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重賞(特別)回顧 アーカイブ

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11/26北見記念回顧

2006年11月27日(月)

アンローズ今季重賞3勝目

 26日(日)に行われた北見記念(3歳以上オープン)は、1番人気に推されたアンローズが優勝。04年に続いてこのレース2勝目、重賞通算10勝目を挙げました。
 高重量戦だけに道中はゆったりとしたペースで進み、第2障害へはアンローズ、スターエンジェル、シンエイキンカイの順で到達しました。真っ先に仕掛けたのはアンローズで、3腰ほどでこれをクリア。遅れて仕掛けたミサイルテンリュウも障害巧者らしい登坂力で続き、以下トモエパワー、シンエイキンカイと次々に越えていきました。
 先頭の2頭がやや抜けた状態でレースは進みましたが、ミサイルテンリュウは残り20メートルでストップ。そこからはアンローズの独壇場となり、ゴール寸前で少し脚いろが鈍ったものの、後続の追撃を退けて優勝しました。3番手でクリアしたトモエパワーがしぶとい末脚を見せて2着を確保。障害5番手から追い込んだサダエリコが3着入線を果たしています。
 前述のとおり、アンローズはこれで重賞10勝目。今季に限ってもばんえいグランプリ、岩見沢記念、北見記念と3勝を挙げており、充実したシーズンを送っています。今後はいまだ勝ち星のない帯広開催となりますが、いまの調子なら悲願の帯広初勝利を挙げることも可能ではないでしょうか。
 また2着に食い込んだトモエパワーは、アンローズには及ばなかったものの目立った末脚を繰り出しました。岩見沢記念(3着)に続く高重量戦での好走に、近い将来の初タイトルも期待できそうです。

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11/19ばんえい菊花賞回顧

2006年11月19日(日)

牝馬エメラルド、世代トップへ名乗り

Kikkasho_1  19日(日)に行われたばんえい菊花賞(3歳オープン)は、6番人気の牝馬エメラルドが優勝。ばんえい大賞典のニシキユウに続く牝馬優勝で、三冠ロードは混戦を極めることとなりました。
 道中はニシキセンプーが馬群をリード。馬場水分4.6%もあって、平均よりやや速めのペースで第2障害に到達しました。真っ先に仕掛けたのはニシキセンプー。各馬も続き、ニシキセンプー、ナカゼンスピード、エメラルド、ツジノコウフクらが一団となって障害をクリアしました。
 その後、残り30メートル付近でニシキセンプーの脚いろが鈍り、ナカゼンスピードが先頭へ。しかしエメラルドが徐々に差を詰めはじめ、10メートル手前でこれを交わすと、そのまま先頭でゴールしました。ナカゼンスピードも追いすがりましたが及ばず2着。最後まであきらめることなく粘ったニシキセンプーが3着。結果として岩本正好厩舎2頭のワンツーフィニッシュとなりました。
 今年前半の3歳戦は牡馬がリードしていましたが、ここへきてニシキユウ、エメラルドが台頭。三冠最終戦のばんえいダービー(12月24日)は、02年のアンローズ以来、4年連続で牝馬が優勝しており、非常に楽しみが増えたといえます。しかし、その前に行われるばんえいオークス(12月10日)が、なおさらクローズアップされることになり、3歳戦のすべてから目が離せなくなりました。
 なお、1番人気ホクショウダイヤは障害で詰まってしまい、7着に敗退。2番人気カネサテンリュウは障害6番手から追い込むも4着までと、ともに精彩を欠く結果となりました。

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細川弘則騎手
「馬の調子が上がっていたので、一発を狙っていました。ナカゼンスピードが先頭に立ちましたが、あの馬は末が甘くなるので勝てるかなと思って乗っていました。でも僕の馬も最後は一杯でしたね。湿った馬場だと、この馬は走りますよ」

岩本正好調教師
「馬場が軽くなると、この馬の持ち味が活きてきます。エメラルドの体調も上がってきていましたから、出走させた3頭のうちどれかが勝ってくれれば、と思っていました。次はばんえいオークスを目指したいと思います」

10/1岩見沢記念回顧

2006年10月 1日(日)

アンローズ岩見沢記念3連覇達成!

