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レース回顧(8/5~8/7)

2006年8月 7日(月)

 5日(土)に行われた稲穂峠特別(3歳以上800万円未満)は、1番人気のホクショウファイトが快勝。今季7戦で6回も馬券に絡んでおり、好調を維持しているようです。レースは第2障害をひと腰で越えたホクショウファイトが、軽快に脚を伸ばす展開。2番手で越えたホシマツリ、シンザンウィーク、スミヨシセンショーも懸命に追い上げましたが、結局ホクショウファイトが逃げ切って優勝しました。以下、ホシマツリ、シンザンウィークの順で入線。
 この日の最終第12レースは、3歳以上混合別定550万円未満。7月29日の余市岳特別、31日の夕張岳特別出走馬による勝抜戦でした。このレースを制したのは、夕張岳特別で2着だったチヨノキング。差のない3番手で第2障害を下りると、先頭のスギノフィリオとの差を一気に詰め、残り20メートル付近からマッチレース。残り10メートルでわずかに先頭に躍り出ると、追いすがるスギノフィリオを振り切ってゴールしました。2頭に差なく続いたコトブキライアン、キョウエイボーイが3、4着。
 6日(日)のソメスサドル杯サマーカップ(3歳以上オープン)は、注目のミサイルテンリュウが回避して9頭立て。優勝したのは5番人気のトモエパワーで、ばんえいグランプリに期待を持たせる快勝を演じました。第2障害を先頭で抜けたトモエパワーは、各馬に激しく追い立てられる苦しい展開。いったんはプリンセスサクラコに先頭を譲り、後退するように思われましたが、ゴール手前10メートル付近から再度伸び、わずかに交わしたところでゴールを迎えました。これまで挑戦した重賞2回は5、4着。決して大負けしているわけではなく、ばんえいグランプリでも十分に好勝負を演じることができるでしょう。2着のプリンセスサクラコ、以下トカチプリティー、アンローズあたりも差のないレースで、夏は牝馬の格言どおり、ばんえいグランプリでの活躍が期待できそうです。1番人気サダエリコは障害で苦戦して7着敗退。この一戦をどう見るかが、ばんえいグランプリ予想の焦点となりそうです。
 7日(月)に行われたのは恵庭岳特別(3歳以上650万円未満)。スーパークリントンが取り消して9頭で行われたこのレースは、3番人気のミスターハヤサキが優勝しました。道中は予想どおりナリタボブサップがハイペースで飛ばし、障害もひと腰でクリア。完全にこの馬の勝ちパターンと思われました。ところが外からミスターハヤサキが豪快に差を詰め、ゴール手前5メートル付近でこれを交わすと、そのまま先頭でゴール。ナリタボブサップは残り10メートルあたりから脚いろが鈍ってしまい、ゴール寸前でプリティブライトにも交わされて3着に敗退しました。

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レース回顧(7/29~7/31)

2006年7月31日(月)

 29日(土)に行われたのは余市岳特別(3歳以上550万円未満)。勝ったのは2番人気のカツテンリュウで、前走に続く2連勝となりました。第2障害はスギノフィリオが最初に下りましたが、カツテンリュウも差なく続くと、あっさりと先頭へ。その後も追いすがるスギノフィリオを楽に振り切り、先頭でゴールしました。2着スギノフィリオ、混戦の3着争いはタカラテンクウが制しています。
 30日(日)の報知新聞社杯カエデ賞(3歳以上オープン混合)は、1番人気のツルマキシンザンが快勝。今季は初戦の650万クラスで勝利を挙げて以降、好走止まりでしたが、前走の1秒8差3着から好調を維持しています。道中は、早めのレースを展開したアオノキセキに続いて障害に挑み、これと並ぶかたちで先頭クリア。最後は脚いろが鈍りましたが、それでも後続の追撃をしのいで優勝しました。2着はアオノキセキで、1月以来の久々の連対。障害を越えてから2回ほど止まりましたが、そのあとも鋭い脚を見せており、復活を期待させる好内容でした。僅差3着は4番手で障害を下りたスターエンジェル。同じく差のない4着にライジングサン。
 第10レースに行われたのは、開基150年記念共和かかし祭杯2歳A-1。これは「今季初の2歳特別戦」ということでお伝えしましたが、平場戦の協賛レースでした。関係者および読者のみなさまにお詫びいたします。フジノイッシンが回避して9頭で行われたこの一戦は、圧倒的人気に推されたシベチャタイガーが優勝。これで9戦7勝と、安定した強さを発揮しています。道中は、そのシベチャタイガーが第2障害を先頭でクリア。しかし各馬もあっさりクリアして、ゴール前のスプリント勝負となりました。それでもシベチャタイガーの脚いろは衰えず、必死に追い込んだシンエイファイトの追撃を、わずかに振り切りました。2着シンエイファイト、以下、アローファイター、コーネルフジの順で入線しています。
 31日(月)に行われたのは夕張岳特別(3歳以上470万円未満)。混戦模様のこの一戦は、5番人気のヒカルヨシウメが優勝しました。第2障害をヨコハマイサムと並んでおりたヒカルヨシウメは、内からチヨノキングに激しく追い立てられましたが、それをしのいでゴールイン。今季、470万クラスでは前走の3着が最高でしたが、それに続く好成績で今夏も活躍が期待できるでしょう。僅差2着はチヨノキング、1番人気のヨコハマイサムは早めに障害を下りたものの、3着に敗れました。

