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重賞(特別)回顧 アーカイブ

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3/11イレネー記念回顧

2007年3月12日(月)

カネサリュウ3歳世代の頂点へ

 11日(日)に行われた重賞のイレネー記念(3歳オープン)は、1番人気のカネサリュウが優勝。ホクレン賞に続く重賞2勝目で、現3歳世代の頂点を奪取しました。
 3歳馬にとっては高重量ですが、馬場が軽いこともあって第2障害までは意外に速めのペース。各馬少し息を入れ、登坂を開始しました。その第2障害を先頭であっさり越えたのはシベチャタイガー。カネサリュウも差のない2番手で続くと、即座にシベチャタイガーに並び掛けました。そこからは隣枠同士の一騎打ち。シベチャタイガーも必死で食い下がりましたが、カネサリュウは残り30メートル付近で奪ったリードを死守。半馬身ほどの差を保って、そのままゴールを迎えました。2着シベチャタイガーで、障害4番手からジワジワ追い込んだアローファイターが3着を確保。結果1、2、3番人気の決着となりました。
 カネサリュウは前述のとおり重賞2勝目。近走はハンデを積まれて苦戦していましたが、同重量となれば話は別。障害を無難にまとめ、きっちり脚を伸ばせるところはレースセンスを感じさせます。重量をある程度背負っても上位争いを演じられるだけに、今後の成長が楽しみです。シベチャタイガーは軽馬場が味方したともいえますが、高重量を背負いながら一時期の末の甘さが見られなかっただけに、まだまだこの世代のトップホースとして活躍してくれるでしょう。

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3/4チャンピオンカップ回顧

2007年3月 5日(月)

フクイズミ末脚発揮で突き抜ける!

 4日(日)に重賞のチャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬)が行われ、フクイズミが優勝。2着にトモエパワーが入り、松井浩文厩舎のワンツーフィニッシュとなりました。
 さすがに各馬重量を課せられているだけに、道中は横一線のままゆったり進みました。第2障害はトモエパワーが真っ先に仕掛け、やや遅れてミサイルテンリュウ、ニシキシャープが挑戦する展開。そこから抜群の登坂力を見せたミサイルテンリュウが先頭で抜け、遅れてトモエパワー、いったんヒザを折ったフクイズミが続いていきました。
 ミサイルテンリュウの逃げ脚は快調も、トモエパワーとフクイズミが並んで追撃態勢。残り20メートル付近から2頭が差を詰め、逆にミサイルテンリュウは末が甘くなる苦しい展開に。そして残り5メートル付近でフクイズミが並び掛けた直後に、ミサイルテンリュウが痛恨のストップ。フクイズミが突き抜けて先頭でゴールを果たし、追ってきたトモエパワーが寸前で交わして2着に入りました。立て直したミサイルテンリュウが3着を確保しています。
 フクイズミは1月のヒロインズカップに続いて重賞3勝目。持ち味の末脚を生かすこの馬らしい競馬で、ビッグタイトルを獲得しました。トモエパワーも持ち味のパワー、持久力を発揮。ミサイルテンリュウもこの馬らしい登坂力、先行力を発揮しており、各馬とも個性を生かし切った好レースだったといえるでしょう。

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2/11ポプラ賞回顧

2007年2月12日(月)

スーパーロイヤル重賞タイトル奪取!

 11日(日)に行われた重賞のポプラ賞(4・5歳オープン)は、2番人気のスーパーロイヤルが優勝。7度目の挑戦での重賞初制覇となりました。
 前半はほぼ一線で進んでいましたが、徐々にスーパークリントンやエンジュダイヤらが先行。しかし縦に長くなる展開とはならず、各馬ゆったりとレースを進めました。
 第2障害はエンジュダイヤが真っ先に仕掛け、遅れてカネサブラック、スーパーロイヤルといったあたりが登坂開始。しかし800キロ前後の高重量とあって、カネサブラック、エンジュダイヤがヒザを折るなど各馬大苦戦。しかし力強く抜け出してきたのはスーパーロイヤルで、もがく後続を尻目に障害を下りていきました。遅れてナリタボブサップが続き、そこからやや離れてスーパークリントン、立て直したカネサブラックもようやくクリアしました。
 しかし時すでに遅し。先ゆくスーパーロイヤルの脚いろはまったく衰えず、ナリタボブサップも懸命に追走しましたが、差が詰まる気配はありませんでした。そのままゆうゆうとスーパーロイヤルが1着でゴールイン。4秒ほどの差でナリタボブサップが2着入線を果たし、さらに10秒差3着でスーパークリントンがゴールしました。
 勝ったスーパーロイヤルは、前述のとおりこれが重賞初制覇。しかし、これまでイレネー記念、先月の銀河賞でともに2着など世代のトップクラスとして活躍しており、ここまで重賞未勝利だったほうが不思議でした。今回タイトルを獲得したことで、さらなる活躍も期待できそうです。

