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重賞(特別)回顧 アーカイブ

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1/4ホクレン賞回顧

2006年1月 4日(水)

ニシキセンプー障害力で逃げ切る!

 4日(水)に行われたホクレン賞(2歳オープン)は、単勝1番人気のニシキセンプーが優勝。前走ヤングクラウンズカップに続く連勝で、世代チャンプに王手をかけました。
 終始先行して、第2障害下にも先頭で到着。障害にも真っ先に挑み、そしてひと腰でこれをクリアするという完璧なレースを見せたニシキセンプー。ゴール前では脚が鈍ったものの、それでもセーフティーリードを生かして後続の追撃を振り切りました。他馬を寄せつけない圧倒的なレースぶりに、今後の期待も大きくふくらみました。
 2着にはメダマ。終いにきっちり伸びてカネサテンリュウを交わしたあたりが、この馬の安定ぶりを物語っています。今後の成長次第では、世代の筆頭として活躍できるでしょう。
 人気の一角メジロショウリキは障害で詰まって5着。ただ今回ばかりは、あまりにあっさりとニシキセンプーが障害をクリアしたことで、ペースが狂ったのかもしれません。今後のレースぶりで、あらためて真価が問われるでしょう。

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鈴木勝堤騎手
「初めて騎乗しましたが、パワー、闘争心がまるで違う感じです。ハナから先行して障害をいかにまとめるかが作戦だったのですが、第2障害に掛けた瞬間に勝利を確信しました」

小林勝二調教師
「ずっと好調を維持していたのですが、ハナを切るタイプなのでどうしてもゴール際で詰まってしまう不安は少しありました。それでもゴール10メートルくらい前では勝てるだろうと思いました。闘争心が非常に強く、競走を理解しているすばらしい馬。騎手が乗替りでしたが、作戦どおりうまくまとめてくれました。今後はオーナーと相談して大事に使っていきたいと思います」

1/3銀河賞回顧

2006年1月 3日(火)

ホクトキング猛追をしのぐ!

 3日(火)に行われた銀河賞(5歳オープン)は、単勝2番人気のホクトキングが優勝。2着にエンジュオウカンが入り、人気サイドでの決着となりました。
 ホクトキングは道中後方をじっくり進む作戦。しかし第2障害は真っ先に仕掛けて、積極的なレースを展開しました。そのまま先頭で障害を越えると、後続の追撃をシャットアウト。見事に重賞初制覇を果たしました。
 2着のエンジュオウカンは、ホクトキングに続いて障害をクリア。終始先頭を射程圏に捉えていましたが、結局交わすことができませんでした。ただゴール寸前で鋭く追い上げており、いままでの末の甘さは見る影がなくなりました。今後の飛躍が期待できそうです。
 3着にはタケタカラニシキ。残り10メートルあたりまではエンジュオウカンを交わそうかという勢いでしたが、結局は届かず。それでも3着という結果は、十分にオープン馬の面目を保ったといえるでしょう。

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鈴木勝堤騎手
「非常に厳しい戦いでした。特にマークしていた馬はいませんでしたが、ホクショウファイトが近走いいレースをしていたので気にはなっていました。作戦的には1分50秒のレースができればと思っていましたが、道中他馬の流れが非常に速く、第2障害まで3回刻んでいく作戦を2回に変えました。最後はエンジュオウカンが差してきたけど、馬がよくもちこたえてくれました」

岩瀬和幸調教師
「念願の重賞レースを初制覇できて非常にうれしいです。もともと帯広コースを得意としていたのですが、4歳になって持ち前の瞬発力、登坂力、何より前に行こうとする精神面が充実してきました。今後はチャンピオンカップに照準を合わせていこうと思います」

1/2帯広記念回顧

2006年1月 2日(月)

ミサイルテンリュウ惜敗続きにピリオド!

 2日(振・月)に帯広競馬場で行われた帯広記念(4歳以上オープン)は、障害を先頭で抜けたミサイルテンリュウが逃げ切って優勝。113戦目での重賞初制覇となりました。
 第2障害は外枠の各馬が早めに仕掛ける展開となりましたが、ひと呼吸おいて仕掛けたミサイルテンリュウが持ち前の登坂力で天板まで登り切ると、そのまま先頭でクリア。障害でセーフティーリードを築く、この馬らしいレースを見せて、そのまま逃げ切り勝ちを収めました。
 2着には、2番手で障害を下りたヨコハマボーイ。今季は善戦が続いていますが、今回ばかりは勝ち馬がベストレースを演じたために敗れた印象。結果的に槻舘重人厩舎のワンツーフィニッシュとなりました。
 人気に推されたサダエリコは9着に敗退。道中の掛かりも悪く、実力を発揮できなかった印象でした。今後の巻き返しに期待したいところ。