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レース回顧(7/22~7/24)

2006年7月24日(月)

 22日(土)に行われたキロロ特別(3歳以上550万円未満)は、1番人気のミスターハヤサキが優勝。前走の5着敗退から巻き返しました。各馬、第2障害で苦戦を強いられましたが、ようやくキョウエイボーイ、タカラテンクウがクリアすると、少し遅れてスギノフィリオ、ミスターハヤサキの人気馬2頭が続く展開。快調に飛ばしていた先行2頭ですが、徐々に脚いろが鈍りはじめ、ジワジワ脚を伸ばしたミスターハヤサキが、残り5メートル付近で先頭に立ち、そのままゴールを果たしました。一度止まったタカラテンクウが盛り返して2着、キョウエイボーイが3着。
 23日(日)のメインレースは、重賞の北斗賞(3歳以上オープン)。このレースについては、別掲の北斗賞回顧をご覧ください。
 第10レースの旅コミ北海道協賛競走黄金岬特別(3歳以上470万円未満)は、チヨノキングが優勝しました。レースはコトブキライアンとヨコハマイサム、やや遅れてヒカルヨシウメが障害をクリア。チヨノキングは4番手で障害を下りましたが、そこから一気に先団に取りつくとグイグイ脚を伸ばし、残り10メートル付近で先頭へ。そのまま各馬を振り切ってゴールしました。1秒3差の2着にヨコハマイサム。混戦の3着争いはヒカルヨシウメに軍配が上がり、コトブキライアンが4着。
 第6レースの2歳A-1は、単勝1.7倍の断然人気に推されたシベチャタイガーが優勝。ここまで4戦3勝のフジノイッシンが2着で、一躍この世代のトップクラスに躍り出てきました。2番人気アローファイターは4着、3番人気のコーネルフジは9着に、それぞれ敗れています。
 24日(月)に行われたニセコ特別(3歳以上800万円未満)は、キングシャープが優勝。今季10戦目での初勝利を飾りました。道中はキタノスサノオがハイペースで飛ばす展開。しかし例によって障害で詰まり、先頭で抜け出したのはホクショウファイト。逃げ込みを図りますが、ここで実績馬キングシャープがグイグイ伸び、残り20メートル付近で先頭に躍り出るとそのままゴールイン。接戦の2着争いを制したのはエビスオウジャで、馬連単11万6050円の高配当を演出しました。3着は2番人気のホクショウファイト。1番人気のフクイズミは障害で苦戦してしまい、6着に敗れました。

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レース回顧(7/15~7/17)

2006年7月18日(火)

 15日(土)に行われたルスツ特別(3歳以上650万円未満)は、牝馬のワンツー決着。3番人気のプリティブライトが優勝して、今季2勝目を挙げました。3番手で障害を越えたプリティブライトは、安定感のある末脚を発揮。まずはイケダガッツを捉えると、先頭を行くギャンブラークインがストップした隙を突いて先頭へ。その後はほぼ併走状態となりましたが、ギャンブラークインの追撃を振り切ってゴールしました。人気の一角レオユウホーとミスターセンプーは、ともに障害で大苦戦して7、8着に敗れています。
 第10レースに行われた3歳以上オープン混合は、シンザンウィークが優勝して今季初勝利。ここまで苦戦が続いていましたが、岩見沢開催に移って2、5、1着と、ペースをつかみ始めたようです。2着プリンセスサクラコで、3着にツルマキシンザン。
 16日(日)のメインレースは、ホテルミリオーネ協賛競走ばんえいプリンセス賞(3歳牝馬オープン)。ここは徐々に成績を上げてきていたサクラガサイタが優勝しました。アグリミズキが真っ先に障害をクリアして、2番手追走となったサクラガサイタでしたが、アグリミズキの脚が鈍ったと同時に先頭へ。キョウワプリンセスや人気のエメラルド、ニシキユウらも追い込んできたものの、それらを寄せつけずにゆうゆうとゴールしました。2着にキョウワプリンセス、以下エメラルド、ニシキユウの順で入線しています。
 17日(月)のメインに行われたのはライラック賞(4歳オープン)。トップハンデのカネサブラックが力でねじ伏せ、今季4勝目。相変わらずの好調ぶりを見せつけています。レースは、ナリタボブサップとスーパーロイヤルが真っ先に障害を抜け出す展開。3番手でクリアしたカネサブラックは、障害を下りてから一気に加速。あっという間に先頭に躍り出ると、トップハンデをものともしない走りを見せ、そのまま1着でゴールしました。2着はカネサブラックと並んで障害を越えたキョウワテンリュウ。末が甘くなったナリタボブサップを、ゴール前で捉えたスーパーロイヤルが3着。人気のスーパークリントンは障害で手間取り、6着に敗れました。

