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レース回顧(10/13~10/16)

2006年10月17日(火)

 8日(日)の代替開催として行われた13日(金)のイオンカップ(3歳以上オープン)は、岩見沢の勢いをそのまま持ち込んだアンローズが優勝。ばんえいグランプリ以来の連勝を4に伸ばしました。道中は、馬場水分が3.9%ということもあって早めの展開。第2障害をトップでクリアしたアンローズは、いったんトカチプリティーに先頭を譲るようなシーンも見られましたが、確実な末脚を発揮してこれを振り切ると、そのまま先頭でゴールしました。アンローズには突き放されたトカチプリティーでしたが、こちらも後続の追撃を振り切って2着。3着はタケタカラニシキが障害3番手から粘り込みました。
 14日(土)のメインレースは阿寒湖特別(3歳以上650万円未満)。近走不振が続いていたミスターハヤサキが、復活を告げる快勝を演じました。第2障害は3、4頭と並んで下りましたが、そこからジリジリと脚を伸ばして他馬を突き放す強い勝ち方。6番人気と低評価だったものの、初夏に4勝を挙げた実力をいかんなく発揮しました。2着は2番人気のプリティブライトで、障害6番手から豪快に追い込んで連対を確保。トミサトクイーンが僅差の3着に入線しています。
 15日(日)に行われた北見えぞまつ特別(3歳以上800万円未満)は、2番人気のホクリュウイチが優勝。近2走連続2着の鬱憤を、ここで晴らしました。道中はアオノキセキが引っ張る流れでしたが、障害を先頭で越えたのはツルマキシンザン。これを2番手から追走したホクリュウイチが交わすと、終いはやや甘くなったものの、こらえきってゴールを迎えました。ゴール寸前まで2番手をキープしていたツルマキシンザンは、3頭に交わされて5着。中団から追い込んだキングシャープ、カツテンリュウが、それぞれ2、3着に食い込んでいます。
 その前、第10レースに行われたのは、3歳以上オープン勝入混合別定。7日の石北特別、13日のイオンカップ出走馬による2度使い戦です。ここを勝ったのはカネサブラックで、障害先頭クリアから他馬の追撃をしのぎきりました。イオンカップ2着のトカチプリティーがここでも2着。中1日の強行軍ながら好成績を残しています。3着はプリンセスサクラコで、障害3番手から粘り込みました。
 16日(月)はメインレースに屈斜路湖特別(3歳以上混合650万円未満)が行われました。ここを制したのはナリタボブサップ。障害巧者らしく先頭でこれをクリアすると、並んで越えたスーパークリントンをいったん突き放す展開に。例によって終いは甘くなりましたが、スーパークリントンの逆襲を振り切り、6月以来久々の勝利を挙げました。2着スーパークリントンで、3着は久々の出走となったエンジュダイヤ。なお4着にウィナーサマーが入り、4歳勢の上位独占となりました。

14日以降の映像はこちら

レース回顧(10/7~10/9)

2006年10月 9日(月)

 今週8日(日)の北見開催は、大雨によりコースが冠水した影響で開催取り止めとなりました。この日はメインレースにイオンカップ、また第10レースには連勝中のハイタワーがエントリー。好メンバーが揃っていただけに取り止めは残念でしたが、これに伴う代替開催が13日(金)に行われるので、それを楽しみにしましょう。
 7日(土)に行われた石北特別(3歳以上オープン混合)は、2番人気に推されたプリンセスサクラコが優勝しました。第2障害は1番人気のカネサブラックが先頭でクリアし、プリンセスサクラコは2番手。しかし残り20メートル付近でプリンセスサクラコが並び掛けると、最後までしっかりした脚取りで歩き続け、ゴールではきっちり半馬身先着しました。カネサブラックもよく粘りましたが、この馬どうこうよりも、プリンセスサクラコの終いの脚をほめるべきで、カネサブラック自身のレースはできていたのではないかと思います。なお3着は、ヒカルセンプーが障害3番手からそのまま粘り込みました。
 9日(祝・月)のメインレースは白馬賞(3歳以上芦毛選抜)。ここはトップハンデながらフクイズミがオープン馬の貫禄を見せつけました。道中後方を進んでいたフクイズミは、障害をひと腰、3番手で越えるとジワジワ差を詰め、残り10メートルほどで交わして完勝。トップハンデが影響したか、いつもの飛ぶような末脚は見られませんでしたが、やはり末脚は確実ですし、見た目以上の完勝といえるでしょう。2着のキョウワテンリュウは、障害2番手から前を行くトウリュウをきっちり捉えましたが、さすがに相手が悪かった印象。前走競走中止の影響もなく、しっかりと立て直してきました。まだまだ中位クラスの台風の目として注目できそうです。3着のトウリュウも見事な障害の切れを見せ、好調をキープしています。

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レース回顧(9/30~10/2)

2006年10月 2日(月)

