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重賞(特別)回顧 アーカイブ

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3/19イレネー記念回顧

2006年3月19日(日)

マルミシュンキ才能を見せつける!

 19日(日)のメインレースに行われたイレネー記念(3歳)は、天才マルミシュンキが他馬を圧倒するレースを見せて、重賞初制覇を成し遂げました。
 道中はマルミシュンキ、ニシキセンプー、ユキノショーあたりが馬群を引っ張る展開。3歳馬にとっては厳しい680キロだけに、各馬ゆったりと進みました。第2障害に先頭でたどり着いたのはニシキセンプー。以下、ユキノショー、ナカゼンスピードが続き、やや遅れてマルミシュンキ。
 そして真っ先に障害に挑んだのはニシキセンプー。馬体がグッと上がりましたが、ここで痛恨のヒザ折り。その間にマルミシュンキの馬体が一気に上がり、先頭で障害を抜けました。立て直したニシキセンプーが2番手通過、ナカゼンスピード、ホクショウダイヤと続きます。
 一騎打ちかと思われたところ、ニシキセンプーの脚取りが重く、マルミシュンキがグングン引き離す展開に。残り10メートル付近でいったん止まったマルミシュンキでしたが、結局は2着に14秒差をつける圧勝で後続を完封。接戦の2着争いはホクショウダイヤが制し、3着にナカゼンスピード。ニシキセンプーは後半の脚がまったくなくなってしまい、5着に敗れました。

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3/5チャンピオンカップ回顧

2006年3月 5日(日)

ホクトキング混戦を制す!

P3050126 5日(日)に行われたチャンピオンカップ(4歳以上、重賞競走優勝馬)は、銀河賞馬ホクトキングが優勝。ゴール前で各馬が詰まる大混戦を、見事に制しました。
 道中はニシキダイジンが後続をやや離して先頭。エンジュオウカンや注目のスーパーペガサスが好位につける展開でレースは進みました。
 第2障害を先頭で越えたのはニシキダイジン。やや遅れてホクトキング、ミサイルテンリュウが続き、3頭の争いに。しかし残り10メートル付近でニシキダイジンの脚が止まり、3頭が横一線に。さらにミサイルテンリュウも5メートルを切ったあたりでストップ。もう一度抜けたニシキダイジンもゴール寸前で再度止まってしまい、終始歩き続けたホクトキングが2頭を交わしてゴールしました。2着は立て直したミサイルテンリュウ、3着にニシキダイジン。スーパーペガサスは第2障害で苦戦して6番手で障害をクリア。よく追い込みましたが、4着に敗れています。
 ホクトキングは1月の銀河賞以来、重賞2勝目。銀河賞制覇の際、岩瀬和幸調教師は「チャンピオンカップに照準を合わせる」とコメントしていましたが、狙ったとおり、見事なレースを見せてくれました。今後ハンデがきつくなると思いますが、十分に活躍が期待できるでしょう。

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鈴木勝堤騎手
「前々走のポプラ賞(8着)の時、第2障害の最後のひと腰でヒザを折ってしまったので、今日は落ち着いて仕掛けました。5歳馬の勝負になると思っていましたからニシキダイジンをマークしていて、最後にニシキダイジンが止まったところで勝てるかなと思いましたね。
 今日は勝ちにこだわらず、いいレースをしようと思っていたのが、うまくハマりました」

岩瀬和幸調教師
「馬場が重すぎるので、今日は勝つのは難しいなと思っていました。最後はゴールまでなんとか持ってくれと思いました。今後はハンデが重くなるので、使うレースが難しいですね」

2/12ポプラ賞回顧

2006年2月12日(日)

ニシキダイジン悲願の重賞初制覇!

 12日(日)は4・5歳馬による重賞、ポプラ賞が行われました。注目馬が多数出走したこの一戦は、2番人気のニシキダイジンが優勝。自身初の重賞制覇を成し遂げました。
 第2障害ではエンジュオウカンや銀河賞馬のホクトキングらの実績馬がヒザをつき大苦戦。そうしたなか、真っ先に障害を抜け出したのがニシキダイジンでした。続いてキングファラオ、エンジュオウカンの順で障害を下りていきましたが、ヒザを折った影響か、エンジュオウカンにいつものスピードが見られず失速。対してキングファラオはニシキダイジンとの差を詰め、ゴール前で交わしそうな勢い。しかしニシキダイジンは最後まで踏ん張り通し、そのまま先頭でゴールしました。
 近走3戦連続連対と好調だったニシキダイジン。これまで重賞では旭川記念の2着が最高でしたが、今回の重賞初制覇でさらに存在感を増した印象。今後の活躍も期待できそうです。なお3着には最低人気のギャンブラークインが入り、人気のエンジュオウカンは5着に敗れました。

