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今週の見どころ(6/11~6/13)

2022年6月 9日(木)

 6月13日(月)のメインにはとかちダービー(3歳オープン)が行われます。6日のライラック賞が4歳重賞・柏林賞の前哨戦なら、こちらは7月31日の3歳一冠目・ばんえい大賞典へとつながる一戦。5月のとかち皐月賞と同様、イレネー記念を制した王者キングフェスタが不在。同馬への挑戦権をかけた戦いともいえそうです。
 なお今週より、月曜に加え日曜も12レース編成(メインは第11レース)となっています。

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【第5回開催1日目】
 6月11日(土)のメイン第10レースには、ジュノー特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。

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 主力になりそうなのは、B1級-1組の旭岳特別、B2級-1組の水無月特別を使われていた馬たち。しかし、中心視したいのは別路線からの4歳牝馬◎アバシリサクラです。前開催は旭岳特別ではなく、4歳オープンのライラック賞を使われて7着でした。B1昇級初戦だった2走前の平場戦はこの馬にしては消極的と思える走りで10着でしたが、障害はひと腰。ライラック賞も障害はひと腰で抜けており、春の目標であろう柏林賞が次開催ということを考えれば、ここは仕掛けていって、ある程度の結果はほしいところではないでしょうか。今回は唯一の『4歳』『牝馬』とハンデ利が生かせる組み合わせだけに変わり身が期待できます。
 ○サクラダイチも、アバシリサクラと同じ2走前がB1昇級初戦で3着、続く旭岳特別2着。とはいえ、A2からの降級馬ということを考えれば、これくらい走れても不思議なし。
 ▲オレノタイショウは、水無月特別の2着馬ですがA2からの降級馬でサクラダイチと力量互角。1クラス下のB2格付で10キロ差あることを考えれば、こちらを上とみてもいいかもしれません。
 △ジェイウェイは、今季2、3、3、1着と好走を続け、旭岳特別9着が唯一の大敗。やや障害に手こずったとはいえ負けすぎの感はあるものの、今回は格下B2級相手なら巻き返す余地はあります。

【第5回開催2日目】
 6月12日(日)のメイン第11レースは、シルバーカップ(A1級混合・20:10発走予定)。オープン馬3頭、A1級馬7頭の10頭立てで争われます。

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 前開催の大雪賞(オープン・A1級混合)は1~3着が1秒5差以内という大接戦。勝ち馬アオノブラックは北斗賞に出走予定のため今回不在で、2、3着馬が出走しています。
 ◎ウンカイタイショウは逃げてコンマ5秒差の2着。ここは前走と同じ条件ですが、オープン馬の顔ぶれは、昇級初戦であるこの馬が実績最右翼と恵まれています。例年の傾向としては、シーズン初戦から5走目あたりまでの成績がもっとも安定。今季4戦して2着3回と勝ち切れていないだけに、条件に恵まれたここで勝っておきたいところです。
 ○ゴールデンフウジンは、2走前のエメラルド特別(A1級混合)でウンカイタイショウと対戦し、2着だった同馬からコンマ4秒差の3着と接戦を演じています。今回は10キロ差つくことで逆転を狙います。
 ▲コマサンエースは、今季4戦中3戦でウンカイタイショウに先着を許していますが、大雪賞では障害3番手から脚を伸ばしてウンカイタイショウに1秒差まで迫っています。こちらもウンカイタイショウ同様、前走から相手関係が楽になることから引き続き上位争いは十分といえます。
 △シンエイボブは、今季初戦の青葉特別(A1級)では上記3頭すべてを破って勝利しているように、8歳牝馬でも侮れない力があります。


