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重賞(特別)回顧 アーカイブ

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6/4旭川記念回顧

2006年6月 5日(月)

カネサブラック圧巻の強さを見せる

18asahikawakinen02  4日(日)に、今シーズン初の重賞、旭川記念(4歳)が行われ、単勝4番人気のカネサブラックが優勝。昨年のばんえい大賞典に続く、重賞2勝目を挙げました。
 道中はナリタボブサップが軽快に飛ばして、スーパークリントンとスーパーロイヤルの外枠2頭も先団を追走。カネサブラックは中団位置につけました。
 第2障害に真っ先に挑んだのはナリタボブサップ。ひと腰で一気に駆け上がり、難なく障害を越えると、得意の逃げ切りパターンに持ち込みました。そうはさせじと、スーパーロイヤル、スーパークリントンも早めクリア。じっくりためたカネサブラックも、ひと腰で越え、4番手から追撃を開始しました。
 逃げ込みを図るナリタボブサップでしたが、徐々に脚いろが鈍り、残り20メートル付近でストップ。それと同時に一気に交わし去っていったのが、なんとカネサブラック。1頭だけ次元の違う脚を繰り出し、いつの間にかスーパークリントン、スーパーロイヤルを交わしていました。先頭に立ったあとは、余裕の手ごたえでゆうゆうひとり旅。そのまま後続に差をつけて、先頭でゴールしました。
 その後の後続は、抜きつ抜かれつの大接戦。残り10メートル付近で再度止まったナリタボブサップは、スーパークリントンと並んでゴール線をまたぎましたが、そこでまたしても痛恨のストップ。今度は追い上げてきたスーパーロイヤルとの争いとなりましたが、これは何とかしのいで3着を確保しました。

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村上慎一調教師
「厩舎開業4年目で初めての重賞を勝つことができてとてもうれしいです。旭川が地元のオーナーも応援に来られていたので、勇姿を見せることができて満足しています。これからもじっくり調整して、次の重賞も狙いたいと思います」

大河原和雄騎手
「馬場が重いので、じっくり我慢しながらレースを進めようという作戦でした。他の有力馬が(第2障害で)早めに動いたが、マイペースでレースができました。第2障害をひと腰で通過できたので、余裕をもって先行馬を交わして勝てると信じていました。思った以上に強いレースをしてくれました。これからは古馬の強い馬と対戦することになりますが、いいレースができるよう頑張りたい」

3/26ばんえい記念回顧

2006年3月26日(日)

スーパーペガサスばんえい記念4連覇!

Img_2443 26日(日)のメインレースとして行われたばんえい記念(4歳以上オープン)は、スーパーペガサスが優勝してこのレース4連覇を達成。そしてばんえい史上7頭目の1億円馬となりました。
 昼ごろに雨が降ったものの、馬場水分は4.6%。極端に軽くなることもなかったため、各馬第1障害から大苦戦。ミサイルテンリュウが先頭で下り、続いてミサキスーパー、スーパーペガサス、サンデーブライアンが続く展開。中間点でも各馬ゆったり、ゆったり進み、ミサキスーパーが先頭で第2障害下へ。
 各馬じっくりためたのち、満を持して仕掛けたのは、サンデーブライアンとスーパーペガサス。ミサキスーパー、そしてミサイルテンリュウなども続きます。2腰目でスーパーペガサスがヒザを折りますが、すかさず立て直して、天板へ脚をかけました。こうなれば王者スーパーペガサスの独壇場。グッと腰を入れて、先頭で第2障害をクリア。自慢の末脚を武器に、みるみるセーフティーリードを広げていきます。
 続いて障害を抜けたのは、高重量戦での障害力には定評があるミサキスーパー。やや遅れてヨコハマボーイもクリアしました。しかし、ここはもう完全にスーパーペガサス。途中3回ほど止まったものの、2着以下を完封するレースぶりで、王者健在をアピールしました。およそ30秒後にミサキスーパーがゴールして2着、さらに30秒ほど遅れて3着にヨコハマボーイ。

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藤野俊一騎手
「3月に行われることで軽馬場になりにくいですが、それはほかの馬のほうがつらいでしょう。今日は雨が降りましたけど、それも大して気にならなかったくらいです。第1障害で止まったのは初めてだし、それだけ馬場が重いから、ほかの障害の巧い馬も、さすがにきつかったんじゃないですか。
 レース前は第2障害で自分がミスをしないように心がけていました。第2障害でヒザを折ったときには、少しびっくりしましたね。でも先頭で下りたときには、勝てると思いました。ペガサスを差せるような馬はいないですからね」

大友栄人調教師

「第1障害で止まったのは、馬場うんぬんではなくて、タイミングが合わなかっただけでしょう。第2障害のヒザ折りは、道中何度も息を入れているので、馬が焦っていたのかもしれませんね。天板に脚が掛かってからがきついんですけど、そこを抜けられるのがペガサスの強さです。
 今年は脚部不安で休養しましたが、もうずいぶんよくなっています。北見から帯広へ移動したころが一番ひどくて、脚を地面につくのすら痛がるくらい。レントゲンを撮って装蹄師さんと相談しながら、ようやく2月頃から強い調教ができるようになりました。それだけに、今日のゴールの瞬間はさすがに感動しましたね。馬体も戻ってきましたし、もうこの部分をけがすることはないと思います」

3/19イレネー記念回顧

2006年3月19日(日)

マルミシュンキ才能を見せつける!

