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今週の見どころ(1/14~1/16)

2023年1月12日(木)

 1月14日(土)の地方競馬の開催は、ばんえい帯広競馬のみ。ぜひオッズパークでお楽しみください。
 15日(日)のメインには、4歳牝馬による準重賞・ばんえいプリンセス賞が組まれています。明け4歳馬にとって今季中に同世代の牝馬同士で戦えるラストチャンス。ここで好走できれば、次開催・1月29日に実施される4歳以上牝馬による重賞・ヒロインズカップも視野に入ってくるはずです。

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【第21回開催1日目】
 1月14日(土)のメイン第11レースには、ガーネット特別(B1級-1組・18:25発走予定)が行われます。

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 前開催の北海道競馬記者クラブ特別は、9番人気ワンポイント(今開催からA2へ昇級)が逃げ切り勝ちを収め、8番人気ロングビユウテイが3着に入り波乱に。
 1番人気で2着だった◎テンリュウフジに期待します。特別戦でも速い流れになりやすい昨今は、障害力はもちろん、決め手が勝負を左右します。前走でロングビユウテイを差し返したテンリュウフジの走りは、明け10歳という年齢を感じさせません。今季B1級-1組の特別戦では2、1、2着とすべて連対。このレースの当日は雪予報が出ていますが、どんな流れになっても崩れる懸念は少ないです。
 ○カツゲンが相手筆頭です。4走続けて2組の平場戦に出走し4、2、4、2着と安定。1月2日の前走では、明け5歳で平場戦の若馬減量がなくなったなか、素晴らしい切れ味を発揮しました。軽馬場なら過去5着2回の1組特別戦でも上位争いが見込めます。
 ▲ホクセイサクラコは、北海道競馬記者クラブ特別では4番人気で6着。ワンポイントとほぼ同時に障害を降りながら詰めを欠きましたが、2着テンリュウフジとは2秒5の僅差でした。2走前のB1昇級初戦で、カツゲンを差し切っているようにスピード能力は高く、こちらも降雪が味方になるはず。
 △ロングビユウテイは、馬場水分3.6%だった11月の1組特別戦で差して2着があります。ここも軽視できません。

【第21回開催2日目】
 1月15日(日)のメイン第11レースには、準重賞・ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:25発走予定)が行われます。

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 12月4日に実施されたばんえいオークス(定量670キロ)に参戦していなかったのはミノリヒメだけでほぼ再戦。障害2番手から突き抜けたダイヤカツヒメが、当時から10キロ増のトップハンデとなり、最大20キロ差つきます。
 ◎ピュアリーナナセは、ばんえいオークスでは1番人気で10着。もともとあまりテンに速くないなか、砂が重い10コースに入り、しかもハイペースで追走が厳しく、障害で苦戦と悪い材料が重なった印象でした。近2走も10着ですが、ともにこのところ砂が重いとされる1コースだったと説明がつきます。現に5コースだった3走前の自己条件ではしっかり4着まで伸びており、4コースの今回、黒ユリ賞馬の復活がありそうです。
 ○シンエイアロイも直線勝負タイプですが、ピュアリーナナセや、ホクセイサクランボより前で運べます。2番人気だったばんえいオークスは、勝ち馬にも劣らない末脚を使って4着。早めに先頭に立てれば、後続の追い上げを振り切れるかもしれません。
 ▲ホクセイサクランボは、障害10番手から3着。展開次第の面は否めませんが、ここも要警戒でしょう。
 △ダイヤカツヒメは、9番人気の低評価を覆しての勝利。ただ、赤塚健仁騎手の前半35秒という積極策がハマった感もあります。10キロ増とはいえトップハンデで、人気になるだろう今回も同じ競馬ができるかどうか。