【第5回開催3日目】
 6月13日(月)のメイン第11レースには、とかちダービー(3歳オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 1カ月前の同条件・とかち皐月賞から7頭が出走。当時とのハンデ差の比較が重要でしょう。
 ◎ヘッチャラは、第2障害をほぼ同時に越えた3頭の争いの末2着を確保。残り20メートルで抜け出したツガルノヒロイモノより30キロ重かったことを考えれば悪くない走りでした。今回は3着ヤマカツエースともども20キロ増なのに対し、ツガルノヒロイモノは40キロ増。イレネー記念2着(トワイチロとの同着)の実績上位だけに、勝利を期待します。
 その○ヤマカツエースが相手です。ヤングチャンピオンシップで重賞を制している世代トップホースの1頭。定量690キロのイレネー記念では障害をひと腰で越えたものの終いに動けず。スタミナ面が気になりますが、今回は650キロでとかち皐月賞よりハンデ差の面で楽になっており差は感じません。
 ▲トワイチロもイレネー記念2着(同着)の実力馬。しかし、体重800キロ台の小柄な馬で、軽馬場(馬場水分5.3%)が向いた感はあります。6着だったとかち皐月賞など今季は見せ場に乏しいレース続きでしたが、体重がやっと900キロ台に乗った前走B2級を逃げ切っています。これで勢いが出たのなら、軽馬場濃厚な今回は侮れません。
 △ツガルノヒロイモノは、B4級、とかち皐月賞、B3級と3連勝中。デキの良さはもちろん力をつけています。ただし、とかち皐月賞と比べハンデが微妙。とはいえここも勝ってしまうなら、7月の重賞・ばんえい大賞典が楽しみになります。

今週の見どころ(6/4~6/6)

2022年6月 2日(木)

 6月6日(月)のメインにはライラック賞(4歳オープン)が組まれています。7月3日に行われる4歳シーズン一冠目・柏林賞へとつながる一戦。5月の同条件・すずらん賞には登録がなかった世代ナンバーワン・オーシャンウイナーも出走予定馬に名を連ねていますが、もし同馬が回避の場合、ハンデ差は(牝馬を含め)最大30キロと、一転して混戦模様となります。

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【第4回開催4日目】
 6月4日(土)のメイン第10レースには、水無月特別(B2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 賞金不足で6日のライラック賞(4歳オープン)へ出走できなかった2頭に、前開催のとかち皐月賞(3歳オープン)4着クリスタルコルドなど若馬も参戦。メンバー的には、つつじ特別(B2級-1組)組が5頭と多くなっています。
 ◎キンリンゴウは、昨季2月末から今季初戦まで4連勝をマークしました。続く4歳オープン・すずらん賞3着、つつじ特別7着と連敗中ですが、障害はともにひと腰で越えており、端の10コースに入った影響があったかもしれません。現在4歳の通算収得賞金順で13番手だけに、中枠に入ったここを勝って、重賞・柏林賞出走へつなげたいところです。
 16戦続けてキリンゴウの手綱を取っていた西謙一騎手は今回、こちらもお手馬である○クリスタルコルドに騎乗。2歳だった昨季は、重賞4戦が3~5着でしたが上位とさほど着差がないレースも多く、格付は下でも世代上位の力があります。今回は牝馬がおらず、3歳牡馬20キロ減が生きる条件。実質B2昇級戦でも勝ち負けを期待。
 ▲グンソクは、つつじ特別では3着まで追い上げました。B2昇級初戦で、馬場水分0.4%と重めの馬場ということもあってか7番人気でしたが、結果を出しています。今回はレース前日に降雨がありそうで、この馬にとっておあつらえ向きの馬場となりそうです。
 つつじ特別を制した△ブラックテーオーも、前走が昇級初戦でした。前走と同様にためて行って、展開が向けば再度末脚が弾けるかもしれません。

【第4回開催5日目】
 6月5日(日)のメイン第10レースには、オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜・20:10発走予定)が行われます。

