそうで格負けしません。
 ▲ヤマトタイコーは、今季A1級との混合戦しか勝っていませんが、今回はオープン馬同士でも相手が楽。上位進出が期待できます。
 △ミノルシャープは、特別戦では安定して掲示板内を確保しています。勝ちみに遅く2、3着ならチャンスが見込めます。

今週の見どころ(11/18~11/20)

2023年11月16日(木)

 昨年12月デビューの今井千尋騎手が、11月6日にばんえい史上最速で通算100勝を達成(帯広市単独開催後)したニュースは一般紙でも取り上げられました。ばんえい競馬では通算50勝に達すると減量騎手卒業となります。現在の減量騎手(もともと10キロ減がある女性騎手を除く)は、今井騎手と同期の小野木隆幸騎手と、19年12月デビューの林康文騎手。林騎手は前週2勝を挙げ、通算45勝。ばんえいの騎手で今年度の単勝回収率が唯一、100%超(11月13日終了時点)と人気薄での活躍が目立ち、まもなく一本立ちとなりそうです。
 今週は重賞は組まれておらず、19日(日)メインのオープン-1組・オータムカップに注目です。

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【第16回開催4日目】
 11月18日(土)のメイン第11レースには、五稜郭特別(B1級-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 前開催には重賞・ばんえい菊花賞が組まれ、B1級馬はホクセイタイヨウの2着を筆頭に、ジェイヒーロー3着、キタノミネ4着といずれも人気以上の成績を収めました。その3頭が昇級せずに今開催は1組特別戦に出走します。
 注目は◎ジェイヒーロー。この条件初挑戦だった9月の長月特別では先行し接戦の3着争いの末、4着とメドの立つ走り。砂の入れ替え直後にこれだけやれれば、ロードヒーティング効果があるであろう馬場も苦にしないはず。賞金別定5キロ増も不利ではありません。
 ○ジャパントップは、長月特別を制した4歳馬。障害を越えたのはジェイヒーローとほぼ同時でしたが、突き放したのは1年のキャリアの差かもしれません。ただ当時、3歳馬はジェイヒーローだけだったのに対し、今回は3頭に増加。牝馬も増えているだけに、楽に先行できるかどうか。
 ▲ホクセイタイヨウは、今回がB1昇級後初の特別挑戦で賞金ハンデ10キロ増と楽ではありません。しかし、今季条件問わず4着以内と充実しており、狙ってみたくなる魅力があります。
 3頭目の3歳馬△キタノミネは、主戦の鈴木恵介騎手がプラス。押さえておきたいです。

【第16回開催5日目】
 11月19日(日)のメイン第11レースには、オータムカップ(オープン-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 6頭立ての少頭数。次週に世代選抜重賞・ドリームエイジカップが組まれていますが、今回のメンバーから出走する馬は少なそうです。
 ◎インビクタは、ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬。特別戦で賞金ハンデ10キロを課されてから勝ち切れませんでしたが、15キロに増えた初戦の秋陽特別を差し切っています。前走の北見記念こそ先行して詰めを欠いた(4着)ものの、脚質に幅が出て昨季より走りが安定しています。今回のメンバーは最低でも賞金ハンデ10キロを課されていることから、20キロ増でもさほど不利な印象はなし。ドリームエイジカップの7歳代表は、回避がなければメムロボブサップとアオノブラックで決まりで、ここに注力できるはず。
 ○ツガルノヒロイモノは、2走前の狩勝賞でメムロボブサップの3着。現役最強馬にこそゴール前でつかまりましたが、見せ場多い走りでした。今回4歳馬は2頭出走していますが、キングフェスタはドリームエイジカップ出走圏内。インビクタと同様、力を発揮できるでしょう。
 ▲オーシャンウイナーは、近走ひと息。しかし前走の狩勝賞では、障害ひと腰から一瞬いい脚を使って、2走前と同じ7着でも進境がうかがえます。5歳世代の通算収得賞金順トップで、ドリームエイジカップへ向け、ここで手応えをつかんでおきたいところでしょう。
 軽めの馬場が予想されるだけに△ゴールドハンターが末脚発揮のシーンも一考です。

【第16回開催6日目】
 11月20日(月)のメイン第11レースには、羊蹄山特別(A1級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 昇級初戦のホクセイウンカイ以外は、A1級-1組・トゥインクルファンファーレ賞か、オープン混合・サロマ湖特別を使われていたメンバーです。
 ◎センリョウボスは、5月のA1昇級後、馬券絡みがありませんでしたが、ほとんどのレースで障害はひと腰。特別戦に定着し負担重量が700キロ台に乗った夏ごろから成績が上向き、目下8戦続けて3着以内と好調です。トゥインクルファンファーレ賞は詰めを欠いて3着でしたが、当時と違うのはロードヒーティングが入った馬場であること。ここを勝てばオープン昇級となります。
 ○オールラウンダーは、センリョウボスとは逆で夏場に成績を落としました。9月23日のデイリースポーツ杯で、センリョウボスの3着に逃げ粘って復活。サロマ湖特別は5着とはいえA1級馬として再先着を確保しており、ここに入れば差はありません。
 ▲ヤマノコーネルは、トゥインクルファンファーレ賞5着ですが、1組特別戦(混合戦含む)2勝の実績上位です。
 △ホクセイウンカイは、昇級初戦ですが、骨っぽい相手関係で好勝負続き。9月の4歳重賞・銀河賞では、障害ひと腰から4着。7着ヤマノコーネルに大きく先着しており、いきなり通用して不思議ありません。