 1日(日)に行われた重賞の岩見沢記念(3歳以上オープン)は、1番人気のアンローズが快勝。見事に同レース3連覇を成し遂げました。
 道中はアンローズが積極的に馬群を引っ張る展開。ミサキスーパーやシンエイキンカイがそれを追走するかたちとなりました。
 第2障害はアンローズが真っ先に仕掛け、ミサキスーパーも負けじと挑戦。各馬もこれに続きましたが、やはり高重量戦だけに苦戦する馬が続出しました。そうしたなか、先頭で障害を越えたのはアンローズとミサキスーパー。特にアンローズは障害を下りたのちも手ごたえに余裕が見られ、早くも独走態勢を築きました。結局、そのまま他馬を相手にしないレースぶりで、先頭でゴール。この岩見沢記念3連覇は、ばんえい史上初の牝馬による同一重賞3連覇ということになりました。
 これを追いかけたミサキスーパーは、残り30メートル付近でいったんストップ。さらに残り10メートルでも脚が止まるなど大苦戦。その間に、3番手で障害をクリアしたシンエイキンカイがジワジワ脚を伸ばして、2着でゴールイン。さらに障害5番手からトモエパワーが猛追し、3着を確保。ミサキスーパーは4着という結果に終わりました。2番人気のミサイルテンリュウは障害4番手クリアも、その後の脚がまったくなくなってしまい8着に敗退。3番人気サダエリコも障害で苦戦し、最下位の9着に敗れました。

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9/17ばんえい大賞典回顧

2006年9月17日(日)

紅一点ニシキユウが一冠制覇

 17日(日)に行われた3歳三冠の緒戦ばんえい大賞典(3歳オープン)は、紅一点のニシキユウが優勝。5年連続の牝馬ダービー馬へ向けて、期待を持たせる結果となりました。
 ホクショウダイヤと並んでトップハンデ670キロを曳くニシキセンプーが、スタートから飛ばす展開。ニシキユウ、カネサテンリュウらが続きましたが、ホクショウダイヤは後方を追走するなど、縦に長い展開。第2障害下にも、おおむねその隊列のまま到達しました。
 まだ後方の馬が障害にたどり着く前にニシキセンプーが仕掛け、ほぼ同時にニシキユウも登坂開始。2頭がすんなり越え、カネサテンリュウも差なく続きました。快調に逃げたニシキセンプーでしたが、徐々に脚いろが鈍りはじめ、残り20メートルを切ったあたりでニシキユウが先頭へ。カネサテンリュウも2番手に上がり2頭の勝負となるも、ニシキユウの手ごたえには余裕が見られ、そのまま先頭でゴールしました。カネサテンリュウはゴール前で脚いろが鈍くなり、ナカゼンスピードの強襲に遭いましたが、これをしのいで2着を確保しています。人気の一角ホクショウダイヤは670キロがこたえたか、4着に敗れました。

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9/3クインカップ回顧

2006年9月 3日(日)

ニシキシャープ人気にこたえて逃げ切る

 3日(日)に行われた重賞のクインカップ(4歳牝馬オープン)は、単勝1番人気のニシキシャープが人気にこたえて優勝。きわどくなった2着争いはラヴクイーンが制し、人気サイドでの決着となりました。
 障害中間点からグイグイ馬群を引っ張ったのはニシキシャープ。先頭で第2障害下に到達すると、他馬が追いつく前に仕掛ける早めのレースを展開。そして先頭でこれをクリアすると、追ってくる各馬を完全に封じ込み、重賞初制覇を果たしました。2着のラヴクイーンは障害3、4番手からジワジワ伸び、残り20メートル付近で脚いろの鈍ったウィナーサマーを交わすと、ゴール寸前まで追いすがったシンエイヴィーナスをかろうじて退けました。結果として、大友栄人厩舎のワンツーフィニッシュ。ちなみに大友厩舎は、昨年もギャンブラークイン・プリンセスサクラコでワンツーを決めており、2年連続の快挙となりました。
 人気の一角ウィナーサマーは第2障害を2番手でクリアするも、終いに失速して4着。他馬と60キロの斤量差があるうえ、もともとスピードを生かして逃げ込みを図るタイプだけに、先に障害を越えられる展開では厳しかったでしょう。ただ、それでも4着にまとめたことを評価するべきで、今後もさらなる活躍が見込めそうです。

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