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 昨季のリーディングサイヤー(3歳以上)上位5産駒から通算収得賞金順に2頭ずつ選抜しての争い。2013年の第1回から9回連続で出走していた大種牡馬ウンカイの産駒がついに不在。また、カネサブラック、インフィニティー、ニシキダイジン、カネサテンリュウも死亡しており、ここ数年で勢力図は大きく変わりそうです。
 昨季のベスト5種牡馬のうち唯一、存命なのがナリタボブサップで、シンエイボブ、メムロボブサップ姉弟を送り込んできました。注目は弟◎メムロボブサップ。叩き良化のイメージがあり、昨季は3戦目で初勝利を挙げ、このレースは障害でふた腰かかったぶん届かず2着でした。しかし、今季は初戦でいきなり逃げ切り勝ちを収めると、ばんえい十勝オッズパーク杯は2着とはいえ障害ひと腰と、順調なシーズン序盤を過ごしています。この状態なら前開催のさつき特別(オープン)をスキップしたのもうなづけるところ。ライバルのアオノブラックや、昨季の優勝馬で春が得意なウンカイタイショウらが不在。通常の特別戦であれば、5キロ課される賞金ハンデもないのは有利。負けられない一戦といえます。
 メンバー中、過去のレースで馬券絡みがあるのは、メムロボブサップ以外では、20年1着、19年3着のメジロゴーリキ、18年3着ゴールデンフウジンでともに父はニシキダイジン。
 ○メジロゴーリキが勝った20年のレースは、当時の最強馬オレノココロが回避し非常に相手は楽。しかし、あまり実績がなかった軽い重量のレースで勝ったことは評価できます。今季も初戦から3、7、5着ですが、強敵はメムロボブサップだけといってもいい組み合わせは恵まれています。
 父カネサテンリュウの2頭が続きます。▲キョウエイリュウは、試練の5歳シーズンとはいえ、さつき特別では障害3番手から脚を伸ばし2着に健闘しています。前走(馬場水分1.8%)のようにスピードを生かせる条件なら差はないはず。
 △キタノユウジロウは、昨季のこのレースでは今回の出走馬では、2着メムロボブサップ、4着シンエイボブに次ぐ5着でした。ばんえい記念を競走除外となり、約3カ月ぶりの実戦となったさつき特別を使われての上積みに期待です。

【第4回開催6日目】
 6月6日(月)のメイン第11レースには、ライラック賞(4歳オープン・20:15発走予定)が行われます。

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 昨季、ばんえいダービー、ポプラ賞の重賞2勝オーシャンウイナーがトップハンデ680キロで、牝馬を含め最大50キロ差がつきます。
 注目は同じく昨季重賞2勝の◎サクラヒメ。昨年11月から4戦連続で世代限定戦を使われ、ばんえい菊花賞、ばんえいオークスを勝利しています。ただ1月が最終出走だったため、シーズン終盤の時計がかかる馬場を経験しておらず。今季初戦は基準タイム超過で失格とはいえ、重馬場に加え初の古馬A級も堪えたのでしょう。すずらん賞(4歳オープン)が行われた開催には、古馬牝馬重賞・カーネーションカップを使われ5着、そして前走のエメラルド特別(オープンとの混合)で抜け出しを決め今季初勝利を飾っています。実績馬が復活となれば狙わずにはいられません。
 ○オーシャンウイナーは、4歳・5歳混合だった3月のポプラ賞では早め先頭から押し切って最大60キロのハンデ差を克服しています。柏林賞では今回(50キロ)よりもハンデ差はつかないため、ここを勝てれば4歳シーズン一冠目獲得が濃厚といえます。
 上記2頭を除く8頭中6頭が、すずらん賞で対戦しておりアバシリサクラが勝利。しかし、当時は紅一点でハンデに恵まれていました。2着▲リアンドノールに注目します。障害では騎手が持っていかれるように直行での仕掛けとなり、それでもゴールまで止まらずに歩きました。折り合いつがつけばチャンスが広がります。
 △タカナミは、今季初戦8着、すずらん賞6着、前走2着と成績が右肩上がり。障害のデキが上向いており、ばんえいダービー3着の実力を考えても侮れません。

今週の見どころ(5/28~5/30)

2022年5月26日(木)