 30日(土)に行われた秋桜特別(3歳以上390万円未満)は、1番人気のカネサテンリュウが優勝。ばんえい大賞典2着に続く好成績で、岩見沢開催を締めくくりました。各馬障害で苦戦するなか、先頭で越えたのはオーザンビューティ。カネサテンリュウがやや遅れてこれを追走するかたちとなりました。ジワジワ差を詰めたカネサテンリュウは、残り20メートル付近で先頭に立つと、追いすがるオーザンビューティを振り切ってゴール。僅差とはいえ好内容のレースを演じ、昇級戦を見事に勝利で飾りました。3着には、障害4番手から追い込んだムソウリキが入線しています。
 1日(日)のメインレースは岩見沢記念(3歳以上オープン)。このレースについては、別掲の岩見沢記念回顧をご覧ください。
 第10レースに行われた神無月特別(3歳以上550万円未満)は、ハヤテショウリキが回避して9頭立て。1番人気に推されたユウセイマーチが快勝を収め、前走7着から巻き返しました。第2障害はタカラテンクウ、ユウセイマーチ、キョウエイボーイが並んで下り、やや遅れてヨコハマイサム、プランドルドラゴンが続く展開。残り10メートル付近でユウセイマーチが抜け出しそのままゴールしたものの、2番手以下は横並びとなる大混戦となりました。その中から1馬身ほど抜けたキョウエイボーイが2着。1秒以内に3頭が並んだ3着争いは、プランドルドラゴンが制しました。
 第9レースの北央産駒特別(2歳産地限定)は、5番人気のカネサリュウが優勝。障害3番手から追い込み、通算3勝目を挙げました。なおカネサリュウは、活躍馬カネサブラック、カネサテンリュウの弟にあたり、今後の活躍が大いに期待できそうです。
 2日(月)に行われた注目の一戦クリスタル特別(4歳オープン)は、実績馬カネサブラックが優勝。30日の秋桜特別をカネサテンリュウが、1日の北央産駒特別をカネサリュウ、そしてこのクリスタル特別をカネサブラックが制し、3兄弟でこの3日間の特別戦をそれぞれ制しました。障害4番手とやや苦戦したカネサブラックは、そこから逃げる3頭を猛追。先頭のナリタボブサップが残り10メートル付近で詰まると先頭に躍り出て、そのままゴールまで押し切りました。ゴール寸前で少し甘くなったとはいえ、重量差を考えれば完勝。さらにパワーアップした印象を受けました。2着は、ナリタボブサップと並んで障害を先頭クリアしたスーパーロイヤル。今季の世代限定戦はこのレースを含め[0-1-2-1]と安定しており、今後もチャンス十分といえましょう。ナリタボブサップはいったん突き放しながら、課題の末の甘さが出てしまいました。さらなる成長を望みたいところ。

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レース回顧(9/23~9/25)

2006年9月25日(月)

 23日(祝・土)のメインレースに行われたじゃらんカップ(3歳以上470万円未満)は、4番人気のマルニアトランタが優勝。2着に6番人気のヒカルヨシウメが入り、中波乱となりました。イナズマダッシュがつくり出した速めの流れもあってか、第2障害で各馬大苦戦。ようやくヒカルヨシウメとマルニアトランタが越えると一騎打ちとなり、終いまでしっかり脚を伸ばしたマルニアトランタが先頭でゴールを果たしました。3着はイナズマダッシュで、障害で苦戦を強いられた1番人気コトブキライアンは8着に敗れました。
 この日の第4レースには2歳A-1戦が行われ、2番人気のコーネルフジが優勝。2着アローファイターで、人気サイドでの決着となりました。
 24日(日)の山鳩賞(3歳以上800万円未満)は、6番人気のライジングサン、最低人気のホクリュウイチで決着。馬連単は9万1460円と高配当になりました。先頭で障害を抜けたライジングサンは、際だった脚を見せたわけではありませんが、後続の追撃をしのぎにしのいでゴールイン。オープン馬を相手に好走してきた実力を、ここで発揮しました。2着ホクリュウイチは障害4番手からしぶとく追い上げ、いったんは先頭に立つような勢いがありましたが、結局交わすには至りませんでした。障害3番手から追い上げたホシマツリが3着。
 第10レースに行われたのは南北海道産駒特別(2歳産地限定)。ここはシンエイフロンテアが優勝し、単勝1番人気にこたえました。先頭で障害をクリアしたシンエイフロンテアは、いったん後続に飲み込まれそうな勢いでしたが、隣のライデンヒーローが迫ると再加速。その後もエリザベスライデン、マタキテネが必死に追い上げましたが、これを振り切ってゴールしました。接戦の2着争いはエリザベスライデンが制し、マタキテネが3着。
 第9レースは3歳以上オープン混合の一戦。フクイズミが出走して人気を集めましたが、障害でヒザを折ったのが影響したか、6着に敗れました。勝ったのは2番人気プリンセスサクラコ、2着が3番人気アオノキセキと人気サイドでの決着でしたが、馬連複2390円、馬連単3650円と、意外な高配当となりました。第2障害を先頭で越えたのはアオノキセキ。快調に脚を伸ばしていましたが、残り30メートルほどでストップ。この隙にプリンセスサクラコが並び掛けて併走状態となるも、残り20メートル付近で、アオノキセキが再度ストップ。これで決着がつき、プリンセスサクラコがゆうゆうとゴールイン。残り10メートル付近でまたしても止まったアオノキセキは、ゴール寸前でも脚いろが鈍り、キングファラオの追い上げに遭いましたが、これをなんとかしのぎきって2着を確保しました。そのキングファラオが3着。
 25日(月)のメインレース北の大地特別(3歳以上650万円未満)は、1番人気のカツテンリュウが優勝。夏の連勝時期を彷彿させる快勝を演じました。第2障害を先頭であっさりクリアしたカツテンリュウは、追い上げる各馬を尻目にひとり旅。そのまま脚を伸ばし、ゆうゆうと先頭でゴールを果たしました。2着のミスターセンプーは、障害2番手から粘り込み、こちらも楽々と2着を確保。3番手で障害を越えたバレットドラゴンは脚が止まり、その隙にイケダガッツが交わして3着入線を果たしています。

