『令和4年度第2回調教師・騎手免許試験』の合格者が発表されました。ばんえい競馬からの合格者は以下4名(22年12月1日付の免許)。
★調教師
松田道明 騎手(現所属・平田義弘厩舎)
★騎手
今井千尋 厩務員(現所属・今井茂雅厩舎)
小野木隆幸 厩務員(現所属・大友栄人厩舎)
中村太陽 厩務員(現所属・今井茂雅厩舎)
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20日(日)の第10レースには、釧路産駒特別が組まれています。12月30日に行われるヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜)の予選第3弾。過去10回のヤングチャンピオンシップでは十勝産駒が4勝の好成績を挙げています。過去5回では5つの産地が1勝ずつと近年はさほど差がなくなっていますが、釧路産駒は十勝産駒に次ぐ2勝をマークしており今年も出走馬には注目です。
【第16回開催4日目】
11月19日(土)のメイン第11レースには、摩周湖特別(A2級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。
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前開催の十勝岳特別(A2級-1組)の出走馬から1着マルミゴウカイ、4着ニセコヒカルが昇級。前週に出走した馬もおり、2着マサタカラ以外は6着以下からの参戦です。ほぼ再戦続きだったこのところとメンバーが大きく変わっています。
◎ヒメミヤに期待します。十勝岳特別は3番人気でしたが、障害を4番手で越えてから早々に脚いろが鈍って9着と、見せ場がありませんでした。敗因を相手関係に求めるなら、前走の上位馬がほぼ不在で巻き返し濃厚です。
○マサタカラは、10月9日の銀の匙帯広展開催記念3着、十勝岳特別2着。A2級-1組相当の特別戦で続けて馬券に絡んでいます。ただ、軽めの馬場を味方にヒメミヤが逃げ粘ると、近走と同様に差し届かずの懸念はあります。
▲タカラウンカイは、近5走が4勝、5着1回と絶好調。A2昇級初戦の前走2組を差し切って3連勝を決めています。昨季も秋に連勝でA2へ昇級しその後未勝利でしたが、初戦を勝っている今季はひと味違うはずです。
△オレノタイショウは、銀の匙帯広展開催記念ではゴール線上でマルミゴウカイにつかまったとはいえ、逃げて惜敗の2着。こちらも十勝岳特別8着から反撃が見込めます。
【第16回開催5日目】
11月20日(日)のメイン第11レースには、オータムカップ(オープン-1組・20:05発走予定)が行われます。
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近3走を寒露特別、狩勝賞(ともにオープン-1組)、重賞・北見記念と使われた馬が9頭中5頭。メムロボブサップは9月の岩見沢記念以来の出走となります。
◎ミノルシャープは、オープン-1組に定着した近4走では未勝利ですが、重量860キロだった北見記念(8着)を除けば、勝ち馬と最大3秒2差と堅実。寒露特別はゴールデンフウジン、狩勝賞ではインビクタに少しずつ負けていますが、今回は両馬よりハンデ面で有利になります。懸念されるのはヒーティングが稼働した馬場で走るのは約2年ぶりということ。2年前のオータムカップはハンデが重かったとはいえ7着で、その後も馬券絡みはありませんでした。当時のスランプの原因はハンデか馬場か。ここの結果で見極めることができそうです。
○ゴールデンフウジンの重賞での上位進出は、他馬が障害で崩れたときに"漁夫の利"を得るかたちがほとんど。しかし、北見記念は障害ひと腰から強い競馬での2着でした。4走連続3着以内と好調ですが、寒露特別(1着)、狩勝賞(3着)から基礎重量と賞金ハンデとも増える点が心配です。
▲インビクタは、重賞初制覇を決めた9月の岩見沢記念や、狩勝賞がそうだったように逃げて粘り込むスタイル。第2障害で転倒し競走中止だった北見記念もこの馬のレースはしています。メムロボブサップが出走したことでトップハンデからは解放されるとはいえ、最軽量馬との30キロ差は楽ではありません。さらに経験を重ねたいところです。
△メムロボブサップは、賞金ハンデ40キロ増で重量890キロを課される北見記念には登録せず。それを考えれば30キロ増で臨めるここはむしろ恵まれたといえそう。目標は2週間後のドリームエイジカップでしょうが、地力を考えれば押さえておきたいです。
【第16回開催6日目】
11月21日(月)のメイン第11レースには、トドワラ特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。
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2開催前・ペルセウス特別の上位2頭、前開催・ばんえいオータムフェスト杯の1~3着馬はいずれもA2へ昇級。ばんえいオータムフェスト杯4着カネサスペシャルは19日(土)のメインに出走したため、近2開催の同条件でワンポイントに先着した馬はすべて不在の組み合わせです。
ただ、注目は両レースとも不出走だった◎シンエイジョッパリ。B1へ昇級した近3走の2組では、いずれも障害早めの仕掛けからひと腰で越え、3、2、2着と崩れがありません。4走前の秋陽特別でB1級を相手にB2級馬として最先着の3着という近況から、B1級同士なら特別戦でも互角以上でしょう。
○カツゲンは、秋陽特別(B2級-1組混合)では1番人気で4着。ゴール前4頭の争いからやや後れたものの、3着シンエイジョッパリと2秒5差でした。ペルセウス特別も人気以下の5着でしたが、今回は軽馬場が見込めることでひと押しきくかもしれません。
▲ワンポイントが3番手。ペルセウス特別3着、ばんえいオータムフェスト杯5着とこの組み合わせならキャリア上位です。
△マルホンリョウダイは、B1級では平場戦のみ出走。8戦2勝、2着2回、3着1回と安定しています。古馬相手の特別戦は今回が初ですが、前走の2組では、早めに先頭に立ったシンエイジョッパリに残り20メートルで並びかけ振り切っています。