 19日(日)のメインレースに行われたイレネー記念(3歳)は、天才マルミシュンキが他馬を圧倒するレースを見せて、重賞初制覇を成し遂げました。
 道中はマルミシュンキ、ニシキセンプー、ユキノショーあたりが馬群を引っ張る展開。3歳馬にとっては厳しい680キロだけに、各馬ゆったりと進みました。第2障害に先頭でたどり着いたのはニシキセンプー。以下、ユキノショー、ナカゼンスピードが続き、やや遅れてマルミシュンキ。
 そして真っ先に障害に挑んだのはニシキセンプー。馬体がグッと上がりましたが、ここで痛恨のヒザ折り。その間にマルミシュンキの馬体が一気に上がり、先頭で障害を抜けました。立て直したニシキセンプーが2番手通過、ナカゼンスピード、ホクショウダイヤと続きます。
 一騎打ちかと思われたところ、ニシキセンプーの脚取りが重く、マルミシュンキがグングン引き離す展開に。残り10メートル付近でいったん止まったマルミシュンキでしたが、結局は2着に14秒差をつける圧勝で後続を完封。接戦の2着争いはホクショウダイヤが制し、3着にナカゼンスピード。ニシキセンプーは後半の脚がまったくなくなってしまい、5着に敗れました。

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3/5チャンピオンカップ回顧

2006年3月 5日(日)

ホクトキング混戦を制す!

P3050126 5日(日)に行われたチャンピオンカップ(4歳以上、重賞競走優勝馬)は、銀河賞馬ホクトキングが優勝。ゴール前で各馬が詰まる大混戦を、見事に制しました。
 道中はニシキダイジンが後続をやや離して先頭。エンジュオウカンや注目のスーパーペガサスが好位につける展開でレースは進みました。
 第2障害を先頭で越えたのはニシキダイジン。やや遅れてホクトキング、ミサイルテンリュウが続き、3頭の争いに。しかし残り10メートル付近でニシキダイジンの脚が止まり、3頭が横一線に。さらにミサイルテンリュウも5メートルを切ったあたりでストップ。もう一度抜けたニシキダイジンもゴール寸前で再度止まってしまい、終始歩き続けたホクトキングが2頭を交わしてゴールしました。2着は立て直したミサイルテンリュウ、3着にニシキダイジン。スーパーペガサスは第2障害で苦戦して6番手で障害をクリア。よく追い込みましたが、4着に敗れています。
 ホクトキングは1月の銀河賞以来、重賞2勝目。銀河賞制覇の際、岩瀬和幸調教師は「チャンピオンカップに照準を合わせる」とコメントしていましたが、狙ったとおり、見事なレースを見せてくれました。今後ハンデがきつくなると思いますが、十分に活躍が期待できるでしょう。

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鈴木勝堤騎手
「前々走のポプラ賞(8着)の時、第2障害の最後のひと腰でヒザを折ってしまったので、今日は落ち着いて仕掛けました。5歳馬の勝負になると思っていましたからニシキダイジンをマークしていて、最後にニシキダイジンが止まったところで勝てるかなと思いましたね。
 今日は勝ちにこだわらず、いいレースをしようと思っていたのが、うまくハマりました」

岩瀬和幸調教師
「馬場が重すぎるので、今日は勝つのは難しいなと思っていました。最後はゴールまでなんとか持ってくれと思いました。今後はハンデが重くなるので、使うレースが難しいですね」

2/12ポプラ賞回顧

2006年2月12日(日)

ニシキダイジン悲願の重賞初制覇!

 12日(日)は4・5歳馬による重賞、ポプラ賞が行われました。注目馬が多数出走したこの一戦は、2番人気のニシキダイジンが優勝。自身初の重賞制覇を成し遂げました。
 第2障害ではエンジュオウカンや銀河賞馬のホクトキングらの実績馬がヒザをつき大苦戦。そうしたなか、真っ先に障害を抜け出したのがニシキダイジンでした。続いてキングファラオ、エンジュオウカンの順で障害を下りていきましたが、ヒザを折った影響か、エンジュオウカンにいつものスピードが見られず失速。対してキングファラオはニシキダイジンとの差を詰め、ゴール前で交わしそうな勢い。しかしニシキダイジンは最後まで踏ん張り通し、そのまま先頭でゴールしました。
 近走3戦連続連対と好調だったニシキダイジン。これまで重賞では旭川記念の2着が最高でしたが、今回の重賞初制覇でさらに存在感を増した印象。今後の活躍も期待できそうです。なお3着には最低人気のギャンブラークインが入り、人気のエンジュオウカンは5着に敗れました。

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鈴木恵介騎手
「調教師の指示どおり、先行逃げ切りに徹しました。第2障害では他の馬が苦戦していたので、いけると思いましたね。ゴール前で末脚のあるキングファラオに迫られましたが、馬がよく頑張ってくれました。思いどおりの騎乗ができて、本当にうれしいです」

小林勝二調教師
「体調は万全でしたが、有力馬揃いのなかで勝てて非常にうれしいです。とにかく他馬より前へ前へ先行していく作戦だったので、見事にはまったという感じですね。ゴール前はヒヤッとしましたが、馬、騎手がよく頑張ってくれました」

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