【第21回開催3日目】
 1月16日(月)のメイン第11レースには、睦月特別(オープン-2組・18:20発走予定)が行われます。

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 帯広記念組が上位でしょう。なかでも注目は7着だった◎マツカゼウンカイ。10月には重量850キロの北見記念で追い上げて4着がありますが、障害では苦戦していたように、基本的には700キロ台後半までが活躍の舞台。9月以降に出走したオープン-1組の特別戦では2、8、4、2着。直近の射手座特別(馬場水分1.4%)では、ミノルシャープに一旦は突き放されたものの、終いは差を縮め1秒1差に食い下がっています。ここも好位で運んで上位を目指します。
 ○ミノルシャープは、帯広記念の4着馬。20年には旭川記念、ばんえいグランプリを制しているように、マツカゼウンカイより重量の融通は利きます。ただ、馬場水分3.5%でペースが速かった2走前のオープン-1組平場戦では730キロの軽量でも障害で苦戦し10着。特別戦とはいえ、雪の影響がありそうなここで、流れに乗れるかどうか。
 ▲オーシャンウイナーは明け5歳で、射手座特別は10着でしたがためて障害ひと腰から無理せずといった感じ。若い世代は三冠が目標となるだけに、自己条件では目いっぱいの競馬はしにくいはず。しかし天馬賞が終わり、2組に下がったここなら、大きく変わっても驚けません。
 △キタノユウジロウは、連覇を目指した帯広記念では6着と残念な結果でした。ただ今季はオープン-2組の特別戦で2勝。不得意な印象があるスピード競馬にも対応しており、軽馬場見込みの今回も軽視禁物です。


今週の見どころ(1/7~1/9)

2023年1月 5日(木)

 1月7日(土)から今季最終日・3月20日(月)まではすべて土、日、月曜の3日間開催となります。
 9日(祝・月)は成人の日。ばんえい競馬では、中村太陽騎手(2002年11月26日生まれ)がハタチの新成人となります。
 この日メインの準重賞・ばんえい十勝金杯は、12月のばんえいダービー1~3着馬キングフェスタ、ヘッチャラ、ヤマカツエースの参戦が注目の的。ただし明け4歳はB級以上の特別戦での減量が20キロから10キロに減っています。ここで上位をにぎわすようなら、来季のオープン戦線が楽しみになります。

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【第20回開催4日目】
 1月7日(土)のメイン第11レースには、北海道競馬記者クラブ特別(B1級-1組・18:25発走予定)が行われます。

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 12月12日のサンケイスポーツ杯のほぼ再戦。注目は3頭横一線の優勝争いの末3着だった◎コマサンタカラ。B1昇級初戦だった3走前にA2級相手で2着があるように、逃げると粘りを発揮します。怖いのは差し脚ある軽量馬ですが、4着ピュアリーナナセ、6着ホクセイサクランボはともに明け4歳馬でハンデが厳しくなっており、2着だった牝馬も不在なら、着順の後退は考えにくいです。
 ○テンリュウフジが相手筆頭。サンケイスポーツ杯1着馬で、前々走も2着と、B1級-1組の特別戦で続けて好走。コマサンタカラと同じく障害巧者で、ここも崩れはないでしょう。
 別路線からは▲ワンポイントに期待します。今季同条件で4戦して3着2回、5着1回とまずまず。8着だった11月のレースは、手応えよさそうに逃げていましたが、残り30メートルで急に止まってしまったもの。10月にも同じような敗戦がありますが、ムラな面が出なければここも勝ち負け。
 △ピュアリーナナセは、サンケイスポーツ杯4着惜敗後の前走では、710キロでばんえいダービーに出走し10着でした。695キロに減量されれば変わり身はあるでしょう。

【第20回開催5日目】
 1月8日(日)のメイン第11レースには、新雪特別(A2級-1組・18:25発走予定)が行われます。

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 2開催前が冬月特別(A2級-1組)で、前走でばんえいダービーを使われていた明け4歳馬3頭が実力上位。
 なかでも◎トワイチロに注目します。ばんえいダービーは障害ではためにためての仕掛けで、直線勝負に徹し7着と人気なりの走りはしました。2着だった冬月特別は好位から末脚を発揮しており、当時から20キロ増でも、ばんえいダービーより5キロ軽い715キロで、勝ち馬が不在なら手堅くまとめてくるはず。
 ○ツガルノヒロイモノは、冬月特別は逃げて3着。ばんえいダービーは障害ひと腰4番手で越えたものの、残り15メートルで一杯になったのは、一線級との経験値の差でしょう。引き続き730キロでもA2級同士なら、前残りのチャンスはあります。
 5歳以上では▲シャンハイオトメに期待。前走のホワイトクリスマス賞は格上相手で、基礎重量に賞金ハンデも増え厳しい戦いが予想されましたが、障害力を見せ6秒0差の7着と悪くありません。今回はA2級同士とはいえ骨っぽい4歳との対戦ですが、重量差を考えれば好勝負になるでしょう。
 △ヤマノコーネルは、冬月特別では8着。ルーキー中村太陽騎手の特別戦初騎乗で、1番人気と期待されましたが、障害の苦戦が響きました。しかし、続くばんえいダービーでは追い込んで4着と人馬とも進境を見せました。3度目のコンビとなるここは、さらに前進を期待します。