 今週から始まる第4回開催では、5月28日(日)に大雪賞(オープン・A1級混合)、6月5日(日)にはスタリオンカップ(3歳以上選抜)が組まれています。次開催の重賞・北斗賞は、6月実施になった近2回ではこの両レースから参戦してくる馬がほとんど。前走で負けていた馬から勝ち馬が出ているというのも注目ポイントです。

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【第4回開催1日目】
 5月28日(土)のメイン第10レースには、黒岳特別(A2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 出走10頭中8頭が前走で五月雨特別(A2級-1組)を使われています。馬場水分は2.1%と軽めでしたが、今回は前日夜からまとまった降雨が予想され、さらに軽くなりそうな馬場状態がポイントといえます。
 ◎ココロノタカラの一発に期待します。負担重量が軽い春は比較的動けるタイプですが、今季は馬場が合わないのか初戦から4、9着とひと息。しかし平場戦で馬場水分1.9%の前走では見違える動きを披露し、逃げ切り楽勝を収めています。今回は特別戦ですが、軽めの馬場で条件は向きそう。一度好走すると、続けて馬券絡む戦歴でもあり、チャンスはあるでしょう。
 ○コウシュハレガシーは、メンバー中で唯一、昨季オープン格付。今季2、1、1着と上位の力を見せています。ただ、2走前の菖蒲特別(A2級)、前走の五月雨特別とも障害でもたついて辛勝。馬場が軽すぎると差し届かずの場面も考えられます。
 ▲オールラウンダーも、今季1、7、2着と比較的安定。五月雨特別は障害力を生かした走りで、逃げ切るかと思われたところ、コウシュハレガシーにつかまりコンマ7秒差の惜敗でした。ココロノタカラには今季開幕週に8秒8差で先着していますが、馬場状態が変わってどうでしょうか。
 △アアモンドキーマンは、五月雨特別では8番人気で4着と好走。軽馬場で末の甘さが出なかったようで、ほぼ再戦だけに警戒が必要でしょう。

【第4回開催2日目】
 5月29日(日)のメイン第10レースには、大雪賞(オープン・A1級混合・20:05発走予定)が行われます。

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 オープン馬5頭のうちマツカゼウンカイを除く4頭は今季スプリングカップ(オープン)→重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯→さつき特別(オープン)と同じローテーション。
 となれば、さつき特別を逃げ切った◎アアモンドグンシンの連勝に期待です。今季3走は2、3、1着とすべて馬券圏内を確保しており、ここまで先着を許したのはメムロボブサップとアオノブラックのみ。メムロボブサップは今回不在で、アオノブラックは障害で苦戦した前走内容がひと息だったことから、この馬の中心は不動。賞金ハンデ5キロを課されますが、得意の軽馬場なら押し切りが見込めます。
 ○カイセドクターは、今季3走すべてアアモンドグンシンに先着を許していますが、同馬との差はいずれも5秒以内。今回は賞金ハンデのぶんライバルより5キロ軽く逆転も期待できます。
 ▲アオノブラックは、ばんえい十勝オッズパーク杯で連覇を達成。さつき特別は障害で二の腰が入らず8着と残念な結果でしたが、目標は北斗賞のはず。ここは叩き台ですが、本番へ向け目途の立つ内容を期待したいところです。
 A1格付けの馬で注目は△ウンカイタイショウ。1月にはオープン-1組の特別戦で2戦続けてアアモンドグンシンの3着と善戦しています。オープン馬との重量差を生かせれば見せ場以上のシーンまで。

