オレノココロが連覇達成!
1日(日)は重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のオレノココロが優勝。シーズン最初の重賞で好スタートを切ったのみならず、これで重賞に限れば4連勝。古馬戦線の中心的存在として強くアピールしました。
【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
1.ニュータカラコマ 3.7
2.フジダイビクトリー 14.2
3.オレノココロ 2.1
4.ナナノチカラ 9.1
5.ニシキエーカン 70.8
6.オイドン 19.0
7.キサラキク 49.6
8.コウシュハウンカイ 5.3
9.カイシンゲキ 32.5
10.キタノタイショウ 32.0
タイトルウイナーがそろい、今季を占う意味でも重要な一戦。ただ、700キロ台前半のスピードレースだけに、適性がカギを握ることになりそうです。パワーのみならず、スピードも兼備しているオレノココロが1番人気。実績あるニュータカラコマが続き、充実ぶりを示すコウシュハウンカイが上位人気に推されました。
馬場水分は2.6%でゲートオープン。各馬とも中間点を過ぎたあたりから2、3度脚を止めますが、全体的にはハイペースで推移。早くも第2障害にたどり着きました。
ひと息入れてコウシュハウンカイとカイシンゲキが動き、それを見てオイドン、オレノココロも登坂を開始。なかでもコウシュハウンカイがあっさりと突破し、オイドンとオレノココロも続きます。ニュータカラコマとカイシンゲキもクリアして3頭を追いますが、この重量だけに先行勢の脚いろも軽快。なかでも残り20メートル付近からオレノココロがグッと加速すると、ゴール寸前でコウシュハウンカイをかわし、わずか0秒4差で今季初の重賞を制しました。コウシュハウンカイから0秒5差の3着にはオイドンが入り、先行した3頭による決着となりました。
昨シーズン後半から目覚ましい活躍を見せるオレノココロ。勢いそのままにこのレース連覇を果たし、いよいよ本格化なった印象です。パワー勝負にも対応できるのが強みで、今シーズンはさらなる飛躍が期待できそうです。
コウシュハウンカイは8回目の重賞2着。勝ちみに遅い面は否めませんが、レースぶり自体は決して悪くなく、多少の展開利があればいつでもチャンスがありそうです。
阿部武臣騎手「前走から手ごたえが良かったので、このレースもいいコンディションで迎えられると思っていました。レースは速くなるだろうと思っていましたが、想定よりも速かったですね。720キロでしたし、障害でヒザさえつかなければ、あとは末脚には自信がありました。ゴール近くまで速い流れだったのでなかなか差し切れませんでしたが、ゴール前できっちり差してくれました」