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2/4黒ユリ賞回顧

2007年2月 4日(日)

ニシキガール実力を見せつける

 4日(日)のメインレースに重賞・黒ユリ賞(3歳牝馬オープン)が行われ、2番人気のニシキガールが優勝。牡馬一線級と戦ってきた実力を、いかんなく発揮しました。
 道中はハマナカレディー、ヤマトナデシコあたりが引っ張り、ゆったりとした展開。ほぼ横一線で進みましたが、ヤマトナデシコがわずかに先頭で第2障害に到達しました。
 真っ先に仕掛けたのは、大外枠のダイヤローズ。一気に馬体が上がって先頭クリアと思われましたが“もうひと腰”が入らず、その隙にニシキガールが抜けていきました。ダイヤローズがこれに続き、以下ヤマトナデシコ、ヒカルアサヒとクリア。1番人気のプリンセスモモは6番手からと、苦しい展開になりました。
 先頭を行くニシキガールは順調に脚を伸ばし、ゆうゆうひとり旅。2番手争いは、ヤマトナデシコが障害後に目立った脚を見せてダイヤローズを交わし、半馬身差ほどで攻防を繰り広げました。結局、脚いろにまったく衰えを見せなかったニシキガールが1着でゴールイン。2着争いは、ヤマトナデシコがゴール線上で止まってしまい、さらにダイヤローズが交わすかというところで、こちらも痛恨のストップ。ヒカルアサヒが追い込んできましたが、その間に態勢を立て直したヤマトナデシコがかろうじて2着を確保。ダイヤローズも即座に歩き始めましたが、ヒカルアサヒに交わされ4着となりました。
 勝ったニシキガールは、やはり力が一枚上だった印象。これまで同様、終いの脚もしっかりしているうえに、障害でも安定した掛かりを発揮しています。牡馬一線級が相手でも好勝負を演じられるのは、すでに証明済み。3歳三冠戦線での活躍が、早くも楽しみになってきました。
 1番人気のプリンセスモモは結局5着。やはり障害で手間取ったのが敗因でしょう。今後の巻き返しに期待したいと思います。

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1/14ヒロインズカップ回顧

2007年1月14日(日)

フクイズミ豪脚発揮で重賞2勝目

 14日に行われた重賞のヒロインズカップ(4歳以上8歳以下牝馬オープン)は、1番人気のフクイズミが快勝。2歳シーズン時の黒ユリ賞以来となる重賞制覇を果たしました。
 ペースを握ったのは、予想どおりウィナーサマー、エンジュダイヤの5歳馬2頭。これをトカチプリティー、エンジュオウカン、プリンセスサクラコが追走する展開となりました。
 第2障害へはエンジュオウカン、エンジュダイヤあたりが早めに挑戦。しかし、これを先頭で抜けたのはプリンセスサクラコ。差なくエンジュオウカン、ウィナーサマー、トカチプリティーが続き、1番人気のフクイズミは5番手あたりで障害を下りました。
 末脚が武器のフクイズミとしては、かろうじて射程圏内。一気に差を詰め、残り20メートル付近でエンジュオウカン、トカチプリティーをパスして2番手に浮上。先頭のプリンセスサクラコを交わせるか微妙なところでしたが、残り5メートルを切ったところでこれを捉え、1着でゴールしました。
 フクイズミは前述のとおり重賞2勝目。収得賞金の関係もありましたが、これまで地道に条件戦を使われて末脚を磨いてきました。今回のレースは、まさにこの馬の真骨頂。もし、これに加えて障害に磨きが掛かってくれば、牡馬相手でも十分に頂点をうかがうことができるでしょう。今後のさらなる活躍が期待できそうです。
 2着のプリンセスサクラコは、混戦ということもあって9番人気。その低評価をあざ笑うような走りを見せ、実力を証明しました。近走は不振でしたが、2走前にオープン2着があるだけに、北見開催からの好調をキープできているようです。
 久々の出走となったエンジュオウカンは4着。結果は別として、今回は軽量馬がいたこともあってか、好位追走、障害2、3番手クリアという競馬でした。余裕を持ったレース運びは、休養直前に見せていたもので、今後もこのスタイルに定着していきそうです。プラス3キロと、長期休養後に見られがちな大幅な馬体減も見られず、次走以降も十分期待できそうです。

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