【第20回開催6日目】
 1月9日(祝・月)のメイン第11レースには、準重賞・ばんえい十勝金杯(オープン・18:20発走予定)が行われます。

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 帯広記念や、5歳の天馬賞があったため、メンバー中で最も通算収得賞金が多いのは6歳カイセドクター(賞金順8位)。一線級が不在のぶん、ヘッチャラ、ヤマカツエースら4歳の上位馬も出走可能となりレースの注目度が増しました。ただ両馬は10~15キロの賞金ハンデを課されています。
 ならば期待は5歳以上で◎カイセドクター。11月の重賞・ドリームエイジカップ2着、続くオープン-1組・射手座特別、平場戦各3着とここに入れば実績上位。牡馬同士ではハンデ差が最大15キロしかつかないのも有利といえます。
 ○コマサンエースは、レベル高い明け7歳世代の5番手。1~3番手のメムロボブサップ、アオノブラック、インビクタは今季重賞勝ちがあり、4番手コマサンブラックは、先日の帯広記念で逃げて3着。この馬もオープン-2組程度のメンバーでは、負けていられません。
 ▲ブラックサファイアは、射手座特別では8着でしたが、最後方での障害クリアから一気に伸びて、もうひと押しで3着争いに加わる勢い。決め手だけならオープンでも通用します。前走定量500キロの地吹雪賞で超ハイペースを経験したことで変化があれば、今回は狙って面白い存在です。
 △シンエイボブは、近走では大きな着順が多いものの、4走前のオープン-2組特別戦では3着があります。こちらも地吹雪賞を使われたことが刺激になれば、侮れません。

今週の見どころ(1/2~1/4)

2022年12月31日(土)

 新年のばんえい十勝は、1月2日(振・月)から4日(水)の3日間で行われます。なおこの週から2月20日(月)までの8週は薄暮開催で、準ナイターより最終レースの発走予定時刻が1時間ほど繰り上がります(詳しくはこちら)。
 年始初日・2日のメインは、古馬では3レースしか組まれていない、ばんえいグレードBG1の帯広記念(第8レース・16:50発走予定)、翌3日は明け5歳のBG1・天馬賞(第11レース・18:20発走予定)が行われます。

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【第20回開催1日目】
 1月2日(振・月)のメイン第8レースには、第45回帯広記念(4歳以上・16:50発走予定)が行われます。

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 基礎重量890キロに、今季の収得賞金による別定重量が課されます。今季の重賞勝ち馬では、重賞2勝もメムロボブサップが負担重量930キロでトップハンデ。重賞3勝アオノブラックが10キロ軽い920キロで、重賞1勝のメジロゴーリキとインビクタがさらに10キロ軽い910キロです。
 ◎メムロボブサップにとって22年は9着と、シーズンで唯一大敗を喫したのがこの帯広記念でした。昨季も開幕から3勝、2着8回、3着2回と堅実でしたが、今季は7勝、2着3回、3着1回とグレードアップしています。同じ930キロでトップハンデとはいえ、今年はひと味違うはず。
 ○アオノブラックは、10月30日の北見記念を逃げ切り圧勝。トップハンデでも、メムロボブサップが不在で圧倒的な存在感を示しています。ただ今回は10コースに入ったのが微妙なため、ライバルより10キロ軽くても相手評価に。
 ▲キタノユウジロウは、22年の帯広記念を900キロで制しており、今年890キロで出走できるのが有利。近2走はひと息ですが、流れが速い特別戦だけに度外視が可能でしょう。
 有力各馬が障害で苦戦すれば、△ゴールデンフウジンの食い込みがありそう。6番人気で2着に食い込んだ今年の北見記念がまさにそれでした。