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レース回顧(7/8~7/10)

2006年7月10日(月)

 8日(土)に行われたカルルス特別(3歳以上390万特別)は、ハイタワーの10連勝なるかが焦点でした。他馬より5~10キロ重い負担重量でしたが、結果見事に快勝。その勢いを存分に見せつけました。第2障害を2番手で越えたハイタワーは、まもなく先頭へ。残り20メートル付近から、3番人気のムソウリキが猛追してきましたが、それをなんとか振り切ってゴールイン。これまでの楽な勝ちっぷりに比べれば苦戦した印象ですが、それでもしぶとく粘りきったのは底力の証明。今後も活躍が期待できそうです。
 この日の第10レース、混合800万円未満の一戦は、今季初出走となるウィナーサマーが快勝。ライジングサン、アオノキセキと並んで障害を下りると、止まることなく歩ききって先頭でゴールしました。今回は松井浩文厩舎に転入しての初戦でもあり、リーディングをひた走る松井厩舎にとっても頼もしい1頭が登場したといえるでしょう。
 9日(日)のメインレースはビッグウエイトカップ(3歳以上、高馬体重馬選抜)。ここは格の違いを見せつけてヨコハマボーイが快勝しました。1番人気のスーパークリントンと並んで障害を下りたヨコハマボーイは、そこからジワジワとスーパークリントンを引き離し、止まることなくゴールイン。今季初勝利で復活を印象づけましたが、ただ、今回は一線級と比べると一枚落ちるメンバー。真価が問われるのは今後ということになりそうです。2着スーパークリントン、3着は8番人気のレオユウホーでした。
 その前の第10レースは混合別定800万円未満。1日のジュライ特別(650万)、2日のマロニエ賞(オープン)、3日のエルム特別(800万)の出走馬による2度使い勝抜戦でした。ハイレベルのこの一戦を制したのは、前走で連勝が止まったフクイズミ。第2障害を2番手で越えると、先頭のホクショウファイトを一気に交わし、追いすがるサダエリコを振り切ってゴールしました。10キロ差があったとはいえ、サダエリコを振り切った確実な末脚は、さすがのひとこと。障害の安定度、末脚の確かさは、オープン一線級が相手でも通用することを証明しました。サダエリコは第2障害でのヒザ折りがこたえたとはいえ、2着確保ならまずまずの結果。目標は先でもあり、今後に期待といったところでしょう。3着ホクショウファイトは、さすがに相手が悪かった印象。
 なお、この日の第4レースに行われた2歳A-1戦は、シベチャタイガーが勝利。障害をひと腰であっさりクリアすると、そのまま後続を寄せ付けませんでした。2着は3番人気アローファイター、2番人気のコーネルフジは見せ場なく9着に敗れています。
 10日(月)のウトナイ特別(3歳以上、勝入混合別定550万円未満)は、タカラテンクウが優勝。2連勝を果たすとともに、今季の岩見沢2勝2着1回の好調ぶりを示しました。第2障害はスギノフィリオ、キョウエイボーイ、プランドルドラゴンらが並んで下りる展開。タカラテンクウも少し遅れてクリアしました。残り20メートル付近からスギノフィリオが抜け出し、勝負あったかと思われたところ、ジワジワとタカラテンクウが差を詰め、並んだところがゴール。わずかながらタカラテンクウが先着しました。今季は2回ほど着外に沈みましたが、それ以外8戦はすべて3着以内の安定した成績を残しています。巻き返しを狙ったスギノフィリオは、敗れたとはいえ、ほぼ勝ちに等しい結果。相変わらず好調のようで、今後も期待が持てるでしょう。なお、1番人気ミスターハヤサキは5着に敗れています。

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