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鈴木恵介騎手
「サダエリコ、シンエイキンカイ、ミサキスーパーをマークして、この3頭より先に障害を降りたいと思っていました。メンバー中一番の上がり馬でもあるし、自慢の先行力でマークしていた馬より先に降りることができたので、その瞬間勝利を確信しました」

槻舘重人調教師
「岩見沢記念のあとは跛行で北見シリーズを棒に振りましたが、帯広の走路開放で完治したと判断し、12/18の師走特別に出走させました。休み明け後のレースでしたが調子もよく優勝できたので、帯広記念への出走を決めました。またそれには鈴木恵介騎手の強い要望もありました。今回は(ヨコハマボーイと)2頭出しでしたが、ミサイルのほうが行ければ勝てると思っていました。ジョッキーのおかげで勝つことができました。ヨコハマボーイも雪で馬場が軽くなり、結果的に2着と好走してくれてうれしく思っています。今後の予定としては、チャンピオンカップと、ばんえい記念を考えています」

12/25ばんえいダービー回顧

2005年12月25日(日)

今年も牝馬! エンジュダイヤがダービー制覇

 3歳馬の頂点を決めるばんえいダービー(3歳)は、25日(日)帯広競馬場で行われました。勝ったのは単勝3番人気、牝馬のエンジュダイヤで、これでばんえいダービーは4年連続牝馬の優勝となりました。
 第2障害を先頭でクリアしたのは、障害巧者ウィナーサマー。ここで一気に差を広げたいところでしたが、差なくエンジュダイヤが続いたところで万事休す。残り30メートルまで行かないうちにエンジュダイヤが先頭に立つと、しっかりとした脚いろで、そのままゴールまで一直線。後続を寄せ付けない圧倒的なレースを見せました。
 ウィナーサマーは粘りに粘って2着を確保。ゴール寸前でスーパークリントンに迫られたあたりに、課題の末の甘さが出てしまいましたが、それでも追撃をしのぎきったことは収穫。今後も十分にタイトルを狙うことができるでしょう。
 1番人気のカネタマルは8着に敗退。障害に手間取ってしまったのが誤算でしょう。今後の課題と言えそうです。

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西弘美騎手
「北見コースになって10月くらいから力をつけていました。前回も期待していたのですが少し届かなかくて残念なレースでしたが、今回こそは勝ちに行こうと思い、期待にこたえてくれました。いずれオープンまで上がれるだろうし、将来的にも大きなところを勝ってくれるだろうと期待しています」

久田守調教師
「オークスと菊花賞と続けて2着だったのでなんとか勝ちたいと思っていました。ウィナーサマーより前でレースをしようということで調教を積んで、騎手とも話していました。前回は障害がうまくいかなかったですが、今回は西騎手がうまく乗ってくれていいレースができました」

12/11ばんえいオークス回顧

2005年12月11日(日)

ウィナーサマー3歳牝馬の頂点へ!

 3歳牝馬の頂上決戦ばんえいオークス(3歳牝馬)は、11日(日)帯広競馬場で行われました。優勝は単勝2番人気のウィナーサマー。黒ユリ賞に続く重賞2勝目を挙げました。
 ウィナーサマーとエンジュダイヤの一騎打ちが予想された今回。道中はそれを象徴するかのように、2頭が並んで先行態勢。第2障害もほぼ同時に仕掛けました。先に抜け出したのはウィナーサマー。一気にセーフティーリードを築き、逃げ込み態勢へ。エンジュダイヤも必死の追い込みを見せ、ゴール前で差は詰まったものの、そこまで。結局3秒4差でウィナーサマーが逃げ切りました。なお3着にはアロアローズが入り、順当な結果となりました。

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藤野俊一騎手
「先行力と第2障害の登坂力には自信があったので、エンジュダイヤより前でレースをするよう意識していました。
 ゴール前はいつものとおり少し甘くなってしまいましたが、660キロの重量なら止まらないで持ちこたえてくれるだろうと思っていました。
 まだ牡馬との対戦で重賞を勝っていないので、今は力をつけているしこの勢いで次のばんえいダービーと2月のポプラ賞まで狙っていきたいですね」

大友栄人調教師
「今回は定量の牝馬限定戦で、相手はエンジュダイヤ1頭に絞って万全の調整でレースに臨むことができました。馬の調子もよかったし期待どおりの走りで満足しています。
 騎手には特に乗り方の指示などはしていませんが、エンジュダイヤの調子も良さそうだったので第2障害で遅れをとらないように、先に越えたいというイメージは持っていました。
 次は12月25日のばんえいダービーに出走予定で、今の調子なら牡馬のカネタマルにもひけはとらないと思いますよ。持ち味の先行力を生かして連勝を狙いたいと思います」

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