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レース回顧(12/29~12/30)

2006年12月30日(土)

 29日(金)に行われたワイン城特別(3歳以上800万円未満)は、圧倒的1番人気に推されたエビスオウジャが優勝。先週の混合別定800万円未満に続き2連勝としました。やや遅れて第2障害に挑んだエビスオウジャは、ひと腰でこれを越えると滑るように脚を伸ばし、楽な手ごたえのままゴールしました。障害からゴール前まで続いた2着争いは、ギャンブラークインがわずかに先着。3着トカチタカラとなっています。
 第10レースに行われた3歳以上オープンの一戦は、2番人気のホクショウファイトが優勝。前走一線級を相手に2着に食い込んだ実力を、いかんなく発揮しました。第2障害を早めの仕掛けからひと腰でまとめたホクショウファイトは、徐々に後続に追い上げられる厳しい展開。しかしこれをなんとか振り切ってゴールを果たし、底力を見せつけました。きわどくなった2着争いは1番人気のプリンセスサクラコが制し、3着にホシマツリが入線。
 30日(土)のメインレースはえりも特別(3歳以上650万円未満)。このレースは単勝5番人気のユウセイマーチが、2番手から抜け出して快勝しました。第2障害はタカラボーイが先頭で越え、ユウセイマーチは2番手から。しかしタカラボーイが残り30メートル付近でストップし、その隙にユウセイマーチが先頭に躍り出ました。態勢を立て直したタカラボーイ、そしてハヤテショウリキも追ってきましたが差は詰まらず、そのままユウセイマーチが逃げ切りました。2着にハヤテショウリキ、3着タカラボーイ。

これまでのダイジェスト映像配信が廃止となったため、今後はオッズパーク提供のものをご利用ください(非会員でもご利用いただけます)。

レース回顧(12/23~12/25)

2006年12月25日(月)

 23日(祝・土)、降りしきる雪のなか行われたサホロ特別(3歳以上オープン)は、2番人気のタケタカラニシキが優勝。超一線級を相手に戦ってきた実力をいかんなく発揮しました。第2障害を先頭で越えたタケタカラニシキは、差なく続いたニシキダイジンを振り切ると、追ってきたトカチプリティーも完封。今季初戦のシルバーカップ以来、久々の勝利を挙げました。1番人気トカチプリティーは軽馬場の影響もあって逃げ切りを許し、2着に敗退。障害2番手から粘り通したニシキダイジンが3着を確保しています。
 同日の第10レース、ヤングクラウンズカップ(2歳産地限定)は、3番人気のカネサリュウが優勝しました。道中は後方を進み、障害下でもじっくりタメていましたが、いざ登坂するとなると抜群の切れを見せて2番手通過。前半のタメもきいたのか余裕の脚取りで先頭に躍り出ると、そのままゴールを果たしました。4頭が並んで激しい攻防となった2着争いは、障害4番手クリアのパンチテンリュウがしぶとく伸びて2着入線、3着にニシキガールとなりました。1番人気シベチャタイガーは障害先頭クリアから粘り込みを図りましたが、ゴール寸前で痛恨のストップ。結局5着に敗れました。
 24日(日)のメインレースは重賞のばんえいダービー(3歳オープン)。このレースは、例によってばんえいダービー回顧をご覧ください。
 第10レースに行われたのはクリスマス特別(2歳オープン)。ここまで5戦続けて連対を果たしているアキバオーショウ産駒、ヤマトナデシコが有力馬を押しのけて優勝しました。障害を楽に先頭で越えると、あとは追ってくる各馬を相手にしないレースぶり。2着とは2秒程度でしたが、タイム差以上の完勝といえるでしょう。2頭による2着争いは、1番人気のプリンセスモモが意地で制し、3着にシンエイファイトが入線しました。
 25日(月)はサンタクロース特別(3歳以上550万円未満)が行われ、1番人気にこたえてコブライチが優勝しました。第2障害を2番手で越えたコブライチは、先頭クリアのキョウエイボーイをあっさり交わし、そのままゴールまで独走。帯広巧者の名に恥じない快勝を演じました。2着は粘りに粘ったキョウエイボーイ。障害3番手クリアのキタノカイザーが3着入線を果たしています。

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レース回顧(12/16~12/18)

2006年12月19日(火)

 16日(土)はグリーンパーク特別(3歳以上650万円未満)が行われ、4番人気のトカチタカラが優勝しました。障害をひと腰、3番手でクリアすると、逃げるトカチタカラを残り20メートルほどで捉えて先頭へ。そのままゴールまでしっかり脚を伸ばして後続を完封しました。2着は3頭の争いとなりましたが、これを制したのは近走まったく精彩を欠いていたコブラタイガー。実に5月以来の連対で、今後も得意の帯広コースでの活躍が期待されます。3着にレオユウホー、4着スーパーロイヤル。
 17日(日)のメインレースは師走特別(3歳以上オープン)。ここは帯広コースを得意とする障害巧者ミサイルテンリュウが優勝し、帯広記念(1月2日)連覇へ向けて万全のレースを見せました。第2障害をホクショウファイトと並んで越えたミサイルテンリュウは、一瞬でこれを突き放すと、あとは差を保ったままゴールまで。復調気配を見せていただけに、これで完全復活といえるような快勝。帯広記念に照準をきっちり合わせてきた印象を受けました。2着は最低人気のホクショウファイトでしたが、近走も4、5、6着と大きく負けているわけではなく、好走も納得できます。3着カネサブラックはもう少し走っていい印象ですが、重い帯広コースとはいえ3.6%の軽馬場が影響したように見受けられます。2番人気フクイズミは6着に敗れましたが、これは障害で手間取ったのがすべて。前が止まらなかった馬場も、この馬にとっては不運でした。またアンローズは最下位入線で、コース実績が如実に表れてしまいました。
 18日(月)に行われたオリオン特別(3歳以上800万円未満)は、好調ナリタボブサップが快勝しました。障害巧者らしく、真っ先に障害を越えると、そのままひとり旅。他馬を寄せ付けないレースぶりとはまさにこのことで、この冬の活躍も十分期待できそうです。2着はホクリュウイチ。障害をひと腰で越えると、いったんはエビスオウジャに交わされましたが、再度並び掛けたところでゴール。0秒2差の接戦を制しました。3着エビスオウジャで、離れた4着に2番人気のスーパークリントンが入線しました。