今週の見どころ(11/11~11/13)

2023年11月 9日(木)

 今週からの第16回開催より本走路のヒーティングシステムが稼働し、ゴール前の砂障害が撤去された状態で競馬が行われます。昨季オフには、スタート地点から第2障害前までのロードヒーティングのパイピング更新が行われており、昨季までとヒーティングの効き具合など変化があるのかにも注目です。
 12日(日)のメインには、4歳女王決定戦・クインカップが行われます。近年は前哨戦の紅バラ賞で上位人気に推され馬券絡みした馬が、ここでも人気にこたえるケースが多い重賞です。

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【第16回開催1日目】
 11月11日(土)のメイン第11レースには、摩周湖特別(A2級-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 前開催は、A2級でも今季の収得賞金が多い馬はB1級混合の夕刊フジ杯に出走。今回は平場の2組を使われた馬と対戦します。
 ◎ジェイホースワンは、2開催前のペルセウス特別の勝ち馬で夕刊フジ杯では3着。前走は格下相手とはいえ上位3頭はA2級の4歳馬。エンジンがかかるといい脚で伸び、勝ち馬テッチャンと3秒2差なら悪くありません。テッチャンは障害にモロさがあり、今開催から基礎重量が増えていることを考えれば逆転可能でしょう。
 ○ロングビユウテイは、前走A2級-2組が昇級初戦ながら3着に健闘しています。昨季は終盤にA2へ昇級し特別戦の2走(重量725~735キロ)は障害で苦戦しましたが、今回の700キロなら克服可能。メンバーで唯一、賞金ハンデの加増がないのも恵まれています。
 ▲コウシュハハイジーは、ペルセウス特別の3着馬。昨季まで古馬の特別戦で3着以内なしでしたが、今季はB1級、A2級で馬券絡み計2回と成長しています。
 △テッチャンは、基礎重量増と賞金ハンデが5キロ増え計10キロとなるのが影響しそうです。

【第16回開催2日目】
 11月12日(日)のメイン第11レースには、重賞・第48回クインカップ(4歳牝馬・20:00発走予定)が行われます。

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 2歳の黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスは定量でしたが、4歳女王決定戦はクラス別定重量で争われます。
 ◎ダイヤカツヒメは、ばんえいオークス馬。紅バラ賞は5着でしたが、勝ったサツキヤッテマレと20キロ差でわずか5秒7差。前哨戦と割り切れば無理をさせる必要はなく、好ステップを踏めたはず。前走時の体重がメンバー最小ですが、夏休み明け3戦目とフレッシュな状態で、さらには1開催空けての臨戦なら馬体減の心配も少ないでしょう。
 ○スーパーシンデレラは、今季17戦4勝、2着7回、3着2回。馬券圏外だった4回も勝ち馬との差は最大10秒5と崩れがありません。紅バラ賞も4着とはいえ4頭接戦による優勝争いを演じてのもの。障害力が武器で、当時から各馬30~40キロ増となるここはお誂え向きの舞台といえます。
 ▲アローリキヒメも、今季4走目から10戦連続で3着以内とスーパーシンデレラに劣らぬ好調さ。3走前の自己条件戦を685キロで制しており、その点、670キロの紅バラ賞が7着だったのをどう見るかですが、本来はもう少し行き脚がつくタイプ。今回は勝負に出るでしょう。
 △シンエイアロイは、牝馬として唯一、重賞・銀河賞に挑戦し5着でした。紅バラ賞は3着惜敗で、牡馬に揉まれた成果を見せたいところ。

【第16回開催3日目】
 11月13日(月)のメイン第11レースには、トドワラ特別(オープン-2組・19:55発走予定)が行われます。

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 ◎ヤマカツエースは、2開催前のオープン-1組・狩勝賞で2着に好走。メムロボブサップにこそ並ぶ間もなく交わされたものの、いい伸び脚をみせました。世代限定戦、自己条件を問わず4戦続けて3着以内と地力強化を印象づけます。今回は2組と相手に恵まれており、勝ち切ることができれば、正月の明け5歳重賞・天馬賞へ向け弾みがつきそうです。
 ○アアモンドキーマンは、オープン昇級後勝ち星に恵まれませんが、狩勝賞でも逃げて5着と見せ場がありました。メンバー中、同レースを使われていたのはヤマカツエースとこの馬の2頭だけ。2組なら後続の追い上げをしのぎ切れるかもしれません。
 格では北見記念組の3頭が上位。いずれもひと息の近況ですが、障害の安定感とハンデの面で▲コマサンブラックは軽視できません。
 △サクラヒメは、7月末のオープン混合の特別戦でヤマカツエースやコマサンブラックに先着。ただそのレース以来、約3カ月半ぶりの実戦だけに押さえくらいの評価が妥当でしょう。

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