【第20回開催2日目】
 1月3日(火)のメイン第11レースには、第16回天馬賞(5歳・18:25発走予定)が行われます。

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 定量760キロで争われる、4歳シーズン三冠の最終戦です。
 この世代は牝馬の活躍が目立ち、2歳のナナカマド賞(アバシリサクラ)、3歳のばんえい大賞典(イオン)、ばんえい菊花賞(サクラヒメ)、4歳二冠目・銀河賞(ミソギホマレ)と牡馬混合重賞を4勝。しかし、定量のBG1・イレネー記念、ばんえいダービーは、ともに牡馬のオーシャンウイナーが制しています。
 今回は定量のBG1だけに、注目はもちろん◎オーシャンウイナー。ここ1年で3勝しかしていませんが、ばんえいダービー、ポプラ賞、柏林賞と勝ち星はすべて重賞。銀河賞も2着と、重賞ではハンデにかかわらず結果を出し続けており、信頼度の高い中心といえます。
 天馬賞で牝馬は通算1勝のみも、過去10年で4頭が馬券絡み。相手候補にはなり、○サクラヒメ▲ミソギホマレの名が挙がります。戦歴的にさほど差は感じませんが、4歳女王決定戦・クインカップ、4歳以上牝馬の準重賞・レディースカップと続けて勝利しているぶん、サクラヒメを上に見ます。
 前述3頭はいずれもオープン馬。上り馬もいますが、押さえも格付重視でA2級の△マサタカラ。柏林賞ではミソギホマレに先着しての2着で、同レースで手綱を取っていた鈴木恵介騎手へ乗替わりなら妙味たっぷりです。


【第20回開催3日目】
 1月4日(水)のメイン第11レースには、ニューイヤーカップ(A1級-1組・18:30発走予定)が行われます。

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 A2級との混合だった前開催のホワイトクリスマス賞のほぼ再戦。ゴール前は6頭による大激戦になり、逃げたノエルブランは2着に残りましたが、ほか先行したコウテイ3着、ニセコヒカル5着。差し脚を伸ばしたアオノゴッド1着、マルミゴウカイ4着、サクラドリーマー6着。10→2→7番人気で3連単26万円の大荒れとなりました。
 注目は◎ノエルブラン。ホワイトクリスマス賞が行われた12月24日は大雪の影響で、今季最も馬場水分量が多く4.0~4.1%でしたが、2番人気で2着と上位人気馬で唯一馬券に絡んでいます。今回は前走ほど極端な馬場にはならないはず。逃げ切りを決めてくれるでしょう。
 ○ニセコヒカルは、平場戦より特別戦のほうが成績安定。2走前の準重賞で3着があるように逃げがベストでしょうが、前走のように早めに障害を越えられれば相当な粘りを発揮します。同タイムで1着アオノゴッド、2着ノエルブランと2秒1差ならタイミングひとつで逆転可能。
 ▲ジェイエースは昇級初戦ですが、明け5歳だった21年の同時期にはA1級-1組の特別戦でコマサンブラック、コマサンエース(現オープン)と互角の勝負をしていました。5歳5月から約1年間休養していたため、7歳でもキャリアは100戦に満たず、大きく成長する可能性を残しています。
 △マルミゴウカイは、賞金ハンデ10キロ増となった近3走でも、1着との着差は最大でも3秒6と惜敗続き。そろそろなんとかしたいところです。

今週の見どころ(12/28~12/30)

2022年12月26日(月)

 年末開催は、12月28日(水)~30日(金)の3日間。各日のメインは、定量500キロのスピード勝負・地吹雪賞、3歳チャンピオン決定戦・ばんえいダービー、ばんえい甲子園の決勝戦・ヤングチャンピオンシップの豪華ラインナップです。
 なおこの3日間は準ナイターですが、年明けは薄暮開催となります。

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【第19回開催4日目】
 12月28日(水)のメイン第11レースには、地吹雪賞(3歳以上選抜・19:25発走予定)が行われます。

