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今週の見どころ(11/5~11/7)

 12月30日に行われる2歳重賞・ヤングチャンピオンシップへ向けた予選が今週からスタート。産地別に分けた5つの特別戦の各上位2頭に出走権が与えられます。その第1弾・十勝産駒特別が6日(日)の第10レースに実施されます。
 同日のメイン第11レースには3歳二冠目・ばんえい菊花賞が組まれており、一冠目には不在だったオープン馬キングフェスタが出走予定となっています。

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【第15回開催4日目】
 11月5日(土)のメイン第11レースには、夕刊フジ杯(A1級・20:10発走予定)が行われます。

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 前開催のA1級・桔梗特別の上位馬が主力ですが、狙ってみたいのはA2級-3組を勝ち昇級初戦の◎ナカゼンガキタ。まず強調すべきはメンバー中で唯一、オープンからの降級馬であること。前走が8カ月半ぶりで今季初出走でしたが、A2級ではやはり力が違い余裕の逃げ切りでした。休み明けで大きく体重を減らしていてもあれだけ走れば、昇級しても心配なく通過点といえます。
 ナカゼンガキタが昨季、オープン昇級を決めた1月の山羊座特別(A1級混合)では、障害離れた4番手から突き抜けているようにA1級でも決め手は上位。
 相手はナカゼンガキタより前で競馬できそうな馬。桔梗特別1着○ココロノタカラは、実は山羊座特別で逃げて3着でした。前走がA1昇級後の初勝利ですが、一度好結果を残すと連続して好走しやすい戦歴でもあり、粘り込みもありそうです。
 ▲ノエルブランは、山羊座特別(4着)、桔梗特別(6着)とも障害を2番手でクリア。ナカゼンガキタが逃げるようなシーンは考えにくいため、ここもどれだけ前半自分のペースで運んで、終いに粘れるかでしょう。
 △オールラウンダーは、桔梗特別で逃げて3着。10戦続けて騎手が乗り替わっていますが、鈴木恵介騎手なら不足なし。

【第15回開催5日目】
 11月6日(日)のメイン第11レースには、3歳三冠の第2弾・第47回ばんえい菊花賞(3歳・20:10発走予定)が行われます。

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 イレネー記念馬キングフェスタは、7月のばんえい大賞典には不在。イレネー記念4着だったクリスタルコルドが勝ち、2着同着だった2頭はトワイチロが2着で、ヘッチャラは3着同着。
 三冠第1弾は3月のイレネー記念上位馬が力を示しましたが、10月のオッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン)は、イレネー記念9着ヤマカツエースが勝ち、不出走だったヤマノコーネルが2着。ばんえい大賞典で馬券に絡めなかった2頭が巻き返しました。
 注目は◎ヤマノコーネル。ばんえい大賞典は6着でしたが、秋桜賞では同じ重量670キロをひと腰で上げると、B1昇級初戦の前走では685キロで逃げ切りと充実しています。このレースは重量格の別定戦のため、B2からB1へ昇級しても、秋桜賞から30キロ増で出走できるのは有利。キングフェスタと30キロ差あれば好勝負できるはず。
 ○ヤマカツエースは、2歳12月のヤングチャンピオンシップを1番人気で勝利している実力馬。しかし、世代限定オープン戦では、秋桜賞とあわせ2勝に対し、ばんえい大賞典5着など、2~5着が計6回(ほか着外1回)と善戦止まりが多い成績。そのぶん収得賞金が少なく、A1格付なのは有利な印象です。
 2歳世代のチャンピオン▲キングフェスタは、今季オープン格付でスタートし、10月の初戦から2度使われています。イレネー記念以降、同世代同士での対戦がないため未知数な面はありますが、実績通りの走りならトップハンデでもまず勝ち負けでしょう。
 △クリスタルコルドは、キングフェスタが休養中に、ばんえい大賞典、4歳混合のはまなす賞と重賞で2勝。今季初戦のB3からA1級までクラスを上げています。ただ秋桜賞ではヤマカツエースと同じ690キロで見せ場に乏しい8着だったのは気になります。

【第15回開催6日目】
 11月7日(月)は11レース編成で実施。メイン第10レースには、十勝岳特別(A2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 昇級まであと1勝という馬が5頭おり、なかでも◎マルミゴウカイに期待します。A1からB1へ降級した今季は10戦中9戦で1番人気と常に注目を集めました。B1級卒業には時間がかかりましたが、重量が700キロ前後になってから安定し、ここで3着以内ならA1へ戻ることになります。近2走の着差は、コンマ3秒とコンマ1秒ですが、ともに図ったような差し切りで強さが際立ちます。
 ○ヒメミヤは、マルミゴウカイより一足先にA2へ昇級し、初戦が2着ともっとも好成績。しかし、再び同馬との対戦となったその後の4走はすべて先着を許しています。マルミゴウカイが昇級すれば、次開催には出番が回ってきそうですが、スピードを削がれるロードヒーティングの稼動は歓迎といえず、今回が勝負かもしれません。
 ▲シャンハイオトメは、ここを勝てば昇級。マルミゴウカイと同じ開催にA2へ昇級すると4戦続けて戦い、最初の2戦はこちらが先着しています。平場戦の前走で差のある敗戦を喫したのは気になりますが、ペースが落ち着く特別戦で見直したいところ。
 △フレイムゴールドは、前走平場の2組を勝って3開催ぶりの特別戦です。マルミゴウカイらが昇級前の7月とはいえ、A2級の特別戦を制しており、条件替わりは悪くないはず。この馬も昇級にリーチをかけています。


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