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レース回顧(9/16~9/18)

2006年9月19日(火)

 16日(土)に行われた岩見沢えぞまつ特別(3歳以上800万円未満)は、単勝1.4倍の圧倒的人気に推されたフクイズミが優勝。1カ月ぶりだった前走に続く勝利で2連勝としました。第2障害はイッスンボウシと並んで先頭クリア。末脚に絶対の自信があるだけにここで勝負がついたかたちとなり、あとは他馬を突き放すのみ。夏井功騎手の手綱がほとんど動かないまま、先頭でゴールを駆け抜けました。他馬の追撃に苦戦しながらも、イッスンボウシが2着を確保。エビスオウジャが障害3番手からそのまま3着で入線しています。
 第10レース、3歳以上混合650万円未満は馬連単で2万円を超える波乱。勝ったのは7番人気のカネタマルでした。道中はハマナカキングが飛ばし、その後、アオノキセキが先頭に出ると、障害では各馬がたどり着く前にバレットドラゴンが仕掛けるなど、出入りの激しい競馬に。そうしたこともあってか、各馬とも障害で大苦戦を強いられました。ようやくバレットドラゴンが抜け出し、続けてアオノキセキもクリアしましたが、2頭とも残り30メートル付近で早くもストップ。キリンオーが先頭に立ち、勝負あったかと思われましたが、ゴール寸前でカネタマルが急襲。わずかに交わしたところがゴールでした。アオノキセキは残り10メートルでもいったん止まりましたが、追撃をなんとかしのいで3着を確保しました。
 17日(日)は重賞のばんえい大賞典(3歳オープン)が行われました。このレースについては、例によって別掲のばんえい大賞典回顧をご覧ください。
 その前、第10レースに行われたのは、3歳以上オープン混合の一戦。ここは1番人気のトカチプリティーが、人気にこたえて優勝しました。早めのペースを演出し、障害を先頭で越えたトカチプリティーは、そのままゴールまで問答無用のひとり旅。一線級を相手に善戦している力を、いかんなく発揮しました。2着は、障害4、5番手から追い込んだスターエンジェルで、牝馬2頭のワンツー決着となりました。2番手で並んで障害をクリアしたヒカルセンプーとライジングサンは、それぞれ3、4着。
 18日(祝・月)は雨に見舞われ、メインレースを迎える頃には馬場水分が2.0パーセントまで上昇しました。そのメイン夕張川特別(3歳以上470万円未満)は、2番人気キョウワテンリュウが優勝。第2障害を差のない2番手で下りると淡々と歩き続け、2着に10秒差をつける危なげないレースを演じました。6番人気で2着のイナズマダッシュは道中一度も止まらず、障害も先頭クリア。さすがに残り10メートル付近で脚が止まりましたが、後続もなし崩しに脚を使わされていたようで、ゆうゆうと2着入線。軽馬場を意識した坂本東一騎手の手腕が光りました。障害4番手からジワジワ追い込んだトウリュウが3着を確保しています。
 その前の第10レースに行われたのはナナカマド賞(2歳オープン)。ここは近走不振が続いていたコーネルフジが巻き返し、6月以来の勝利を挙げました。道中は軽馬場も相まってハイペースで進みましたが、そうしたなか、コーネルフジは先頭で障害をクリア。他馬も差なく続き終始追い立てる展開も、これをなんとか振り切りました。2着はアローファイターで、毎回のごとく安定したレースぶり。ジリジリ追い上げたダイヤローズが3着で、1番人気パンチテンリュウは、途中先頭に躍り出る勢いだったもののゴール前で失速し、4着に敗れました。
 なお、この日の第9レース3歳以上混合別定650万円未満は、ここも第2障害までノンストップ作戦を敢行したスーパークリントンと坂本東一騎手が優勝。いつもとは逆に追い込む立場となったナリタボブサップが僅差2着で、4歳馬2頭のワンツーとなりました。

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