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 年明け3月5日に実施される準重賞・スピードスター賞の予選第2弾。定量500キロですが、その重量で出走するのは3頭だけで、減量[牝馬(20キロ)、3歳(20キロ)、4歳(10キロ)]がある馬が多数。この条件の経験があるのはシンエイボブ、ドラゴンボーイのみとなっています。
 8歳牝馬◎シンエイボブに注目します。この条件には4歳シーズンから挑戦し、4年連続で決勝戦へ進出。特に7歳シーズンの昨季は、地吹雪賞でベストタイムを更新し、アオノブラックの2着。スピードスター賞は、1着メムロボブサップ、2着ゴールドハンター、3着アオノブラックの4着に追い込んでおり衰えを感じさせません。今回は昨季、先着された馬は不在。経験値の高さを示すでしょう。
 ○シンエイアロイは3歳牝馬。4歳シーズンの19年に疾風賞1着があるサンシルクラポピーでさえ、3歳初挑戦時の地吹雪賞では最軽量460キロでも4着惜敗でした。しかし、同馬は当時B4と下級だったの対し、こちらはB2級とキャリアは上。通用するかもしれません。
 ▲ドラゴンボーイは、昨季がこの条件初出走。スピードスター賞は見せ場を作れず7着も、地吹雪賞ではアオノブラック、シンエイボブらとほぼ同時の仕掛けで、詰めを欠いたとはいえ僅差5着でした。予選レベルなら通用するはず。
 この条件では、前述ゴールドハンターをはじめ直線勝負タイプの台頭がよくあります。△ブラックサファイアは、この条件初挑戦ですが、未経験馬多数のこのメンバーなら気になりません。

 【第19回開催5日目】
 12月29日(木)のメイン第11レースには、第51回ばんえいダービー(3歳・19:25発走予定)が行われます。

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 ここまでの二冠は、クリスタルコルドがばんえい大賞典を勝ち、同レースには不在だったキングフェスタがばんえい菊花賞を制覇。牡馬(セン馬含む)同士でも40キロ差ついてのトップハンデは厳しい印象で2番人気に甘んじましたが、障害5番手から豪快に突き抜けています。
 今回は定量戦。◎キングフェスタが、ばんえい菊花賞と同じ730キロなら1番人気にこたえ、二冠制覇を決めてくれるはず。イレネー記念馬が3歳でもチャンピオンの座を射止めます。
 ○ヘッチャラは、ばんえい大賞典3着同着ですが、ばんえい菊花賞は詰めを欠いて9着。A1へ昇級してからひと息のレース続きだったとはいえ、イレネー記念2着の実績を考えれば不満が残りました。しかし、現在は3戦連続3着以内と復活しており、好状態で臨めそうです。
 ▲クリスタルコルドは、ばんえい大賞典、4歳混合のはまなす賞と今夏に重賞を連勝。一気にクラスが上がったためか自己条件では結果が出ずも、ばんえい菊花賞がキングフェスタより10キロ軽い720キロでしぶとく3着に歩いており、ここは連争い候補。
 △ヤマカツエースは、ばんえい菊花賞6着も、720キロを経験しており侮れません。

 【第19回開催6日目】
 12月30日(金)のメイン第11レースには、第24回ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜・19:25発走予定)が行われます。

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 基礎重量590キロから、収得賞金150万円につき別定10キロを課され、トップハンデが、タカラキングダムとキョウエイプラスの610キロ。この最大20キロ差を大きい見るか、小さいとみるか。
 ◎タカラキングダムは、重賞・ナナカマド賞、釧路産駒特別制覇と圧倒的な実績を持ちながら、20キロ増はむしろ恵まれた印象。前走時1028キロは、南北海道産駒特別1着タイヨウの1062キロに次ぐ体重で馬格があるのも魅力です。
 ○コウシュハメジャーは、ナナカマド賞があった開催の2歳A級-1組を8番人気で勝利。一度は先頭を譲りましたが、差し返す根性を見せ6月以来の勝ち星をマークしました。北央産駒特別はゴール前4頭の接戦を制しており勢いが出てきました。タカラキングダムと重賞・特別戦で対戦歴がないのが不気味。
 前開催に組まれた2歳A級-1組は、十勝産駒特別1着キョウエイプラスが勝ち、3着マルホンリョウユウが2着、2着ジェイヒーローが3着と、今年も十勝産駒はハイレベル。▲ジェイヒーローと、△キョウエイプラスも当然有力でしょう。

今週の見どころ(12/23~12/25)

2022年12月21日(水)

 今開催のばんえい十勝は、12月23日(金)~25日(日)、28日(水)~30日(金)の6日間となります。
 前半となる今週は、近年の年末開催ではお馴染みですが、オープンの1組、2組がともに平場戦として組まれています。4歳以上のオープン馬がこの開催で出走可能なのは、ほかには28日の定量500キロ戦・地吹雪賞しかなく、普段とは違った舞台での走りに注目です。