【第4回開催3日目】
 5月30日(月)のメイン第11レースには、旭岳特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 今シーズンはじめて組まれたB1級-1組の特別戦。今季の特別戦や重賞に出走経験があるのは2頭だけと少ないため昨季の格付を重視します。なおメンバー10頭中6頭が5月14日のB1級-1組で対戦しています。
 ◎マオノダイマオーは、A2からの降級馬。昨季同時期には同条件で2着2回と活躍していました。B1昇級初戦だった前走14日の1組では障害を3番手で越えたものの、終い甘くなって9着でしたが、特別戦ならためがきき最後まで歩ききれるはず。
 ○サクラダイチも昨季はA2格付で、マオノダイマオーと同じ前走がB1昇級初戦で3着。馬場水分2.2%で軽めの馬場だったからか、こちらはしっかり脚を伸ばし続けました。特別戦での実績は乏しいものの、引き続きスピードを生かせる馬場が予想されるだけに有力視できます。
 ▲マルミゴウカイは、A1級からばんえい記念に挑戦したキャリア上位。ただ、前走が追い込みきれずの4着で、先行馬が止まらない軽馬場は微妙な感もあります。
 △ピンチハチャンスは、今季4走が1、6、1、6着と不安定。長澤幸太騎手との相性はひと息ですが、実力はヒケを取りません。

今週の見どころ(5/21~5/23)

2022年5月19日(木)

 2歳戦は今週から、第2回能力検査(4月29日)の合格馬も加わり、新馬戦が6レース組まれています。また、22日(日)第5レースには前開催の新馬戦1、2着馬による受賞-1組戦も行われます。ここを勝ち上がった馬には今後要注目といえそうです。
 オッズパークLOTOのセレクト5重勝単勝式で、1394万500円のキャリーオーバーが発生しています(16日の開催終了時点)。オッズパークLOTOについてはこちら

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【第3回開催4日目】
 5月21日(土)のメイン第10レースには、つつじ特別(B2級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催で、B2級-1組、2組予選→1・2組決勝という流れに乗っていた馬が主力。しかし、注目は4歳オープン・すずらん賞で3着だった◎キンリゴウです。出脚が遅く第1障害では多くは後方ですが、第2障害好位から早めに抜け出す安定した取り口。1番人気に推された前走も直線で一旦は先頭と見せ場はありました。2走前まで4連勝していた自己条件に戻れば巻き返しが期待できます。
 ○ブラックダンサーは、1組予選では1番人気・6着。今季初戦の3組では同じく昨季A2級だったセンショウニシキ、次開催からB1へ昇級するヒメミヤとの叩き合いをモノにしており、前走は障害でのロスがなければもっと際どい勝負になっていはず。敗因はハッキリしておりこちらも反撃なるか。
 ▲センショウニシキは、2番人気・2着だった1組予選からの決勝戦では2番人気・6着。先行して粘り込むパターンに持ち込めなかったとはいえ、メンバー最先着の3着だったオレノタイショウとは3秒8差。ためて行ける特別戦なら終いまで歩き切れる可能性が高いとみます。
 前走でセンショウニシキに騎乗していた菊池一樹騎手は△オレノタイショウの手綱を取ります。こちらもA2から降級した今季は3、1、3着と勢いがあり、力差はありません。

【第3回開催5日目】
 5月22日(日)のメイン第10レースには、エメラルド特別(A1級混合・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催には牝馬限定重賞・カーネーションカップが組まれたため、春駒特別(A1級混合)は牡馬のみでの争い。今季開幕週の青葉特別(A1級)に近いメンバーとなっています。
 青葉特別4着、春駒特別3着だった◎インビクタに注目します。勝ちみに遅い面がありますが、負担重量が軽い春のほうが好成績を残せるタイプ。今季2戦ともに障害をひと腰で越えている巧者だけに大崩れの危険は少ないでしょう。
 4歳牝馬○サクラヒメは、カーネーションカップ5着。障害を降りていい脚を使ったものの突き抜けるまでに至らなかったのは、初挑戦だった古馬オープンの壁といえるかもしれません。青葉特別は基準タイム超過のため失格でしたが、古馬上級戦の流れを2度経験したことは糧になるはず。今回は青葉特別と同じ640キロですが、違った結果も望めそうです。
 ▲ウンカイタイショウは、春駒特別では1番人気・9着とはいえ、障害での苦戦が響いたもの。青葉特別では逃げて2着だっただけに、負担重量も変わらず、ほぼ再戦の今回は見直せるはず。
 △コマサンエースは体重が減少傾向なのが気になりますが、青葉特別3着などシーズンをまたいで4戦連続3着以内と堅実です。

