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レース回顧(7/8~7/10)

 8日(土)に行われたカルルス特別(3歳以上390万特別)は、ハイタワーの10連勝なるかが焦点でした。他馬より5~10キロ重い負担重量でしたが、結果見事に快勝。その勢いを存分に見せつけました。第2障害を2番手で越えたハイタワーは、まもなく先頭へ。残り20メートル付近から、3番人気のムソウリキが猛追してきましたが、それをなんとか振り切ってゴールイン。これまでの楽な勝ちっぷりに比べれば苦戦した印象ですが、それでもしぶとく粘りきったのは底力の証明。今後も活躍が期待できそうです。
 この日の第10レース、混合800万円未満の一戦は、今季初出走となるウィナーサマーが快勝。ライジングサン、アオノキセキと並んで障害を下りると、止まることなく歩ききって先頭でゴールしました。今回は松井浩文厩舎に転入しての初戦でもあり、リーディングをひた走る松井厩舎にとっても頼もしい1頭が登場したといえるでしょう。
 9日(日)のメインレースはビッグウエイトカップ(3歳以上、高馬体重馬選抜)。ここは格の違いを見せつけてヨコハマボーイが快勝しました。1番人気のスーパークリントンと並んで障害を下りたヨコハマボーイは、そこからジワジワとスーパークリントンを引き離し、止まることなくゴールイン。今季初勝利で復活を印象づけましたが、ただ、今回は一線級と比べると一枚落ちるメンバー。真価が問われるのは今後ということになりそうです。2着スーパークリントン、3着は8番人気のレオユウホーでした。
 その前の第10レースは混合別定800万円未満。1日のジュライ特別(650万)、2日のマロニエ賞(オープン)、3日のエルム特別(800万)の出走馬による2度使い勝抜戦でした。ハイレベルのこの一戦を制したのは、前走で連勝が止まったフクイズミ。第2障害を2番手で越えると、先頭のホクショウファイトを一気に交わし、追いすがるサダエリコを振り切ってゴールしました。10キロ差があったとはいえ、サダエリコを振り切った確実な末脚は、さすがのひとこと。障害の安定度、末脚の確かさは、オープン一線級が相手でも通用することを証明しました。サダエリコは第2障害でのヒザ折りがこたえたとはいえ、2着確保ならまずまずの結果。目標は先でもあり、今後に期待といったところでしょう。3着ホクショウファイトは、さすがに相手が悪かった印象。
 なお、この日の第4レースに行われた2歳A-1戦は、シベチャタイガーが勝利。障害をひと腰であっさりクリアすると、そのまま後続を寄せ付けませんでした。2着は3番人気アローファイター、2番人気のコーネルフジは見せ場なく9着に敗れています。
 10日(月)のウトナイ特別(3歳以上、勝入混合別定550万円未満)は、タカラテンクウが優勝。2連勝を果たすとともに、今季の岩見沢2勝2着1回の好調ぶりを示しました。第2障害はスギノフィリオ、キョウエイボーイ、プランドルドラゴンらが並んで下りる展開。タカラテンクウも少し遅れてクリアしました。残り20メートル付近からスギノフィリオが抜け出し、勝負あったかと思われたところ、ジワジワとタカラテンクウが差を詰め、並んだところがゴール。わずかながらタカラテンクウが先着しました。今季は2回ほど着外に沈みましたが、それ以外8戦はすべて3着以内の安定した成績を残しています。巻き返しを狙ったスギノフィリオは、敗れたとはいえ、ほぼ勝ちに等しい結果。相変わらず好調のようで、今後も期待が持てるでしょう。なお、1番人気ミスターハヤサキは5着に敗れています。

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