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レース回顧(12/9~12/11)

2006年12月11日(月)

 9日(土)のメインレースとして行われたのは狩勝特別(3歳以上オープン)。ここは2番人気に支持されたカネサブラックが快勝し、今季の勢いをまざまざと見せつけました。第2障害はカネサブラック、ミサイルテンリュウ、トカチプリティーの順でクリア。差のない混戦となりましたが、馬場水分4.3%の軽馬場ということもあって各馬の脚は止まらず、そのままの順でゴールしました。カネサブラックはともかく、ミサイルテンリュウは北斗賞優勝以来の連対確保で、復活の兆しを見せたといえるでしょう。
 10日(日)は重賞のばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われました。このレースについては別掲のばんえいオークス回顧をご覧ください。
 その前第10レースに行われた十勝産駒特別(2歳産地限定)は、3番人気のマルニゼウスが優勝。前走北見でのA-1戦に続く勝利で、オープン戦線へ向けて弾みをつけました。軽馬場のなか各馬早めの障害挑戦となりましたが、勢いよく抜けてきたのはメジロルビー、マルニゼウス、エビスオニワカの人気3頭。そのうちマルニゼウスが先頭に立つと、エビスオニワカも猛追して2頭の争いに。しかしその差は詰まらず、1着マルニゼウス、2着エビスオニワカの決着。3着にはメジロルビーが流れ込みました。
 また、この日の第4レースで、鈴木勝堤騎手が騎乗したイサムフジが勝利を挙げ、鈴木騎手は1981年4月のデビュー以来、通算2000勝を達成しました。
 11日(月)に行われた日勝特別(3歳以上800万円未満)は1番人気のスーパークリントンが快勝。800万クラスにおける初勝利を飾りました。第2障害でいったんヒザをついたスーパークリントンですが、即座に立て直すと先頭でこれをクリア。最後は脚いろが鈍ったものの道中のアドバンテージが大きく、そのまま逃げ切り勝ちを収めました。横一線となった後続の争いは、そのうしろから猛追してきたエビスオウジャが突き抜けて2着を確保。障害2番手クリアのギャンブラークインが粘って3着に入線しています。

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レース回顧(12/2~12/4)

2006年12月 5日(火)

 2日(土)は800万クラスによる一戦、石勝特別が行われました。これを制したのはナリタボブサップ。第2障害をひと腰でクリアすると、その後やや脚いろが鈍りながらもひたすら歩き続け、後続の追撃をしのぎきりました。脚いろが鈍ったとはいえ、それは他馬も同じこと。まずは完勝といえるでしょう。2着はライジングサン。障害を下りた直後からツルマキシンザンと併走状態でしたが、残り10メートルほどで前に出るとそのまま2着に流れ込みました。障害4番手から追い込んだホシマツリが3着。
 3日(日)はイオンカップ(3歳以上オープン)が行われ、断然人気に推されたフクイズミが快勝しました。第2障害下でじっくりタメて、これをひと腰、2番手でクリア。先に下りたヤマノミントを難なく交わすと、余裕の手ごたえのままゴールしました。途中から夏井功騎手の手もまったく動かず、着差以上の完勝。このメンバーではさすがに力が違いました。2着ヤマノミントは相手が悪すぎました。この馬なりに好レースを演じており、次回以降に期待が持てそうです。3着には最低人気のシンザンウィークが入線しています。
 その前に行われた釧路産駒特別(2歳産地限定)は、4番人気のアローファイターが優勝。第2障害を先頭で越えると、最後はやや脚いろが鈍ったものの、追ってくるシベチャタイガーを抑えてゴールしました。近走は5、6着と精彩を欠いていましたが、もともとトップクラスの実力を持っているだけに、今後の巻き返しが期待されます。2着シベチャタイガーは、障害2番手クリアもアローファイターに逃げ切られた格好。ただこの馬も前走4着からの巻き返しで、2歳ナンバー1の評価に恥じない走りを見せました。3着には人気薄のホッカイヒカルが入線しています。
 4日(月)のメインレースは十勝岳特別(3歳以上混合650万円未満)。キョクシンオーが取り消し8頭立てで行われたこのレースは5番人気のハマナカキングが優勝しました。人気の一角タカラボーイが先頭で第2障害を越えると、ハマナカキングは2番手でクリア。しかし、そこからハマナカキングが次元の違う脚を繰り出し、あっさり先頭へ。残り10メートル付近でいったんストップするも、リードを保ってゴールしました。しぶとく歩いたトミサトクイーンが2着に食い込み、僅差3着に1番人気のスーパーロイヤル。障害先頭クリアのタカラボーイは、痛恨の2回ストップで5着に敗れました。

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