【第3回開催6日目】
 5月23日(月)のメイン第11レースは、スーパートレーナー賞(3歳以上選抜・20:15発走予定)。昨季リーディング上位の調教師が管理するB級馬による選抜戦。今年はB1級5頭、B2級1頭、B3級3頭、B4級1頭の計10頭で争われます。

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 ◎イワキダイヤは、昨季最終週のB2級-1組特別戦2着から、シーズンをまたいで5戦連続で連対中と充実。特に前走はB1昇級戦でいきなり1組に組まれましたが、逃げ切って、A2から降級してきた2着馬に6秒9差をつける快勝。クラスの壁を感じさせません。前走と比べA級からの降級馬も少なく、4歳10キロ減も有利。連勝に期待したいところです。
 ○ヒメトラマジックは、A2からB1へ降級。昨季5勝をすべて平場戦で挙げており、重量が軽くなった今季初戦のA2級混合の特別戦(630キロ)、続く牝馬重賞・カーネーションカップ(660キロ)とも7着と結果が出ていません。610キロだった前走B1級-3組は3着でしたが、直線一旦は先頭に先頭に立つも粘れなかったことから重い馬場ではスタミナに不安がありそう。前走からプラス10キロをどうこなすかでしょう。
 ▲カネサスペシャルは、昨季最終出走となったB1級-3組を勝利すると、B4へ降級した今季1、2、2着。昨季終盤では障害に安定感が出ており、シーズンが変わっても好調さを持続しています。そして、B3昇級初戦の前走がこの馬の真骨頂といえ、障害ふた腰から一気の追い込みを決めて勝利。元オープンの実績馬がB3級の軽量で出られるのも恵まれています。
 △サクラジョージは、ヒメトラマジックと同じくA2からB1へ降級して苦戦ぎみ。昨季の6勝中4勝が馬場水分2.4%以上と軽めの馬場だっただけに、現在の馬場が合っていない可能性は考えられそう。しかし、昨季のほか2勝は4~5月と基礎重量が軽い時期に挙げたもので、B2級以下が半数のここなら変わり身があるかもしれません。

今週の見どころ(5/14~5/16)

2022年5月12日(木)

 前週より新馬戦がスタート。5月7日第2レースで、今季2歳最初の勝ち名乗りを上げたのはホウエイチャン(牡・大友栄人厩舎)でした。スギノハリアー産駒は今年の2歳が3世代目で、母のブルーオーシャンは17年クインカップ勝ちがあります。また、8日第3レースを制したコーワノウンカイ(牡・槻舘重人厩舎)の父は新種牡馬ツガルノウンカイです。今週は新馬戦で勝てなかった馬たちによるレースが組まれています。
 なお、今週より月曜が12レース編成となり、メインは第11レースとなります。ご注意ください。

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【第3回開催1日目】
 5月14日(土)のメイン第10レースには、五月雨特別(A2級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催で春駒特別(A1級との混合)、菖蒲特別(A2級)を使われていた馬を有力視します。
 ◎オールラウンダーは、今季初戦のミズバショウ特別(A1級との混合)を勝利。昨季最終出走となった白樺賞(A1級)で下していた馬も多く、逃げ切ってシーズンまたぎで2連勝しています。前走春駒特別は同条件とはいえ9頭中7頭がA1級と明らかに相手が強く7着でしたが、障害はひと腰と格好はつけました。A2級同士のここは反撃必至といえます。
 ○コウシュハレガシーは、オープン格付だった昨季1勝のみでしたが、A2へ下がった今季は2、1着と好調。菖蒲特別では、逃げるとしぶといコウテイを際どく差し切っています。実績上位なのに加え、勝ちみを覚えたとなれば連勝の期待も高まります。
 ▲コウテイは、ミズバショウ特別、菖蒲特別とも僅差の2着。ともにしぶとい競馬をして試練の5歳シーズンで好スタートを決めました。"天候:雨"のときは好成績を残せていないだけに、天気と馬場がカギとなりそうです。
 △ダイリンファイターは、白樺賞(2着)、ミズバショウ特別(5着)ともオールラウンダーより後に障害を越えて10秒ほどの差がありました。勝ちにこだわるなら逃げを打ちたいところでしょう。