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鈴木恵介騎手
「調教師の指示どおり、先行逃げ切りに徹しました。第2障害では他の馬が苦戦していたので、いけると思いましたね。ゴール前で末脚のあるキングファラオに迫られましたが、馬がよく頑張ってくれました。思いどおりの騎乗ができて、本当にうれしいです」

小林勝二調教師
「体調は万全でしたが、有力馬揃いのなかで勝てて非常にうれしいです。とにかく他馬より前へ前へ先行していく作戦だったので、見事にはまったという感じですね。ゴール前はヒヤッとしましたが、馬、騎手がよく頑張ってくれました」

2/5黒ユリ賞回顧

2006年2月 5日(日)

キタノパワー重賞初制覇

 5日(日)に行われた黒ユリ賞(3歳牝馬)は、キタノパワーが優勝。重賞初制覇を果たしました。
 第2障害で最初に仕掛けたキタノパワーは、ふた腰であっさりとクリア。ゴールまで一度も止まることなく、後続を寄せつけず快勝しました。2番手で障害を越えたニシキユウは、ゴール前でホッカクヒメに詰め寄られたものの粘って2着を確保しました。
 2歳時に牝馬限定の特別、白菊賞、いちい賞を制した実績で1番人気に推されたエメラルドは、前走出走取消で順調さを欠いたか、見せ場をつくれず8着に敗れました。

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西弘美騎手
「調教師が、馬体減(マイナス9キロ)がやや気になったと言っていたが、このレースを想定した650キロ(レースは610キロ)で障害登坂調教を連日繰り返しやってきた結果で、反動だとか疲労ということではまったくないです。むしろ最高の状態だったと思うし、結果がすべてを物語っているのではないでしょうか。
 展開としては、本来は末脚を発揮させるタイプですが、牝馬のメンバーでは前のほうで競馬をするほうがいいと思っていたので、エメラルドをマークしながら折り合いをつけていきました。第2障害の上で勝利を確信しましたし、ゴール前少々バテ気味でも相手も同じ状態なので、差されることはないと思いました。調教師に初重賞をプレゼントできてうれしいですね」

大橋和則調教師
「10年目という節目の年に、やっと重賞を勝つことができて正直ホッとしています。前走から9キロの馬体減が気になっていましたが、体調は万全でした。前3走は牡馬相手に後方からの競馬になりましたが、牝馬だけなら抜けていると思っていました。
 エメラルド、サクラガサイタの2頭をマークしていましたが、騎手がうまく折り合いをつけてくれて、終始前のほうで競馬ができたのがポイントでしたね。
 馬体が小さく、5月デビューと遅いスタートでしたが、調教の時からすばらしい素質があると感じていたし、なによりまじめな馬だと思います。今年度はイレネー記念がありますが、大事に使いたいので休ませたいと思っていて、新年度はオークスの最大の目標にしようと思っています」

1/15ヒロインズカップ回顧

2006年1月15日(日)

エンジュオウカン完勝!

 15日(日)に行われたヒロインズカップ(4歳以上牝馬オープン)は、エンジュオウカンが優勝。他馬を突き放す快勝で、重賞4勝目を挙げました。
 道中は終始エンジュオウカン、キタノコクホーが先行。第2障害下にも2頭が早めに到着しました。最初に仕掛けたのはエンジュオウカンで、ひと腰で天板近くまで上がり、あっさり障害をクリアしました。それに引き替え、後続は大苦戦。遅れてスターエンジェルが2番手で障害を越えると、キタノコクホーも続きました。
 しかし、エンジュオウカンは完璧なセーフティーリード。そのままゴールまで逃げ込み、圧巻のレースで優勝。キタノコクホーの追い上げをしのいだスターエンジェルが2着。1番人気に推されたサダエリコは第2障害で手間取り、9着に敗れました。

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西弘美騎手
「今日の作戦としては、先行→停止(ひと息して他馬が並ぶ)→また先行、とペースを自分でつくることだけを考えていました。障害の登坂力は抜群なので、先行さえすれば勝てると思っていたし、前走の屈辱を晴らしたかったです。北見の時から絶好調が続いていますが、それと同時に本当に力をつけたと実感しました」

久田守調教師
「前走の銀河賞では0秒5差の2着と悔しい思いをしたので、今日こそは、と思っていました。騎手に特段の指示はしなかったですが、ハンデ差を生かした先行策で行けば、障害のうまさはメンバー中では1番だと思っていたので、勝てる自信はありました。サダエリコの差しに不気味さを感じていましたが、第2障害手前でその不安もなくなりましたね。騎手のすばらしいレース運びの一言に尽きます」

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