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【第19回開催1日目】
 12月23日(金)のメイン第11レースには、ノエル特別(B1級-1組混合・19:25発走予定)が行われます。

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 B1級馬8頭のうち6頭はサンケイスポーツ杯(1組・特別戦)、B2級の2頭はおおいぬ座特別(1組)からの参戦です。
 B2級の3歳馬◎シンエイアロイに注目します。おおいぬ座特別では先に抜け出された同じ3歳馬レグルス、ホクセイウンカイの3着に食い下がりました。馬場が重いとされる10コースに入りながらスムーズに追走できており、引き続き大外枠となる今回も心配なさそう。格上相手ですが、前走では5頭いた3歳(1~4着を独占)が3頭に減っており、むしろ戦いやすくなったといえます。
 サンケイスポーツ杯組も期待は3歳馬。○ホクセイサクランボは6着でしたが、終いの脚もしっかりしておりB1昇級初戦としては悪くありませんでした。近走の充実度ではシンエイアロイに軍配が上がりますが、格はこちらが上。直線勝負になれば、ヒケを取りません。
 ▲ゲッカビジン△テンリュウフジは、サンケイスポーツ杯各2、1着をはじめ近走のB1級では、特別戦・平場戦を問わず続けて馬券に絡んでいます。ただ、今回は雪の影響の残る馬場が予想されるだけに、3歳馬にスピード負けしないか懸念はあります。

【第19回開催2日目】
 12月24日(土)のメイン第11レースには、ホワイトクリスマス賞(A1級-1組混合・19:25発走予定)が行われます。

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 A1級の7頭中5頭の前走が平場戦だけに、6頭が出走していた2開催前の暑寒別岳特別(1組)の結果が参考になりそう。
 注目は◎アアモンドキーマン。暑寒別岳特別が昇級初戦で6番人気でしたが、逃げ切って勝利。A2級時代と同じ戦法を取れているようにクラスの壁はありませんでした。前走は早めに障害をクリアしながら8着でしたが、平場戦では障害力のアドバンテージが生きなかった印象。特別戦に戻り、しかも格下相手と、反撃へ態勢は整いました。
 逆転が狙えるとしたら対戦歴がない馬で、A2級の4歳馬○マサタカラに注目。秋以降、自己条件ではほぼ崩れがなく、10月9日の特別戦・銀の匙帯広展開催記念では、当時同じA2格付で追い込んで勝ったマルミゴウカイを上回る切れ味を発揮しコンマ6秒差まで迫っています。マルミゴウカイが暑寒別岳特別で3着だったことを考えれば、通用するはず。
 ▲コウテイは、アアモンドキーマンと同じ近2走が8、6着ですが障害はともにひと腰。10月にはオープン混合の特別戦で勝利しているように、流れに乗れさえすれば力はヒケを取りません。
 △マルミゴウカイは、A1昇級後が2、3、6着と勝ち切れていませんが、格下相手なら有力な1頭になります。

【第19回開催3日目】
 12月25日(日)のメイン第11レースには、カトレア特別(A2級-1組・19:25発走予定)が行われます。

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 前開催の同条件・冬月特別の勝ち馬◎マルホンリョウダイの連勝濃厚といえます。春から夏にかけては勝ちきれないレース続きでしたが、9月に今季初勝利を挙げると、同レースを含む近7走が4勝、3着2回と充実一途。A2昇級初戦だった2走前の五稜郭特別(1組)では障害ひと腰から追い上げ、ばんえい菊花賞2着の実力馬ヤマノコーネルからコンマ4秒差の3着と勝ちに等しい走り。前走ではヤマノコーネルに雪辱を果たしました。ここを勝てば新年をA1級で迎えることになります。
 ○マルモタイショウは、マルホンリョウダイと同じ4歳馬で、2連勝でA2昇級を決め、昇級初戦(冬月特別)がメドの立つ内容だったのも同じ。違うのは、年明けの重賞・天馬賞への出走が微妙な収得賞金であること。ぜひとも勝利が欲しいところでしょう。
 冬月特別組以外では、▲ジェイエースに注目。障害が安定して3走連続連対と勢いがあります。今季の収得賞金が少ないため平場戦を多く使われていますが、近況からは前走から45キロの重量増もこなせそう。
 マルモタイショウと同じく、A2級で2度目の出走となる4歳馬△アバシリサクラ△サクラシュンカにも警戒したいです。

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