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1/2帯広記念回顧

オレノココロが本領発揮!

 2日(月)は重賞・帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝4番人気のオレノココロが優勝。昨年に続く連覇を果たすとともに、重賞12勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.フジダイビクトリー 3.3
  2.コウシュハウンカイ 5.0
  3.ホクショウユウキ 24.6
  4.ニュータカラコマ 2.5
  5.カイシンゲキ 36.6
  6.サクラリュウ 23.1
  7.キタノタイショウ 20.8
  8.オレノココロ 7.8
  9.オイドン 18.9
 10.フクドリ 47.4

 10連続連対中と安定しているニュータカラコマが1番人気に推され、昨年のばんえい記念馬フジダイビクトリーが差なく続き、3番人気にコウシュハウンカイ。高重量に加えて、馬場水分2.2%とやや重い馬場もあってか、昨年のばんえい記念の1~3着馬が上位人気に推されました。これにスピードで優るオレノココロやオイドンなどが、どう立ち向かうか。注目のゲートが切られました。

 さすがに高重量戦とあって、道中はゆったりとしたペース。各馬とも横一線で、慎重に刻みます。大きな差はつかず、そのまま第2障害を迎えました。
 じっくりとためたのち、動いたのはホクショウユウキ。それを見るかのように、サクラリュウ、ニュータカラコマ、コウシュハウンカイも仕掛けます。さらにキタノタイショウ、オレノココロも登坂を開始。それぞれ天板に脚をかけますが、さすがにこの重量。苦戦を強いられる馬が続出しました。それでも何とか荷物を曳き上げたのはサクラリュウ。ニュータカラコマとオレノココロもこれに続きます。少し水をあけられたものの、フジダイビクトリー、ホクショウユウキ、カイシンゲキも突破し、追撃態勢に入りました。
 サクラリュウは障害後に後退。代わって先頭に立ったのはニュータカラコマでしたが、残り30メートルを切ったあたりでオレノココロがグイグイと脚を伸ばし、先頭に躍り出ます。食い下がろうとするニュータカラコマでしたが、残り20メートル標識の手前で脚を止めてしまいました。そうなると、ここからはオレノココロの独壇場。重量と馬場に苦しむ9頭を尻目に、次元の違う脚を繰り出します。しかも、その足色には余裕さえ見られるほど。ゆうゆうとゴールまで荷物を運びきり、見事に連覇を達成しました。
 注目の2着争いはニュータカラコマとサクラリュウがしのぎを削り、残り5メートルでニュータカラコマが先行します。サクラリュウの脚は動かず、これで決着がついたかと思われました。しかし、そこへ障害8番手からトコトコトコトコ歩き続けてきたキタノタイショウが強襲。ゴール手前で脚を止めたニュータカラコマをかわし、2番手ゴールを果たしました。立て直したニュータカラコマが3着で、昨年のばんえいグランプリ以来、2度目の重賞挑戦だったサクラリュウが見せ場たっぷりの4着に食い込みました。

 近況は今ひとつのレースが続いていたオレノココロでしたが、今回は圧倒的な力を見せつけました。障害でヒザを折らなければ、やはり力は一枚上。今後も障害さえ無難にこなせれば、タイトルを積み重ねることでしょう。ばんえい記念でも楽しみです。
 驚いたのはキタノタイショウ。昨年2着の実績からすれば好勝負を演じて不思議ないですが、障害8番手から追い込んだ内容は強烈でした。今年の3月末での種牡馬入りが決定している同馬。シーズンエンドで有終の美を飾れるか注目です。
 3着のニュータカラコマは重い馬場が響いた格好。それでも3着を死守できたのは状態の良さの表れでしょう。多少でも軽い馬場になれば、巻き返しが期待できそうです。

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鈴木恵介騎手「きょうは馬場が重たくトップハンデでしたので、先行できないだろうと周りを見ながらレースをしました。第2障害は思った以上に良い位置まで上がりました。ヒザが甘いところがあり、気をつけて仕掛けました。障害を降りてからは思った以上に歩いてくれて楽でしたね。3月のばんえい記念は初挑戦になると思うので、今から楽しみです」

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