【第3回開催2日目】
 5月15日(日)のメイン第10レースには、さつき特別(オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 スプリングカップ、ばんえい十勝オッズパーク杯と使われた馬が8頭中6頭もいます。ただ、2走が1、2着だったメムロボブサップは出走を回避しています。
 ◎アオノブラックは、スプリングカップ6着からばんえい十勝オッズパーク杯では1着と巻き返しました。対メムロボブサップではやや劣勢ですが、同重量でほぼ同時に障害を越えての末脚勝負ならこちらに分があります。今回はメンバーで唯一、賞金ハンデ5キロ増でも、ライバル不在だけに連勝のチャンス。
 ○アアモンドグンシンは、スプリングカップ2着、ばんえい十勝オッズパーク杯3着とすっかり安定感が出ています。調子を上げているアオノブラックを負かすのは簡単ではありませんが、現役屈指の末脚には魅力があります。
 ▲オーシャンウイナーは昨季のばんえいダービー馬で、4歳シーズン初戦。古馬オープン初挑戦だった1月の1組特別は8着だったものの、未経験の760キロは酷でした。今回はアオノブラックと15キロ差ついての最軽量670キロ。スピードを生かして見せ場以上が期待できます。
 △メジロゴーリキは、スプリングカップでは3着に好走しています。シーズン序盤の軽量では持ち味の持久力を生かすことは難しそうですが、相手関係を考えれば無視できません。

【第3回開催3日目】
 5月16日(月)のメイン第11レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:10発走予定)

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 3歳シーズンで最初の同世代オープン特別戦となります。しかし、昨季最終週に行われたイレネー記念で鮮やかな追い込みを決めたキングフェスタの登録はなし。同レースからは同着の2着だった2頭を含む6頭、イレネー記念に賞金不足で出走できなかった牡馬による若草特別からは1、2着馬が参戦しています。
 ◎ヤマノコーネルは、昨季終盤伸び悩みぎみでしたが、逃げ・先行馬に有利な馬場状態で、前半置かれてしまう脚質のためが災いした感があります。しかし、体重が1020キロにまで増えた最終週の若草特別で直線抜け出しを決めており、最後まで歩ききるスタミナ面の強化を感じさせました。砂の入れ替えなどで重めの馬場となった今季は、B4級で3戦2勝、3着1回と充実の走りを披露しています。重賞初挑戦だった2月の翔雲賞(3歳牡馬)で歯が立たなかった馬や、イレネー記念組が相手の今回は試金石。イレネー記念2着同着のトワイチロと10キロ差、ヘッチャラと30キロ差を生かして上位を狙います。
 イレネー記念で2着同着だった2頭も有力。○トワイチロは、セン馬のため翔雲賞に出走できませんでしたが、12月のヤングチャンピオンシップでも2着の実績。定量戦だったイレネー記念からヘッチャラとのハンデ差が10キロ広がるのは有利です。
 ▲ヘッチャラは、ナナカマド賞、翔雲賞とも2着。ヤングチャンピオンシップの勝ち馬ヤマカツエースとともに、トップハンデとなりますが、世代王者キングフェスタが不在ならまず勝ち負けでしょう。
 △クリスタルコルドは、イレネー記念では端の10コースでも崩れずに4着。今季はB3級-1組で3戦連続連対と好調です。ただ今開催からB2に昇級し10キロハンデが増え、トワイチロと10キロ差となるのは気になります。

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